【釈迦が岳】40年振りのセブンマウンテン制覇
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 823m
- 下り
- 821m
コースタイム
9:25-9:40釈迦が岳最高点9:45-9:55釈迦が岳頂上10:00-10:20猫が岳(昼食)
11:10-11:55羽鳥峰峠12:00(周辺散歩)12:30谷コース下山-13:20駐車場
天候 | 晴れ時々曇り 気温:朝は7℃位 山頂では15℃ 風もほとんどなく穏やかな登山日和 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
100台以上駐車可能 駐車代:1日500円 駐車場で遭対協の方に登山届を提出すると「菰野清水」という水がプレゼントされた |
コース状況/ 危険箇所等 |
○登山口〜鳴滝コバ いきなり急斜面の登山道。森林帯をジグザグ登って行く。 ○鳴滝コバ〜大陰のガレ 鳴滝コバからは御在所や国見岳の眺望がよい。ここから本当の急登続く。落石がありそうな岩場を巻くと大陰のガレが覗くようになる。 ○大陰のガレ〜頂上 樹林の中の急登をひたすら登ると、松尾尾根と合流する。 しばらくすると左側が切れ落ちた大陰のガレに着く。慎重に通過し急登を登りつめると最高点の松尾尾根の頭に出る。さらに尾根を進むと釈迦が岳の頂上に到着する。 ○頂上〜羽鳥(ハト)峰峠 多少のアップダウンがある、非常に歩きやすい県境尾根だ。頂上から20分ほどで到着する猫岳の頂上は休憩するにはいい場所だ。ここからは長い下りとなる。朝明渓谷への林道分岐を通過するとハト峰峠のガレ場に着く。 ○羽鳥(ハト)峰峠〜登山口(駐車場) ハト峰峠を左に進むと谷コースで朝明渓谷へ行く。ガレた急坂を慎重に下りる。途中でロープ場が2か所ほどあるので注意。渓流沿いの登山道をしばらく歩くと林道にでる。バンガロー村やテント村を過ぎると駐車場に到着する。 ○下山後の温泉 駐車場から車で1分ほど下ると「三休の湯」がある。秘湯の趣のある温泉。大人一人/600円 |
写真
感想
昭和39年に近鉄と朝日新聞などが主催して鈴鹿で登山大会を始めた。鈴鹿の山から7つの山が選ばれ、それを称して「鈴鹿セブンマウンテン」と呼んだ。
登山大会の対象として選ばれた7つの山は、北から順に、藤原岳(1140m)、竜ヶ岳(1100m)、釈迦ヶ岳(1092m)、御在所岳(1212m)、雨乞岳(1238m)、鎌ヶ岳(1161m)、入道ヶ岳(906m)。
40年ほど前、中学生だった僕にとってセブンマウンテンを制覇することは憧れであった。
どんな順番で完登したか、もう忘れてしまったが、どこの山もキスリングを担いで青いキャラバンシューズで汗だくになって登った事だけ覚えている。
当時の登山は「汚い」「きつい」「汗臭い」の3Kで、まさか40年後またセブンマウンテンを完登するなんて考えもしなかった。
今回のコースは2009年に桑名高校OBの方の尽力により出来た「中尾根道」で頂上を目指し、そこから県境尾根を縦走しハト峰峠から猫谷を下山する。
つき合ってくれたのは恐怖のお天気男F君。今日も天気の心配はない。
朝明渓谷の駐車所に車を停め遭対協の人に登山届を提出してスタート。
中尾根道に入るといきなりのジグザグの急登。それでも踏み固められた登山道は歩きやすい。
樹林帯を50分ほど登ると「鳴滝コバ」に着く。ここからは御在所や国見岳がよく見える。下の方から滝の音も聞こえる。庵座の滝だ。今日はパスしたが次回は見てみたい。鳴滝コバでひと息入れ、進むと階段状の急登が現れる。登りつめ、少し下ると今度は岩場の急登がひたすら続く。この急登を登りつめると松尾尾根と合流し主尾根となる。松尾尾根から女の子のグループが登って来た。皆15kg以上の荷物を積んだ大型リュックを担いでいる。引率の先生に聞くと高校生のクラブ活動だそうだ。明るい笑い声が絶えない。元気いっぱいだ。
やがて左側が切れ落ちている「大陰のガレ」と呼ばれる細い尾根を皆で慎重に通過して行く。最後の急登を登りつめると釈迦が岳の最高点「松尾尾根の頭」に着く。
ここから尾根を10分ほど進むと頂上だ。ほとんど風は無いが涼しくて気持ちいい。
下山は県境尾根を縦走する。20分ほどで猫岳に。ここで早めの昼食を摂る。
知多のほうから来たという単独行の方とお話しする。セブンマウンテン制覇まであと「雨乞岳」だけだそうだ。今年中には達成するつもりという事だった。
お遊びの山登りとは言え、目標を持つ事は大事なことだと思う。
僕の今年の目標は「槍が岳」登頂だ。その為に鈴鹿でトレーニングしている。
猫岳からは長〜い下りの稜線歩きが続く。樹林帯に入ると朝明渓谷への林道の分岐がある。ここを過ぎると白いガレ場のハト峰が正面に現れる。見事に風化した峰だ。峰の下は広場になっており休憩にはもってこいの場所だ。先ほど会った女子高生たちもここで食事をしていた。広場の左に猫谷から朝明渓谷に下るルートはあったが、しばらくこの気持ちのいい稜線を直進してみる。20分ほど登り下りしたが、空模様も怪しくなったのでハト峰まで戻り「谷ルート」で下山。
ガレた急坂を慎重に下るとやがて渓流に出合う。間もなくするとロープ場が2か所あり、アスレチックなコースが体験できる。なわだるみ堰堤まで降りるとあとはひたすら林道を歩き駐車場へ。
下山後は車で1・2分の「三休の湯」へ。秘湯の趣があるいい温泉だ。
