【雄山】厳冬期立山登拝
- GPS
- 23:31
- 距離
- 42.1km
- 登り
- 2,618m
- 下り
- 2,609m
コースタイム
- 山行
- 23:24
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 24:40
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■立山駅-美女平 ケーブルカー巡視路を使用 ■美女平-弥陀ヶ原 美女平から約6km付近までは除雪されていた、道は凍結も多い 以降は雪稜歩き。雪の高さを計測する棒を頼りに進んだ。 好きに歩けばいいと思う。 雪のコンディションは良好で深くても脛程度。 ■弥陀ヶ原-室堂 ワカンとトレランシューズは弥陀ヶ原ホテル付近に置いていった。 途中からショートカットし山間をトラバースした。 風の強い場所では埋まりすらしなかった。 ■室堂-一の越山荘 アバランチリスクは少なかったので浄土山沿いをトラバース気味に進む。 途中雪が深くなったのでスノーシューを装着した。 帰りは風が強くトレースは消失していた。 ■一の越山荘-雄山 アイゼン装着。スノーシューその他色々は山荘前にデポ。 ピッケルは持ってこなかったが雪は固めで危ういポイントもあるので 持参したほうがよい。 |
その他周辺情報 | 満天の湯 富山店 http://www.manten-yu.co.jp/toyama/ 大喜 大島店 https://taiki-oshima.com/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
靴
ザック
アイゼン
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
ツェルト
カメラ
ポール
ワカン
スノーシュー
ソリ(曳航用)
|
---|
感想
厳冬期の立山といえばエクストリームスキーヤーの領域で登山者はほぼ入らない、入っても3日とか4日かけるようなイメージ。
登山者として日帰りで行けるのか?と前から考えていた。
ここ直近の天気や降雪量を鑑みて今回チャンスが訪れたと感じた。
夜勤明けの状態であったが急いでパッキングし現地へ向かった。
何となくイメージはあったが具体的にどんな状態かは全然分からない。なのでワカンとスノーシューは両方持参。
雪が新しかったらソリで曳航できるのではと持っていく
(ちなみにこれは失敗、傾いて重くなるためすぐ置いていった、でもここにはピッタリなのでもう少し詰めれば使えると思う)
ラッセルが深ければ時間も掛かる。今回は32時間分の行動食を用意。日中は風も弱く暖かい。想定以上時間掛かった場合のために長時間休憩用のテントマットも持参。
と、色々詰めたら20キロ近い...重てぇ(´Д`)
テントしばらくしてないから肩がとにかくキツい。
しかしピークを獲るためにはあらゆる想定が必要だし絶対に登りたいのでこれで突入した。
美女平から先除雪がもう始まっていたことに驚いた。
こんな時期からやってるんですね。
もう室堂までやってあるんじゃないか?
早く着きすぎるのでは?
装備色々無駄になるな(๑˙❥˙๑)なんて想像していたが程なく除雪区間は終わった...そんなに甘くない。
黙々と詰めていく。
夜勤明けが効いたのかとにかく眠い。
10歩事に止まって寝てしまう、の繰り返し。
全然進まない、しんどい。
しかし登山は山に登る前から始まっている。
自己管理、時間管理もそのひとつ、全ては自分のせい。
ゆっくりだが進んでいく。
月が明るいのはとても良かった。弥陀ヶ原ではヘッデンが不要だった。写真もISO1000位で手持ちで撮れた。
そして雪の状態は良好。
ここ数日で1度25cmほど降った程度で、降ってない日は気温も高く固くなっているのでは、と予想していたがまさにその通りで深くても脛程度。途中でわかんは置いていった。
未明に室堂へ到着。時間は計画通りだけどこの雪の状態ならもっと早くても良かっただろう、結果だけ言うと無駄な荷物も多かった、etc.....反省も多い。
室堂からは雪が一段深くなり、一の越山荘近くなると相当深くなったので短い区間だがスノーシューにチェンジ。
一の越山荘からはアイゼンに換装。
室堂から雄山までCT2時間のところ3時間掛けて何とか登頂。やった!
純白の立山が祝福しているようだ。
雪煙が紙吹雪に見える。時間かかったけど何とかなるものだ。写真をポチポチ撮って下山。
一の越山荘で少し休憩。真っ白いライチョウがいた。
立山だからやっぱいるんだなーって撮影するため近づいたら...幻覚でした笑
疲労が増すと幻覚幻聴が出てくるのだがこの段階は流石に早い( ;●д● )まだまだ下りがあるのです。
途中デポした荷物を回収していくが水を吸って明らかに重い...20キロいってたかも。
その後も歩いている雪の音がJpopに聴こえたりしましたが気を抜かず歩き続け何とか25時間付近で下山。
車に戻ってザックを下ろすと...括りつけた冬靴がない(ノД`)どこかに落としたのか、まだ僕の靴じゃないのに...
ヘロヘロ状態でしたが必死に登り返し250mくらい登った先にあったので何とか安堵。良かった。
無事下山し終了しました。その後ご飯を食べ風呂に入り車中泊して翌日は朝から乗鞍でアイスクライミングして帰りました、その日の記憶はあまりないです笑
コメント
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わたくし如きがコメントするのも憚れますが、20000kcalも納得です。返す刀でアイスキャンディーとは🥷💦
流石です❗️
ありがとうございます( ´△`)
ビレイしながら寝てました、いけませんね…
二日後くらいまで温泉治療して元気になりました!!
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