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Yamareco

記録ID: 2839619
全員に公開
雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

【八ヶ岳】美濃戸口から行く冬季赤岳〜横岳〜硫黄岳

2021年01月03日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
07:24
距離
24.0km
登り
1,864m
下り
1,890m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:25
休憩
1:28
合計
8:53
距離 24.0km 登り 1,910m 下り 1,923m
6:56
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ゴール地点
天候 天気:くもりのち晴れ(稜線上では終始ガス)
気温:美濃戸口(7:00)−6℃、行者小屋(9:00)−12℃、赤岳(10:30)−16℃、横岳(12:15)−15℃、硫黄岳(13:15)−14℃、赤岳鉱泉(14:00)−9℃
風:2300mまでは穏やか、稜線上は西の風非常に強く(赤岳周辺:11〜19m/s、横岳〜硫黄岳周辺:15〜24m/s)
過去天気図(気象庁) 2021年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美濃戸口にある八ヶ岳山荘の駐車場を利用。\500/日を山荘受付にて支払い。バス停あり。
コース状況/
危険箇所等
美濃戸口から全行程で積雪あり。1週間前と比べて積雪は増えているが多いとまでは言えない状況で各小屋までのアプローチでは下部で30cm位、上部で40〜50cm位、稜線までの尾根上で50〜60cm位、稜線上で風の当たる部分ではエビの尻尾状に貼り付く程度、風の当たらない部分では50〜60cm位であった。また雪質は各小屋までのアプローチ、稜線上ともに新雪フワフワ。小屋までのアプローチでは最高に歩きやすいナイスコンディションだが、稜線上の雪が溜まる急斜面を登下降する場合はズルズル崩れるので、雪が締まる厳冬期よりもかえって難しく感じた。当日の稜線上は終始ガスと西からの強風で転倒しないように慎重な足さばきが求められた。特に赤岳から天望荘にかけての斜面と、横岳から硫黄岳山荘までの斜面については、雪が吹き飛ばされて少ない状況のガレ岩を歩くことになり、それがしかも降りである場合、アイゼンを装着した上での不安定な歩行になることを十分意識して臨む必要がある。
その他周辺情報 美濃戸口登山口には山荘が複数あるので、食事、入浴、トイレなど、充実している。
年明け最初の登山は先週と同じ八ヶ岳!ここなら天気は一番マシかなと考えての選択だが、これから向かう稜線にはなにやら禍々しい雲が…
2021年01月03日 06:56撮影 by  SO-51A, Sony
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年明け最初の登山は先週と同じ八ヶ岳!ここなら天気は一番マシかなと考えての選択だが、これから向かう稜線にはなにやら禍々しい雲が…
序盤の林道から全面雪に覆われている。とても歩きやすく滑り止めナシでも滑らずに歩いていける。これがアイスバーンになるとツルンツルンになるのでチェーンアイゼンがオススメ
2021年01月03日 07:24撮影 by  SO-51A, Sony
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序盤の林道から全面雪に覆われている。とても歩きやすく滑り止めナシでも滑らずに歩いていける。これがアイスバーンになるとツルンツルンになるのでチェーンアイゼンがオススメ
ここから行者小屋を目指すので南沢に進路を取る。ここでチェーンアイゼンを装着。
2021年01月03日 07:45撮影 by  SO-51A, Sony
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ここから行者小屋を目指すので南沢に進路を取る。ここでチェーンアイゼンを装着。
南沢登山道序盤。先週は土が見えていたが、今回は最初から全面積雪。雪質は乾いていて良質。快適にハイクアップしていく。
2021年01月03日 08:06撮影 by  SO-51A, Sony
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南沢登山道序盤。先週は土が見えていたが、今回は最初から全面積雪。雪質は乾いていて良質。快適にハイクアップしていく。
南沢登山道終盤の様子。相変わらず良質な雪質で快適なハイキングだが、気温はどんどん下がってきており、動いていないと凍えてしまいそう。
2021年01月03日 08:45撮影 by  SO-51A, Sony
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南沢登山道終盤の様子。相変わらず良質な雪質で快適なハイキングだが、気温はどんどん下がってきており、動いていないと凍えてしまいそう。
