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Yamareco

記録ID: 305723
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

甲斐駒ケ岳 〜私を黒戸に連れてって!〜

2013年06月02日(日) [日帰り]
 - 拍手
satoyama その他1人
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
12:25
距離
19.1km
登り
2,551m
下り
2,557m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

4:35駐車場ー6:10笹ノ平分岐ー7:24刃渡りー7:46刀利天狗ー8:24五合目小屋跡ー9:18七丈小屋ー10:15八合目御来迎場ー11:25山頂11:46ー12:27八合目御来迎場ー13:05七丈小屋ー13:50五合目小屋跡ー14:23刀利天狗ー14:37刃渡りー15:38笹ノ平分岐ー16:45駐車場
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2013年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
4時半頃、駐車場は4台。
トイレあり。
コース状況/
危険箇所等
【雪の状況】
主立ったところでは、雪渓が2箇所、トラバースが1箇所あります。
その3箇所を除くと、ほぼ夏道です。
この日の雪の状況は、アイゼンを使用しなくても大丈夫なレベルでした。
ただ、軽アイゼンとストックは、携行したほうがよいと思います。

ー珪羮屋からほどなくして、ちょっとした急な雪渓があります。

△修慮紂△垢阿鉾羈單長い雪渓の急斜面となります。
2箇所とも、雪はほどよく緩んでいて、ズルズル滑ることはありません。
また、踏み抜くこともありません。
2箇所とも、木があるので、滑っても止まることは止まります。
足跡が浅いところは、キックステップで登ります。
下りは、カミサンはチェーンスパイクとストックを使用。
(この方が、下りやすいと思います)

