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Yamareco

記録ID: 2822173
全員に公開
山滑走
槍・穂高・乗鞍

槍ヶ岳(新穂高〜飛騨沢パウダー滑降)

2020年12月27日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
11:44
距離
27.9km
登り
2,269m
下り
2,236m

コースタイム

日帰り
山行
9:46
休憩
1:57
合計
11:43
距離 27.9km 登り 2,269m 下り 2,246m
1:15
37
1:52
1:53
46
2:39
85
4:04
4:11
5
4:16
4:19
49
5:08
5:21
99
8:18
8:33
10
8:43
9:02
7
9:09
9:42
5
9:47
9:54
8
10:02
10:09
30
10:39
10:40
13
10:53
11:03
16
11:19
53
12:12
16
12:28
12:29
5
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
マイカーで新穂高温泉の登山者駐車場まで。
バス停下の駐車場に30台程度駐車可能。
夜中0時の時点で満車だった。
コース状況/
危険箇所等
◆新穂高温泉〜白出沢出合
・積雪たっぷり&トレースバッチリ。
・一度も板を脱がずに歩けた。

◆白出沢出合〜槍平小屋
・こちらもトレースバッチリ。
・滝谷出合のところは帰りのことを考えてトレースを引き直した。
・槍平小屋の冬季小屋は大盛況。熱気でムンムンしていた。

◆槍平小屋〜飛騨乗越
・小屋からしばらく先行者のトレースあり。
・先行者に追い付いてから飛騨沢はノートレースだった。
・飛騨乗越周辺は例年にないくらい雪が少なく岩が露出していた。

◆飛騨乗越〜槍ヶ岳山荘
・相変わらず飛騨乗越から槍ヶ岳山荘までは風が強い。
・頑張ればスキーでも歩けるがアイゼン歩行が楽。

◆槍ヶ岳山荘〜槍ヶ岳山頂
・穂先も例年になく雪が少なかった。
・鎖やハシゴはすべて露出、アイゼンは必要だがピッケルがなくても登れるくらい。
・ほぼ夏道通りに登れる。

◆飛騨沢(スキー滑走)
・上部は岩だらけなので飛騨乗越から1段下がったところからパウダー満喫。
・沢にはたっぷりパウダーが詰まっていてゲレンデでは決して味わえない浮遊感が楽しめる。

