記録ID: 2826975
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積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
阿弥陀岳〜赤岳 (御小屋尾根情報と考えさせられた登山心得)
2020年12月29日(火) [日帰り]
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 10:05
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,777m
- 下り
- 1,781m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:28
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 10:01
15:24
ゴール地点
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山者が多い山で情報も多いとは思いますが、御小屋尾根に言及した内容は少なめのようでしたので、季節柄の最新情報を記載致します。 毎年、年明けの正月休みに「山登り&野営初め」として八ヶ岳に通って緩く過ごさせてもらっていましたが、今年は寒波襲来の予報のために予定を早め、年末日帰りで一日楽しませてもらいました。 登山日は全般的に積雪少なめでした。 御小屋山手前で稜線に出る辺りのGPS軌跡が迷走していますが、稜線取り付きのルートを無視して進んだため。 間違いではありませんが、御小屋山山頂を通るなら早めに稜線の道に合流すべきです。 チェーンで不動清水まで、この先が核心部で急勾配なのでアイゼンとピッケル、ヘルメットを装備。 雪が少なめとはいえ、登坂部分には雪が溜まり足元が滑るのでステップを切ったりピッケルを上手く活用して登る必要があります。 ピーク稜線直下は捨て縄が設置されるほどのさらなる急勾配。ロープは雪中から顔を覗かせていますが、アイゼンに引っかけないよう登坂は慎重に。 中岳のコルに向かう方面は有名な急勾配ですが、登りより下りの方が足を踏み外しやすいので注意して下さい。 赤岳は普段から風が強い事が多いですが、今日も強かったです。 赤岳展望荘方面の下り坂は岩と雪のミックスですし、特に下り方面は注意して下さい。 地蔵尾根はたんまり積雪がありますので、ある意味歩きやすいですが、階段や崩落防止のメッシュにアイゼンを取られて転倒する危険があるため要注意です。 |
その他周辺情報 | 余談ですが・・・ 日が昇らぬ早朝から御小屋尾根登山口に向かう途中で、他の登山者から「登山口はこちら方向ですか?」と声をかけられました。 当然、阿弥陀岳方面に行くものと思い「そうです」と返答したのですが、その方は赤岳へ直接行くつもりで聞いて来たようでした。 「赤岳方面に行けるならこのまま阿弥陀岳方面に行こうかな」という発言があったので、慌てて制止して、道を引き返して南沢ルートを行くよう助言しました。 登山経験や技術云々の問題よりも、事前の下調べや行程の判断が甘い状態で、道も見えない早朝から冬山に登ろうとする人がいる現実に愕然とさせられました。 私自身も登山経験や技術が抜きん出ている自負は無く、どんな低山で道を知っている所でも過去に登れたから「今回も大丈夫」と甘く考えないよう、謙虚に「山に登らせて頂く」気持ちが大切だな・・・と深く考えさせられる1日でした。 |
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この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科 [2日]
美濃戸(南沢)〜行者小屋〜赤岳(文三郎尾根)〜横岳〜硫黄岳〜赤岩の頭〜行者小屋〜阿弥陀岳(ピストン)
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
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