M遒舛燭藥澆泙蕕覆10mほどのトラバースが、鉄剣の見える手前にあります。
ここが核心部と思ってましたが、直近のレコより、状況がよくなったようで、雪面も踏み込まれ、凍結もなく、アイゼンなしでも慎重に歩けば通過できるレベルでした。
ちなみに、下山者にお聞きしたところ、4人中3人の方がアイゼンを使用していませんでした。
予約できる山小屋
七丈小屋
4時35分、明るくなった尾白渓谷駐車場をスタート。
本当は4時にスタートする予定でした(汗)
2013年06月02日 04:35撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
6/2 4:35
4時35分、明るくなった尾白渓谷駐車場をスタート。
本当は4時にスタートする予定でした(汗)
ほどなく竹宇駒ヶ岳神が正面に現れます。
2013年06月02日 04:40撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
6/2 4:40
ほどなく竹宇駒ヶ岳神が正面に現れます。
境内の中を通っても、左側の川寄りを通ってもOKです。
2013年06月02日 04:40撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
6/2 4:40
境内の中を通っても、左側の川寄りを通ってもOKです。
この吊り橋を渡り、少し歩くと、尾白渓谷の遊歩道と道を分け、黒戸尾根に取り付きます。
2013年06月02日 04:41撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
6/2 4:41
この吊り橋を渡り、少し歩くと、尾白渓谷の遊歩道と道を分け、黒戸尾根に取り付きます。
さすが、南アルプス天然水。
川底まで透き通って見えます。
2013年06月02日 04:41撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
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6/2 4:41
さすが、南アルプス天然水。
川底まで透き通って見えます。
十二曲りといわれるジグザグの急登が続く中、ツツジと新緑に心が和みます。
2013年06月02日 05:46撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
4
6/2 5:46
十二曲りといわれるジグザグの急登が続く中、ツツジと新緑に心が和みます。
このような気持ちのいい道になると、ほっとします。
2013年06月02日 06:06撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
6/2 6:06
このような気持ちのいい道になると、ほっとします。
そして、笹ノ平分岐に到着です。
さすがに、カミサンもまだまだ余裕があります。
2013年06月02日 06:10撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
6/2 6:10
そして、笹ノ平分岐に到着です。
さすがに、カミサンもまだまだ余裕があります。
笹ノ平から先は、その名の通り、笹が生い茂ってます。
ここから八丁坂といわれる急登がずっと続きます。
2013年06月02日 06:31撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
6/2 6:31
笹ノ平から先は、その名の通り、笹が生い茂ってます。
ここから八丁坂といわれる急登がずっと続きます。
こんなところを通って。
ただ、ひたすら登るしかありません。
2013年06月02日 07:16撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
2
6/2 7:16
こんなところを通って。
ただ、ひたすら登るしかありません。
予定より早く刃渡りに着くことができました。
この日唯一の展望。
トウゴクミツバツツジと地蔵岳。
2013年06月02日 07:24撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
11
6/2 7:24
予定より早く刃渡りに着くことができました。
この日唯一の展望。
トウゴクミツバツツジと地蔵岳。
刃渡りは、ポールと鎖が設置されているので、その名ほど怖くありません。
2013年06月02日 07:25撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
5
6/2 7:25
刃渡りは、ポールと鎖が設置されているので、その名ほど怖くありません。
鎖を使わなくても、慎重に歩けば、通過できます。
2013年06月02日 07:26撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
2
6/2 7:26
鎖を使わなくても、慎重に歩けば、通過できます。
八ヶ岳がうっすら見えました。
晴れてくれ〜!
2013年06月02日 07:27撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
6/2 7:27
八ヶ岳がうっすら見えました。
晴れてくれ〜!
トウゴクミツバツツジ。
疲れが吹っ飛ぶほど、目にも鮮やか!
2013年06月02日 07:27撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
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6/2 7:27
トウゴクミツバツツジ。
疲れが吹っ飛ぶほど、目にも鮮やか!
イワカガミが刃渡りの岩の隅に、健気に咲いていた!
カミサンペースで登ると、余裕があって、花にも目が届きます。
2013年06月02日 07:31撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
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6/2 7:31
イワカガミが刃渡りの岩の隅に、健気に咲いていた!
カミサンペースで登ると、余裕があって、花にも目が届きます。
オオカメノキ
2013年06月02日 07:32撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
6/2 7:32
オオカメノキ
刃渡りを通過するとすぐに、最初の階段が現れます。
2013年06月02日 07:39撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
