北ノ俣岳・これが鬼巻!
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- GPS
- 11:37
- 距離
- 30.6km
- 登り
- 1,821m
- 下り
- 1,817m
コースタイム
天候 | 快晴・強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
鍬崎山を下山した後は立山インター付近のスーパー銭湯"湯めごこち"でまったりしたらよもやま君とは解散。夕方までのんびりした後は混雑を避けて15時半に島田食堂へ。この時間帯の飲食店は空いていてよい。お腹いっぱい明日の燃料(オムライス)を補給したら山之村を目指す。初めて山之村へ訪れたのは3年前の残雪期に岩さん名人さんの3人で神岡新道から北ノ俣へ登った時だ。本州に来たばかりの僕にとって神岡-山之村の道路は衝撃的だった。運転でかなり消耗したのを覚えている。その後、日本全国の山めぐりで多くの酷道を走ったが山之村への運転は全国トップクラスの厳しい道路だ(冬にしか走らないからというのもある)。
24時出発予定だが早めの23時起床。クルマの屋根を雨が勢いよく叩いている。雨かよー行きたくねえー。すぐにトラさんがやってきた。先生が来ない。24時を回っても来ない。時間通りに来ないなんて初めてかもしれない。途中で猿や猪でもはねたのだろうか。ま、来るでしょ。幸い雨は小降りになっていたのでトラさんと2人で出発した。前日入山した2名のスノーシューのトレースがあるが、雨で緩んだ雪はずぶりと沈んで脚にくる。林道は7~8kmほど。白山の18kmに比べたら短いが僕は眠くて力が出ず。元気なトラさんの一本牽きだった。つえー。飛越トンネルで休んでいると先生が追いついてきた。道路の流れが遅くて僕らの30分遅れで出てきたらしい。追いつくの早すぎでしょう。飛ばしすぎです。
飛越トンネルから先は帰りのことを考えて登りすぎないよう慎重にルートを作ってゆく。出発時は雨降りでどうなることかと思ったがいつの間にか満天の星空が出ていて癒される。雪はたっぷりあるのでだいぶマシとは言えホント大変。頭を空っぽにしてガシガシ登っていけないルートは疲れる。後ろから先生の喝が飛んでこないかビビりながらルートを伸ばす。本命の寺地山の巻きは南向きの急斜面。カリカリトラバースで中々シビれる。カリカリでなくても降雪直後は雪崩そうな斜面で怖い。寺地山は南の末端より東の末端の方が20m低い。なので正確には巻ききれないが、いかに斜度がユルくて歩きやすいところで距離を伸ばし、いかにカニで登りやすいところを下りにするか。帰りのことを想像する力、地形図の読み、最後に現場での判断力が問われる。
寺地山を突破したらあとは登りだけ。やっと登りだけです!!!!いつの間にか星の時間は終わり振り返ると今日も夜明け前の空の色が美しい。目指す北ノ俣は雲がものすごい速さで流れている。あの中は地獄確定なので早めにフル装備で備えた。ところがピークが近づくとガスはスパっと晴れた。あの向こうに太陽が居る。それにしても雪が素晴らしく良い。下界は雨だったがこの辺はナイスパウダーが溜まっていた。帰りは楽しそうだ。
シールのまま山頂まで行けた。ビビっていた尾根の風はそよ風だった。今日はクトーもアイゼンも地獄ゴーグルも使わず平和な山だった。よしよし。北ノ俣岳は北アルプスの展望台。昨日登った鍬崎山、薬師、読売新道、遠くに槍、黒部五郎に笠。3年前に来た時は山の名前は全然わからなかったものだ。シールを剥がしたらお楽しみタイム。上の方は固いが少し落とせば雪よし斜度よし展望よし。北ノ俣岳スキー場へようこそだ。3人みんな昇天。みんなタマランチ会長。寺地山鞍部で後続の人たちがカメラを構えていてちょっと恥ずかしかった。帰りは往路のルート工作が唸る。まあまあカニで登り返すところもあるが問題ない。槍平-白出沢よりマシだった。飛越トンネルまで戻ってきたら林道の雪はたっぷり日差しを浴びてずぶずぶに緩んでいた。往路はトラさんが頑張ってくれたから帰りは僕が頑張ろう。ぴったり12時間で駐車場に戻ってきた。昼活完了。下山後はぽかぽか陽気の中でのんびり撤収。僕は明日も休みなので次の山へ向かってクルマを走らせた。