◆槍平山荘〜白出沢出合(スキー滑走)
・槍平山荘〜滝谷までは登山道沿いにスキー滑走。
・滝谷〜白出沢まではアップダウンがあるのでシール歩行。

◆白出沢出合〜新穂高温泉(スキー滑走)
・穂高平小屋とかショートカットしながら林道滑走&ツリーラン。
予約できる山小屋
槍平小屋
今日は毎年恒例の槍ヶ岳へ。
深夜の新穂高温泉からスタート。
2020年12月27日 00:54撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
7
12/27 0:54
今日は毎年恒例の槍ヶ岳へ。
深夜の新穂高温泉からスタート。
やはり今年は雪が多い。
2020年12月27日 01:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
5
12/27 1:16
やはり今年は雪が多い。
トレースはバッチリ。
ラッセルした方は大変だっただろう。
2020年12月27日 02:41撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
9
12/27 2:41
トレースはバッチリ。
ラッセルした方は大変だっただろう。
大人の遠足。
2020年12月27日 03:31撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
18
12/27 3:31
大人の遠足。
雪も舞っていた。
本当に晴れるのか?
2020年12月27日 03:49撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4
12/27 3:49
雪も舞っていた。
本当に晴れるのか?
槍平冬季小屋は人でいっぱい。
おかげでとても暖かかったけど。
2020年12月27日 05:21撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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12/27 5:21
槍平冬季小屋は人でいっぱい。
おかげでとても暖かかったけど。
飛騨沢をラッセルしている途中に明るくなってきた。
2020年12月27日 06:48撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
7
12/27 6:48
飛騨沢をラッセルしている途中に明るくなってきた。
笠ヶ岳方面はガスガス・・・
2020年12月27日 06:49撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/27 6:49
笠ヶ岳方面はガスガス・・・
飛騨乗越方面も晴れたりガスで覆われたり・・・
2020年12月27日 07:05撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/27 7:05
飛騨乗越方面も晴れたりガスで覆われたり・・・
晴れるとテンション上がる。
2020年12月27日 07:18撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 7:18
晴れるとテンション上がる。
兄ちゃんがんばる。
2020年12月27日 07:29撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/27 7:29
兄ちゃんがんばる。
ラストはパクと兄ちゃんの暴走機関車がラッセルマシーンと化した
2020年12月27日 07:43撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 7:43
ラストはパクと兄ちゃんの暴走機関車がラッセルマシーンと化した
それにしても今年は岩が多い・・・
2020年12月27日 07:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 7:49
それにしても今年は岩が多い・・・
飛騨乗越から遅めのご来光。
2020年12月27日 08:11撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/27 8:11
飛騨乗越から遅めのご来光。
何かをアピールするパク。
2020年12月27日 08:19撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 8:19
何かをアピールするパク。
板で登るのはツライコンディション。
2020年12月27日 08:21撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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12/27 8:21
板で登るのはツライコンディション。
飛騨乗越で槍とご対面。
2020年12月27日 08:21撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/27 8:21
飛騨乗越で槍とご対面。
なにやらライブカメラにアピールするパク。
2020年12月27日 08:37撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/27 8:37
なにやらライブカメラにアピールするパク。
決して山をなめてるわけではありません。
2020年12月27日 08:44撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 8:44
決して山をなめてるわけではありません。
以下同文。
2020年12月27日 08:45撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/27 8:45
以下同文。
常念岳〜
2020年12月27日 08:50撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 8:50
常念岳〜
槍沢にも全然雪が着いていない
2020年12月27日 08:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 8:51
槍沢にも全然雪が着いていない
大喰岳をバックに
2020年12月27日 08:56撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 8:56
大喰岳をバックに
さあ空身で穂先アタック開始
2020年12月27日 09:09撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 9:09
さあ空身で穂先アタック開始
今年はカチカチでもないし雪も少ないので割とイージーモードだった。
2020年12月27日 09:09撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/27 9:09
今年はカチカチでもないし雪も少ないので割とイージーモードだった。
高度感
2020年12月27日 09:18撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/27 9:18
高度感
仮装パーティーのようなサングラス。
2020年12月27日 09:20撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 9:20
仮装パーティーのようなサングラス。
どうもです。
2020年12月27日 09:22撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/27 9:22
どうもです。
で、登頂!
2020年12月27日 09:24撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 9:24
で、登頂!
ジャンダルム!
2020年12月27日 09:25撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 9:25
ジャンダルム!
そりゃ撮るよね〜
2020年12月27日 09:25撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 9:25
そりゃ撮るよね〜
槍ヶ岳山荘
2020年12月27日 09:25撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 9:25
槍ヶ岳山荘
センセー達も来た
2020年12月27日 09:35撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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12/27 9:35
センセー達も来た
凍ったハシゴを登って・・・
2020年12月27日 09:37撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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12/27 9:37
凍ったハシゴを登って・・・
登頂!
トラさんも登頂おめでとう。
2020年12月27日 09:41撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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12/27 9:41
登頂!
トラさんも登頂おめでとう。
後続PTの方々も。
2020年12月27日 09:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 9:49
後続PTの方々も。
大喰岳とパク
2020年12月27日 09:58撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 9:58
大喰岳とパク
笠ヶ岳の雲が取れてきた
2020年12月27日 10:21撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 10:21
笠ヶ岳の雲が取れてきた
さあ滑走タイム。
飛騨乗越を少し下ったところから。
2020年12月27日 10:29撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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12/27 10:29
さあ滑走タイム。
飛騨乗越を少し下ったところから。
笠バックで!
2020年12月27日 10:36撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/27 10:36
笠バックで!
トラさんもヒャッハー
2020年12月27日 10:37撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/27 10:37
トラさんもヒャッハー
兄ちゃん
2020年12月27日 10:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 10:37
兄ちゃん
YSHRセンセー
2020年12月27日 10:39撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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12/27 10:39
YSHRセンセー
パク
2020年12月27日 10:39撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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12/27 10:39
パク
ポンツーン最高
2020年12月27日 10:39撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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12/27 10:39
ポンツーン最高
いつの間にかすっかり青空
2020年12月27日 10:41撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 10:41
いつの間にかすっかり青空
でっかいゲレンデにシュプールを刻む
2020年12月27日 10:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 10:49
でっかいゲレンデにシュプールを刻む
トレースを辿って槍平小屋へ
2020年12月27日 10:47撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
10
12/27 10:47
トレースを辿って槍平小屋へ
すっかりいい天気
2020年12月27日 10:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 10:49
すっかりいい天気
森の中に佇む小屋
2020年12月27日 10:50撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/27 10:50
森の中に佇む小屋
結構な積雪量
2020年12月27日 11:05撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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12/27 11:05
結構な積雪量
滝谷避難小屋
2020年12月27日 11:20撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 11:20
滝谷避難小屋
白出沢を横断
2020年12月27日 12:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 12:02
白出沢を横断
林道を滑って(たまにショートカットでツリーランしながら)新穂高へ。
2020年12月27日 12:24撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
8
12/27 12:24
林道を滑って(たまにショートカットでツリーランしながら)新穂高へ。
ゴール!
2020年12月27日 12:33撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 12:33
ゴール!
お疲れさまでした!
2020年12月27日 12:33撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/27 12:33
お疲れさまでした!