「釈迦が岳」は急斜面が続いたり、歩きにくいガレ場が出てきたり大変だったが、鈴鹿セブンマウンテン制覇を飾るにふさわしく変化に富んだ素晴らしい山であった。
また、秋に行ってみよう。
sugi-chanさん
こんにちは
鈴鹿セブンマウンテン制覇おめでとうございます。
40年ぶり2回目ですか。その頃とはまた違った山々では
なかったでしょうか。
私もセブンマウンテン制覇したいのですが何年かかる事やら・・・
今年は「槍」ですよね。私にはまだまだ夢のような山で
すがトレーニングを積んでそのうちに登ってみたいものです。
釈迦ヶ岳、他の周辺の山に比べて
地味めな印象がありまして、
僕も後回しにしてました。
昨年の紅葉時期に登りましたが
すごく良かったですよ。
紅葉時期、おすすめです。
登山も、レクリエーション的な
部分だけじゃなく、目標があると
充実しますよね。
槍ヶ岳、がんばってください。
何処から眺めても立派な姿を見せてくれる釈迦ヶ岳ですが、釈迦白毫から大陰のガレを落としてよりダイナミックに見える、猫岳辺りからの眺めが私は好きです。
最高点から主稜線の眺めも良く、猫岳から続くのびやかな尾根も気持ちが良くて周回すると楽しいコースですよね。
ありがとうございます。
どうしても、行きやすい山と行きにくい山があり制覇に時間がかかりました。
あの7つの山を選定した人は、鈴鹿を熟知している人だったと思います。(当然ですよね)
どの山も本当に個性的な山ばかりです。
どの山が好き?なんて野暮なことは聞かないでください。
私は鈴鹿セブンマウンテンが好きです。
仰る通り、釈迦とか雨乞って地味な山なんですね。
鈴鹿のスパースター御在所やイケメンの鎌に比べて派手さがないんですよ。
でも今回40年振りに登ったんですが、どのルートも変化に富んで面白い山だったことを認識しました。
近い将来、御在所に飽きた山ガールがこの山に押し寄せるんじゃないかと思っています。
次回は紅葉の季節に山ガールを誘って行く予定です。
確かに猫岳からみる釈迦が岳の姿は迫力がありますよね。
あの大陰のガレをテント泊装備のリュックを担いで、10代の女の子がストックなしで通過していく姿はなかなかでした。
自分も中学の頃テント泊装備のキスリングを担いで通ったんでしょうが覚えがありません。
鈴鹿の山での思い出は、どの山も笹の藪こぎです。
キスリングは横に広がっていたので苦労しました。
最近、鈴鹿の笹が少なくなったと思いませんか?
懐かしいキスリングなんてもう死語でしょうね。
以前は幅広のキスリングをバランス良くパッキングするのも必要な技術でしたね。
それとよく言われる鈴鹿の笹枯れ現象は現実でしょうね。
当時の鈴鹿=笹のヤブ漕ぎでした。ジグネ現象が有力な説らしいのですが、それでも説明できない現象が鈴鹿では起こっているようです。
展望が良くなった反面、土壌が弱くなって土砂災害も多くなり、何年か後鈴鹿の山が丸裸なんて事にならなければいいんですが・・・。
sugichanさま こんにちは
二度もセブンマウンテンを走破されるなんて凄いですね。
一山百楽、一つの山に尽きない楽しみがあると言う通りで、同じ山でも表情は千変万化、まして年月を隔てると全く別の山の印象もあるでしょうね
私も残りの三つの山に登るのを楽しみにしています
今年のご予定は「槍ヶ岳」ですか
カラフルな装いの山ガールいっぱいですよ
頑張ってくださいね(何を頑張るかといえば、もちろん登山ですけど)
いまさら、セブンマウンテンなんてと云う人もいますが、私たちの世代の人間にとってこの7つの山は憧れの山でもあるのです。
好き嫌いはあるでしょうが、それぞれ個性豊かな山で何度登っても飽きのこない山ばかりです。
あと3つは「竜」「入道」「雨乞」ですか?
是非、登ってください。
槍ヶ岳ってそんなに山ガールが多いのですか?
なんか、照れちゃうなぁ
Congratulations
おめでとうございます。
お祝いコメントが遅くなりました。
40年前との違いを感じながらの
山歩きはいかがでしたか?
当時の3Kを今は進んで実践してますね
今は汗もきつい登りも靴の汚れも
楽しいですよね。
私も鈴鹿の山が山登りの始まりです。
あの時の感動は今でも良く覚えています。
現在は少し雪山と高い山に浮気してますが
連休明けには一度御在所にでも行って見ます。
鈴鹿はホームグランドですから。
またよろしくお願いします。
ありがとうございます。
どの山も40年前どうやって登ったかの思い出はなかったのですが、不思議なことに頂上だけは覚えていました。
この7つの山は、それぞれ個性があり素晴らしい山ばかりです。
3度目の完登を目指して、このGWから始動します。
aki0406さんも一度トライしてみてください。
結構いけますよ。
竜ヶ岳下山後、管理さんに、「何年か前は、背の高い笹藪の山では無かったですか?」と尋ねると「よくご存じですね。何年ぶりですか?」と返されました。
⇒本当にそうですね。40年前の鈴鹿の山は藤原だろうが竜だろうが、雨乞・御在所も笹の藪こぎで苦労しました。あの時以来、登山にはサングラスが私のトレードマークになってます。
今回、つくづく思ったのですがやはり鈴鹿の山は低山ながら期待を裏切らないな。と、云う事です。
次は別ルートで7マウンテンを攻めてみたいと思っています。
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