大岳山
- GPS
- 06:25
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,148m
- 下り
- 1,142m
コースタイム
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
馬頭刈尾根登山道まで。 三ツ合鍾乳洞の看板の右脇から取り付きました。しばらくは結構明瞭な作業道です。450m付近で明瞭な分岐あり。ここは迷わず支稜沿いに登って行く道を選択。北東方向の大岳鍾乳洞BS方面への尾根に上がる所は急登です。脚を滑らせないようにご注意を。また、踏み跡がぼやっとする所があります。ひとしきり登ると尾根の上に。 降りの場合、この尾根の上から外して右に降りる所が文句なく難しいと思います。赤・黄のテープがありましたが、目立たず見逃しやすい。そのまま真っ直ぐでも行けそうな感じでしたがどうでしょう? 尾根に上がってすぐに下部の露岩帯。右側を巻き気味に登りました。右下が少し切れ落ちていて、ちょっと高度感のある所があります。落ちたら痛そう。ご注意あれ。落ちるような所ではありませんが…。 下部の露岩帯は少しで終わり。上はすぐに650mのピークです。と言っても地図通り平坦になるので、どこが650mかはややわかり難い。800m付近まで終始緩やかな山道で、急坂はありません。自然林も現れ始め、緑が奇麗でした。踏み跡もしっかりしているので、迷う事もないと思います。 800m付近から上部の露岩帯。こっちはそこそこ手強いです。が、ザイルが要るような所はありません。二点確保で十分。ルーファイをしっかり。一カ所、ルンゼ上部を急登する所があります。ここは滑るとそのままズルズル行きそうだったのでご注意を。結構絞られるなぁと思い始めた辺りで露岩帯はおしまい。916mピークはすぐそこ。916mピークから少し下れば登山道に出ます。 全体を通して、藪漕ぎするような所は有りません。上部露岩帯は、低木が煩わしい所がちょっと。 この先は一般登山道なので、要点のみ。 ・馬頭刈尾根登山道は部分的に露岩の所があります。切れ落ちた岩の上を行くような所も有りますのでご注意を。しっかり歩けば全く問題ないと思いますけれど。 ・つづら岩は3~4組位取り付いていました。こちらは落石注意です。 ・尾根の所々で好展望の得られる所あり。 ・大岳山への直登ルートの分岐。大岳山荘側に行くと明瞭な尾根筋へ行く分岐が有ります。指導標は有りません。 ・大岳山へは東側からでも西側からでも、岩場の切れ落ちた所が有りますが、この直登路はそんな所はありません。2013年版の山と高原地図では実線ルートになってます。急な岩場がないと言う意味で、一番登りやすいのではないかと思いました。 ・大岳山から西へ降りる所。ルンゼ上部の崩れ気味の所を降る箇所。過去何回か滑落事故の有った所ですのでご注意を。ロープ、鎖あり。 ・大岳山巻き道分岐を過ぎれば、軽快な尾根道。今の季節は緑が鮮やか。 ・大ダワからの鋸山林道ショートカット路分岐は、御前山側にちょっと登った所にあります。 ・このショートカット路、余り歩かれそうもないルートなので、荒れているか?と思いましたがしっかりした道です。沢を渡る所がやや荒れ気味、斜面の上部から崩れ気味で少し埋まった所が一カ所。でも、全体から見ればごく一部分です。全く迷いなく降りました。 |
写真
感想
前回の鷹の巣山で奥多摩六山(雲取山・鷹の巣山・川苔山・三頭山・御前山・大岳山)の六巡目終了。今回から七巡目開始。まず最初は大岳山。
皆さんは奥多摩一の名山ってどこだと思います?雲取山?。私は大岳山がふさわしい様に思います。軽快な尾根道あり、沢筋の登路あり、岩場や鎖場ありで、変化に富むルートが取れますが、そう言った理由じゃありません。山頂からの展望がもっと優れた山は有ります。理由は姿にあります。
例えば、富士山とか槍ヶ岳とか、どこから見ても、見えれば一発であれがそうと解りますよね。奥多摩をけっこうあっちゃこっちゃ訪れましたが、この意味では、奥多摩には大岳山の右に出る山はないと思うのです。東西南北、どこから見えても、一目見れば大岳山と解ります。こんな個性的な山頂を持つ山がNo1にふさわしい。そう思うのです。