6/2 7:39
刃渡りを通過するとすぐに、最初の階段が現れます。
ほどなくして刀利天狗に到着。
2013年06月02日 07:46撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
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6/2 7:46
ほどなくして刀利天狗に到着。
刀利天狗をさらに進むと、ちょっと一息つける区間もありますが、その先、五合目小屋跡まで下ることになります(汗)
2013年06月02日 08:24撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
6/2 8:24
刀利天狗をさらに進むと、ちょっと一息つける区間もありますが、その先、五合目小屋跡まで下ることになります(汗)
五合目小屋跡を下ると、これから七丈小屋まで、ハシゴ、鎖が連続する岩場となります。
2013年06月02日 08:24撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
6/2 8:24
五合目小屋跡を下ると、これから七丈小屋まで、ハシゴ、鎖が連続する岩場となります。
まずは長いハシゴを登ります。
ここでサプライズが!
2013年06月02日 08:26撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
6/2 8:26
まずは長いハシゴを登ります。
ここでサプライズが!
何とこんなところに可憐なイワザクラが!
これは、手を伸ばして撮るしかないでしょ(怖)
2013年06月02日 08:25撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
1
6/2 8:25
何とこんなところに可憐なイワザクラが!
これは、手を伸ばして撮るしかないでしょ(怖)
イワザクラ、感動!
こんなところに。
カワイスギルぅ〜!
2013年06月02日 08:28撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
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6/2 8:28
イワザクラ、感動!
こんなところに。
カワイスギルぅ〜!
しっかりした橋を渡り、
2013年06月02日 08:53撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
6/2 8:53
しっかりした橋を渡り、
垂直ハシゴを慎重に登ります。
カミサン、よくこんな写真を撮れるなあ(驚)
2013年06月02日 08:58撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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6/2 8:58
垂直ハシゴを慎重に登ります。
カミサン、よくこんな写真を撮れるなあ(驚)
そして、七丈小屋が見えました。
正直ほっとします。
2013年06月02日 09:18撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
6/2 9:18
そして、七丈小屋が見えました。
正直ほっとします。
この朽ちたハシゴを登って、七丈小屋を後にします。
2013年06月02日 09:17撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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6/2 9:17
この朽ちたハシゴを登って、七丈小屋を後にします。
テント場にテントなし。
2013年06月02日 09:25撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
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6/2 9:25
テント場にテントなし。
ミネザクラが咲いてました。
2013年06月02日 09:30撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
6/2 9:30
ミネザクラが咲いてました。
七丈小屋を後にすると、最初の急な雪渓が現れます。
キックステップで、足場を整えながら登ります。
2013年06月02日 09:36撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
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6/2 9:36
七丈小屋を後にすると、最初の急な雪渓が現れます。
キックステップで、足場を整えながら登ります。
次は結構長い雪渓が立ちはだかります。
2013年06月02日 09:40撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
6/2 9:40
次は結構長い雪渓が立ちはだかります。
カミサンでも、登りはアイゼンなくて、大丈夫でした。
滑っても、木があるので、止まることは止まると思います。
2013年06月02日 09:47撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
6/2 9:47
カミサンでも、登りはアイゼンなくて、大丈夫でした。
滑っても、木があるので、止まることは止まると思います。
ハシゴも雪に埋もれてます。
2013年06月02日 09:54撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
6/2 9:54
ハシゴも雪に埋もれてます。
「もう少しだよ〜、頑張れ!」
2013年06月02日 09:55撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
6/2 9:55
「もう少しだよ〜、頑張れ!」
雪渓をクリアしたあたりから、カミサン、ヘロヘロに!
でも、今日は、いつもと違い、立ち止まることなく、登ってます。
2013年06月02日 10:11撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
2
6/2 10:11
雪渓をクリアしたあたりから、カミサン、ヘロヘロに!
でも、今日は、いつもと違い、立ち止まることなく、登ってます。
「着いたぞ〜!」
八合目御来迎場に10時15分到着。
山頂12時のタイムリミットは、クリアできそうだ!

