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記録ID: 3046693
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雪山ハイキング
谷川・武尊

平標山・仙ノ倉山(ヤカイ沢へ下降)

2021年04月03日(土) [日帰り]
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GPS
09:10
距離
13.8km
登り
1,332m
下り
1,313m

コースタイム

05:34 登山口駐車場出発
05:37 平標山登山口(松手山経由)
05:47 一合目
05:59 二合目
06:20 三合目
06:40 鉄塔(四合目) 06:45
07:13 五合目
07:30 松手山(六合目)
07:54 七合目
08:14 八合目
08:39 九合目
09:13 平標山(小休止) 09:24
10:47 仙ノ倉山 10:54
12:05 平標山 12:07
12:49 ヤカイ沢(昼食) 13:12
14:15 林道終点(ヤカイ沢登山口?)
14:45 登山口駐車場帰着

※平標山と仙ノ倉山間は雪がグズグズで腰ぐらいの踏み抜きも多く、途中でワカンを装着しました。コースタイムはあまり参考にならないと思います。
天候 曇り(朝ガス一時青空も見えたが後ガスガス)
過去天気図(気象庁) 2021年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■往路:都内(01:40)−首都高速−外環自動車道−<大泉JCT>−関越自動車道−<月夜野IC>−国道17号−三国峠−平標登山口駐車場(05:02/219km)

■復路:平標登山口駐車場(15:06)−国道17号−三国トンネル−猿ヶ京温泉−<月夜野IC>−関越自動車道−<大泉JCT>−外環自動車道−首都高速−都内(19:03/437km)

■駐車場:平標登山口駐車場(元橋駐車場)
関越自動車道を月夜野ICで降りて三国街道(国道17号線)を走った場合、三国峠から約7キロ走った右側に「平標登山口」の看板があり、150台ほど駐車できる大きな駐車場があります。冬期はトイレや自販機は閉鎖されていますが、入口は開いており駐車は可能です。
マップコード:554 514 190*26
コース状況/
危険箇所等
■駐車場−平標山
駐車場から5分弱で「平標山」と書かれた登山口があります。
登山口から四合目(鉄塔)までは完全に夏道が出ています。三合目辺りから右側に雪がありますので、雪上を歩くかはお好みで...
四合目からは夏道も一部出ていますが、松手山まで雪は繋がっていますので、雪上を歩いた方が楽です。朝方(+2℃)のためか雪は締まっていて、アイゼンの歯が沈む程度でした。
松手山から平標山までは、日当たりのいい場所では夏道が出ていたり木道(階段)が出ている場所があります。頂上付近では、大きなクラックが入っていたり、雪庇が落ちかけている場所があるので、注意が必要です。

■平標山−仙ノ倉山
+10℃ぐらいまで気温が上がったためか、雪質グズグズで腰までの踏み抜きが頻繁に起こりました。堪らずにワカンを装着しましたが、それでも膝くらいは潜りました。
雪の下に木道や階段があり、とくに階段の間に足を落とすとケガをすることも考えられるので注意が必要です。
やはり日当たりのいい場所では、夏道や木道・階段が露出していて、ワカンでは歩き難いです。

