【春の東北遠征2】面白山(北・南面白山周回は1025mピークで敗退)
- GPS
- 07:24
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,148m
- 下り
- 1,145m
コースタイム
-6:30長命水6:33
-7:00三沢山7:05
-7:46面白山8:06
-8:41中面白山
-9:22長左衛門平9:32
-10:10 1025mピーク
-10:40長左衛門平10:59
-12:27長命水12:30
-13:02天童高原
天候 | 快晴のち薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■天童高原〜三沢山 危険箇所はなし ■三沢山〜面白山 三沢山を過ぎると雪が増え始め中間あたりから雪の上を歩くようになる。 朝早くは雪面が硬く、北東側斜面に滑り落ちるとマズイので安全のために 6本爪の軽アイゼンを装着しました。 ■面白山〜長左衛門平 中面白山までの間は東側斜面にあった雪庇が崩れたりしているので、なる べく西側を歩く。 中面白山から南西に延びる尾根から長左衛門平方面へ下りはじめると、一旦平ら になったブナの樹林帯に出るが、ピンクリボンの目印が随分西側に付いている ので惑わされないように注意した方が良い。ピンクリボンに誘導されて進むと 南西方向に誘導される可能性あり。何故かは不明ですが。積雪期ルート? 正規のルートは南東方面にそのまま延びている。 ■長左衛門平〜1025mピーク 1025mピークへの登りにはまだタップリと雪が残っている。 早朝で雪面が硬かったら急斜面なので、ピッケルが無いとちょっと怖い。 多分ピッケルがないと滑り出したら止まらず、樹木に激突して怪我をすると 思う。かといって雪が緩んでいたらピッケルが効かずそれはそれで厄介と思う。 ■長左衛門平〜長命水 斜面に付いたトラバース道だが、ルートを残雪が覆っている箇所が無数にある ので通過時には注意を要する。 特に雪が緩んでいたので、一歩一歩注意して。。。 何十メートルも落っこちることはないと思うが落ちれば怪我をすると思う。 ■下山後の温泉 「温泉利用型健康増進施設ラ・フォーレ天童のぞみ」 ここは一般の日帰り温泉施設っぽくないからか、とても空いていて清潔で快適 でした。料金は480円です。 下山した時はお休みでしたが前日に利用しました。お奨めです。 |
写真
感想
春の東北遠征第2弾は面白山です。
ここは私が登山を始めて初めて登った山で、仙台にいた頃は何度も登ったことのあるお山です。しかしもうだいぶ時間が経っているので初めてとあまり変わりませんね。
前日に天童高原に入り幕営しました。スキー場のロッジに幕営手続きをしに行くと、5月1日からなので料金は不要とのこと。ただし、水道の準備が整っていないので、水とトイレはロッジのものを使って良いということでした。助かりました。
昨日からの強風が今だに続いており、テントサイトにも強風が吹いていたのでちょっと迷いましたが、先日買ったテントのデビュー戦なので強風の中で設営しました。張り綱などを装着して来なかったのでちょっと時間が掛かりましたが。
今日は私一人きりのようでちょっと寂しかったです。
食事も17時30分頃には終わったので夜は暇で仕方がなかったです。ポリポリと摘みながらラジオを聴いているうちにウトウトと。。。
さて翌日ですが、出発してから直ぐに鹿かカモシカ君のお出迎えがありました。気を良くしての出発です。小走りに横切って行きましたので、写真もぶれてしまいどちらかわかりません。襟元のフサフサが無いので鹿かも。
長命水までは右手に大東岳と南面白山を見ながら傾斜の緩い尾根沿いの道を行きます。長命水からが本格的な登りになります。
三沢山の少し手前で初めて雪が見え始めますがまだアイゼンは不要です。
三沢山からは月山と葉山(自信なし)が良く見え、霞んでいるながらもまだ真っ白けの朝日連峰の山々も見えました。
三沢山から面白山山頂の中間ぐらいからは雪の上を歩く事が多くなり、北西側斜面は割りと急なので安全のために6本爪の軽アイゼンを装着しました。まだ気温も低いので雪面は締まっています。
30分ほどで懐かしい面白山山頂に到着です。学生時分にもあった「面白山大権現」の石碑が変わらずに鎮座しています。なんか嬉しいですね。
山頂からは大東岳と南面白山をはじめ、その背後には遠く蔵王の山々も見えます。
風もそれほど強くなかったので、ロールケーキなどを食べてしばらく懐かしい景色を楽しんだ後は長左衛門平らへ向かいます。
ここでちょっと気掛かりなことがあり、この後その事を考えながら歩く事になります。それは南面白山の残雪の量が多そうな事です。
気温の上昇で積雪のある南面白山の300mの登りを登りきれるだろうか?敗退する場合どこで決断するか?
