茂倉岳北西尾根

2021年03月19日(金) [日帰り]

• GPS: 07:37
• 距離: 9.5km
• 登り: 1,344m
• 下り: 1,340m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:19
• 休憩: 0:06
• 合計: 7:25

6:50 茂倉新道登山口
11:57 12:02 茂倉岳
12:19 12:19 茂倉岳避難小屋
13:08 13:09 矢場ノ頭
14:15 ゴール地点

天候

曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

stk) 雪は締まっていて歩きやすい
※一般的には、2日行程です。かなり条件よくないと日帰りは難しい場合が多いです。このコースタイムはコンディション「最良」時のご参考と考えてます。

写真

3/19 6:56

s) 尾根とりつきまでに2回ほど渡渉。すべてスノーブリッジで渡れた
y)渡渉がやや心配だったので雪がつながっていてホッとしました

3/19 7:28

s) 最初は急登　雪が不安定なところは土を歩く
y)下部は雪解けが進んでいて稜線の眺めはあまり期待できないかなとちょっとがっかりしたが、全然違った（うれしい誤算♪）

3/19 8:04

s) 高度上がってきました。ひと月前いった足拍子岳
y)緊張と苦労が思い起こされる・・

3/19 8:05

s) ススケ沢かな。苦労した遡行を思い出す
y)CS滝が連続するなかなかすごい沢でした

3/19 8:20

s) 白さが際立つ仙ノ倉山。後で晴れるのに期待
y)まるで厳冬期のような白さでした。感動！

3/19 8:36

s) すごい数の「フン」

3/19 9:00

s) 尾根立ってきましたね
y)徐々に尾根が痩せてきて雪稜っぽいところが出てきます

3/19 9:02

s) ナイフリッジ。この後本番があります
y)単調な尾根歩きから緊張感ある登行になっていきます

3/19 9:09

s) だんだん晴れてきましたよ
y)予想通りに気圧の谷が抜けてきたようです

3/19 9:16

y)藪混じりの雪稜って感じです。だいぶ高度感が出てきます。

3/19 9:23

s) 樹林帯を突破し、雪稜が続きます
y)この辺りからが北西尾根の楽しいところです。痩せているところが多く、尾根というより雪稜といった感じです

3/19 9:24

s) 時折不安定なところも
y)気を抜けないところも多々出てきます

3/19 9:24

s) テンションあがってますな自分w
y)sawadonさんのように高度不感症らしいです(笑)

3/19 9:24

y)いい感じです

3/19 9:25

s) こうして見るとちょい怖い
y)割れているところが所々ありました

3/19 9:25

s) いくしかない
y)核心部の藪雪壁が近づいてきました。確かに垂直に近い。

3/19 9:26

s) 藪壁がみえるところで記念撮影

3/19 9:28

s) トレースを付ける喜びを感じる一日
y)美しいリッジにトレースを付ける贅沢♪

3/19 9:32

y)左側には荒々しい武能岳西尾根が見えています

3/19 9:39

s) さて、ここからロープ使います
y)かなり立っている藪雪壁です。足元があまり良くないのでモンキークライムとなります。

3/19 10:00

s) ヨシさんリード　ランニング1か所
y)灌木だらけなのでランニング豊富です

3/19 10:01

s) ビレー地点もすぐ横が雪庇

3/19 10:14

y)フォローstkさん

3/19 10:20

s) 偵察いきます
y)ロープを片付けている間によろしく

3/19 10:20

y)ナイフリッジ続きます

3/19 10:20

y)うーん、素晴らしい眺めです。こんなところを登っていく幸せ♪

3/19 10:26

y)天空に向かって

3/19 10:26

s) ここもナイフリッジです
y)硬い層の上に新雪が載っていてズルズル滑るので神経を使います

3/19 10:29

y)藪雪壁のあとはこんな開放的な登行が続きます。眺めも良いし、楽しい♪

3/19 10:30

s) 序盤にサングラスを谷底に落とし、耳当てで目を守ってます
y)敗退かと思いましたが、結局完遂しちゃいましたね

3/19 10:35

s) ナイフリッジ本番きました
y)1650m付近

3/19 10:36

s) 写真だとわかりづらいが、、
y)両側の切れ落ちっぷりがすごいんです

3/19 10:38

s) かなりヤバいっす。自分的には危なさ上位に入るナイフリッジ
y)ピッケルをしっかり打ち込んで、アイゼンを蹴りこみながら（へっぴり腰で）進みます。ロープで確保すれば良かったと後悔するほど怖かった・・