■平標山−ヤカイ沢
平標山と平標山ノ家の中間辺りからヤカイ沢へ下降します。
BCのシュプール痕があるので下降点は見つけやすいと思いますが、シュプールやトレース痕が消えている場合もあるので、GPSを併用した方がいいでしょう。
この日はBC1名と登山者1名に会っただけです。
雪が柔らかいのでアイゼンは着けませんでしたが、そこそこの急斜面ですので、雪が固いときはアイゼンを付けた方が安全でしょう。
広い沢ですので、ガスがあるときは迷わないように...この日もガスで見難かったです。谷のガスは動かないので厄介です。
ヤカイ沢の下部は雪も消え始めブッシュが起き出していて薮漕ぎになります。
三国街道を北上、三国峠から7キロほど、平標登山口の看板があります。
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三国街道を北上、三国峠から7キロほど、平標登山口の看板があります。
150台駐車可能な広い駐車場ですが、車は5、6台。トイレや自販機は冬期閉鎖されています。
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150台駐車可能な広い駐車場ですが、車は5、6台。トイレや自販機は冬期閉鎖されています。
駐車場から林道を5分ほど、平標山への登山口があります。
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駐車場から林道を5分ほど、平標山への登山口があります。
登山口から10分ほど登ると「一合目」の標識があります。この標識は平標山まで続いていて、山頂直下で「九合目」を見たので、頂上が「十合目」だと思います。
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登山口から10分ほど登ると「一合目」の標識があります。この標識は平標山まで続いていて、山頂直下で「九合目」を見たので、頂上が「十合目」だと思います。
東側はガスですが、西側は青空が広がってきました。苗場山です。
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東側はガスですが、西側は青空が広がってきました。苗場山です。
苗場山をアップに...
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苗場山をアップに...
鉄塔まで登ってきました。まだ四合目です。
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鉄塔まで登ってきました。まだ四合目です。
北側のガスも取れてきました。見えてきた山は東谷山かな。
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北側のガスも取れてきました。見えてきた山は東谷山かな。
四合目、東側の雪庇です。
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四合目、東側の雪庇です。
四合目から松手山に繋がっている雪庇の雪道です。
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四合目から松手山に繋がっている雪庇の雪道です。
雪庇雪道の左手には夏道が露出しているところもありますが、雪上を歩くためピッケルとアイゼンを出しました。
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雪庇雪道の左手には夏道が露出しているところもありますが、雪上を歩くためピッケルとアイゼンを出しました。
松手山の山頂が近くなってきましたが、周囲はガスが広がってきてチョット残念です。
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松手山の山頂が近くなってきましたが、周囲はガスが広がってきてチョット残念です。
松手山直下の雪庇です。
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松手山直下の雪庇です。
松手山山頂で登ってきた斜面を振り返ります。
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松手山山頂で登ってきた斜面を振り返ります。
山頂標らしきを見つけましたが「松手山」の標記がありません。
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山頂標らしきを見つけましたが「松手山」の標記がありません。
少し掘り起こしてみるとありました「松手山」。三角点は雪の下です。
山名:松手山 基準点名:河内山 等級:三等 標高:1613.8m(取り置き)
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少し掘り起こしてみるとありました「松手山」。三角点は雪の下です。
山名:松手山 基準点名:河内山 等級:三等 標高:1613.8m(取り置き)
山頂から見た西側です。青空の割には少し靄ってきました。
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山頂から見た西側です。青空の割には少し靄ってきました。
松手山の山頂を後にして平標山に向かいます。
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松手山の山頂を後にして平標山に向かいます。
南側に張り出した雪庇です。幅の広いところもあるので右手側を注意して北側を歩きます。
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南側に張り出した雪庇です。幅の広いところもあるので右手側を注意して北側を歩きます。
八合目を過ぎて雪庇には大きなクラックが入って落ちはじめています。
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八合目を過ぎて雪庇には大きなクラックが入って落ちはじめています。
雪上は無理で露出している左手の夏道を登ります。
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雪上は無理で露出している左手の夏道を登ります。
期待した青空ですが...
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期待した青空ですが...
手前は日白山への尾根と奥は東谷山への稜線です。
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手前は日白山への尾根と奥は東谷山への稜線です。
先週登った日白山をアップに...なにやら急速に靄ってきました。
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先週登った日白山をアップに...なにやら急速に靄ってきました。
平標山の山頂です。北面には雪が付いているので直登してきましたが、山頂には誰もいません。なんと雪も全くありません。
