中ノ岐川/平ヶ岳沢から平ヶ岳「日帰り」（2008.9）

2008年09月28日(日) [日帰り]

• GPS: 09:55
• 距離: 33.4km
• 登り: 1,561m
• 下り: 1,562m

コースタイム

雨池橋5：40-MTB-7：30中ノ岐川林道終点7：50-9：00二俣ノ滝-10：15三段３０ｍ大滝上-11：15登山道-11：40平ヶ岳-12：00昼食12：40-13：10玉子石-14：25林道終点14：40-MTB-15：35雨池橋

天候

くもり

コース状況／危険箇所等

・ 銀山平船着場の駐車場には夜明けを待つ釣り人の車が沢山止まっていた
・ 雨池橋にも１０台ほどは車が駐まっていた。禁漁前最後の週末だ
・ 中ノ岐川林道入口ゲートには「一般車、バイク進入禁止」の表示。マウンテンバイク（MTB）だから良いだろうという解釈は？？だが、ご容赦願う。
・ 中ノ岐川林道は概ね良好な状態。終点まで距離１３ｋｍ（？）標高差５００ｍ。事前の予測では１時間半くらいで行けるかなと思っていたが、２時間弱かかった。
・ 林道終点には銀山平民宿の登山者送迎バスが３台駐まっていた。登りの林道で１台すれ違ったので、この日はバス４台分の登山者が入山しているということだ。登山者は既に出発していて、駐車場は無人だった。
・ 登山道横断地点より平ヶ岳沢に入る
・ 平ヶ岳沢は、はじめ巨岩の多いゴーロが続くが直ぐにナメ滝が続くようになり楽しみながら登っていける
・ 剣ヶ倉山からの沢が左岸から合流すると、谷は徐々に狭まりやがて前方に険悪な感じのゴルジュと二俣ノ滝が見えてくる。ゴルジュの側壁はかなりの高さで、正面の左俣の滝も急傾斜の連瀑となっていて近づきがたい気配だ。「上信越の谷」でルートを確認する。本流（右俣）はゴルジュ帯に直角に合流しているようだが、この場所からでは全く見えない。見たところ高巻は結構大変そうだ。近づいてみることにする。ゴルジュ帯の右岸側壁にはバンドがあり残置のボロいスリングが見えた。しかし、沢床からは結構な高さがあり怖そうな感じだ。正面のゴルジュ内の滝は迫力があるが、近づいてよく見ると左側から登れそうだった。滝の飛沫を浴びながら二段ほど滝を上がると、右から本流の滝が瀑水を落としていた。左岸から本流の滝を越え、滝上でひと息つく
・ その先も沢は連瀑帯となって続いているが、ゴルジュからは解放されて気分は軽い。それでも、ひとつひとつの滝が意外と手強い感じで、気は抜けない。Ｖ字状の谷筋に草付き斜面、高巻はやはりどこも大変そうだ。この沢はあまり人が入っていないようで、的確なルートファインディングも必要だ
・ 連瀑帯で高度を稼ぐと、三段３０ｍの大滝。左岸から高巻くと二段目の中間に出て、あとは水流沿いに登る
・ その先２つほど滝を越えると、突然傾斜が無くなり源流のナメ滝帯となった。一気に緊張感から解放された。振り返れば越後三山の中ノ岳が新雪で雪化粧しているのが見えた
・ まるで楽園のような平ヶ岳沢の源流部を歩いてゆく。天気が曇りなのが残念だ。まだ紅葉には少し早い。なのに新雪がチラホラと積もり肌寒い
・ 雪の積もった木道で遡行を終了し、沢靴を履き替える
・ 雪景色の平ヶ岳頂上を往復し、姫ノ池から玉子石を廻って中ノ岐川林道へと下る登山道に入った。頂上付近で出会った登山者は１０数名だった
・ 林道終点の駐車場には午後２時半くらいに下りたが、既にマイクロバスはなく無人だった。中ノ岐川林道から平ヶ岳への登山は早出・早帰りが基本のようだ。なお、この登山道は公表されてないようで、道標も無いし地図にも載っていない。利用する場合は銀山平の民宿に泊まるか、ネットなどでよく下調べする必要がある。登山道自体はよく踏まれているし、迷うような所もない
・ 下りの中ノ岐川林道は快適だった。MTBで雨池橋まで１時間かからなかった

写真

中ノ岐川林道からの平ヶ岳方面

林道終点、登山者送迎のマイクロバス

平ヶ岳沢、３０ｍナメ滝

ナメが続く

二俣ノ滝、谷はゴルジュ状に

二俣ノ滝、下の2段を越えたところに右から本流が合流している

二俣から本流の滝

適度な緊張感の滝が続く

振り返れば遠くに越後駒

連瀑帯で高度を稼ぐ

三段３０ｍ大滝

何と中ノ岳に新雪が！

更に滝は続く

大滝の落ち口

そろそろ源頭の気配が

滝上から中ノ岳

平ヶ岳沢源流部

平ヶ岳頂上からの沢が右から合流

平ヶ岳頂上の池塘は雪景色

池ノ岳を望む

姫ノ池

姫ノ池から平ヶ岳

玉子石へ向かう木道

玉子石と池塘

この池塘の外周部の谷が平ヶ岳沢

中ノ岐川林道をMTBで下る

雨池橋に帰着

感想

moko

平ヶ岳に登ったのは今回で４度目になる。
初めは５月に尾瀬から大白沢山を越えて往復した。２度目は夏の恋ノ岐川。３度目も夏にシロウ沢から登った。いずれも山中で２泊以上の山行だった。
それだけ山深い平ヶ岳に再び沢から登ることができて大変満足な一日でした。
平ヶ岳沢は短いながらも変化に富んだとても良い沢でした。

コメント

ゲスト

平ヶ岳
mokoさんこんにちは
平ヶ岳沢-水量が有り　きれいな滝の連続ですね
遡行終了点には雪景色の池塘　たまりませんね
登山道は鷹ノ巣口以外にもあったんですね。

２６日に銀山平〜御池〜檜枝岐方面のドライブに行き　湖に注ぐ沢を「堪能だけ」してきました。　

moko

こんにちは
Koshibaさま

書き込みありがとうございます。
急に涼しくなりましたね。
それでもまさか新雪の中を沢歩きするとは思いませんでした。
渓流釣のシーズンも終わりですね。
今年はあと１・２回沢に行けるかなと考えているところです。
キノコの採れる沢にも行ってみたいです。