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Yamareco

記録ID: 298818
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キャンプ等、その他
甲信越

風谷山・鋸山(ツェルト泊練習)

2013年05月17日(金) ~ 2013年05月18日(土)
 - 拍手
GPS
05:39
距離
8.8km
登り
1,059m
下り
1,058m

コースタイム

風谷山
5/17(金)17:36不動滝参道入口発─18:11五合目─18:28風谷山山頂着
19:00風谷山山頂発─19:30不動滝参道入口着

鋸山
5/17(金)19:45花立峠駐車場発─20:54花立峠─21:24鋸山山頂着─22:00鋸山山頂発─22:05反射板跡地着
5/18(土)5:05反射板跡地発─5:10鋸山山頂─6:00尾根ピーク(538m)─6:40花立峠駐車場着
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
風谷山: 不動滝参道入口に約3台可。あとは路肩等に駐車可。
鋸山: 花立峠登山口に無料駐車場約30台可。あとは路肩等に駐車可。
コース状況/
危険箇所等
風谷山:

【水場】
水場がないので、花立峠駐車場の手前まで行って側溝に出ている「栖吉の清水」を汲んできた。
ヤマレコ参考記事:
「越後 鋸山」(lizhijp 2012年9月2日)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-221386.html

鋸山:

【水場】
水場は上記「栖吉の清水」。

【夜間登山】
夜は月が出ていてもヘッドランプが必要になる。杉林の中および花立峠から頂上にかけては、月明かりがさえぎられる。雪田部は、月明かりがあっても道がわかりにくかった。

【尾根ピーク(538m)コース】
尾根ピーク(538m)を経て山頂から駐車場近くに下るコースは、山頂直下が相当の急斜面になっている。各所にロープが設置されている。下る分にはわかりやすいコースだが、標識はなかった。途中に花立峠コースに合流する「長陵尾根コース」の分岐があるらしいが、気がつかなかった。標識があったとしたら見落とした。
登るときに判断に迷いそうなところが何箇所かあった。
どこを通って下りたかよくわからないので、コースマップには適当に線を引いておいた。

「長陵尾根コース」についての情報:
「鋸山の新しい登山道」(さすらい人の独り言 2006年9月20日)
http://blog.goo.ne.jp/iide3/e/cd480516c6c6ad67cdd10a0c621c3ab7
「鋸山」(あにねこ登山日誌 2010年6月13日)
http://anineco.org/100613.html
ルート地図 (あにねこ登山日誌 2010年6月13日)
http://anineco.org/routemap.html?lat=37.397657&lng=138.926611&url=100613/routemap.xml
ファイル
天気図2013年05月18日06時
(更新時刻:2013/05/19 02:58)
天気図2013年05月17日21時
(更新時刻:2013/05/19 02:56)
鋸山山頂から長岡の夜景。
2
鋸山山頂から長岡の夜景。
ツェルトでろうそく。
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ツェルトでろうそく。

感想

[b]風谷山のヤブ[/b]

風谷山にははじめて登った。
山頂から鋸山方面への踏み跡があることを期待して30分ほど探索したが、みつけられなかった。
ヤブは細竹が多くてこの季節でも進みづらく、風谷山の杉の木も鋸山もすぐにみえなくなった。
山頂から不動滝に下りるとおもわれる小道ならあった。

[b]夜の花立コース[/b]

花立峠コース登山口の駐車場についたときには日が暮れていた。
空はよく晴れ半月が出ていたので、橋を渡るのも月明かりで十分だった。
次のような文芸作品を思いうかべながら、昔の人が夜道を歩くことを想像した。

 疑のなき道のある枯野かな(雪潮)
 月よみの光を待ちてかへりませ山路は栗のいがの多きに(良寛)
 赤いしやつぽのカンカラカンのカアン(宮沢賢治)

5月の連休には同じコースを昼間歩いた。昨夏には同じコースを日が暮れてから歩いている。長岡まつりの花火を鋸山から見たのだが、近くでみるような迫力がなかった。当然ほかの花火の見物客などいなかった。そのときは満月に近かった。

月明かりの陰になったところでは、トレッキングポールで足元をさぐりながら、1歩1歩足場を確かめるようにして進む。同じ道を昼間歩くよりもはるかに時間がかかるが、そうするだけの価値はある。暗がりにたいして神経がとぎすまされたところでヘッドランプをつけると、自分が夜の林道を煌々と照らしながら走る車かバイクにでも変身したようで、なんとも興ざめな気分になる。ただし、下るときには大々的にヘッドランプをつけるようにしている。

[b]ビバーク練習[/b]

