北横岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 3.3km
- 登り
- 253m
- 下り
- 251m
コースタイム
- 山行
- 0:55
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 2:30
- 山行
- 0:50
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 2:25
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんでした。 |
その他周辺情報 | 美濃戸口のオーベルジュ「J&N」でお風呂とランチ。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
行動食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
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感想
1月24日 晴れ
6:00起床、良く眠れた。1階レストランでコーヒー(無料)を飲む。
まもなく奥さんが来て朝食の準備。7:00〜朝食。パニーニ(イタリア風サンドイッチ)、スープ、コーヒーの朝食。パニーニは見た目は小さいが、意外とボリュームがある。味も満足で500円はリーズナブル。
我々が食べている間に奥さんはマロの散歩に出ていった。外気温は-13℃、こんな寒さの中で毎日散歩させるのは大変だ。
朝食後、八ヶ岳山荘の仮眠室を偵察。山荘向かって左側の外階段を上がった2階が仮眠室で、24時間いつでも自由に出入り出来るようになっている。
中は2段ベッドが左右に5台ずつ並んでいて合計20人分のベッドがある。ベッドは布団のみのスペースで仕切りは薄い板だけで出入り口にはカーテンも無い。個別の照明やコンセントもない。
以前はベッドの無い大部屋だったような気がするが、狭いながらも仮眠室としては充分な気がする。宿泊料金は2,000円で入口のテーブルにある封筒に現金を入れて料金箱に投函するシステムだ。
2,000円と格安だが、駐車料金1泊2日1,000円と入浴料500円×2回を加えると4,000円になるので、駐車と入浴が無料のJ&Nの4,800円とは大差無い気がする。諸々の快適さを加味するとJ&Nの方が良いと思う。
J&Nに戻るとマロが聖に抱きついて来た。看板犬として愛想を振りまいていて可愛い犬だ。
8:20奥さんとマロ君に見送られて出発。天気は晴れだが山の稜線には雲が掛かっている。車山スキー場の直前までは道路に雪は無く、スキー場を過ぎてから完全に雪道になった。
9:15車山肩の駐車場に到着。先着の車は2台で、うち1台の人はテレマークスキーで出発の準備をしていた。
駐車場周辺のレストラン・チャプリンは冬期休業中だが、トイレを探すと丘を登った上のチャプリンの脇の公衆トイレのうち1つだけが冬期使用可になっていた。これは助かった。ペーパーも完備しており、冬期でもそれなりに山ヤが来るのだろう。
積雪は40〜50cmでトレースは締まっているようなのでスノーシューは履かずにツボ足で出発する。肩からちょうど30分で大きな気象観測レーダーのある車山(1,925m)の山頂に到着。潜る場所はほとんど無く、ツボ足で正解だった。途中にも山頂にも誰も居なかった。
山頂の気温は-12℃。風は殆ど無くあまり寒くはない。晴れてはいるものの展望はほぼゼロで残念。
下山は同じ道を引き返して25分で駐車場に到着。天気はだいぶ回復して北横岳も蓼科山も綺麗に見える。
車山からピラタスまで23km、車山スキー場で飲み物を買いつつ約1時間で到着。スキー場は駐車場もゲレンデもガラガラ。平日とはいえこれでは経営は大変だろう。
丁度昼時なので、ゲレンデ最下部にあるゲレ食へ。「2011ブルーガイドスキー誌ゲレ食ランキング第2位」の「おすすめランチ」というメニュー。大きなローストチキンが半身丸ごとで、味もボリュームも満足の逸品だった。聖は珍しく食欲があまり無いらしく、「絶品カレーパン」1個だけだったので、チキンを手伝ってもらった。