感想

今日は毎年恒例の槍ヶ岳。
普通なら晴れる日が少ない12月末だというのにこの日曜日は特異日なのか晴天率が高い。
今日も夜中1時スタートということで新穂高待ち合わせ。
メンバーはYSHRセンセー、兄ちゃん、パク、それから高山のトラさん。山スキーでご一緒するのは初めてだ。

少しだけフライングでスタート、パクは遅れて出てくるそうだ。
先日の豪雪でこの地も例外ではなくかなりの積雪があったようで、林道にはたっぷり雪が積もっていた。
しかしトレースはバッチリ。
やはり貴重な晴天を獲得しようと前日のうちに登山者が入っているようだ。

ペース良く歩いて白出沢出合に到着。
ここでパクも追い付いてきた。
休憩をとって後半戦、槍平小屋を目指す。
こちらもほぼ夏道通りに鉄板トレースが出来ていて楽させてもらった。
槍平小屋に到着しいつものように冬季小屋で休憩を取りつつ防寒装備をしようと中へ入るといつになくたくさんの人であふれかえっていた。
人々の熱気で暖かくてありがたいがこれって三密的にはどうなんだろう。
サクッと準備をしたら核心部となる飛騨沢へGO!
途中まで先行者さんのトレースがあったのでお礼を言って前に出させてもらう。
ようやくラッセルタイム!
ガンガンいくぜ〜と意気込んでいったが結局最後はパクと兄ちゃんのラッセルマシーンが頑張ってくれた。

飛騨沢上部はこれまでになく雪が少なかった。
下の方から岩がゴロゴロ。
今年は雪が多いんじゃなかったのか。
山の上は寒波とか関係なくて単純に降水量=積雪量ってことなのかもしれない。
飛騨乗越に到着するといつも下山で滑ってくるトラバースルートは岩だらけだった。
これは山荘からは滑れないな・・・と思いパクと自分は飛騨乗越で板をデポしてアイゼンで槍ヶ岳山荘を目指した。
YSHRセンセー達を待っていると他の3人は板で登ってきた。マジっすか。

とりあえず穂先を目指そう。
去年はカチカチビビンバでマジ命の危険を感じたが今年は穂先にも雪がなくて楽に登頂することができた。
パクと一足先に飛騨乗越まで降りて改めて槍沢側のトラバースルートを見てみたが、これは滑れない。
センセー達も板を担いでアイゼンで降りてきた。ホッ。