鋸山山頂から北に少し下ると、反射板の跡地が平らな芝地になっている。そこにビバーク用のエマージェンシー・ソロシェルターを設営した。ペグも4本打った。どうもいけないことをしたような気がしてきた。

[url=http://www.heritage.co.jp/gear_models/zelt_emergency_s_shelter.html]エマージェンシー ソロシェルター(ヘリテイジ)[/url]

設営には10分近くかかった。悪天候下ではみじめなことになりそうだ。設営場所はもっと風雨をしのぐことを優先して選んだほうがいいと思うのだが、開けたところでないとこわい。

外気温は10℃ほどだった。1時間ほど眠って、夜中に寒くて目が覚めた。登山靴以外で着られるものはほとんど身につけている。これではもっと気温が下がったら、シェルターに入っていても凍死してしまうかもしれない。

シェルター内は狭いので、起きていても横になっていなければならない。あおむけで首を出して星空を見たり、うつぶせでろうそくに手をかざしたりした。出入りもやっかいなので、空になったペットボトルでこんなことをしてしまった。

[url=http://webheibon.jp/bokunodogu/2013/02/post-5.html]
「ナルジンボトル」石川直樹【ほくの道具 第七回】[/url]

2時間ほど眠って風の音で目が覚めて外をのぞくと、みごとな朝焼けだった。アルコールバーナーでコーヒーの湯をわかした。1ozのアルコールでバーナーが6分間燃焼し、400ccの水が十分に熱くなった。

撤収にも10分ほどかかった。テントの撤収なら先にテント内でほかの荷物をまとめておくことができるが、シェルターの中でマットを丸めたりするのは困難だ。悪天候などを想定すると、撤収の時間はなるべく短くしたい。たたむべきものは適当に小さくしただけで、小袋に入れたりせずにザックにつめこんだ。食料のかさの減った分があるのでちょうどよかった。

シェルターの結露については、夜中に起きたときには濡れていたがびしょびしょというほどではなく、朝起きたら乾いていた。

[b]鋸山山頂直下のコース[/b]

先週真木林道から鋸山に登ったとき、頂上から西の「崖」に下りていく踏み跡をみつけた。残雪期にそこから這いあがってきた人たちが残した踏み跡なのかと思いきや、ロープが設置された立派な夏道だった。相当多くの人が通っているはずだが、いままでそんなルートがあることを知らなかった。地元であるにもかかわらず、私にはこの種の情報交換をする相手がほとんどいない。まあいいか。

[b]主な装備[/b]
・革製登山靴・ウールソックス・薄半アンダーウェア上下・トレッキングパンツ・レインウェア上・温度計高度計つき腕時計・トレッキングポール1本・イボつき軍手・ザック(30リッター)・ウエストバッグ・デジタルカメラ・地図コンパス一式・1.5リッターポリタン(水1.5リッター)・ポカリスエット(0.5リッター)・弁当(250g)・行動食(180g)・非常食(100g)・救急用品・フリース上・コッヘル・プラスチックマグカップ・アーミーナイフ・ホイッスル・アルコールバーナー・アルコール(200g)・固形燃料・ろうそく・ライター・ヘッドランプ・予備電池・ツェルト・細引き・洗車用タオル・薄小銀マット・ULコンフォートシステムパッド(90cm)・シュラフカバー・ウォームアップシーツ・フリース目出帽・ウール手袋・ミニカイロ

[b]追記[/b] (2013年6月27日)
ルート図を修正した。
最近GPSを入手して同じコースを歩いた。
トラックを見ると、尾根ピーク538Mから花立口駐車場までのルートが完全にまちがっていた。
鋸山山頂からの下りについては最近のGPSデータを流用し、それ以外は手で打ち直した。

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コメント

goraikou3です。
当方、鋸山単独行の時は、天候が許す限り、日の出に合わせて暗いうちに登っております。お仲間?がいて喜ばしく思います。一応、ツェルトは持っていってるんですが、冬期早着時に山頂で設営したことが一度あるだけです。ヘッドランプだと暗いので、懐中電灯を使用してます。LEDは電池が長持ちして楽ですね。花火は花立峠から望遠で撮影したことがあります。煙さえ東側に滞留しなければ・・・  いつかどこかでお会いしそうですね♪⁀♪
2014/2/2 16:24
Re:
goraikou3さま

ご来光登山は未経験です。
しばらく夜道も歩いていないので、鋸山でぜひやってみたいです。
夜道で出会ったら、ライトをつけていてもお互いにドキドキすることでしょうね。
2014/4/27 20:42
プロフィール画像
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