大ダワから土蔵、猫ヶ洞☆雪稜のブナ林と展望を満喫
- GPS
- 09:47
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,049m
- 下り
- 972m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス | 八草トンネル岐阜側に車をデポ後、夜叉龍神社の駐車場(キャパ20台)からスタート。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・稜線の雪庇は崩壊リスク大。近づくのは危険。 ・雪が緩む午後は踏み抜きに細心の注意が必要 |
写真
感想
hさんの希望でこの山へ。
ちょっと雪庇で遊びすぎました。
午前中快晴で翌日は顔がヒリヒリ!大火傷。
下りは最後まで積雪があり快適に下山できました。
詳細はお二人におまかせ。
さて、次はあそこか?
日曜日の予報が徐々に好転している。flatwellさんからhareyama2さんご希望の土蔵岳はどうかとメールが届く。山行先を探していたところだったので渡りに船、同行させてもらうことにした。
7:15神社の裏手にある大ダワ南東尾根裏尾根に取付く。雪はよく締まっているので最初はツボ足、例によって取付きは急登。すぐにチェーンスパイクを装着する。1時間ほど急登を凌ぐと背後の展望が開けてくる。トガス、湧谷山、更には蕎麦粒山が端正な山容を現す。抜けるような蒼穹が広がっている。
やがて大ダワに登り詰めると南に金糞や伊吹、東にはトガスや蕎麦粒山等の奥美濃の山々、更には御嶽山が鮮明に望める。北は白山と能郷白山が並んで見える。まさに来てよかったの瞬間だ。大ダワはだだっ広い山頂台地、たわんではいないが何故大ダワと呼ぶのだろうか?単に大きな峠という意味合いだろうか。
展望を楽しんだら稜線歩きが始まる。ブナが何処までも続く回廊を歩いて行く。東側には大きな雪庇があったのだろうが随分崩れ始めている。それでも雪庇フェチのflatwellさんは大喜びされている。私もブナフェチなので大喜び。ついコースを外れて見とれてしまう。
土蔵岳では単独の女性が昼食中だった。この後はピストンで下山された。我々も日当たりのよい東側でランチタイム。昼食を終える頃、山スキーヤーさんが大ダワ方面から到着された。やぶこぎネットのskywalkerさんと判明しflatwellさんが話し込んでおられた。
猫ヶ洞に向かうか協議して行ける所までと県境の北東尾根を一旦下る。途中に木が生えてないピークがある。猫ヶ洞や烏帽子山、高丸、遠く白山が望める好展望ピークとなっている。hareyamaさんが子猫ピークと名付けた。眼前には100mの登り返しが待っているが行くしかない。踏み抜くのでワカンに換装して猫ヶ洞に登り詰める。横山岳まで長々と続く稜線がうねって見える。ここを歩くのは猛者としか考えられない光景だ。雪庇が連なる猫ヶ洞の先に好展望の小ピークがある。ここからも白山が望める。残念ながらこの頃はすっかり高層雲に覆われてしまった。
さて目的は達成された。さあ帰ろう。土蔵からはワカンで南尾根のブナ林を気持ちよく下って行く。P885への登り返しが疲れた足には堪える。ここでhareyamaさんが右足を激しく踏み抜かれた。ワカンが藪に絡まって自力脱出不能になってしまう。穴の雪を掻きだしてワカンを手で引っ張り上げ救出することが出来た。よかったやれやれだ。この後はhareyamaさんは踏み抜きを警戒してペースダウン。更に支尾根をルートミスして登り返したりした。旧国道が眼下に見えた時は全員がホッとしたのであった。
皆さんお疲れさまでした。残雪期の雪山歩きはクラックや踏み抜きに細心の注意が必要である。単独はリスクが高まる。スノースコップを携行するよう心がけましょう。
昨年末に右手首の腱鞘炎になってしまい、家の雑用等もあり外出が億劫になっていた。Fさんが雪山をとお声掛けをいただき、ならばと奥美濃残雪期大ダワ周回挑戦するかと重い腰が上がりました。
残雪期で雪質はよくなかったが、それでも行って良かった。他者のレコをから想像していたが、想像以上の世界でした。