行者小屋に到着!積雪は先週よりは多いがまだまだ少ない。気温−12℃で風も少しあるためカナリの寒さ。ここから文三郎尾根を使って赤岳を目指す。12本爪とハードシェルを装着!
2021年01月03日 09:03撮影 by  SO-51A, Sony
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行者小屋に到着!積雪は先週よりは多いがまだまだ少ない。気温−12℃で風も少しあるためカナリの寒さ。ここから文三郎尾根を使って赤岳を目指す。12本爪とハードシェルを装着!
正月終盤だからなのかテントは少なめ。
2021年01月03日 09:26撮影 by  SO-51A, Sony
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正月終盤だからなのかテントは少なめ。
文三郎尾根の連続鉄階段の様子。ほぼ全て露出しているため問題なく上がっていける。
2021年01月03日 09:44撮影 by  SO-51A, Sony
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文三郎尾根の連続鉄階段の様子。ほぼ全て露出しているため問題なく上がっていける。
赤岳主稜の様子。これで今回一番視界があったほう。ここからは終始濃いガスに覆われてしまい、眺望は全く得られず。。。
2021年01月03日 09:54撮影 by  SO-51A, Sony
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赤岳主稜の様子。これで今回一番視界があったほう。ここからは終始濃いガスに覆われてしまい、眺望は全く得られず。。。
中岳分岐から赤岳頂上へ向かう岩稜帯の様子。先週はチェーンアイゼンで十分といった状況だった。
2021年01月03日 10:23撮影 by  SO-51A, Sony
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中岳分岐から赤岳頂上へ向かう岩稜帯の様子。先週はチェーンアイゼンで十分といった状況だった。
赤岳頂上に到着!気温−16.4℃、風速は強い瞬間で19m/s。ここでダメモトでガスが晴れないか待ってみるものの一向に晴れる気配はない。ジッとしていると10分もたずに凍えて来るので、諦めて次のピークである横岳へ向かう。
2021年01月03日 10:38撮影 by  SO-51A, Sony
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赤岳頂上に到着!気温−16.4℃、風速は強い瞬間で19m/s。ここでダメモトでガスが晴れないか待ってみるものの一向に晴れる気配はない。ジッとしていると10分もたずに凍えて来るので、諦めて次のピークである横岳へ向かう。
赤岳の名前の由来である赤い地肌が丸見えの急斜面。アイゼンを履いての下降は引っ掛けて転倒に注意が必要。
2021年01月03日 10:55撮影 by  SO-51A, Sony
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赤岳の名前の由来である赤い地肌が丸見えの急斜面。アイゼンを履いての下降は引っ掛けて転倒に注意が必要。
赤岳天望山荘。このガスと強風でエビの尻尾の発達が進んでいる。
2021年01月03日 11:04撮影 by  SO-51A, Sony
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赤岳天望山荘。このガスと強風でエビの尻尾の発達が進んでいる。
地蔵の頭。お地蔵さんにこびりつくエビの尻尾を取ってやろうと試みるものの、意外と頑固でナカナカ取れない(^^;
2021年01月03日 11:09撮影 by  SO-51A, Sony
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地蔵の頭。お地蔵さんにこびりつくエビの尻尾を取ってやろうと試みるものの、意外と頑固でナカナカ取れない(^^;
横岳方面の様子。視界良好であれば奇岩が連続する素晴らしい眺望が得られるはずだか、この日は白とグレーのモノトーンのボンヤリした風景。でもこういうの結構好きです。
2021年01月03日 11:15撮影 by  SO-51A, Sony
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横岳方面の様子。視界良好であれば奇岩が連続する素晴らしい眺望が得られるはずだか、この日は白とグレーのモノトーンのボンヤリした風景。でもこういうの結構好きです。
見回しても振り返ってもモノトーンの世界。
2021年01月03日 11:22撮影 by  SO-51A, Sony
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見回しても振り返ってもモノトーンの世界。