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平標山の山頂です。北面には雪が付いているので直登してきましたが、山頂には誰もいません。なんと雪も全くありません。
山名:平標山 基準点名:松出 等級:三等 標高:1983.81m
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山名:平標山 基準点名:松出 等級:三等 標高:1983.81m
平標山から仙ノ倉山の雪はグズグズで踏み抜きが頻発、がまんしてツボ足できましたが先に進めません。ここでワカンを装着、それでも膝程度まで沈みますがなんとか進めます。
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平標山から仙ノ倉山の雪はグズグズで踏み抜きが頻発、がまんしてツボ足できましたが先に進めません。ここでワカンを装着、それでも膝程度まで沈みますがなんとか進めます。
ところが木道が露出している場所があります。
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ところが木道が露出している場所があります。
足もとは天狗が履いている一本歯の下駄と同じで前後のバランスが難しい。今日はストックを持ってきていません。
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足もとは天狗が履いている一本歯の下駄と同じで前後のバランスが難しい。今日はストックを持ってきていません。
仙ノ倉山の山頂ですが雪がありません。整備された広い山頂ですが、誰もいません。
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仙ノ倉山の山頂ですが雪がありません。整備された広い山頂ですが、誰もいません。
山名:仙ノ倉山 基準点名:仙倉山 等級:二等 標高:2026.29m
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山名:仙ノ倉山 基準点名:仙倉山 等級:二等 標高:2026.29m
想定外のグズグズ雪のピストンから平標山に戻ってきました。ヤカイ沢へ下るため「平標山ノ家」方向に下ります。
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想定外のグズグズ雪のピストンから平標山に戻ってきました。ヤカイ沢へ下るため「平標山ノ家」方向に下ります。
カヤイ沢へ下っています。思った以上に急斜面ですが、ガスっているので左側の急斜面は見えません。極力右手側を下ります。
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カヤイ沢へ下っています。思った以上に急斜面ですが、ガスっているので左側の急斜面は見えません。極力右手側を下ります。
右手側にはクラックなどもありますが、今は回避できます。
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右手側にはクラックなどもありますが、今は回避できます。
途中、左側の沢に迷いそうになりましたが、なんとかカヤイ沢側に降りてきました。樹林帯に降りてくると一安心です。
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途中、左側の沢に迷いそうになりましたが、なんとかカヤイ沢側に降りてきました。樹林帯に降りてくると一安心です。
昼食時間を過ぎているのですが、一面雪で腰を下ろす場所がありませんでした。カヤイ沢近くまで下ってくると、やっと休めそうです。
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昼食時間を過ぎているのですが、一面雪で腰を下ろす場所がありませんでした。カヤイ沢近くまで下ってくると、やっと休めそうです。
まいど質素な昼食です。
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まいど質素な昼食です。
ここまでお世話になった道具を片付けます。
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ここまでお世話になった道具を片付けます。
お腹もいっぱいになったので、カヤイ沢まで一気に下ります。途中までBCらしき古い痕跡がありましたが、途中で消えてしまいました。
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お腹もいっぱいになったので、カヤイ沢まで一気に下ります。途中までBCらしき古い痕跡がありましたが、途中で消えてしまいました。
カヤイ沢に降り立ちました。もちろん水は雪の下です。
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カヤイ沢に降り立ちました。もちろん水は雪の下です。
ひたすら下ります。思った以上に距離があるように感じました。
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ひたすら下ります。思った以上に距離があるように感じました。
最後は藪漕ぎをして飛び出したところは林道の終点のような広場でした。
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最後は藪漕ぎをして飛び出したところは林道の終点のような広場でした。
駐車場に戻る林道の途中には、今晩のおつまみの食材がたくさんあったのですが、すでに時期は遅かったようでほとんどが開いていました。
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駐車場に戻る林道の途中には、今晩のおつまみの食材がたくさんあったのですが、すでに時期は遅かったようでほとんどが開いていました。
さて東京まで220キロ、いつになく踏み抜きで疲れました。ハンドルは車に任せて居眠りで帰ります。
お疲れ〜...
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さて東京まで220キロ、いつになく踏み抜きで疲れました。ハンドルは車に任せて居眠りで帰ります。
お疲れ〜...

感想

今期は雪山テン泊をしていないので、2日間好天が続けばテントを担いでのんびりと、激混みの八ッや北アを避けてテン泊で会津駒ヶ岳の周回を考えていた。
ところが土曜日の天気はマズマズだが、日曜日は雨模様。福島までの日帰りはきつい。

仙ノ倉山...先週、日白山やタカマタギから見た白さは半端なかった。
そこで新潟の日帰りなら片道200キロ。前から興味があったヤカイ沢を歩いて見ることにした。
最初は二居からの松手尾根を考えていたが、三国街道の戻りの時間を短縮して登山口を元橋に変更した。

平標山までの雪質は締まっていてアイゼンのハイキングが楽しめたが、仙ノ倉山間の雪質はグズグズで踏み抜き多く、久しぶりにワカンを使用した。
ワカンを履いても膝まで潜る軟雪は久しぶり。普段使用しない筋肉を酷使したのか体中が痛い。

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