記録ID: 2929155
全員に公開
雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍
乗鞍岳〜瑠璃色と星空の二日間に感謝
2021年02月13日(土) ~
2021年02月14日(日)
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 23:56
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,169m
- 下り
- 1,685m
コースタイム
1日目
- 山行
- 2:12
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 2:18
距離 3.0km
登り 455m
下り 62m
2日目
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 6:30
距離 11.7km
登り 714m
下り 1,613m
12:53
ゴール地点
天候 | 二日間とも快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新宿7:00→9:38松本(あずさ1号5950円・トク10) 松本駅10:10→10:40新島々駅(アルピコ松本鉄道) 新島々駅10:55→11:48乗鞍高原休暇村(アルピコバス) ※松本駅−休暇村乗継往復割引切符3800円(松本駅の券売機で買えます) 休暇村からリフト三本乗り継ぎでゲレンデトップ(1回券500円×3枚) ※休暇村駐車場から少し道路を下りた所に休暇村第一リフト乗り場があります。ここのレストハウスのレストランは今期の営業は無いようです(休憩やトイレは利用可)。最後のかもしかリフト手前の三本滝レストハウスでゲレ食を食べてから出発しました。 【帰路】2/14(SUN) 乗鞍高原観光センター14:16→15:03新島々駅15:25→15:55松本駅 松本16:30→19:15新宿(スーパーあずさ46号, 4070+2450円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
気温が高くなった両日でしたので,コース全般を通して雪質はウエットで緩め。肩の小屋まではワカンが良かったです。その先はアイゼンでしたが剣ヶ峰付近でもグリップ良好で落ちる気がしなかったのでストックで通しました。以下,この時期例外と言える楽な条件だった当日の詳細です。言わずもがなですが雪質・天候次第で難易度は大きく変わると思いますのでご注意下さい。 【ゲレンデトップ→ツアーコース→位ヶ原山荘】最初と位ヶ原山荘分岐点後に少し急登がある以外はまるでスキー場の初中級者ゲレンデのようなだだっ広いルート。この日は昼から登り始めたので踏み抜きが厳しく,最初の急登手前で早速ワカンを装着しました。 【位ヶ原山荘→肩の小屋】位ヶ原山荘に掲示してある雪崩を避けるルートに従いトレースがあるのを前日に確認したのでそれに乗りました。トレースもあるし早朝で少しは固くなっているだろうと最初からアイゼンを履いて行きましたが,上の方はトレースが消えており,ラッセルはありませんでしたが,踏み抜きが多発し,ワカンにしておけば良かったと少し後悔。でもアイゼンでも方角を信じて何とか直登出来ました。トイレ小屋(肩の小屋入口)から肩の小屋までははっきりとしたトレースが残っていました。 【肩の小屋→剣ヶ峰→朝日岳→肩の小屋】朝日岳を巻くルートの方がトレースがはっきりしていました。早朝の行きにそちらを利用。帰りは朝日岳を踏みたかったこともあり剣ヶ峰から尾根づたいに朝日岳に登り,下山ルートは肩の小屋に向かって一直線に降りました。朝日岳の剣が峰側は固くアイゼンのささりが悪かったので,短い距離ですがここだけは慎重に登りました。一方,肩の小屋へ下りはクラストしており時折踏み抜きましたが下りなので嫌になるほどではありませんでした。 【肩の小屋→ゲレンデトップ→湯けむり館】肩の小屋でワカンに履き替え,ゲレンデトップまではトレースどおり。乗鞍スキー場は下りリフトに乗車出来ないので,リフトを横目にゲレンデの端を歩くことになります。滑れば麓まで10分弱なのに歩くと一時間掛かります。圧雪してあるので歩きやすいですが。湯けむり館まではスキー場入口から乾燥路を徒歩10分位。直ぐ側に乗鞍高原観光センターバス停があります。 |
その他周辺情報 | 【乗鞍高原温泉・湯けむり館】スキー場からは下りの道なので歩いても楽に行けます。綺麗な施設で入浴730円。休憩スペースやレストランもありました(今回はバスまでの時間がなく利用せず)。濃いめの硫黄泉が掛け流しでこれぞ温泉という感じ。入場人数制限をしているようですが,早い時間だったのでガラガラでした。 【位ヶ原山荘】一泊二食9000円。Web申し込みだと500円割引です。感染症対策で通常40人の所,現在16名の予約しか受けないとのこと。鹿鍋が名物で食事は豪華。今は談話室でお酒を飲んで他の人と会話することが出来ないのでソロで行くと引き籠りになりざるを得ません(笑。でも個室をあてがえてもらえたので音楽聞いたり星を見たりとのんびりさせて頂きました。 |
ファイル |
【後日参考用】当日と二日目の天気予報
(更新時刻:2021/02/15 18:49) |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
半袖シャツ
アームカバー
長袖インナー
ハードシェル(上下)
タイツ
ズボン(厚)
靴下(二枚重ね)
グローブ
アウター手袋(夏用防水+厳冬期用)
予備手袋
防寒着(ダウン上下)
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
冬靴
ザック
アイゼン(12本爪)
ワカン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料(ポカリ+サーモスで計1L)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ピッケル
カメラ
スマホ
感染対策用品(消エタ+体温計+インナーシーツ)
|
---|---|
備考 | ※出発時11kg |
感想
感染状況が落ち着くまでは横にある筑波山に登るくらいにして雪山遠征はやめておくかと思っていましたが,前日たまたま目に入ったこの週末の天気予報は全国的に晴天。ここに登るなら絶対冬と決めていたせいでこれまで予定と天気の巡り合いが合わず未踏のままだった乗鞍岳も文句なしの予報。乗鞍岳に登るなら位ヶ原山荘に泊まりたい!というもう一つの思いも前日なのに予約が取れてしまいました。こうなったらもう行くしかありません。こんなめったにない機会は不用不急ではないと自分に言い訳して。
そして行ってみれば予報以上の雲一つない晴天の二日間で3月後半のような陽気。昼から登り始めた初日土曜日はどんどん薄着になり最後はTシャツで位ヶ原山荘まで歩きました。翌日曜日は稜線に出ればそれなりに風もありましたが,瑠璃色の剣ヶ峰から見る冬の北アルプスは立山や黒部五郎まで見渡せ正に圧巻。何年も待った風景を心行くまで楽しむことが出来ました。更にこれもなかなかチャンスが限られる新月の星空に,白銀のモルゲンショーも余すこと無く満喫出来ました。もう今シーズンの運を使い果たした気がするので,また3月までおとなしくします。
3000m攻略も残すは塩見岳のみ。こちらは夏に仙塩尾根を歩きたいという思いを持ってますが,さてどうなるやら。今年は南アルプスも閉鎖ではなくニューノーマル対応してくれないかなー
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