火打山北面(河原ルート)
- GPS
- 11:34
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 2,120m
- 下り
- 2,104m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
北面に広大な台地が広がる火打山。いつか行きたいと思っていた。
狙うは3月、土曜日の好天予報。行くならここしかない。
自宅から笹倉温泉まで5時間、何とか辿り着いて午前3時に出発。
積雪は1m以上ある。林道をショートカットしていくが雪は固くガリガリだ。
早くもクトーが必要になる。
アマナ平まで出ると歩きやすくなるが雪が固いのは変わらない。台地には出ず新ルートと言われる火打川の河原沿いを歩く。事前情報どおり特に難しくはなかったが、ここもカチカチで対岸に登り上げるのにクトーを使った。
北面台地の末端に出るとちょうど明るなり広大な台地が目前に広がった。なるほどこれはすばらしい。しばし見とれる。
北西の沢に入って稜線を目指すが上部が固く厳しかった。もう少し気温が上がれば問題なくなるだろうが、念のため稜線に出るまでアイゼンで登った。ここで後続2名に追いつかれる。
主稜線に出ると今度は暑くなった。雪は緩んで歩きやすくなった今度はダンゴになり始めた。何とか対策して登る。山頂付近はさすがに風が出てきたがこの時期にしては大したことはない。登頂するとちょうど数人の滑走者が出発しようとしているところだった。
先行者が去ってから私も写真を撮ってエントリー。セオリーどおり影火打のコルから降りていく。いわゆる新ルートではこの少し下からルンゼに入るが覗き込むとかなりの急斜面だ。朝のガチガチ状態だったら100%回避するところだが、気温は高く雪は緩んでいる。デブリもほとんど出ていない。これなら行けそうだ。
単独だし無理はせず慎重に滑って降りていった。狭いところは無理にターンせず横滑りで降りてクリア。滑走を楽しむという感じではなかったが核心部を無事に通過できて一安心。下部は重いザラメになっていてようやく楽に滑れるようになった。
台地の通過は斜度がほとんどないのでヒールフリーで半分歩く。
火打川は問題なくこなして夏道まで登り返す。雪が重いこともありシールを貼り直す必要はなかった。賽の河原を登り返す従来ルートよりこちらの方が帰りは間違いなく楽だろう。ゲート付近で山頂にいた先行者に追いついた。滑るのに結構時間をかけたつもりだったが、下部の通過で巻き返したようだ。その後もアマナ平、林道と重雪滑走とプチ登り返しを繰り返しながら順調にこなして笹倉温泉に無事帰還。私が登頂したとき山頂にいた先行者はどうやら全員追い抜いてしまったようだった。
久しぶりのビッグ山行で疲労は激しかったが満足感は十分。長い長い帰り道に備えて目の前の笹倉温泉に直行した。
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