ワタシ、失敗できないので 赤岳西壁南峰
- GPS
- 08:24
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,293m
- 下り
- 1,288m
コースタイム
- 山行
- 6:19
- 休憩
- 2:06
- 合計
- 8:25
天候 | だいたい晴れ、風あり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
降雪の影響で全般的に雪が増えています。 赤岳南峰はバリエーションルートです。 雪の降ったタイミングや量、硬さなどで難易度が変わると思われます。 今回はサラサラパウダーで固まらない雪で、核心部はチムニーのところ。 ラッセルもあり深いところだと腰ぐらいまでありました。 支点は少ない印象でした。 ※天候によりコースの状況は変わります。装備やルートの選択は適宜自己判断してください。それぞれ経験、技術が違うので他人を頼りにしてはいけません。 |
写真
感想
今度の休みは天気はどうかな?予報は晴れ…行くしかないでしょ赤岳西壁南峰。と迷わず決定。
支度も主稜に行った時とほぼ同じにした。
道中、先日の降雪による様子の変化が伺い知れる。南沢を歩くのは今月3回目、雪で石が隠れて道の凹凸が少なくなり歩き易くなったものの、フカフカ感が残っており足をとられるため、少々時間がかかるのではなかろうかと思っていたら案の定プラス5分でした。
行者小屋ではテントが3張り…数人支度をしていました。
ワタシも支度をし、文三郎尾根を登り始めました。
階段が雪に覆い隠されており、整備されている方には申し訳ありませんがただの坂道になっており、歩きやすくなっていた。主稜を登っている方々を見ながら歩みを進め、南峰に向かいコースをいつ外れるか考えていた。できるだけラッセルの距離を少なくしたいという思いがあった。そしてなるべく早く岩稜に乗りたかった。ラッセルの途中で足が沈まずしっかりした足場を見つけると、まるで宝物(中身は不明)を見つけたような気分になった。もちろんそれは一瞬の出来事だった。岩稜に乗ったが、稜線違いでトラバースは必要になった。不安定な雪の中のトラバースは滑落や雪崩(あるかな?)のリスクも想定されたため緊張を強いられた。このトラバースでもチムニーでも最も嫌だったのが雪が不安定であるために、足場がしっかりしないこと。崩しては踏み固めを何度も繰り返したり、足場を探り当てたりなどをした。特にチムニーの所では、焦らずより慎重に行なった。チムニーの所ではエスケープも脳裏をよぎったが、幸い足場を探り当てることができたので、どうにかチムニーを抜けることができて、登ることができた。
頂上に着いてそれなりの達成感はあったが、この環境(降雪直後の不安定な雪の中=ハイリスク)では普通登らないだろう。しかも単独で!完全な脱抑制ではないか!と思ったりもして反省した。無事に下山できたことに感謝しています。
とりあえず、冬の赤岳の目標は2/4達成できたので、残り2つそのうち行ってみたいと思います。
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