巻機山(&割引岳、牛ヶ岳;往路:天狗尾根、復路:井戸尾根)
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- GPS
- 08:05
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,519m
- 下り
- 1,510m
コースタイム
天候 | 晴れ、風は若干あり 雪渓上気温12℃前後 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山口前とトイレ脇20台で合計50台程度は停められるか。 朝5時頃で10台強の駐車、この日は下山時も30台弱でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
天狗尾根コースの”初心者”入山禁止は伊達でない。 時期と天候が合わなければ入らない方が賢明。 雪崩、土砂崩れの心配はもうなさそうだが、雪渓の状態に気をつけましょう。 ピッケル、アイゼンは必要。 ザレ、浮き石も多いので、悪天候時も入らないこと。 井戸尾根は虫が大量発生しているので、虫除け必須。 虫のせいで雪渓以外休めません。 |
写真
感想
仕事を8時で切り上げ帰って床につくも眠れず、やむなく1時半に起きて2時発。
4時に桜坂駐車場に到着。
新潟って近い。東京から200キロ弱。
既に5台停まっていて、続々と車が現れる。
朝食を食べて5時発。
服装は上ベースレイヤー、下は薄手アンダー+薄手ソフトシェル。雪渓から上は冷え、風も出てきたため薄手フリース着用。
薄手グローブ着用。
ポール使用。途中、アイゼンとピッケル使用。
天狗尾根コースは”初心者”入山禁止とあった。初心者は手書きですが。
登山口で登山届を提出し、いざ出発。
出だしの沼地でいきなり大きな蝦蟇5匹のお出迎え。
整備されていないが、ルートはわかりやすい。
避難路と沢への分岐が出て、沢に入る。
沢といえど全て雪渓。水の流れる音は聞こえるので、この雪渓の下を流れているのだな。
そこそこ雪も締まっていて、傾斜もまだ緩いのでアイゼン無しでそのまま進む。
傾斜がきつくなったところでアイゼン装着。
途中、沢の激流が見え、これに飲まれたら雪渓の下へあの世まで流されると意気消沈するも、どうやら左から上がれそう。
とはいってもザレ、浮き石の急斜面で、全身を使ってクライミング。
再度雪渓に戻ると今度は急斜面で目印の天狗岩が正面にそびえる。
傾斜もきつくなってきたのでピッケルを用意して進みます。
急なので息が切れ、呼吸を整えながら進む。
周りは土砂崩れだらけで、時期を間違えたら、雪崩や土砂崩れの餌食になっていることでしょう。
ヌクビ出合は開けた場所で落石等の危険も感じられなかったのでここで一服休憩。
ここまで誰も目にせず、一人この山と向き合えて幸せ。
出合から上も急登できつい。
途中から夏道に取り付く。
ここも先ほどと同様にザレ、浮き石、急登のクライミング。
しかしお花が沢山咲いていて気が休まる。
途中、滑落注意の雪渓を登る。
ようやく道も緩やかになり、日も出てたところ、今度は蛇の登場。
結構な太さの大蛇で、向こうも日向ぼっこをしたところをびっくりして藪に逃げた模様。続けて2匹も出会す。
このあとは熊鈴ならぬ蛇鈴として音を意識的に鳴らしながら登山。
ようやく割引山頂が見えて油断して鳴らさなかったらまた1匹に遭遇、と蛇に緊張しながらようやく割引岳到着。
山頂からは周囲の山容が見渡せ絶景。
ショートストップの後は御機屋へ。
所々注意して雪渓を歩き、難なく御機屋到着。
ここに巻機山山頂の標識あり。
ここで3人の方が休憩されていました。
ワンタッチで本当の?山頂に向かうもケルンのみ。
ちょっと寂しいので牛ヶ岳にも行きましょう(計画済み)。
牛ヶ岳は平で、難なく到着。
風が強いので山頂から少し先の裏巻機山ルート手前で恒例の乾杯!と昼食をいただきました。
休憩にはちょうどいい場所なので、他にも5、6人の方が休憩されていました。
越後三山を目の前に50分も休憩をしてしまいました。
帰路は井戸尾根を下山。
こちらも所々雪が残っていましたが、凍結していないため、アイゼンを付けずに下山しました。
雪が抜け、夏道が始まると今度は虫の大群のお出まし。
歩いている間ずっとまとわりつかれ、少しでも止まろうものなら、何十匹も顔に群がります。
途中の虫の少なくなる雪道上で虫除けスプレーを振りかけて駆け下りる。
ほぼノンストップでの下山でした。疲れた。
下山後は汗流しに源泉掛け流しの龍気別館(650円)に行きました。
食事は六日町駅周辺なら何かあるだろうと思ったが、何もない!
しょうがないので、塩沢石打SAでもち豚生姜焼き定食(780円)をいただきました。越後の米、食材を使っているそうです。うまい。
帰路の関越は渋滞無く、これまた2時間で帰ることが出来ました。
6月でもなかなか登り応えのある雪渓登りでした。おもしろかったです。
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