今日はYSHR パク トラの三人で北ノ俣岳をピクッてきた。余力があれば薬師岳まで行こうかと考えていたがラッセルもそこそこあったので良い雪を楽しめる時間に帰還しようとこちらは割愛した。深夜0時に和佐府スタートと約束していた。21時半に自宅を出たが夕方からの降雪で意外に時間はかかり山之村への到着は0時を過ぎていた。もう二人は先に出ていた。30分遅れでお一人スタートとなった。
チビラッセルトレースが延々と続いていた。頑張らないと追いつけない、30分の差をパク達に追いつくのは容易ではなかった。ノンストップで必死に追った。長い長い林道である。まだかまだかの1時間半でようやく二人のライトが見える飛越トンネルに着いた。二人は5分前に着いたということだった。良かった。
ここから三人でガンガン行進する。今日は完璧に鬼巻きして帰りは一切シールは使わない作戦である。果たしてうまくいくか、前日のツボトレースが薄っすらあったが鬼巻きするので関係ない。鬼巻きはラッセルがきつくなるが帰りのことを考えれば頑張るしかない。厳しい鬼巻きはパクがYSHRは最後尾でトレースを修正しながら進む。
つぼ足と神岡新道から来た単独スキーヤーは避難小屋手前で力尽き寺地山手前で宿泊したようである。最大の難所寺地山の鬼巻きに入る。ここがしっかり巻ければ帰りは大丈夫だ。もうすっかり一軍のパクが完璧に巻いていく。暗いから下は見えないので心臓に優しかった。ヒドンクレバスを避け無事尾根に復帰してここからYSHRが完璧に避難小屋まで巻いた。この辺りで白んできて眼前に北ノ俣岳がドン、稜線の風は強そうだ。トラさん先頭でガンガン進む、稜線直下で太陽が射してきた。さあもうちょいだ。
ラストパクを先頭に皆ゴール、スンバラシイ360度の大展望だった。笠から槍、水晶、薬師、剣岳全て見渡せた。こんなに幸せでいいんだろうか、さあこの展望を目に焼き付けて行きますか。帰りの斜面はスンバらしかった。パウを巻き上げスベスベ大斜面を頂きます。もう涎が出そうな斜面だった、後続の単独行が中間点、ツボ足二名が避難小屋あたりを登っていた。お先に失礼、本当に良い雪だった。
さて帰りはシール無しで行けるか、寺地山の鬼巻きは快適に通過、それ以降もシール無しで完璧に行きのトレースで行けた。あっという間に飛越トンネルに落ちていく。最後は長い林道をダッシュで走破して無事12時前に和佐府に到着、立山同様今日も昼活でした。今シーズン30回目の山行も大満足でした。
今日は北ノ俣岳0時スタートの約束。
うちを出た時は小雨だったのに、スタート地点についた頃は、けっこう降っていた( ̄▽ ̄) ほんと車から降りたくなかったけど時間が来たのでパクさんと出発。先生は珍しくまだ来ていなかった。
今日は集落の終わりから林道歩きいつもはトンネルの近くからスターだったのでなんか損した気分。 10分も歩かないうちに雨頑張って止んだのでよかった。 いや〜長かった7キロもうあるみたいで2時間もかかりました、まだスノーシュのトレースが当たったので少しは楽できたのでよかった。白山の林道歩きは18キロあるみたいホントヤバいですね。 トンネルに着いた頃に先生の明かりが見えたのでホットしました。今日はトンネルの横の谷から登るみたいで僕ははじめでした、いつもは右手の尾根から登っていたけど谷からのがうんと登りやすかった。 今回も上手に巻かないと帰りが苦労するので、パクさんとYHER先生がほとんどトレースしてくれました、僕は簡単などこだけでした、またお客さんですね( ̄∇ ̄)
はじめ北ノ俣岳が見えたは山頂が怪しい雲に隠れていた。あれは間違いなく地獄だな、嫌だな〜と思いながら登っていたけど、2500くらいに来た時にはガスも晴れて太陽もでてきたのでほっとしました。 山頂に着いたときには快晴となり北アルプスが全部見えるって感じで感動した。
山頂で撮影会してから滑走、上のほうは硬かったけど中間からはもう最高、頑張ったご褒美でしたね。帰りもトレースがバッチリ❗️あとパクさんの途中でカニ歩きでトレースを作ってくれたんだけど、これが意外と楽でよかった。忍法カニ歩きいいものを見せてもらいました。まだまだ地獄軍団いろんな技がでてきますね^ ^
そんなに苦労しずにトンネルまで行けました、ありがとうございました^ - ^
最後の林道はボブスレー 楽できると思いきや、全然板が走らねー なんか一番辛かった気がしましたね。
着いた頃はちょうど昼まだ時間がたっぷりあるので家族と温泉 焼き鳥とビール 今日も大満足の一日でした^ - ^
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