そんな大岳山も七回目。辿っていないルートも数少なくなりました。登山地図に出ているルートでは、馬頭刈尾根から山頂への直登ルート、鋸山の巻き道、大ダワから鋸山林道のショートカット路が未踏。これらを辿るとなれば、馬頭刈尾根に登るルートが一番自然。こっちは訪れていない一般登山道は残っていません。というわけで、今回はバリエーション・ルートの三ツ合鍾乳洞BSからのルートを取ってみました。馬頭刈尾根の北側にある数少ないルートです。
バス停のすぐ前が登山口とアプローチは抜群。普通の登山道ではないのでどんな所か期待と不安。予想したよりはしっかり踏み跡が有りました。上部の露岩帯はちょっと絞られましたが、慣れた人なら楽しいでしょう。緊張しながら登れます。キチンと地図読みの出来る人なら、困難なく登れると思います。降りは別ですけれど。
無線機を持って行ったのですが、なぜかGPSが機能せず。現在地表示が点滅のまま。そのため、APRSの送信出来ず。う〜〜ん。送信出来ないのはともかく、高度表示がないのは不便。無線機を持つ前は地図読みだけで登っていたので、高度表示が無くとも迷うような事はなく、特徴的な地形が有れば標高は割り出せますが、GPSの高度と2万5千図を組み合わせるとどこでもかなり現在地が絞り込めます。地図表示なんて出来ないGPSなので、それに頼りっきりって事はないですが、そう言う機械に頼る様になってはイカンと思った次第。
標高がそれほど高くなく、新緑が奇麗でした。これで大岳山周辺の登山道の残りは鳩の巣渓谷探勝路だけになりました。そっちは現在通行止め。まぁ、登山道って所じゃないですから。今後は未踏路を気にせず登れる山になりました。
a_tomさん、ごぶさたしております
いつも参考になるレコありがとうございます。
同じ日に似たようなコースを歩かせてもらってました。
時間を見ると富士見台で少しかすってるかもしれません。私のデジカメの時計が10分ほど早いので、おそらくa_tomさん後出立時に「富士山が見えますね〜」と言いながら入ってきた青シャツの男みませんでしたか?
いずれにせよ、前半の登りのバリエーションルートは流石です。私も天地山にトライしましたがちょっとへっぴり腰になってました
写真は似たようなタイミングで似たようなコースなので、同じような写真が多くてビックリです。海沢三滝からの上がり口の写真とか、撮りながらa_tomさんに四滝だよとコメント2年前にもらったこと思い出してました。(まだトライできてませんが・・・)
ShuMaeさん、こんばんは。
あの青シャツの人は、やっぱりShuMaeさんでしたか!。記録を拝見して、時刻が微妙に違うけど、微妙に重なるなー。富士見台の富士山の写真は、写すのを後ろで見ていたような気がするし、頂上の外人さんのポジションも一緒だし....。って思ってました。
海沢四滝。私も未だです。もう二年以上課題で残ったまま。夏場の暑い時に...と思っているのですが、そのまま今に至ります。大岳山周辺の一般登山道は大体行ったのですが、実は大岳山絡みで、まだ三つ程まな板に載せているコースが有ります。少しずつ辿ってみたいと思ってます。
機会があれば、またお会いしましょう!
私はa_tomさんの前の日に大岳山に行ってきた者です。とは言っても、初心者なので、ガイドブックのコースを行ったのですが、そこで、a_tomさんの記録にあるコバノガマズミと似ている花を写真に撮りましたが、無知な私はガイドブックにあるコアジサイと思ってしまいました。花の形も時期も違いますよね。
花の名前教えていただけて、有難うございました。
また、a_tomさんの記録 とても感心致しました。
有難うございます。
pigeon-yamaさん、こんにちは。初めまして。
花の名前で感謝されるなんて…。そんな…。恐縮しちゃいます。二度と書けなくなっちゃう…。
実は、お花系は全く無知です。食べられる植物の名前は覚えるんですが……。種明かしをすれば、横にネームプレートがあったので、それと解っただけです。以前は無かったように思うのですが、訪れる人も多く、整備されたのだと思います。でなければ絶対解りません!自信があります!。
山の楽しみは人それぞれ。花を愛でながら辿る山旅も良いですね。が、そのような風流の心得が無いもので…、どっちかって言うと、広葉樹の緑が目にしみた一日でした。その中にチラホラと彩りが…。ホウッ、奇麗だなって眺めますが、名前は覚えられない…。次に見ても正しく書けるか......。
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