【外秩父 主稜縦走】刈場坂峠~川木沢ノ頭~大霧山~皇鈴山~釜伏山~小林山
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- GPS
- 12:03
- 距離
- 30.9km
- 登り
- 1,826m
- 下り
- 2,007m
コースタイム
06:28 刈場坂峠(5分休憩)
07:08 カバ岳
07:22 大野峠 (5分休憩)
07:52 高篠峠
08:21 川木沢ノ頭
09:17 定峰峠 (10分休憩)
10:07 旧定峰峠 (5分休憩)
10:40 大霧山 (5分休憩)
11:07 粥新田峠 (昼食15分休憩)
12:06 二本木峠
12:18 愛宕山
12:38 皇鈴山 (5分休憩)
13:07 登谷山
13:23 雨乞山
13:44 釜伏峠
14:00 釜伏山
14:57 塞神峠
15:06 仙元峠
15:27 葉原峠 (5分休憩)
15:44 小林山
16:46 波久礼駅
天候 | 午前:霧時々雨 午後:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:波久礼-(秩父鉄道)-寄居-(八高線)-八王子 |
コース状況/ 危険箇所等 |
原則一般登山道 刈場坂峠: ![]() 大野峠:東屋 定峰峠: ![]() 粥新田峠:東屋 皇鈴山:東屋 釜伏山~塞神峠:東屋 雨乞山と小林山は一般登山道ではないものの踏跡あり |
写真
感想
久しぶり埼玉の山へ登ろうと思い、外秩父を縦走することにしました。
伊豆ヶ岳〜日和田山を歩いたところの途中にあった刈場坂峠から北上することとしました。
ルートは長かったのですが、テン泊するほどではなかったので
前日に正丸駅まで向かい、そこで夜明けまで休眠をとってから出発することにしました。
駅近くにある国道299号線の交通量は夜中も変わらず一定量が通っていました。
夜が明けると一帯は霧に覆われ、小雨気味でした。
雨具を羽織り、しばらく国道299号線を北上しました。
三田久保峠経由も考えましたが、結局高麗川源流までひたすらに舗装路歩きをしました。
高麗川源流からは登山道となり、あっという間に刈場坂峠でした。
刈場坂峠からはカバ岳へと向かいました。
右下には常に舗装路が見えていました。
途中にちょっとした岩場があり、面白かったです。
カバ岳は特に展望はなく、そのまま大野峠まで行きました。
大野峠には東屋があったのでここで休憩をとりました。
北側のピーク896標高点はパラグライダーの発信地になっていました。
高篠峠は駐車場はあったものの、ここに車を置いて置きたくないような場所でした。
ここから境界沿いの尾根に道があったので848標高点まで登りましたが、
どうやらここはオフロードバイク用の道だったようです。
川木沢ノ頭には電波塔が建っていました。
堂平山方面に立ち寄るには急階段を下らなければならなかったのでやめました。
定峰峠の茶屋は平日ということもあり、開いていませんでした。
しばらく休憩しているとライダー二人組が来たが他にはいませんでした。
旧定峰峠は静かな雰囲気でよかったです。
お社もあり、今でもお供え物が置かれていました。
大霧山方面と進んでいくと右手は有刺鉄線となり、さらに進むと大霧山に着きました。
晴れていれば山頂からは秩父の峰々が望めるようでした。
ですが、この日は山名通りの霧でなにも見えませんでした。
粥新田峠まで降りてくるとここにも東屋があったので、
多少、時間が早かったのですがここで昼食としました。
大霧山は人気の山らしく、登山者がいました。
二本木峠まではひたすら舗装路歩きでした。
ガスが巻いていて、横を通り過ぎていく車が突然現れると怖かったです。
秩父高原牧場は休日であれば多くの人で賑わうのかもしれませんが、
平日のため閑散としていました。
普段の山歩きでは聞きなれない作業車の音や、家畜の視線、
視界の利かないままひたすら続く舗装路が不気味でした。
二本木峠のツツジは今がピークらしく、多くの花を咲かせていました。
観光客も多かったです。
愛宕山の山頂までツツジだらけでした。
観光客が多かったので皇鈴山まで歩いてからそこで休憩しました。
次に登谷山に登り、廃墟?を通過して雨乞山へ登りました。
雨乞山は三角点峰ですが、あまり人気がないようで、道標はありませんでした。
釜伏峠まで境界を歩き、釜山神社の境内を進みました。
ついでに奥之院も通り、日本水へも立ち寄りました。
日本水は立入禁止という看板がありましたが、源流のみということらしく、かなり近くまで行くことができました。
付近には最近設置された案内標識もありました。
しかし、源流周辺は露岩が多く、落石があった場合には
すぐに逃げられるほどの脚力がないならば近寄らないほうがいいと思いました。
塞神峠手前の展望台で休憩し、塞神峠、仙元峠、葉原峠と進んでいきました。
小林山へはルートが記載されていませんでしたが、道標はあり、山頂にも標識がありました。
山頂から更に北上し、521標高点から北東の尾根を下りました。
521標高点から北西尾根にも踏み跡がありましたが、276.3三角点にでも行けるのかもしれません。
林業用のテープを頼りに、しばらく尾根を下っていくと
右手に林道が見えたので、その林道を使って金尾集落まで下りました。
正面に長閑な集落には異質すぎるほど大きい建物が見えていましたが
あとから調べてみると"かんぽの宿"だったようです。
道標を頼りに、集落の中を通り過ぎ、無事に波久礼駅まで行くことができました。
[b]【まとめ】[/b]
あいにくの天候で奥秩父の山を望むことはできませんでしたが、
アスファルトの道は汗ばむことも無く歩けたのでよかったです。
外秩父はよく開発されているなと実感しました。
どういった理由でここまで舗装したのかはわかりませんが、
遭難した際は通りすがりの自動車に助けを呼ぶことができると考えれば
初心者でも気軽に歩けるところのなのかもしれません。
ウンザリするほど開発されているわりには、道中にあった神社や祠などは今でもお供え物がありました。
地元の方々が土着の信仰が大切にされていることに好感を抱きました。
多摩地方のとあるケーブルカーのある山では崇拝する対象が大口真神だったのが、
現在は何故か、ただの飼い犬に置き換えられてしまっているところもある中
今回の歩いたところでは土着の信仰が変わらずに伝わっていて羨ましかったです。
コメント
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雨の外秩父、お疲れ様でした。
このあたりには行ったことがありませんが、就学前に住んでいた祖父母の家(群馬県富岡市)からは(今から思えば)赤久縄山あたりが見えていたこともあり、外秩父と聞くとその頃のことを漠然と思い出します。
赤久縄山、西御荷鉾山あたりからは北アルプスのパノラマが見えるようですので、今度は晴れた日にトライしてみてください。
しかし、山の中の立派な手すりが気になります。
御荷鉾山は名前に惹かれていて行ってみたいと思っていました。
稜線を繋ぐとしたら十石峠からになるのでもう少し調べてみようと思います。
アカグナという名の付いた山は奥多摩の川苔山にもありますね。
>アカグナという名の付いた山は奥多摩の川苔山にもありますね。
あ、ホントだ。赤久奈山がありますね。赤杭とも書くようで、赤杭尾根といえばピンときます。
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