■残雪ピーカン【谷川岳】○回目の結婚記念日
- GPS
- 05:41
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 918m
- 下り
- 920m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ロープウェイ大人1人往復2000円。 http://www.tanigawadake-rw.com/price/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
天神平から熊穴避難小屋までの間、雪のため夏道とはまったく違います。 トラバース要注意です。 肩ノ小屋のツイッター等参考にしてください。 https://twitter.com/oyamano12 これから雪どけがますます進みますが、最低軽アイゼン、ストックぐらいはあった方が良いかと思います。 |
写真
感想
長いGWが終わったばかりですが、
週末の天気が良くないことに加え、9日が旦那さんの誕生日&結婚記念日で、
しかも天気がいいとなると山に行かないわけには行きません。
有給休暇を取って残雪の谷川岳に行きました。
谷川岳は途中撤退を入れれば3回目です。
前回2010年に登ったときは紅葉に雪が降り、
途中からは真っ白で景色を楽しめなかったので
今回は天気がいいのが前提でトマからオキ、オキからトマを見るというのが目標。
冬、ず〜っと機会を窺っていたのですが、今季この付近は週末が悪天候ばかりでやっと機会に恵まれました。
狙い通り快晴になる模様。
ロープウェイは8時運行開始なのでその時間に合わせて家を出ましたが、
早く着いてしまい、手前の道の駅水紀行館のPで少し仮眠しました。
広いし、トイレもあるのでおススメです。
7時半頃に谷川岳ペースプラザに移動し、駐車場で準備。
この時期の雪焼けが怖いので日焼け止めも念入りに塗ります。
8時過ぎにはロープウェイに乗込みました。
同乗した単独のおじさん曰く、「毎年登ってるけど今年は雪解けが早い」と。
そして天神平駅到着。
外に出ると目鼻口がついてる大きな雪の塊発見。
西穂くんのようなものでしょうか。
ここだと谷川くん?
【天神平〜】
谷川くんの傍でアイゼン、ピッケルなど準備して出発。
夏道はまだ雪の下なので目の前の天神尾根にぶち当たるような感じで直登します。
登り始めからちょいハード。
雪質は柔らかめ。
こないだの男体山とは全然違います。
緩めと言えば緩め。
しばらくはトレースを辿って歩けば問題無かったのですが、
途中からなんだか木が茂ってる地帯を歩くことになり、
足元には雪面から出ている木の枝等がアイゼンの爪に引っかかったりで非常に歩きにくい。
しまいには「ほんとにこの道で合ってるの?」みたいなブッシュを掻き分けて
進むと、いきなり岩場のロープ下り。
普通の夏道では味わえないコースかな。
(普通の夏道がいい〜。)
【熊穴沢避難小屋〜】
やっと夏道に合流して、熊穴沢避難小屋。
ここから先は夏道と同じですが、まだまだ雪がたっぷりです。
天狗の溜まり場までの岩場は何度か出てきますが、雪はほとんどなく岩が露出している状態。
まだこの先雪道は続くのでアイゼンは装着したまま岩場を登ります。
岩場と言えど、それほど傾斜があるわけではないので危険は無し。
でも雪がある方が下りも楽だよな〜。
【天狗の溜まり場〜】
ここから小屋まで雪道なので夏より断然歩きやすい。
階段部分もまだ雪の下。
下りもサクサク走れるでしょう。
【肩の小屋〜トマの耳】
登山道には雪はあるが、周りの熊笹は早く雪よ融けろと言わんばかりに顔を出している。
西黒尾根との分岐。
今年はここを登ってみたい。
何の問題も無くそのままトマの耳到着。
前回は雪で真白で景色が何も見えなかった。
今日はオキの耳も見えるし、周りの景色も最高だ。
いわゆる春霞のせいで遠望の山たちはハッキリとは見えないけれど
その姿はなんとなく確認できる。
双耳峰であるオキの耳へ向かう。
【トマの耳〜オキの耳】
トレースを辿れば特に難しいルートでは無い。
むしろ雪道なので夏より歩きやすい。
小さいながらも雪庇があるのであまり右寄りには歩かないこと。
10分ほどでオキ。
誰もいないのでここでハッピーバースデー♪を歌うw
旦那さま、おめでとうございまーす。
あるご夫婦とすれ違いざまに「この先に浅間神社があるよ。」と教えていただいたのでちょっと足を伸ばしてみる。
が、、、鳥居まで自分たちが思ってたより距離があったので
その場所から鳥居に向かって参拝して戻ることにする。
もうお腹ぺこぺこなんで〜っ。。。
【肩の小屋】
トマの耳で朝ロープウェイでご一緒したご夫婦とすれ違う。
「オキまで行かないと意味がないんだってね〜。」と奥さま。
そう、オキの方がトマより標高高いので行けるなら行った方がいいですよね。
「いってらっしゃい」とエールを送る。
肩の小屋は中には入れるものの小屋の方はお留守のよう。
中で甘いものでも頂こうと思っていたのですが、まぁ仕方ない。
今日は爽やかないい天気なので
後から来たおじさまたちと仲良く並んで外のベンチで食事をする。
おじさまたち、よっぽど空腹だったのか悶絶した声を出しながら美味しく食べてらっしゃいましたw
景色もいいし、最高ですよね〜♪
【肩の小屋から下山】
12時過ぎ、下山することにする。
雪の上をザックザックと小走りする。
まるで富士山の砂走り。気持ちいいな〜♪
これだから雪山大好き。
旦那さんは途中ヒップそりで滑ったりもしてました。
【(下り)天狗の溜まり場〜】
岩場ではアイゼンの爪がもどかしいので
面倒がらずに外して下ることにしました。
そして岩場すべてをクリアした後、再び装着。
雪歩きに慣れている方ならアイゼン無しでも歩けると思いますが、
我々は足に余計な力を入れたくないのでアイゼンに頼ります。
【(下り)熊穴沢避難小屋〜】
ここからが実は核心部。
肩ノ小屋のツイッターでもつぶやかれているように
避難小屋から天神平までのトラバースが大変でした。
登りでもそうでしたが、下りはさらに足元が緩むので注意。
また、登りの時とは一部違ったルートを歩いたので
途中道を見失って右往左往しました。
後ろから歩いて来ていた単独のおじさん、ごめんなさい。
旦那さまはそのままブッシュ内を強行突破しましたが、私とおじさんはちょっと戻って正しい(?)道を発見し、事無きを得ました。(ホッ)
この先のトラバースも慎重に。
雪が緩いのでいつ ずるっと足元を掬われるかドキドキしながら歩きました。
※5/10の管理人さん(?)つぶやきによると、「 天神平から熊穴避難小屋までの間、シリダシ岩のトラバースの所に確保ロープを張りました。トレースをつけましたので、ロープを使いながら慎重に行動して下さい。」とのことです。
無事トラバース地点を通過し、ロープウェイ駅を見下ろす地点に到着。
さて、ここからは ヒップそりで一気に滑り下ります。
でもでも、結構な斜度。。。
おまけに雪質がヒップそりだとかなり滑りそう。。。
ピッケルでブレーキをかけながら恐る恐る滑りました。
フカフカの雪ならば、もっと楽しめるんですが〜。。。。
融けた雪で腰の部分ちょっと濡れてしまいました。
滑るならやっぱり寒い冬がいいかな〜w
結婚記念日&バースデー登山。
お天気にも恵まれて、楽しい山行になりました。
次回谷川岳に登るときは、西黒尾根で登ってみたいと思ってます。
いつになるかわからないけれど。。。
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