富士山
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 2,266m
- 下り
- 2,265m
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
前回富士山に行ったのは六年前にかっちーと二人で。そのときも御殿場口から登り始め、八合目の山小屋・赤岩八合館で宿泊後、体調不良のため登頂せず下山。登頂できずに下りてくると、やはりどっかでそのことがずっと引っかかっているものである。いつか登りたいなあとは思いつつも、なにしろ前回の記憶があるので気乗りしない。体力的なことはもちろんだけど、精神的にやられる山なのだ。
てことでずっと後回しにしていたけど、今回中一になった娘が夏休みの自由研究で富士山をテーマにすることもやぶさかではない、という雰囲気になったので娘も私も(多分かっちーも)イマイチ乗り気ではないまま、渋々と一路御殿場へ向かう。
御殿場ルートの辛いのは身に染みて知っているものの、登山道での混雑もトラウマレベルに嫌い。道の辛さか混雑の辛さ、天秤にかけて道の辛さを採る。(精神的)地獄のロードのスタート。
入山時の協力金、以前は入山料として全員徴収するか否かの議論になっていたものの、結局協力金という名の任意のものに落ち着いたらしい。本来は一人千円だが、大変申し訳ない、三人で千円しか払わんかった。言ってくれれば払ったんだけどごめん。
そして登山は全く六年前のトレース。もう本当に何もない。最初に通過した山小屋はずっと休業中。せめてここの中に入れて、トイレでもあればどれだけ楽か知れないけれど、何もない。なぜこの道をまたもや選んだのだと自問自答、自責、後悔、あらゆるネガティブ感情が渦巻く。
小屋に着き、その日の夜も例によってかっちーはお決まりの高山病的症状。私は前回の教訓を生かし登山前の仮眠とアルコール抜きを実践したので、身体に異変は一切なし。自衛隊の砲撃の音は深夜まで断続的に続き、混雑の山小屋、狭い布団、うるさいイビキに苛まれ、まんじりともせずに一日目は暮れていく。
翌朝、私の方へ高山病症状が出現。ああまた一緒!!頭痛と吐き気と腹痛に苛まれ始める。もう登りたくなくて涙目のところにスッキリした顔で「もう治った」とかかっちーが言い出すところも全く前回と同じである。
でもここで前回同様下りてしまっては、またここに来なければいけない。はっきり言ってもうほんと富士山ヤダ。二度とヤダ。その気持ちだけが私をなんとか頂上へ向かわせる。
全然全く面白くない登頂を済ませさっさと下山。登山口から山頂まで、11時間近くかかった道のりを三時間半で下山できるのは富士山ならでは。引かれる後ろ髪もない。とにかく早く帰りたい。早く下りて温泉だ!コーラだ!おうちに帰って猫ちゃんのエサだ!!
12:30、無事下山完了し前回と同じ御胎内温泉健康センターへ。大人700円。普通の温泉。娘にとってもいい経験にはなったらしいが、二度と来たくない、少なくとも御殿場口からは絶対登らん、とのこと。まあ人間は忘れる動物だからなあ。
私も六年前に残した宿題を無事回収。富士山よありがとう、二度と行きません!(忘れる動物だからなあ)
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