2013年06月02日 10:15撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
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6/2 10:15
「着いたぞ〜!」
八合目御来迎場に10時15分到着。
山頂12時のタイムリミットは、クリアできそうだ!

八合目からは、大展望が待ってるはずなんだけどなぁ。
赤石沢の岩壁がうっすら見えるだけ(泣)
雷鳥に期待しよう。
2013年06月02日 10:18撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
6/2 10:18
八合目からは、大展望が待ってるはずなんだけどなぁ。
赤石沢の岩壁がうっすら見えるだけ(泣)
雷鳥に期待しよう。
有名なこの岩には、まだ雪がとりついてます。
2013年06月02日 10:27撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
6/2 10:27
有名なこの岩には、まだ雪がとりついてます。
腕力を使い岩場をクリア。
2013年06月02日 10:29撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
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6/2 10:29
腕力を使い岩場をクリア。
鎖も利用し、
2013年06月02日 10:33撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
6/2 10:33
鎖も利用し、
そして、落ちたら終わりの核心部が現れます。
でも、この日は、トレースもしっかりして、雪もほどよく緩んでいたので、アイゼンなしでも大丈夫なレベルで助かりました。
2013年06月02日 10:35撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
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6/2 10:35
そして、落ちたら終わりの核心部が現れます。
でも、この日は、トレースもしっかりして、雪もほどよく緩んでいたので、アイゼンなしでも大丈夫なレベルで助かりました。
カミサンは念のため、チェーンスパイクとストックを利用しました。
2013年06月02日 10:38撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
5
6/2 10:38
カミサンは念のため、チェーンスパイクとストックを利用しました。
でも、落ちたら止まらないので、一歩一歩慎重に歩きました。
2013年06月02日 12:10撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
1
6/2 12:10
でも、落ちたら止まらないので、一歩一歩慎重に歩きました。
10mほどのトラバースです。
足場はほぼ平らに踏み込まれてます(下山時の写真)
2013年06月02日 12:14撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
6/2 12:14
10mほどのトラバースです。
足場はほぼ平らに踏み込まれてます(下山時の写真)
核心部をクリアしてほっとするのもつかの間、股関節や腕力を使う岩場が、スタミナを奪います。
2013年06月02日 10:44撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
4
6/2 10:44
核心部をクリアしてほっとするのもつかの間、股関節や腕力を使う岩場が、スタミナを奪います。
普段の山行では、あまり使わない筋肉も動員することになります。
2013年06月02日 10:46撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
2
6/2 10:46
普段の山行では、あまり使わない筋肉も動員することになります。
ガスの中から、ようやく鉄剣が浮かび上がって見えた!
2013年06月02日 10:48撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
6/2 10:48
ガスの中から、ようやく鉄剣が浮かび上がって見えた!
鉄剣を振り返った様子。
ここから先、雪はありません。
本来なら、富士山の絶景が見えるはずなのに(涙)
2013年06月03日 22:20撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
6/3 22:20
鉄剣を振り返った様子。
ここから先、雪はありません。
本来なら、富士山の絶景が見えるはずなのに(涙)
イルカには見えないけど、目に止まる岩。
2013年06月02日 11:01撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
6/2 11:01
イルカには見えないけど、目に止まる岩。
山頂方向は、なんも見えない〜
2013年06月02日 11:08撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
6/2 11:08
山頂方向は、なんも見えない〜
やっと、見えた!
2013年06月02日 11:12撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
6/2 11:12
やっと、見えた!
一瞬ガスが引いて、祠が見えた。
「もうすぐだよ〜!」
2013年06月02日 11:22撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
5
6/2 11:22
一瞬ガスが引いて、祠が見えた。
「もうすぐだよ〜!」
貸切の山頂。
2013年06月02日 11:25撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7
6/2 11:25
貸切の山頂。
「頑張ったなぁ〜、すごいすごい!」
カミサン念願の黒戸から甲斐駒を攻略。
展望はなくても、満足、満足!
2013年06月04日 12:57撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
40
6/4 12:57
「頑張ったなぁ〜、すごいすごい!」
カミサン念願の黒戸から甲斐駒を攻略。
展望はなくても、満足、満足!
登頂の余韻に浸る間もなく、行動食を摂って、下山することに。
大展望のご褒美ないの〜?
2013年06月02日 11:46撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
6/2 11:46
登頂の余韻に浸る間もなく、行動食を摂って、下山することに。
大展望のご褒美ないの〜?
下界は晴れなのかな?
2013年06月02日 12:27撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
6/2 12:27
下界は晴れなのかな?
七丈小屋の有料トイレ。
2013年06月02日 13:05撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
6/2 13:05
七丈小屋の有料トイレ。
水場はまだ閉鎖中でした(泣)
因みに小屋は営業してます。
2013年06月02日 13:05撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
6/2 13:05
水場はまだ閉鎖中でした(泣)
因みに小屋は営業してます。
帰りは達成感に包まれ、気分はウキウキです!
でも、下りは普段、苦にしないカミサンですが、今回は足がいっぱいいっぱいで、スピードが上がりません。
2013年06月02日 14:37撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7
6/2 14:37
帰りは達成感に包まれ、気分はウキウキです!
でも、下りは普段、苦にしないカミサンですが、今回は足がいっぱいいっぱいで、スピードが上がりません。
そんな疲労したカラダを、お花たちが癒してくれます。
2013年06月02日 14:37撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
8
6/2 14:37
そんな疲労したカラダを、お花たちが癒してくれます。
刃渡りもいい感じ。
2013年06月02日 14:40撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
5
6/2 14:40
刃渡りもいい感じ。
刃渡りから笹ノ平分岐まで、結構下ったように感じても、なかなか着きません。(汗)
2013年06月02日 15:38撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
6/2 15:38
刃渡りから笹ノ平分岐まで、結構下ったように感じても、なかなか着きません。(汗)
尾白川のせせらぎの音が聞こえてくれば、ゴールは間近。
この吊り橋を渡ると、「あ〜終わったな」と、しみじみ感じます。
2013年06月02日 16:40撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
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6/2 16:40
尾白川のせせらぎの音が聞こえてくれば、ゴールは間近。
この吊り橋を渡ると、「あ〜終わったな」と、しみじみ感じます。
予定より早く、明るいうちに帰れてよかった。
2013年06月02日 16:45撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
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6/2 16:45
予定より早く、明るいうちに帰れてよかった。