あとは滑れるところまで飛騨沢をアイゼンで下ってボーナスステージ。
これだけ雄大なオープンバーンは他にない。
沢がすべてパウダーで埋まっているのだ。
写真を撮りながらガンガン滑ってあっという間に槍平小屋に到着。
その後はテクニカルな登山道滑走をこなして白出沢まで戻り、林道とツリーランを楽しみながら新穂高へ戻った。

今日も期待通りのパウダーと期待以上の好天に恵まれて最高の槍ヶ岳山行となった。

槍に行きましょう。略して槍ましょう!ということでいつものメンバーに高山のトラさんも参入して楽しんできました。去年は槍に行けなかったので2年ぶりでやんす。準備ができた人から順次出発。気温は高くてフリースきて歩いていたら汗ばんだので早々に脱いで下は肌着一丁。白出からはバッチリトレースがついた登山道を素直に行く。雪が少ないので河原に降りれない。最後に河原に降りて進んだのはいつだろうか。というより槍が人気すぎて毎年日曜日に来るたび必ずトレースがある気がする。今日は何人の人が入っていたのだろう。30人くらいはいたんじゃないだろうか。恐るべしメジャーマウンテン。
槍平小屋まではバッチリトレースがあったが、小屋を過ぎてすぐで単独行を追い抜く。この先はノートレースなので我が軍でラッセルを回していく。パクが先頭になると二番手でも付いていくのが必死。心臓がまじでパクパク辛い。時折、パクの暴走を止めて自分もラッセルを買ってでた。乗り越し手前で硬くなりクトーを装着したが、なんと父親が乗り越しを経由せず、露出した岩の斜面をガンガン進み乗り越し上に合流しようとしていたのでマジかよとか思いながら、後ろを付いていった。帰り槍沢側を巻いてスキーをする予定だったが、いつもより岩が多くて結局断念。小屋まで板をあげたのが無駄なアルバイトだった。
穂先はいつもより岩が出ていてやっぱり雪が少ないなという印象。いつもはカチカチの氷化斜面なのに、今回はアイゼンの歯がかなりギシギシ唸ったよ。さあ飛騨沢スキー、一番乗りイェーイと思ったらピークに行かない人に先に喰われてたよ。それでも斜面が広いのでよし。視界あれば全て良しってことで最高のパウダー斜面でした。ふと板じゃなければ、スピードがあまりで無さそうだったがポンツーンがよく浮いてくれました。小屋から滝谷まで登山道滑降をこなしてそのあとシールを貼って帰還。パクは終始シール貼らずに逃げ足が早かった。皆さまありがとうございました。年末年始の遠征もお気をつけて。

先生「日曜日、槍たい人ーッ?」
P「槍ましょう」
兄「槍たいです」
岩「槍ます」

ということでシーズンに一度は行きたい飛騨沢を槍にきた。天気は良い。条件も良い。ここ最近寒い日が続いている。昨シーズンのようなアイスバーンやアイス梯子は大丈夫。もしも穂先が昨シーズンのようにガチガチだったら僕は槍ヶ岳山荘で昼寝でもしてみんなが穂先へ行くのを待っているつもりでいたが杞憂だった。昨日は四ッ岳を下山したら平湯でまったりした後、新穂高のJAで夕食を食べて観光案内所前の駐車場で車中泊。冬の新穂高や平湯は夜間-15度とか平気で行くので車中泊はつらいが今日は-5度と暖かくて助かった。新穂高のJAは惣菜がうまい。ポットと電子レンジもあるので普通にコンビニ感覚で補給できるのが嬉しい。18時に閉店なので注意。

1時出発。スキーのトレースがあるので槍平まで高速道路が約束された。満点の星空の下、先生を先頭に一同ハイウェイをぶっ飛ばしてゆく。今日は高山の強い人、寅さんも一緒だった。はじめまして…ではなく一度四ッ岳でスライドしていた。高山生まれの高山育ち。自宅から新穂高まで1時間かからないそうだ。山が近くてうらやましい。

