姿見園地から旭岳と裾合平
- GPS
- 07:00
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 996m
- 下り
- 991m
コースタイム
天候 | 雨のち晴れ 旭岳山頂付近で降られました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
旭岳温泉(ロープウェー山麓駅)より姿見駅まで往復ロープウェー利用 運賃は往復2,800円。 半月単位で始発・終発・運行間隔が変わる他、混雑状況等でも運行時間が変わるので要注意です。 詳細はワカサリゾート旭岳事業部ホームページ参照。 http://wakasaresort.com/asahidakeropeway/ |
感想
北海道は梅雨みたいな天気がずっと続き、この一ヶ月は中々遠出の機会に恵まれませんでしたが、先週の日曜日、いよいよ出ましたスカっと晴れ予報。というわけで旭岳に登りました。
予定は姿見駅→旭岳→中岳分岐→中岳温泉→裾合平の一周ルートだったが、旭岳温泉のロープウェー駅に向かう道中から雲行き怪しく、これは降られるなと覚悟を決めてロープウェーの往復乗車券を購入。いざ、姿見駅に着くと予想通りの視界不良と小雨の上、毎年きれいに咲いているチングルマが散ってほぼ壊滅状態に...残ってる花もかなり元気がない状態。なんでこんなことにと思いつつ、この一ヶ月のうっぷんを晴らすべく「たまには根性登山やるか」と気合いを入れて登り始める。ルート上の姿見の池も姿形ない状態に...登れば登るほど雨はひどくなって、1800mぐらいからは本降りに。ここでレイン上下の完全防備にしたが、濡れた服の上から着てるので、くっついて動きにくいことこの上ない。まさしく根性登山の名に相応しい状態に...山頂付近ではSOS事件で有名なニセ金庫岩が無気味な姿を晒している。
その後、旭岳山頂まで行ったものの視界不良で降り続く雨に加え、日頃のメンテ不足がたたったか、手袋やレインの上が濡れて寒くなってくる。しょうがないので姿見駅に引き返し始めると標高1800mまで降りたところで何だか視界が開けはじめる。あれっ?と思っているうちに、遠くに青空が広がり、姿見の池もくっきりと見えるように。姿見の池まで降りた頃には日差しがまぶしいぐらいで、天気の急変ぶりに唖然。まだ時間もあるので、姿見園地を散策してから裾合平まで行って戻ってこようと思って歩き始めた矢先に見つけましたよっ。コマクサです。高根が原や赤岳のほうでは多く見ますが、こんなところにも咲いてるとは...驚きでした。
姿見園地のベンチで食事を取った後、裾合平に向け再出発。情報掲示板ではミヤマリンドウが咲いてるとのことだったが、まだ、つぼみが殆どだろうと思ってたら、結構、多く咲いている。早速写真におさめると水滴とのコラボが中々良い。更に進むと、驚いたことに秋の代名詞エゾオヤマリンドウが咲いている。ミヤマが咲いているなら、もしやと思ったが、姿見近くの群生地はまだつぼみもない状態だったので、まさか、まだ早いよねと思っていた矢先の出来事だった。それにしても、例年より雪渓が多く残っている状況で、まだ8月にもなってないのに、夏のチングルマが散って、リンドウが咲いているとは...今年の大雪は何かおかしい。
その後、ゴゼンタチバナ、エゾコザクラ、ツガザクラ、ミツバオウレンなど高山植物を堪能しつつ裾合平到着。ここは広大なチングルマの群生地があり、元気なものに出会えるかもと思っていたら、ここもやはり元気がない。しかしながら、つぼみもまだ多く残っていて今後の天候次第では期待できそう。花はともかく、この頃には天気はほぼ快晴のポカポカ陽気。コーヒー入れて、しばしのんびりしつつ、北鎮岳を背景に写真を撮る。午前中の天気が信じられないぐらいのどかな風景。やっぱ夏山はこうあって欲しいなぁ。
風景を満喫した後、姿見駅に引き返す。途中でまた雨雲がルート上に入ってきて、降られるかと思ったが駅の手前でパラッと来た程度。本当に山の天気は変わりやすい...特に、今年は平地の天気も変わりやすいのでなおさら。ロープウェーで旭岳温泉に降りて車で道具を片づけていると、おっちゃんが話かけてくる。翌日(今日)に登るため情報収集らしい。晴れた裾合平の写真を見せてあげると喜んでいた。今日の天候から想像するに、きっといい山になったんじゃないかと思う。
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