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Yamareco

記録ID: 299516
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

群界尾根(八重樺原)から奥袈裟丸山へ

2013年05月18日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
12.1km
登り
1,154m
下り
1,154m

コースタイム

八重樺登山口7:20…8:05八重樺原三角点8:10…8:50境の十二様8:55…10:00後袈裟丸山10:10…10:55中袈裟丸山11:00…12:25奥袈裟丸山三角点12:50…13:05袈裟丸山最高点13:10…13:25奥袈裟丸山三角点13:30…14:25中袈裟丸山14:30…15:00後袈裟丸山15:05…17:00八重樺登山口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
関越道からの場合、昭和インターから「望郷ライン」を経て根利川沿いを根利牧場へ、小中新地林道から八重樺登山口へ。昭和インターから約1時間。小中新地林道は根利側が悪路。
コース状況/
危険箇所等
登山口から稜線までは丸太階段の急登、群界尾根は歩き易い道、後袈裟丸山頂直下は樹林の中の急登となる。
後袈裟丸山から奥袈裟丸山へのルートは不明瞭。テープなどの目印もあるが古く数も少ない。踏み跡も薄く、全く判明しない箇所もかなり多い。倒木も多くヤブが深い場所もある。稜線の栃木県側(東側)がずっと切れ落ちているので、一段下がったあたりに道が付いていることが多いが、一部断崖の真上を通る場所もあり、足場も悪いので注意が必要。
八重樺登山口。登山ポストがある。
2013年05月18日 07:22撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/18 7:22
八重樺登山口。登山ポストがある。
八重樺原への登り上げ。急登で木梯子もある。
2013年05月18日 21:38撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/18 21:38
八重樺原への登り上げ。急登で木梯子もある。
緩やかな八重樺原(群界尾根)。右前方に前袈裟(右)と後袈裟(左)を見ながら登る。
2013年05月18日 08:16撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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5/18 8:16
緩やかな八重樺原(群界尾根)。右前方に前袈裟(右)と後袈裟(左)を見ながら登る。
十二社の石祠。かなり古い。
2013年05月18日 08:52撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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5/18 8:52
十二社の石祠。かなり古い。
満開のアカヤシオ。
2013年05月18日 21:39撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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5/18 21:39
満開のアカヤシオ。
後袈裟丸山への急登。
2013年05月18日 21:39撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/18 21:39
後袈裟丸山への急登。
後袈裟丸山から遠くに富士山が見えた。
2013年05月18日 09:54撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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5/18 9:54
後袈裟丸山から遠くに富士山が見えた。
後袈裟丸山頂。左の山は前袈裟丸山。
2013年05月18日 10:06撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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5/18 10:06
後袈裟丸山頂。左の山は前袈裟丸山。
中袈裟丸山への道。密生するシャクナゲの中に続いているがこの先不明瞭となる。
2013年05月18日 10:23撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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5/18 10:23
中袈裟丸山への道。密生するシャクナゲの中に続いているがこの先不明瞭となる。
中袈裟丸山山頂。
2013年05月18日 21:39撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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5/18 21:39
中袈裟丸山山頂。
ただでさえ不明瞭な道を塞ぐ倒木。跨いだりくぐったりして体力を使う。
2013年05月18日 21:40撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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5/18 21:40
ただでさえ不明瞭な道を塞ぐ倒木。跨いだりくぐったりして体力を使う。
東面(栃木県側)は断崖となって切れ落ちている。
2013年05月18日 21:40撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
5/18 21:40
東面(栃木県側)は断崖となって切れ落ちている。
奥袈裟丸山の三角点。山頂標識はなかった。
2013年05月18日 21:40撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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5/18 21:40
奥袈裟丸山の三角点。山頂標識はなかった。
奥袈裟三角点から袈裟丸山最高点に向かう。コメツガの幼木とシャクナゲの密生するヤブをかき分けて進む。
2013年05月18日 21:40撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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5/18 21:40
奥袈裟三角点から袈裟丸山最高点に向かう。コメツガの幼木とシャクナゲの密生するヤブをかき分けて進む。
やっと着いた最高点。静かで何もないところだった。
2013年05月18日 13:10撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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5/18 13:10
やっと着いた最高点。静かで何もないところだった。
撮影機器:

感想

 今日は群界尾根を登って奥袈裟丸山まで行く予定。登山口から群界尾根までは丸太の階段が続く急登で木梯子もある。尾根に出ると緩やかになり、八重樺原と呼ばれる笹原の中の気持良い登りが続く。期待していたツツジの花がほとんど見当たらず、ちょっと期待外れだったかなと思いながら登っていると、アカヤシオがポツポツと現れた。最初は少なかったが、登るにつれその数は増え、十二社の石祠のあたりから満開状態に。疲れも忘れ、ピンク色の花々を眺めながら登る。
 標高が上がり、アカヤシオも見られなくなって針葉樹林帯に入ると急登になり、間もなく後袈裟丸山の山頂に着いた。もうすでに何人もの人がくつろいでいた。天気も良く、遠くは富士山や南アルプスまで見え、展望は最高。でも今日の目標はここではなく、ずっと先の奥袈裟なのですぐに出発。とはいっても、ここから先は登山地図によれば「不明瞭」とある。そのとおり、道はいきなりヤブっぽくなる。わずかな踏み跡と古い目印を頼りに進むが、分かりづらい場所も多く難儀する。いったん急降下して登り返すと、そこが中袈裟丸山の山頂だった。後袈裟からわずかな距離なのに45分もかかっている。でもここから奥袈裟まではもっと距離があるので気合いを入れ直して出発。
 案の定道はさらに不明瞭になり、慎重に確認しながら進む。何度もアップダウンを繰り返し、倒木を潜ったり乗り越えたりとハードな道のりだ。中袈裟から1時間半もかかって、やっと奥袈裟丸山の三角点に着いた。でもここには山頂標識も何もなく、昼食を摂ってからザックをデポし、この先の最高点に向かった。道はさらに悪く、シャクナゲとコメツガの幼木の密生地帯となり、慎重に自分の位置を確認しながら進むこと15分、やっと目標の袈裟丸連峰最高点に着いた。樹林の中のちょっと開けた場所に「袈裟丸山1961m」と標識があるだけのとても静かな場所で、しばらくのんびりしたいようなところだったが、もうすでに午後1時を回っている。すぐに三角点まで戻って、さあ、あのハードな道を戻らなくてはならない。帰りも道を失わないよう慎重に進み、後袈裟まで2時間弱かかって戻ってきた。中袈裟からの最後の登り返しがきつかった。
 時間はもう午後3時を過ぎている。ここから登山口まで標準コースタイムは2時間以上かかるらしいが、午後5時には下山したいので、ハイペースで進むが、途中アカヤシオの群落に再び会え、疲れを少し和らげてくれる。そこから先は八重樺尾根をゆるやかに下るも、道が単調で疲れも進む。そして尾根を外れてからの階段の下りが最もきつく、膝にもかなり負担がかかってきた。車が見えた時は本当にほっとした。何とか午後5時に戻ることが出来た。
 往復9時間40分という長丁場、そして累計標高差で見るとおそらく1000m以上になると思う。今回、少しはハードな日帰り山行になると思ってはいたが、予想以上の手強い山だった。それだけに達成感は格別のものとなった。
 今度来るとしたら、前袈裟と後袈裟だけ、ゆっくり花を眺めながら登りたい。

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