いつも槍平まで寒くて眠くてしんどいが今日は時間が経つのが早く感じた。あっという間に滝谷、あっという間に槍平だ。槍平小屋は冷気が溜まっていてめちゃ寒いことはわかっていたので槍平小屋が近づいてきたら使い捨てカイロ(マグマ)をポケットに仕込んでおいたフリースを着たらぽっかぽかで天国だった。これは良いな。小屋は前泊の人や僕らより早く出た人らで賑わっていた。こんなに人がいっぱいの槍平小屋は初めて見た。営業期間より多いのでは。前泊の人が温かい朝ごはんを作っていた。ものすごく美味しそうな香りがして悶絶だった。小屋で会った人に「ブログなんでやめちゃったんですか?」と言われた。会う人に結構言われる。毎日書くのがしんどかっただけで、たまに書くならそんなにしんどくない。こうやって読んでいた人からリアルで反応があると嬉しいのでぼちぼち再開しようかなーと思っている。槍平小屋を出ると先行スキーヤーのトレースが伸びていたが、すぐに追い越していよいよラッセルとなる。さあお仕事の時間です。どういうわけかまだラッセルもしていないし、くれとも言っていないのに既に白出沢出合で岩さんから「軽量化のために先にあげるわ」と言っていちご大福を支給されていた。え、前払い? もう働くしかない。

今日は降雪が無いので出力上げ放題。ガンガン登っても勝手にクールダウンして超気持ち良い。頭も使わなくていい。登るだけ。最高。それにやたら調子が良い。どこまでも登っていけそうだった。あんまり気持ち良くなってみんなと離れると写真を撮ってもらえないので適度にみんなに変わってもらって写真を撮り合いながら楽しく登った。尾根はガスに隠れたり取れたりだが時間が経てば晴れそうな雰囲気だ。雪の状態も良い。このままクトー無しで飛騨乗越まで行けるんじゃないの?なんて考えは甘くて乗越のちょい下で雪が硬くなり岩も出てきてクトー装着。乗越から先は板を持っていっても帰りは滑れないので飛騨沢で板デポした(真の山スキーヤーである先生だけ板を履いたまま槍ヶ岳山荘まで登って来た。ありえん)。雪が硬くなり始めた時点でデポしてもよかった。後続はみんなそうしていた。正解。穂先は全くデンジャラスな雰囲気は無い。梯子も凍っていないのでサクッとピークに登って記念撮影して下りてきた。アイゼンを履いたまま飛騨乗越のちょい下まで板を担いで下りた。シールを剥がせばスーパータマランチタイム。気持ち良すぎて失神しそうだった。みんな槍たい放題。槍平小屋からは試練の登山道滑降となる。去年は159cmだったのでスイスイだったが今日は179cmなので憂鬱だ。しかし滑ってみると意外と普通だった。去年、一昨年の雪不足で登山道滑りのスキルがだいぶ鍛えられたらしい。白出沢から先は快適ボブスレーとはいかない。今日入山したつぼ足登山者のトレースでガッタガタになっていた。いつも先頭でならしてくれるカタヤさんが今日はいないので僕がやっておいた。下山は昼過ぎ。12時間かからなかった。立山や槍や白山といったロング山行は年々高速化が進んでいる気がする。まあ早いうちに下山できるのは良いことだ。下山後は荒神の湯でさっぱりしたら解散。僕は次の山へ向かった。

今日はYSHR、がんちゃん、パク、兄ちゃん、高山のトラさんの5人で槍ヶ岳飛騨沢激パウ狙いに行った。深夜1時新穂発と約束、金沢を22時過ぎに出て一路新穂へ、1時前に着くともう皆スタンバイ、しかし無料駐車場は満車であった。何とか一台狭いスペースを見つけてパクの軽と場所を変わってもらい無事駐車できた。