紅葉川沿いのルートは融雪による水量増加で渡渉の心配があるとのことですので、敗退する場合は長左衛門平からトラバース道を行くのが良さそう。
南面白山の登りまで行ってから敗退するには距離が有り過ぎるし。
もう一つ気掛かりなことは、南面白山に登頂した後の下りについてです。学生の頃の記憶ですので非常に薄い記憶ですが、スキー場トップまで沢沿いの道で雪崩が多そうなルートだったような気がしてきたのです。もう少しちゃんと調べてから来るべきだったか。。。
中面白山までの間は尾根沿いに進みますが、東側は雪が崩れた痕跡がありますのでなるべく離れて西側を歩くようにします。
中面白山からは南西方向に延びる尾根を下り、途中から左に折れて南東方向に下ります。少し下りると雪の積もった平らになったブナの樹林がありますが、ピンクリボンの目印に惑わされて一瞬ルートロストしてしまいました。
その後、長左衛門平までは南斜面のため雪はありません。
ちなみに途中で大きな蛇を見掛けました。山で蛇を見たのは飯豊連峰の三国小屋から川入に下る時にマムシが何匹もトグロを巻いているのを見て以来でしょうか。
まだ時間が早いので長左衛門平で休憩した後はとりあえず先に進みます。
965mピークから1025mピークへ登る北側の急斜面にはタップリと雪が残っています。
早朝で雪面が硬かったら急斜面なので、ピッケルが無いとちょっと怖かったかもしれないです。(今回はストックのみの持参でした。)
多分ピッケルがないと滑り出したら止まらず、樹木に激突して怪我をする可能性が高いです。
今回は10時過ぎになっていたので、雪が少し緩んでいて爪先でステップが作れたので問題なかった。ただし、1025mピークから下りるときは雪の緩みがかえって下り難かった。歩幅を小さくして慎重に下った。もっと緩むとピッケルがあっても止まらないので厄介かもしれない。
この登りを終えて1025mピークで少々検討の上でここで敗退を決めました。またの機会に挑戦です。
長左衛門平に戻って熊笹に覆われた美しい面白山の斜面を見上げながらお昼御飯を食べ、長命水へのトラバース道を下ります。
このルートを下り始めた時に本日初めて登山者とすれ違いました。
長命水へのルートは斜面に付いたトラバースルートなのでほとんど平らなのですが、雪でルートが覆われている場所が何箇所もあってそこを通過する時だけは注意が必要です。
1.5Hほど掛けて長命水まで戻ってきてホッとします。ここで休んでいると三沢山方面からご夫婦が下ってきました。今日お会いしたのは3名だけです。
あとは天童高原まで30分ほどゆっくりと下りました。
下山後はどうしようか迷いましたが、4/30からはあまり天候が良くなさそうなのと、約1ヶ月半ぶりの山行だったので筋肉痛が辛かったので春の東北遠征はここでクローズして帰京することにしました。
懐かしい思いもあり長いリポートになってしまいました。
コメント
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swynさん、遠征お疲れ様でした〜
今日から全国的に天気が悪そう・・・・
あれれ? 今日の夕刊見たら、北海道以外は明日からずっと天気良さそうですよ
当初の予報より良くなりましたね。
学生時代は東北の山を登られてたんですね
いい旅でしたね
FRESCHEZZAさん、こんばんは。
1ヶ月半ぶりの山行なので、現在筋肉痛になっております。
天気が良ければ連休中の平日にもう一度くらい行きたいですね。
仙台の学校に行っていたので東北だけでした。
当時は東北以外は白峰三山と越後三山だけですね。
それでは。
七つ森と面白山、地味な選択でしたね。
七つ森ではニリンソウの群落、面白山ではカモシカと遭遇、貴重な遠征になりましたね
この時期の東北の山は残雪歩きが主です。慣れていないと難しいこともありますが、どこでも歩けるという点では最高の季節です。今回は面白山、残雪が豊富過ぎたようですね。安全を期してのUターンの選択でよかったと思います。swynさん、大東も勿論登られていたと思います。これから大東含む二口山域が一番輝く時期ですよ。またお越しくださいね
kiyoshiさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
今回の東北遠征は渋い選択をしてみました。
面白山の方は過去に歩いてから相当な時間が経っているのでルートや雰囲気をほとんど忘れておりました。特に長左衛門平→南面白山間の記憶が・・・。
直近で無雪期に歩いたことがなかったので不安があり今回は自粛しました。
また東北方面にはお邪魔したいと思います。
それでは失礼します。
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