感想

ロング山行の適期である6月がやってきました。
3年越しの目標である八ヶ岳全山縦走(日帰り)は、日の長いこの時期に何とか成し遂げたいと思ってます。
そこで、日曜日は、北八ヶ岳の残雪の状況を把握するため、下見の予定でした。
下見ということで、あまり気乗りしない中、
山に対しネガティブなカミサンが、突然、
「黒戸尾根から甲斐駒へ行く」と言いだしたのです。
まさに青天の霹靂!
この意を酌まないわけにはいきません。
私は、昨年ソロで、黒戸から甲斐駒に登ってますが、カミサンと一緒に登れる日がこんなに早くやってくるとは、夢にも思いませんでした。
黒戸日帰りは、体力、気力、天候、日照時間、コース状況など、すべての要素が伴わないと、カミサンには難しいコースです。
その中でもカミサンに一番欠けていた気力が、突然暴発(笑)

「誰がカミサンの心に火をつけた!」kuniyanさんのパクリ(笑)
某飲み会で「甲斐駒は黒戸から登らないと、甲斐駒って言わないらしいですよ」
と言ったMATSUさんのひと言が、きっかけ?
そういえは、fallさんも黒戸行ったし(笑)
と聞くと「それは、関係ない」とカミサン。
それでは、先日、カミサンが丹沢山をご一緒したkuniyanwifeさんとの山行の中で、
「黒戸、行ってみたいね!」と共感し合ったことは?
「少しきっかけになったかも!
でも、一番は、自分の立ち位置の確認かな。
山を始めた4年前、北沢峠から甲斐駒へ登ったとき、始発バスでスタートし、
終バス1本前にヘロヘロになってたどり着いた自分が、
別世界と思っていた黒戸でどこまでできるか、やってみたくなった!
行けるところまで行って、ダメなら戻ってくればいい。
だけど撤退の可能性もあるので、誰にも言わないでよ」
了解!
これ以外に、私が昨年、ソロで黒戸から登って、他の山とは違う達成感を抱いたのを目の当たりにしたことも、
黒戸への思いを強くした一因だと思います。
思い起こせば、NHKの百名山「甲斐駒ヶ岳」は飽きるほど再生していたなあ。

さて、黒戸を攻略できたポイントを振り返ると
●天候は曇り。ビューこそなかったが、暑くもなく寒くもなく適温。
●夏至前のこの時期、4時過ぎには明るくなり、日も長い。
●12時に山頂へ到着できないようであれば、撤退を考えていたが、ポイントごとの設定時間を順調にクリアできた。
●カミサンの気力は、いつになく充実し、苦手の登りで弱音を吐くこともなく、イーブンペースを維持できた。
●直近のfallさんとhanameizanさんのレコで、コース状況を把握できた。
●下山者4名に、トラバースの状況、アイゼンの有効性などを聞くことができ、これなら行けるぞ!とテンションが上がった。(ノーアイゼン3名)
●雪のコンディションがほどよく緩んでいて、アイゼンがなくても大丈夫な状況(カミサンは落ちたら終わりのトラバースと長い雪渓でチェーンスパイクを使用)