新穂を1時に出てガシガシ歩いていく。トレースはバッチリ昨日の入山者はラッセル大変だったろう、有難うございます。白出まで1時間半、滝谷まで3時間、槍平まで4時間とハイペースだった。冬季小屋で休憩、中は準備をする大勢の登山者で賑わっていた。地獄軍団一行と気が付いた方もおられて声を掛けていただいた。皆さん頑張ってピクリましょう。

小屋を出てさあ皆の衆行くぞ、YSHR先頭で歩き出すが、暗闇の中崎尾根方面にスキートレースが有りこれを追ったらとんでも方向に上がってしまった。飛騨沢にはまだトレースがなかったのでした。僕以外はおかしいと気付いてちゃんと正しい方向へラッセル開始していた。もう一度降りて再スタート、怪獣パクが先頭だろうか膝下ラッセルをガンガン飛ばしていて中々追いつけない。怪獣を追うのは容易ではない。

2600m辺りでようやく追い付いた。パク、兄ちゃん、ガンでラッセルを回していた。3時間ほどで激ラッセルを回して高速道路を作り無事飛騨乗越へ、後続も大勢見える。いつも肩の小屋まで板で進みここから滑るのだが先行するパクとガンは槍沢側の岩の出方を見て乗越でスキーをデポしてツボで小屋へ向かっていた。

過去の経験から滑れるだろうとYSHRは板のまま小屋に到着、兄ちゃん、トラさんも板を持ち上げた。さあ穂先アタックだ。しかしまさかのアイゼン調整不良、冬靴に合わせていて修正に時間がかかった。お馬鹿さんでした。今日は新雪で凍っていなくて穂先は怖くなかった。新穂から8時間半で無事ピクって写真を撮ったら帰還、穂先に登る最中槍沢側トラバースを注意深く観察したが、やはり岩はたくさん出ていてエントリーはハイリスクと判断した。板はただのお荷物だったが担いで飛騨沢の雪が繋がる場所までツボでダウンしてここから滑ることにした。

今日の飛騨沢はめちゃパラダイスであった。これが極上のパウダーだろう素晴らしい雪であった。あっという間に槍平まで落ちて今日のご褒美は終わった。この先滝谷までスキー滑降、ここからシールを張り白出までアップダウン、白出からはボブスレーで新穂まで一気だった。12時半に無事到着楽しい一日を満喫した。激パウ飛騨沢は最高です。皆の衆お疲れさまでした。

今日は先生たちと行くはじめての山スキーです、僕が山スキーをはじめるきっかけとなった地獄メンバーの人といけるなんてホントラッキー^_^
 興奮して2時も寝れなかった( ̄▽ ̄)
パクさんと山行くのもはじめて、いつも四ッ岳のトレースありがとうございます、先週日曜日もいただいたばっかりです。
 白出沢までは兄ちゃんと話しながら行ったんだけど、山スキーの道具のことやら、服装のことやらいろんなことを教えてもらって良かった。
 槍平小屋で休憩や準備したんだけど、人の多さにビックリぽん、スキーヤーもけっこういました。 飛騨沢の途中からノートレース順番に回して行こうって言ってたのに地獄メンバーのスピードに合わせると僕は200メートルでいっぱいいっぱいすぐ変わってもらってついて行くのでせーいっぱいでした、情けなかったです。乗越の手前から先生、兄ちゃんについて行ったんだけど雪が無くても平気に歩いていた、これぞ山スキーヤだなって思った。
 穂先ばっかりあんまり凍ってなくて楽でした、帰りの飛騨沢は最高^ ^ 自然と声が出ました。ホント楽しかったです。帰りの林道滑りでガンさんに片足だけシールを教えてもらって良かった、ちょっとしたアップダウンにいいと思った、下りは右足に乗ってすいすい^_^ 今日はホントにいろんなことを教えてもらいました、いい経験になりました、ありがとうございます。また遊んでください。

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この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
槍ヶ岳/飛騨沢ルート/新穂高温泉起点槍平経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
槍ヶ岳 〜新穂高から双六、西鎌経由〜
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
槍ヶ岳中崎尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
新穂高〜上高地
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

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