雨のち天国の谷川岳(天神尾根ピストン)


- GPS
- --:--
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 789m
- 下り
- 782m
コースタイム
天候 | 雨のちガスのち晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ロープウェイ駅周辺の路上にはもうまったく雪はありません。 当日の気温は天神平駅で3℃と表記されてましたが、ザックのオモチャ温度計が10度を下回ることはなく、実際素手でも寒くはないのでおそらく駅で15℃、山頂で5℃以上あったんじゃないかと思います。 雪も駅周辺ではさすがにジャリジャリで、歩行中トレースを外すとズボッとハマる箇所も多く、山頂でもかなりユルんでました。 熊穴沢避難小屋の手前に小さなロープ場があり、ロープは半分雪に埋まっているしアイゼン装着だと若干難儀します。 実際危険な箇所なのでゆっくり慎重に通過する必要あり。 雪庇はだいぶ小さくなってるみたいだけど、トレースより張り出し側にスキー跡や足跡がついてたりするので勇気あるなぁと感心します。 |
写真
感想
低気圧と寒冷前線一過、予報は全国的にバリッと晴れ!
張り切って早起きして朝日の関越道を飛ばしたのに、なんと水上ICを下りた先は雨・・・。
あり得ん!と言ってみたところでどうにもならんので、好転を信じて土合のロープウェイ乗り場へ駐車。
なにしろ久しぶりの平日登山だから、道も山も空いてることだけは嬉しい。
天神平駅前の巨大雪ダルマは、先週のヤマレコではカワイイ顔だったのに今朝はもう溶けてしまって無残な姿に。
確かにぜんぜん寒くない。
手袋要らないくらいだから間違いなく10℃以上はあるね。
ジャリジャリの雪上を歩き出すけど、アイゼンダンゴができるような状態じゃないのでまだマシか。
登りはずっとガスの中。
眺望がないと、なかなかモチベーションが保てないですねぇ。
でも、雪庇に踏み出したりしないよう気をつけて歩きます。
突然現れる熊穴沢ノ頭は気合を入れて。
ロープは半分ほど雪の下だし、晴れてても雪解け水で岩もロープも濡れてるからナメてると危ないです。
それを超えれば15分で熊穴沢避難小屋。
もうだいぶ屋根が出てますね。
熊穴沢小屋からは登りがズンズン続くけど、ガスの中じゃ登りのツラさだけが募ります。
途中、不思議な「氷」が着いた枝や標識で気を紛らわしながらひたすら登ると「天神ザン・・・」と記してある大岩が。
あれ、ザンゲ岩って西黒尾根にあるんじゃなかたっけ?
まぁいいや。
とか考えてたらガスの中から唐突に肩ノ小屋が現れた。
視界がほとんどないから今日の登山者が小屋そばにみんな集まってる感じ。
でも、スキーやアイゼン、ブーツを脱ぐのが面倒なのか中に上がる人は少ないですね。
おかげでゆっくり昼飯休憩できました。
突然「晴れたっ!」の声に窓を覗くと見事な青空。
よし、登頂ですっ!
トマノ耳頂上までは10分あまり。
ほんの少し前とは別世界の素晴らしい眺望が開けてます。
そこへ現れた谷川岳警備隊の逞しい兄さん。
頂上標章に張り付いたエビノシッポをなぜかバキッと引っ剥がして「あっ!」。
仕方なく横に刺したもんだから、標章が2本に。w
続いてオキノ耳へ。
もう、表現しようのない絶景が広がります。
西側に伸びる万太郎山への稜線を猛然と超えていく「滝雲」は初めて見る壮観な光景。
至仏山、会津駒ケ岳など遠くの名山まで望めます。
頑張って登って来た甲斐があるねぇ・・・。
充分絶景を堪能したら下山です。
かなり予定が押したから、下りはサクサク行きます。
そう、平たい下りはどこでも尻セード。
とはいえ、谷底へ落ちていきそうで恐いからそうそう速度は出せません。
だけど単純に楽しいね!
ウヒャウヒャ尻セード大会。
雪が背中から入り込んでパンツびちょびちょだし。
<反省>
足が埋まりがちな狭いトレースで二度もアイゼンを夏ゲイターに引っ掛けて、破くのコケるのしたこと。
危ねぇし、もったいねぇ〜〜〜。
冬はやっぱり冬ゲイターがいるのね・・・
それと紫外線。
春の山はガスの中でも強烈ですな。
帰りに寄った健康ランドでも、翌日の会社でも街でも、真っ赤に腫れ上がった顔面やら2トーンカラーのおでこやら、みんなジロジロ見ること見ること面白いくらい。
しばらくは大変恥ずかしいです。
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