見るからに困難そうな雪壁とそれに至るトラバース路。それでも鎖やポールも見えているため、進むべき道は分かりやすい。これがより視界が悪くて積雪も多かったら、道迷いのリスクは急激に高まる。自位置を常に把握しておく必要がある。
2021年01月03日 11:28撮影 by  SO-51A, Sony
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見るからに困難そうな雪壁とそれに至るトラバース路。それでも鎖やポールも見えているため、進むべき道は分かりやすい。これがより視界が悪くて積雪も多かったら、道迷いのリスクは急激に高まる。自位置を常に把握しておく必要がある。
中央の雪壁を登る。ここまでにすれ違った方と思われるトレースが残っている。つい1時間程度前のトレースと思われるが近づいてみると埋まりかけでリセット寸前の状態であった。こうも風が強いと、ものの数時間で跡形もなくリセットされるであろう。新雪のため崩れ易いが今回は登り方面のためがむしゃらに登り上がるだけなのであまり危険は感じなかったが、反対に降り方向ではカナリの緊張を強いられそうだ。
2021年01月03日 11:30撮影 by  SO-51A, Sony
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中央の雪壁を登る。ここまでにすれ違った方と思われるトレースが残っている。つい1時間程度前のトレースと思われるが近づいてみると埋まりかけでリセット寸前の状態であった。こうも風が強いと、ものの数時間で跡形もなくリセットされるであろう。新雪のため崩れ易いが今回は登り方面のためがむしゃらに登り上がるだけなのであまり危険は感じなかったが、反対に降り方向ではカナリの緊張を強いられそうだ。
雪壁を登り切ったこのあたりから更に風が強くなってきて、視界も更に悪くなってきた!トレースもほとんど消えている状況。
2021年01月03日 11:38撮影 by  SO-51A, Sony
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雪壁を登り切ったこのあたりから更に風が強くなってきて、視界も更に悪くなってきた!トレースもほとんど消えている状況。
杣添尾根の分岐点から進んだ横にある高みにあるピークに登ってみる。山頂にはピンクリボンがひときわ目を引く。んん?これが横岳か?それにしてはちょっと簡素過ぎる山頂だな。
2021年01月03日 11:58撮影 by  SO-51A, Sony
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杣添尾根の分岐点から進んだ横にある高みにあるピークに登ってみる。山頂にはピンクリボンがひときわ目を引く。んん?これが横岳か?それにしてはちょっと簡素過ぎる山頂だな。
ハシゴを設置しなければならない急な登下降が連続する赤岳から横岳への道。この強風と低温とガスも相まってナカナカに手強い。緊張を解かせられない。
2021年01月03日 12:07撮影 by  SO-51A, Sony
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ハシゴを設置しなければならない急な登下降が連続する赤岳から横岳への道。この強風と低温とガスも相まってナカナカに手強い。緊張を解かせられない。
一部で雪庇も成長し始めている。こういったところから離れて歩くのは当たり前だが、強い風に押されて誤って足を踏み入れないようにしないと。
2021年01月03日 12:11撮影 by  SO-51A, Sony
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一部で雪庇も成長し始めている。こういったところから離れて歩くのは当たり前だが、強い風に押されて誤って足を踏み入れないようにしないと。
更に先に進むと大きな標識が見えてきた!こちらが横岳の主峰「奥の院」である。横岳の名称は付近にあるいくつかの峰の総称のようだ。
2021年01月03日 12:13撮影 by  SO-51A, Sony
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更に先に進むと大きな標識が見えてきた!こちらが横岳の主峰「奥の院」である。横岳の名称は付近にあるいくつかの峰の総称のようだ。
横岳奥の院から硫黄岳への降り口にあるナイフリッジの急斜面。左側に鎖があるが積雪のためか低く過ぎて掴めないし、右側は雪庇となっていてその下は何もないため踏抜けば真っ逆さまという状況であり、更に横からの強風とくれば、もうあとはひたすらに姿勢を低くして慎重に慎重に降るのみ。ここはカナリ緊張した。
2021年01月03日 12:23撮影 by  SO-51A, Sony
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横岳奥の院から硫黄岳への降り口にあるナイフリッジの急斜面。左側に鎖があるが積雪のためか低く過ぎて掴めないし、右側は雪庇となっていてその下は何もないため踏抜けば真っ逆さまという状況であり、更に横からの強風とくれば、もうあとはひたすらに姿勢を低くして慎重に慎重に降るのみ。ここはカナリ緊張した。