夜叉龍神社の裏手より急登の藪にてこずり、早々にアイゼンを履くべきであった。
大ダワの展望は最高で快晴。無風。の好条件。しばし展望を楽しむ。また気になるお山が幾つか・・・眼前に「トガス」一度も耳にしたことがない。登れるらしい。
大ダワのブナの巨木林を縫うように癒されながら、土蔵岳まで連続する雪庇の稜線を楽しみ行く。これほど雪庇が連続してあるところは珍しい。土蔵岳に来ると少し気温が低いのか樹氷がついていた模様でパラパラと落ちてきて冷たい。逆回りならブナの樹氷林が拝めたでしょう。ここで昼食をとる。1人の女性と後からSKYWALKERさんがやってきた。ここで初めて人に出会った。以後誰とも会わず。
ここからよせばいいのに無謀な挑戦が始る。もったいないと欲に勝てず猫が洞へ。
急なアップダウン。一つ目の丘を登ると「子猫の丘」と命名してしまったが、こんもりした丘に立つ。何と360度の展望で見たかった三周ヶ岳、三国岳、横山岳の北側を望めた。そして猫の洞先より北に見える上谷山を教えてもらった。白山、能郷白山も大ダワより一段と近づいて見え感激する。蕎麦粒山も違う角度で見える。最高点に来て、もうお腹いっぱいです。コンプリート・完全燃焼しました。雪庇フェチのFさんが雪庇を崩して遊ぶ。私もつられて遊ぶ。(賛否両論はあるでしょう)童心に帰り楽しかった。またその半面では、腐った雪に足を取られて踏み抜きその下の木に引っ掛かり抜けれなくてNさんにひっぱりだしてもらったり、木に滑って転んだりと残雪に泣かされたりもした。残雪期の怖さも新たにしたが、ブナ林、雪庇の連続、360度の展望、素敵な山旅で良い思い出となりました。
ご同行してくださったfさん、nさん ご無理言いましてありがとうございました。
これに懲りずまたよろしくお願いします。
コメント
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はじめまして。トガス山行のコメント頂いた者です。雪解けが早く藪を心配しましたが、お互い無事に楽しめてよかったです。今週末は上谷山へ行こうと思って、2/28の記録を拝見してました。またきっと何処かでお目にかかれますね。今後ともよろしくお願いします!
こちらに返信ありがとうございます。
上谷山は下のほうは雪解けが進んでいます。しばらくは藪漕ぎになりますが、上のほうはまだまだ楽しめると思います。
またどこかでお会いしましょう。
土蔵でお会いしたスカイウォーカーです。猫ヶ洞まで行けたのですね。私も子猫の丘くらいは行ってみたいです。土蔵からの下山は県境稜線に入り込んでしまし気が付いて引き返すのにひと苦労しました。Hさんもワカンが抜けなくて苦労したようですね。救助隊が同行していてよかった。
私のブログのほうは締め切りがないので遅れています。アップ出来たら、またご覧ください。
skywalkいい名前ですね。私は「skywalk使い」です(意味不明)。
ブログ拝見しましたよ。前回はトガスだったんですね。私もBCスキーをやりたい時期があったんですが、知識がなく、そのうち膝を痛めて断念しました。
またどこかでお会いしましょう。
skywalkerさん、コメントありがとうございます。鈴鹿、奥美濃で活動されておられる由、ブログを拝見させてもらいました。
土蔵からの下山はskywalkerさんのトレースを辿りました。またお会いできるといいですね。お話ありがとうございました。
skywalkさん、こんにちわ。
土蔵岳でスキーで登場されおおーと思いました。(下りが楽でチョイ羨ましい。危険ですが、腐った雪に足を取られない分ましかと)
小猫の丘は素敵ですよ。虜になりますよ!
ズボ雪に嵌りその下の藪に見事に絡まり、
身動きを取ることができませんでした。手を伸ばしても届きません。一人で脱出することは不可能でした。ソロだったらここで1時間は格闘ししてたでしょう。もしかしたら・・・
ブログ拝見しました。参考になります。
また、何処かでお会いするかもしれませんね。 また宜しくね。
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