3/19 10:39

s) 振り返る
y)すげ〜

3/19 10:39

s) 心眼で見てます

3/19 10:43

s) なかなかですよ
y)硬い層の上に載った新雪の層がずりずり滑るので怖かったです。疲れた・・・

3/19 10:46

s) 周りはすべて絶景
y)厳冬期のような真っ白さ。神々しいです

3/19 10:48

s) 茂倉岳はデカい
y)1650mナイフリッジを過ぎると一気に尾根が広がります

3/19 11:00

s) 先週の関東大雨。ここは雪だった模様
y)積雪15〜20cmくらいでしょうか

3/19 11:04

s) 右奥がピークか。。
y)素晴らしい眺めだけど、まだ結構遠い・・

3/19 11:10

s) 雪稜

3/19 11:11

s) いいですね
y)緊張感から解放されて景色を楽しみながらのんびり登れます

3/19 11:12

s) 自分は目を隠して足元だけ見て登った

3/19 11:19

s) なかなか着かない。。
y)山あるある「見えてからが遠い」

3/19 11:31

s) 白い世界が続く　かなり風が強くて寒い
y)山頂直下の鞍部は風の通り道らしく風が強かった

3/19 11:39

s) 山頂だ！

3/19 11:48

s) ヘバりました。。。
y)恒例のsawadonさんポーズで喜びと疲労を表現(笑)

3/19 11:57

s) 右奥至仏山でしたかね
y)その通り。その左には燧が見えてます

3/19 11:58

s) 絶景を味わいます　オジカ沢ノ頭と奥の俎��山稜
y)爼�瑤魃曚┐討�たことを思い出しますね

3/19 11:59

s) 足拍子岳
y)4週間ほどでだいぶ黒々としてしまいました。雪にしろ沢にしろなかなか登れない難峰です。

3/19 12:05

s) サイコー　茂倉新道から上がった方一人見えます
y)神々しいまでの白さ

3/19 12:05

s) 記念撮影〜

3/19 12:07

s) 記念撮影〜

3/19 12:14

s) 撮っていただきました。ありがとうございます

3/19 12:15

s) 万太郎と仙ノ倉山
y)苦い経験を思い出す・・すごい斜度。良く這い上がってきたもんだ・・

3/19 12:15

s) 苗場方面
y)厳冬期に登ってみたいですね

3/19 12:25

s) 茂倉新道でおります。快適尾根
y)終始眺めが良い尾根です

3/19 12:31

s) ここも雪庇はそこそこ

3/19 12:38

s) 最高の稜線歩き
y)雪山の素晴らしさを再確認した1日でした♪

3/19 12:43

s) 万太郎アップ　かっこいい山です
y)まだトラウマだ・・

3/19 12:44

s) さくさく降ります。右にデカイ亀裂

3/19 13:00

s) 気持ちよすぎる尾根です

3/19 13:35

s) 輝く仙ノ倉山 少し曇ってきましたね

3/19 15:06

s) 赤城高原SAで食べた沼田名物？かどうかは分かりませんが、蜂蜜ソフト。疲れたカラダには効きました〜

撮影機器：

COOLPIX AW130 ニコン

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

iPhone 11 128GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

ワカン(stk) スコップ

共同装備

60mロープ(y)

感想

yoshi629

ロープを使うような登攀的要素・両側が切れ落ちた美しい雪稜などいろいろな要素が入っている好ルートだと思う。

岩峰はいくつか出てくるが特に1550m付近にある岩峰が核心となる。巻くことは難しそうで、垂直に近い藪雪壁を登らなければならない。ロープは50mくらい欲しいところ。これを越えると1650m付近で両側がスパッと切れ落ちたナイフリッジとなる。雪の状態、風の状況によりロープでの確保が必要となるだろう。