13:00のロープウェイで山頂へ。積雪は少なめで良く締まっている感じなのでスノーシューは持たずに車に置いてきたが、正解だった。
山頂駅で登山計画書を提出し、アイゼンを着けて出発。いつも風が強い坪庭も風が無く、良く締まった歩きやすい道を登る。
14:00北横岳ヒュッテに到着。山頂駅から40分だった。途中下山する人7人とすれ違い、2人を追い抜いた。小屋に入ると健二さんが迎えてくれたが、今日の泊まり客は我々2人だけで貸切だった。昨日は予約が無く小屋を閉めていたので、小屋全体が冷えているとのことだ。
部屋は2階の小部屋「やなぎラン」。ストーブが点いているが、部屋は冷え切っていてストーブの前だけが暖かい。コーヒーを淹れて一息つく。
休憩後山頂へ。15:35小屋から10分で登頂。山頂には誰もいない。気温-15℃で風もいつもより弱い。ヤマスタのチェックインをする為に手袋を外して素手になると手が凍える。
天気は晴れなのだが、アルプスは雲に隠れていて展望はイマイチ。蓼科山だけが綺麗に見える。
山頂で15分ほど過ごしてから下山。小屋に入る前に七ツ池に行ってみた。雪に覆われた静かな佇まいでなかなか良い。
小屋に戻ると入口の温度計は-18℃だった。17:30からの夕食は土間だった。2人しか居ないので、広い食堂よりも薪ストーブのある土間の方が暖かいのだ。10年間通い今回13回目にして初めての土間ご飯だ。常連になったようで嬉しい。
いつものように寄せ鍋だが、今日は桜肉ではなく豚肉だった。2人分にしてはかなり量が多かったが、頑張って完食。うどんもお代わりして満腹になった。
食事中も健二さんとお話しながらだったが、食後もおしゃべりが続く。楽しい四方山話が続いたが、いつもは聞けない話も出来た。遭難事故の話やら、山小屋経営の厳しさ、今後の北横岳ヒュッテのことなどなど・・・。
21:00就寝。土間の温度は17℃だったが、部屋の温度は-2℃。ダウンジャケットとダウンパンツを履いて布団に潜る。
1月25日 晴れ
5:50健二さんがストーブを点けてくれた。室内-8℃。枕元のペットボトルの水が凍っていた。室内がこんなに冷えるのは初めてだ。
外の温度計は-20℃。まずは土間でお湯を沸かしてコーヒーを淹れる。
6:40に小屋を出て山頂に向かうが、日の出時刻を勘違いしていて山頂手前で日の出を迎えてしまった。
誰も居ない二人占めの山頂で展望を楽しむ。南八ヶ岳、南アルプス、中央アルプスがクリアに見えるが、北アルプスはガスに包まれている。15分ほどいて下山開始。
小屋に戻ると土間のテーブルに朝食が準備されており、そのまま部屋に戻らず朝食。いつもはシャケなのだが、今朝は珍しく鯖だった。その他のおかずはいつも通り。鯖も含めていつもながら美味しい。ご飯は2杯食べた。聖は3杯。
朝食後部屋に戻って荷物を纏め8:40に小屋を出発。この頃には更に良い天気になり、ピーカンの「北横ブルー」になっていた。
下山途中は南八ヶ岳と南アルプスが綺麗に見えたが、誰とも会うことなく35分で山頂駅に到着。山頂駅周辺は多数の登山客で賑わっていた。
9:20のゴンドラで下山したが、乗客は我々2人だけ。J&N、北横岳ヒュッテに続いて3度目の貸切だ。車に戻るとコーラがカチカチに凍っていた。凍らないようにクーラーボックスに入れておいたのだが、ダメだった。
昼食をJ&Nで摂るために美濃戸口に向かうが、途中にある八ヶ岳中央農業実践大学校の直売所でお土産のワイン、ベーコン、玉子などを購入。
J&Nには開店の20分前に着いてしまったが、お風呂には入らせて貰え、風呂上がりに直ぐにランチを摂る事が出来て快適だ。
ランチは冬季限定のビーフシチュー。聖はカルボナーラ。どちらも美味しく一部シェアして食べた。奥さんは2月に北横岳にスノーシューで登るとのことで、現地の様子について話をした。
帰路は渋滞なくJ&Nから3時間20分、15:30に家に着いた。
今回は天候に恵まれ、平日登山の恩恵も色々あって素晴らしい山行だった。聖は南八ヶ岳は未経験なので夏になったらまた行こう。
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