記録ID: 29283
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沢登り
日高山脈
トヨニ川右股沢〜トヨニ岳〜春別川南面直登沢〜ピリカヌプリ〜ヌピナイ川右股川〜ソエマツ岳〜中ノ川支流
1998年07月29日(水) ~
1998年08月03日(月)


- GPS
- 128:00
- 距離
- 29.5km
- 登り
- 3,258m
- 下り
- 3,326m
アクセス | |
---|---|
コース状況/ 危険箇所等 |
[沢登り]日高山脈・トヨニ川右股沢〜トヨニ岳〜春別川南面直登沢〜ピリカヌプリ〜ヌピナイ川右股川〜ソエマツ岳〜中ノ川支流 07.29-08.03 パーティー;石崎、松原 7/29豊似川二股(810)林道終点(900)ペンギンカール泊(1410) 7/30発(620)トヨニ岳南峰(700)標高348m泊(1200) 7/31発(1130)春別川標高490m泊(1300) 8/1発(555)標高700m(800)40m滝上(920)ピリカヌプリ(1330~50)ヌピナイ川標高890m泊(1510) 8/2発(615)二股(635)ソエマツ岳(850~935)北東尾根肩(1010)標高647m(1120)中ノ川出合泊(1630) 8/3発(900)大樹町へ この旅は大庭牧場から始まった。当時ここで働いていた今は亡き岩田と共に飯を食い、手を振って四年振りの日高へと足を踏み入れた。トヨニ川はとりわけ日高らしいといった沢でもなく、標準的渓谷といえる。しかし、春別川は流石にピリカから流下するだけあって品位、風格共に日高とは何ぞや、というのをよく伝える沢だ。南面で暗い感じはないが、核心は短いながらに手強い滝が存在する。叶うことなら最下流から遡行したい一本であった。ヌピナイ右股上流部は単なるルートで華もない。やはりこの沢のエッセンスはh.507~790mの間にこそ有る。この部分の美しさは日高の、また北海道の最右翼だろう。ソエマツからの下降に採った中ノ川支流(正式名称は何?)は、キムクシュを髣髴とさせる渓相で、泳ぎの要素を排しながらも要懸垂の滝も現れて本家よりも締まりがある。本流に押し出されるあの感覚が今でも思い出される。 やはり、日高は良い。身を置くことだけで幸福を感じられる。 天国へと逝った岩田よ、達者に暮らせ。 <日本の渓谷'98'99に報告済み> |
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