この日は、スタート時、駐車場に車4台。
この日出会った登山者は、追い抜いて行った方1名と雪渓を前に断念した方1名のほか、この日小屋泊まりの登山者を含め10数名程度。
*後日、日帰り組は、私たち以外2名で、そのうちの1人は、tomo1839さんだと分りました。
雪の状況を尋ねると、「アイゼンなんてなくても大丈夫!」と教えて下さり、駆け下りていかれました(驚)
この時期、黒戸に踏み出せないのは、やはり雪の状況に不安があるからだと思います。
私たちもそうでした。
直近のfallさんとhanameizanさんの情報がありがたかったですね。
ありがとうございます。
このレコがなかったら、とても踏み出す勇気はなかった!
そして、当日の雪も、直近のレコより踏み跡もしっかりついて、いいコンディションになっていたのが、何よりありがたかったです。

当日は曇りで全くのノービュー。
唯一、刃渡りで鳳凰三山を拝めただけ(涙)
でも、私が初めて黒戸を攻略したとき同様、カミサンの達成感は半端じゃなく、
「展望はなくても、登れただけで大満足!私もいつの間にか黒戸から甲斐駒へ行けるようになったんだ!」
気がつけば、二人の年齢を合計すると100歳(自分たちもビックリ!)
登山を始めた4年前、北沢峠からの甲斐駒で、ヘロヘロだった私たち。
夫婦で黒戸を攻略できる日が来るなんて、その頃思いもしなかった!
まだまだ、伸びシロはあるんだなぁ!
これが、山の魅力のひとつかもしれない。
土曜日が休みでない私たちが、山行の幅を広げるには、どうしても日帰りでロングをこなす体力、スピードが求められます。
標高差2200mの黒戸を攻略できたことは、カミサンにも大きな自信となったようです。
残った一筋縄ではいかない百名山も、「黒戸に比べれば!」ということで、こなしてくれるでしょう。
他の山とは、別格の達成感を味わうことができる黒戸からの甲斐駒。
きつくても、また行きたくなる黒戸尾根。
ノービューでも、満足度大ですが、次回こそは、大展望を拝める日に登りたいなあ!







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コメント

satoyamaさん、こんにちは!
早池峰でお会いしてから早いもので1年ですね、お久しぶりです。

ぎりぎりでバブル下の私にもグッと来るタイトルで・・

黒戸尾根、よいコースですよね。長いけれども嫌いではありません
夫婦で日帰り黒戸尾根、我が家も密かに目標にしています(w

次は、黒戸尾根から大展望の甲斐駒ですね!
2013/6/5 14:29
すご〜い!!
satoさん、奥様、こんにちは!

素晴らしいですね〜〜〜

気力十分!そしてめちゃめちゃ成長したであろう
奥様とsatoさんに大拍手です

これからも益々のパワーアップ山行楽しみにしています

fall
2013/6/5 19:36
☆☆本物の甲斐駒☆☆
satoyamaさん、こんばんは。

奥様いつの間にか逞しくなられましたね
怠けているとそのうち奥様に 付いて行けなくなってしまうんじゃないですか

残雪も少なくなり新緑の東駒、いやっ甲斐駒いいですねぇ
確かUサギさんも甲斐駒狙っていましたよね

自分は一生東駒のままで終わりそうです

いよいよ○○○○が迫ってきましたね
みなさんで頑張って来て下さい

PS:そういえば に一眼レフは持って行かれないんですか
2013/6/5 20:21
ゲスト
奥様V(^_^)V
こんばんわ〜!
<私を黒戸に連れてって〜!>
ヤッホー!
うれしいですね(^o^)、satoさん!

