千本松山 前船形山からの船形山周回


- GPS
- 05:29
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,215m
- 下り
- 1,326m
コースタイム
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 6:08
天候 | 基本晴れ 曇でてきている 遠くは霞み気味 風なく暑い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今冬は12,1月は寒波,結構な積雪だったが,2月からはグッと少なくなり,3月は気温も上がって,雪は少な目かなあと感じていて,今冬行っていない前船形山,薬師森を目指す。山形に浮気?している間にやぶっぽいようで,花染経由は避けて,三光の宮から千本松山経由のルート。登山口は夏道で泥濘っぽくなってきている。旗坂平のイワウチワで山でも早い春実感。徐々にべったり雪となり緩めの雪面をツボ足で進む。千本松山から降下した保野川の渡りは昨年4月は流れがすっかりでていて,川に降りるところと登るところを探したが,今年は雪の中で苦労せず通過。でたところがキャンプ場でなんとなく歩いて鈴沼。ここは流れが入ってくるせいなのか雪原ではなく水面になって前船形山を映している。ここは足早に通過するのはもったいなく,補給しながらまったり。下りのルートにとってコーヒータイムなどゆっくりしたいところ。ここから前船形の屏風のような登りがあるので気合入れる。おまめに藪もでてきていてどこでも辿れますという感じではない。この急登で迂回やヤゴ漕ぎは避けたい,天気もよいのでよく見定めて取り付く。旨く雪をつなげらられて大滝から登ってくる尾根コースの鞍部っぽいところにでる。ここからももうヒト登り。風なく暑く,久々の汗だく登山。これはぜえったいビールが旨い!と言い聞かせて登りきる。稜線んザラメ雪には「けさ歩きましたけど」という熊のトレースでそれなりに緊張。帰ったら忘れず熊鈴をポーチに入れてこう。前船形からの光景は標高はそれほどでもなく山形側は無論みえないが,宮城側の船形の山々を一望できる一味違う眺め。ここからは痩せ尾根の「薮がいやなら雪庇帯」の急降下となり,ザックに括り付けたものをチェックしてから下り始める。雪が少なく雪庇はもうなく,薮っぽいながらも明瞭な夏道になる。一部残った雪が氷化しているがごく一部でツボ足+ストックで十分。下部は雪庇に逃げてザックザクと下ると鏡ヶ池。薬師森北斜面からの直登も考えたが雪が緩み気味で前船形の登りでも踏ん張り良くなかったので,いつ通り無難にご来光石の方に回り込む。立派なブナ樹林を登り返し,やや緩めの急登を詰めると白い雪原の登りになる。薬師森をみれば雪庇が崩壊しつつあり,辿れるか微妙。近くまで寄るが,割れ気味のブロックの踏むか薮漕ぎになるので,無理せず,戻る。薬師森北斜面から直登コースととらなくても良かったと思う。
船形山頂は珍しく風もなく穏やかで数名が休憩中。遠望は霞み気味だが,このところ,月山,赤見堂と好天続きであり,そんな週が何度も続くと後?が怖い。ここからは慣れたコースで残雪期ならではのザックザックの高速下山。蛇ヶ岳までの展望尾根を楽しみ,手前ピークは例年より早く薮になっており軽めの薮漕ぎで迂回すればまたも楽チン下山。復路もアカゲラの樹林に響きわたるドラミング,イワウチワ,雪解けの泥濘,陽気に春を感じ,登山口では登りでは気づかなかったキクザキイチゲの青さに打たれて下山。
船形で展望を満喫できるのは冬で,その時期も終わりになるに寂しさを感じながらも,春の楽しみをかいま見る一日。久しぶりに汗流した山歩きの後のビールとバッケ味噌でも春も感じました。
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