今日は天気も良く、眺めも抜群で素晴らしい山行となりました。登り口付近は地面が露出しているところも多く、「そろそろ雪のシーズンも終わりか」と思わせる状態であったが、稜線は驚くほど真っ白でまるで厳冬期のような美しさだった。

ＳＴＫ

ヨシさんと「そのうち行きたいですね〜」と話していた茂倉岳の北西尾根。結果、自分がいった谷川の雪山で一番よいルートだったかもしれない。
先週の丹沢ロングハイクの疲れが抜けず、行けるか行けないか正直微妙だったが、木曜には「回復した！」と思って決行。
金曜3時台に起きて現地は6:50スタート。最初から急な登りが続く。ただし、雪は相当に締まっておりかなり歩きやすい。この前の足拍子とエラい違いだ。先週の雨で大分固まったかな。稜線まで雨が降ってしまって雪面が汚れているのを心配したが、全く無用だった。仙ノ倉山の異様な真っ白さが見えて稜線は雪だったと確信（日が差さないとホントの白さが分かる）。今は曇ってるが、回復傾向だから楽しみだ〜。と気分よく登って行く。
ただ、登るにつれ足に乳酸が。。あれ？早いな？筋肉疲れもかなりのものだ。結論として、どうも先週のロングハイクダメージが回復しきって無かったようだ。。やや心配になるが、高度は順調に上がっていき景色で気分は盛り上がる。途中ソロの方がいて驚いたが、その方も驚いていた。先行し雪稜を進むと藪の雪壁が立ちはだかる。ここはロープを出す（ここのみ）。かなり急でアイゼンで蹴りこむと崩れる箇所もあってリードは少々緊張しそうな感じ。ヨシさん無事突破で高度を上げると、一気に視界が広がる。ドデカい茂倉岳に国境稜線が快晴の空に映え気分は最高潮だ。ただこの後に強烈なナイフリッジがあり、緊張する場面も。堅雪面にこの前の新雪が15cmほど乗っておりズルズルする感じがいやらしかった。突破すると後は残りコンタ200上げるのみだが、完全にバテきった自分はなかなか辛かった。。硬い雪面に斜めに足を置くことで脛外側に負担かかり攣りそうになるし、最後は強風吹きつけ結構こころに堪えた。が山頂は嘘のように弱風。まったりと絶景を味わった。茂倉新道を登ってこられたかなり慣れたソロの方に写真を撮って頂き下山へ(ありがとうございました)。最後は踏み抜きあるが地獄の足拍子南尾根下山に較べたら快適そのものw　あっという間に下れました。下手したら12時間くらいかかると思ってたが、結果として最高コンディションで明るいうちに帰れました。
ヨシさん、重いロープと帰り運転ありがとうございました〜

※序盤、装備チェンジ中サングラスを谷底に落としてしまい、すわ敗退か！？という状況ありましたが、稜線で目を覆って雪盲は防げました。。反省

コメント

anthem

おつかれさまですー
ナイフリッジの緊張感が伝わってくる画像だこと
こんなところ歩いたらドキドキMAX　いいなぁ〜！！
谷川の雪山で一番良いルートなんですね
1ヵ月前の山行・・まだお腹いっぱい（笑）

yoshi629

Re: おつかれさまですー
「いいなぁ 」？　さすが高度不感症クライマーですね 　stkさんも「楽しい〜」とか言ってたし 　クライマーって常人の感覚ではないかも
私はひたすら怖かったですが 　久しぶりにがっつりピッケルを使いましたよ。

ＳＴＫ

Re[2]: おつかれさまですー
＞＞　谷川の雪山で一番良いルートなんですね
自分にとっての感触ですが、周りの景観、ナイフリッジや雪壁などのアクセント。それらのバランス的には最高でした。でも足拍子のときみたいなヤワ雪だったら１２時間とかかかって「最悪の厳しいルート」って言う可能性もあるので、やっぱりコンディション影響大きいっすね。
今回、ヨシさんに「stkさんぶっとんでるとこあるよなぁ〜」と言われてしまいましたｗ