奥様〜 今度お会いできるのが楽しみです。
黒戸の体験談をぜひ、聞かせてください

今年は東京マラソンもお二人で参加し完走されてますし、ご夫婦揃っての達成の数々、素晴らしいですね。



次は最高のお天気になりますように
お疲れ様でした
2013/6/5 20:46
気力充実!!!!!
こんばんは satoyamaさん 奥さま

突然気力爆発の正真正銘の甲斐駒ヶ岳
お疲れ様でした

いつもながら、ご夫婦仲良く羨ましい〜〜
是非、秘訣を伝授していただきたく、お願いします
できれば、直接

皆さんの気力充実に圧倒され、ついて行けるかな??
2013/6/5 21:29
あれから1年経ちましたか!
1955さん、こんばんは。
月日が経つのは、早いものですね
今でも、あの時のお子さんの姿は鮮明に覚えてます

タイトルを突っ込まれるとは思いませんでした
分る人は相当な、、、

まだ、ビートル乗ってらっしゃるんですか?
私は初代シロッコに乗ってたことがありますが、
シロッコを知ってる人も少ないでしょうね
2013/6/5 21:40
御夫婦での登山だったんですね〜!
satoyamaさん、こんばんは。

『甲斐駒』とうキーワードがアチコチででていたので、
satoさん、登ったんだな〜とは思っていましたが…

まさか!
奥様と御一緒だったとは!

(そういえば、『奥さんと』というキーワードも誰かのレコででてましたね

それにしても、奥様の得た自信の大きさが伺えますね〜
こーゆーのは、ホント、羨ましいです!

黒戸尾根で登ったとあらば、夫婦で行けない山は、もうほとんど無いんじゃないですか
2013/6/5 21:46
東駒でなく
fallさん、黒戸からカミサンも頑張りましたよ
fallさんのレコ、本当に参考になりました
ありがとうございます

ちょっとのところで、雪の状況は変わるようですね
まだ、人も少ない甲斐駒を満喫できました

これで、fallさんが行かれたときのような展望があれば 、
言うことなしなんですが
2013/6/5 21:47
本物の甲斐駒
Maieさん、やっちゃいましたよ、カミサンも
仰るとおり、ずっと前から、カミサンに抜かれるときが
遠くないうちに来ると思ってます

一眼レフですか!
Maieさんは、どっぷりはまっているようですね

私は、 で、カミサンとのんびり歩ける
展望のいい山にしか持って行きませんよ

なにしろ、重いですから
2013/6/5 21:53
mipoさん、こんばんは
私たちとmipoさんだけ、日曜日は だったんでしょうか

私は直前まで八ツへ行く予定だったんですよ
ところが、「ひとりで、黒戸へ行ってくる」って

さすがに、初のソロがこの時期の黒戸っていうわけにはいきませんから
ということで、一緒に行くことに

でも、いいトレーニングになりました
北のお山も、これで大丈夫でしょう
2013/6/5 22:06
URUさん、こんばんは。
カミサン、突然の暴発には、驚きました
黒戸攻略で、カミサン、パワーアップが図れればいいのですが
一緒に行けたおかげで、いいトレーニングになりました。

気力充実ですか?
確かにそうかもしれませんが、体力がまだまだ追いつきません

例のお山は、ナイトハイクが嫌いなので、明るくなってから歩きだしたいのですが、
ロング山行では、そうもいかないところが、悩みのタネです
2013/6/5 22:13
nabekaさん、こんばんは
カミサン、今でも甲斐駒の余韻に浸ってます

地図を見直したり、甲斐駒のビデオを見直したり、今まで見たことないですよ
黒戸を攻略できたことが、大きな自信になったことは確かのようです

> 黒戸尾根で登ったとあらば、夫婦で行けない山は、もうほとんど無いんじゃないですか

そう思う反面、そんなにとんとん拍子にはレベルアップはしない気もします

でも、いつかカミサンに抜かれるでしょうね
2013/6/5 22:34
良いですね!
こんばんわ

レコアップ楽しみにしてましたよ〜〜
会社で見て、すぐコメント入れたかったのですが・・
遅くなりました。

早い時間で雪のある黒戸、登っていますね
登りにストックなしで・・これまたスゴイ!!

でもでも・・
このレコで、というかこの山行
一番素敵なのは、satoyamaさんが奥さまの行きたい気持ちに全面的に応援して、頂上でお二人で感動している姿が一番良いです!!