鎖左側の断崖の様子。このときは視界不良で怖さは結構和らいだと思う。これが視界良好だったら…
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
2021年01月03日 12:24撮影 by  SO-51A, Sony
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1/3 12:24
鎖左側の断崖の様子。このときは視界不良で怖さは結構和らいだと思う。これが視界良好だったら…
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
硫黄岳山荘に到着。ここに至るまでの写真はナシ!なぜならこの付近では特に風が強く、歩いていても風に煽られて横移動してしまう始末で転倒しないように必死だったからだ。個人的にはこの日のここが一番怖かった。
2021年01月03日 12:51撮影 by  SO-51A, Sony
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硫黄岳山荘に到着。ここに至るまでの写真はナシ!なぜならこの付近では特に風が強く、歩いていても風に煽られて横移動してしまう始末で転倒しないように必死だったからだ。個人的にはこの日のここが一番怖かった。
硫黄岳への最後の登り。登り方向なので幾分緊張が和らいだが、こういうときに事故は起こる。それを必ず頭に置いておく。
2021年01月03日 13:08撮影 by  SO-51A, Sony
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硫黄岳への最後の登り。登り方向なので幾分緊張が和らいだが、こういうときに事故は起こる。それを必ず頭に置いておく。
最後のピーク硫黄岳に到着!ここまで一瞬たりともガスが晴れることはなく、眺望もヘチマもないので看板を風除けにしてタバコを一服嗜む。え?残念な山頂だって?いやいや、こういうの悪くないですよ!(泣泣)
2021年01月03日 13:16撮影 by  SO-51A, Sony
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最後のピーク硫黄岳に到着!ここまで一瞬たりともガスが晴れることはなく、眺望もヘチマもないので看板を風除けにしてタバコを一服嗜む。え?残念な山頂だって?いやいや、こういうの悪くないですよ!(泣泣)
硫黄岳から赤岩ノ頭を経て赤岳鉱泉へと向かう。硫黄岳山頂部は広く平坦なためこれ以上に視界不良の際は道迷い注意。常に自位置の把握に努めなければならない。
2021年01月03日 13:36撮影 by  SO-51A, Sony
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硫黄岳から赤岩ノ頭を経て赤岳鉱泉へと向かう。硫黄岳山頂部は広く平坦なためこれ以上に視界不良の際は道迷い注意。常に自位置の把握に努めなければならない。
ナカナカのモンスター
2021年01月03日 13:38撮影 by  SO-51A, Sony
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1/3 13:38
ナカナカのモンスター
この日も2500mから上は禍々しい空気に、その下はスッキリした空気の2層にハッキリと分かれていた。実に不可思議な光景だが、もう次はいいかな(笑)
2021年01月03日 13:57撮影 by  SO-51A, Sony
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1/3 13:57
この日も2500mから上は禍々しい空気に、その下はスッキリした空気の2層にハッキリと分かれていた。実に不可思議な光景だが、もう次はいいかな(笑)
赤岳鉱泉に到着!アイスキャンデーを愉しむ人は居なかった。ここまでくればあとは快適ハイキングで登山口まで帰るのみ。今回の八ヶ岳連峰もヒリヒリワクワクした充実した雪山ハイクであった。さらば八ヶ岳!次は八ヶ岳ブルーでもいいかな(笑)
2021年01月03日 14:44撮影 by  SO-51A, Sony
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赤岳鉱泉に到着!アイスキャンデーを愉しむ人は居なかった。ここまでくればあとは快適ハイキングで登山口まで帰るのみ。今回の八ヶ岳連峰もヒリヒリワクワクした充実した雪山ハイクであった。さらば八ヶ岳!次は八ヶ岳ブルーでもいいかな(笑)
今回も無事下山。そしてお決まりの最後に八ヶ岳ブルー(笑)
2021年01月03日 15:55撮影 by  SO-51A, Sony
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1/3 15:55
今回も無事下山。そしてお決まりの最後に八ヶ岳ブルー(笑)
撮影機器:

感想

明けました!年末年始の寒波がやや落ち着いた1月3日、先週に続いて八ヶ岳界隈へ雪山ハイク。美濃戸口を基点に、赤岳、横岳、硫黄岳の各ピークを反時計周りで歩いてきた。そろそろ厳冬期の登山となる時期だが、今のところこの八ヶ岳界隈では例年と比べると、雪がやや少ない状況である。これは今シーズンここまでに低気圧系の降雪が非常に少ないことによるものと考えられる。この地域では西高東低の気圧配置で多くの降雪は見込めないため当然ではあるのだが、やっぱりもう少し雪はあってほしい。同じような状況は富士山や南アルプス方面でも見られると思う。

そんな状況ではあるが、この年末年始の寒波で気温や風については厳冬期に近づいている実感は感じられた。この日はよくある八ヶ岳界隈のブルーが映える状況とは違い、白とグレーの北アルプス系の風景で、これはこれでワクワクヒリヒリする雪山ハイクができて満足度はナカナカ高かった。

以下に個別の感想を。

美濃戸口から行者小屋まで:
林道は全面圧雪状態ではあるがアイスバーンにはなっておらず。南沢の登山道は土の部分は全くなく終始乾いた良質の積雪でトレースもバッチリで快適な雪山ハイクが楽しめた。

行者小屋から文三郎尾根:
急斜面に設置されている鉄階段のほとんどは露出している状態で中途半端に見え隠れしているよりは不意に引っ掛けて転倒するようなリスクは少ないとは思う。だからといって油断は禁物。

赤岳周辺:
中岳分岐から赤岳への斜面は、先週と比べて雪が付いておりアイゼンでの歩行は幾分やりやすかった。とは言っても岩と雪のミックスには変わりないので引っ掛けてよろめくようなことがないよう慎重に歩いた。

赤岳から横岳:
赤岳から天望山荘への急斜面の降りではほとんど雪がない岩稜ミックスであり、風も横から吹きつける状態だったため慎重なアイゼン歩行を心がけた。以降、横岳まではフワフワの新雪がそこそこある中での登下降の連続で、ハシゴも連続し、一部雪庇が発達している所も見られ、今回の核心になるセクションだった。

横岳から硫黄岳:
横岳(標識のある山頂)から硫黄岳へ向かう最初に、雪庇が発達してきている細尾根の急斜面を降りる場面があってカナリ緊張した。その先硫黄岳山荘へ向かう雪の少ない斜面付近は、風の通り道なのか凄い風で歩いていると横に移動してしまうほどで、厳しい降りだった。

硫黄岳から赤岳鉱泉:
硫黄岳から赤岩の頭を経て少し降りると、それまでの強風が信じられないほどに穏やかになり、赤岳鉱泉まで快適な雪山ハイクだった。

赤岳鉱泉から美濃戸口まで:
北沢の登山道、林道、ともに快適な雪山ハイクで、危険な所はなかった。強いて言えば木橋がたくさんあるので転んで転落しないように注意するところ位か。


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