奥さまの頑張ってる姿はいつも私に元気くれます
2013/6/6 1:09
黒戸か〜!ヤルね〜。玄人だね〜。
おはようございます、satoyamaご夫婦。

参りました。全面降伏です

一人で黒戸行ってくる?(ワォー)
奥さん何か嫌な事でもあったのかな(笑)少し心配です
自然発火にしては、すごいエネルギー

誰かうちの嫁にも火を点けてくれないかな〜!

こりゃ私も黒戸行かなきゃダメっすね
2013/6/6 7:40
どうしたことか
pikaさん、こんにちは。
カミサン、山へ自分から行きたいなんて、言ったことないんですよ

この機会を逃すわけには、いきません

はじめて気合を感じました

ご存知の通り、根性とか努力とか無縁の人なので、これが続くとは思えませんが
2013/6/6 13:05
火をつけた甲斐がありました
くにやん、こんばんは。
未踏の北のお山を日帰りするには、このままでは無理だよと煽りすぎたようです

でも、そのおかげで、黒戸に行けて、ずいぶん自信になったようです

くにやんも奥様をぜひぜひ黒戸に連れてってください
きっと、奥様も心ではそう思ってますよ

奥様は、別の三大急登のブナダテ尾根で、なにせ1番早かったですから
2013/6/6 21:33
山頂写真!イイですね〜^^
奥様 偉業を成し遂げましたね
拍手どころか、涙を流してこちらも喜んでます

奥様の手を持つ左手が、サトさんの本当の優しさなんだな〜って しみじみ実感しちゃいましたよ

この意気込みと気力があれば、北の大地 もバッチリですね

東駒しか登った事の無い、私とmaieさんとクニやんに”火”が着きました(笑)

奥様 ○○○○の時はヨロシクです!
2013/6/7 9:53
satoyamaさん、こんにちは。
夫婦そろっての黒戸尾根日帰りってレコ少ないですよね お疲れ様でした。

奥様のパワー凄いですね

奥様から黒戸尾根行こうと自然に言わせてしまうsatoyamaさんも流石です

見事にエスコートされた感じが山頂写真にあふれ出ています
素晴らしいレコでした
2013/6/7 10:49
よく頑張りましたわ
sanpoさん、これも北のお山のプレッシャーがあったからこそです

さすがに下りの途中から、頭痛に苦しんでましたが、それでも
下りは歩きやすいので、何とか凌いだようです

東駒のsanpoさんに、火がつきましたか
爆発するのは、〇〇〇〇にとっておいて下さいね
2013/6/7 13:18
お褒めいただき、恐縮です
ilbonさん、こんにちは。
夫婦で黒戸日帰りは少ないのですか

若い人たちは、結構いるんじゃないですか

でも、ふたりで100歳は、確かに少ないかもしれませんね

確かに、カミサンのコントロール、最近うまくなってきました
褒めて伸ばすことですかね
あと、忘れてはいけないのは、ニンジンでしょうか
2013/6/7 13:24
satoyamaさん、奥様、こんにちは。
やりましたねえ
「甲斐駒ヶ岳」登頂おめでとうございます。
やっぱり甲斐の国から登ってこその甲斐駒ですよね。
もう、これからは会う人会う人吹聴しちゃってください

私はお台場で一緒に走って奥様のランニングフォームを知っているので、潜在能力が相当なものであることは良く分かっています。
だから実はあまり驚いてもいないのですが、「黒戸をやっつけた」自信はこれから覚醒の予感がします。
これは8全もやっちゃいそうですね。
2013/6/7 23:41
勢いを利用して
MATSUさん、こんばんは
北八ケ岳の残雪が、ハンパないので、見送って、さあ、どこへ行こうか!

燧ヶ岳も考えたのですが、日の長いこの時期に、この天気予報、レコは上がってないけど、思い切って、平ヶ岳、行っちゃいました!

トレースが薄く、ルートファインディングに手こずりましたが、なんとか、行けました。

でも、CTレベルですよ(汗)
2013/6/9 21:11
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この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [2日]
甲斐駒ヶ岳〜黒戸尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

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