甲斐駒ケ岳 〜私を黒戸に連れてって!〜
- GPS
- 12:25
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 2,551m
- 下り
- 2,557m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【雪の状況】 主立ったところでは、雪渓が2箇所、トラバースが1箇所あります。 その3箇所を除くと、ほぼ夏道です。 この日の雪の状況は、アイゼンを使用しなくても大丈夫なレベルでした。 ただ、軽アイゼンとストックは、携行したほうがよいと思います。 ー珪羮屋からほどなくして、ちょっとした急な雪渓があります。 △修慮紂△垢阿鉾羈單長い雪渓の急斜面となります。 2箇所とも、雪はほどよく緩んでいて、ズルズル滑ることはありません。 また、踏み抜くこともありません。 2箇所とも、木があるので、滑っても止まることは止まります。 足跡が浅いところは、キックステップで登ります。 下りは、カミサンはチェーンスパイクとストックを使用。 (この方が、下りやすいと思います) M遒舛燭藥澆泙蕕覆10mほどのトラバースが、鉄剣の見える手前にあります。 ここが核心部と思ってましたが、直近のレコより、状況がよくなったようで、雪面も踏み込まれ、凍結もなく、アイゼンなしでも慎重に歩けば通過できるレベルでした。 ちなみに、下山者にお聞きしたところ、4人中3人の方がアイゼンを使用していませんでした。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
ロング山行の適期である6月がやってきました。
3年越しの目標である八ヶ岳全山縦走(日帰り)は、日の長いこの時期に何とか成し遂げたいと思ってます。
そこで、日曜日は、北八ヶ岳の残雪の状況を把握するため、下見の予定でした。
下見ということで、あまり気乗りしない中、
山に対しネガティブなカミサンが、突然、
「黒戸尾根から甲斐駒へ行く」と言いだしたのです。
まさに青天の霹靂!
この意を酌まないわけにはいきません。
私は、昨年ソロで、黒戸から甲斐駒に登ってますが、カミサンと一緒に登れる日がこんなに早くやってくるとは、夢にも思いませんでした。
黒戸日帰りは、体力、気力、天候、日照時間、コース状況など、すべての要素が伴わないと、カミサンには難しいコースです。
その中でもカミサンに一番欠けていた気力が、突然暴発(笑)
「誰がカミサンの心に火をつけた!」kuniyanさんのパクリ(笑)
某飲み会で「甲斐駒は黒戸から登らないと、甲斐駒って言わないらしいですよ」
と言ったMATSUさんのひと言が、きっかけ?
そういえは、fallさんも黒戸行ったし(笑)
と聞くと「それは、関係ない」とカミサン。
それでは、先日、カミサンが丹沢山をご一緒したkuniyanwifeさんとの山行の中で、
「黒戸、行ってみたいね!」と共感し合ったことは?
「少しきっかけになったかも!
でも、一番は、自分の立ち位置の確認かな。
山を始めた4年前、北沢峠から甲斐駒へ登ったとき、始発バスでスタートし、
終バス1本前にヘロヘロになってたどり着いた自分が、
別世界と思っていた黒戸でどこまでできるか、やってみたくなった!
行けるところまで行って、ダメなら戻ってくればいい。
だけど撤退の可能性もあるので、誰にも言わないでよ」
了解!
これ以外に、私が昨年、ソロで黒戸から登って、他の山とは違う達成感を抱いたのを目の当たりにしたことも、
黒戸への思いを強くした一因だと思います。
思い起こせば、NHKの百名山「甲斐駒ヶ岳」は飽きるほど再生していたなあ。
さて、黒戸を攻略できたポイントを振り返ると
●天候は曇り。ビューこそなかったが、暑くもなく寒くもなく適温。
●夏至前のこの時期、4時過ぎには明るくなり、日も長い。
●12時に山頂へ到着できないようであれば、撤退を考えていたが、ポイントごとの設定時間を順調にクリアできた。
●カミサンの気力は、いつになく充実し、苦手の登りで弱音を吐くこともなく、イーブンペースを維持できた。
●直近のfallさんとhanameizanさんのレコで、コース状況を把握できた。
●下山者4名に、トラバースの状況、アイゼンの有効性などを聞くことができ、これなら行けるぞ!とテンションが上がった。(ノーアイゼン3名)
●雪のコンディションがほどよく緩んでいて、アイゼンがなくても大丈夫な状況(カミサンは落ちたら終わりのトラバースと長い雪渓でチェーンスパイクを使用)
この日は、スタート時、駐車場に車4台。
この日出会った登山者は、追い抜いて行った方1名と雪渓を前に断念した方1名のほか、この日小屋泊まりの登山者を含め10数名程度。
*後日、日帰り組は、私たち以外2名で、そのうちの1人は、tomo1839さんだと分りました。
雪の状況を尋ねると、「アイゼンなんてなくても大丈夫!」と教えて下さり、駆け下りていかれました(驚)
この時期、黒戸に踏み出せないのは、やはり雪の状況に不安があるからだと思います。
私たちもそうでした。
直近のfallさんとhanameizanさんの情報がありがたかったですね。
ありがとうございます。
このレコがなかったら、とても踏み出す勇気はなかった!
そして、当日の雪も、直近のレコより踏み跡もしっかりついて、いいコンディションになっていたのが、何よりありがたかったです。
当日は曇りで全くのノービュー。
唯一、刃渡りで鳳凰三山を拝めただけ(涙)
でも、私が初めて黒戸を攻略したとき同様、カミサンの達成感は半端じゃなく、
「展望はなくても、登れただけで大満足!私もいつの間にか黒戸から甲斐駒へ行けるようになったんだ!」
気がつけば、二人の年齢を合計すると100歳(自分たちもビックリ!)
登山を始めた4年前、北沢峠からの甲斐駒で、ヘロヘロだった私たち。
夫婦で黒戸を攻略できる日が来るなんて、その頃思いもしなかった!
まだまだ、伸びシロはあるんだなぁ!
これが、山の魅力のひとつかもしれない。
土曜日が休みでない私たちが、山行の幅を広げるには、どうしても日帰りでロングをこなす体力、スピードが求められます。
標高差2200mの黒戸を攻略できたことは、カミサンにも大きな自信となったようです。
残った一筋縄ではいかない百名山も、「黒戸に比べれば!」ということで、こなしてくれるでしょう。
他の山とは、別格の達成感を味わうことができる黒戸からの甲斐駒。
きつくても、また行きたくなる黒戸尾根。
ノービューでも、満足度大ですが、次回こそは、大展望を拝める日に登りたいなあ!
早池峰でお会いしてから早いもので1年ですね、お久しぶりです。
ぎりぎりでバブル下の私にもグッと来るタイトルで・・
黒戸尾根、よいコースですよね。長いけれども嫌いではありません
夫婦で日帰り黒戸尾根、我が家も密かに目標にしています(w
次は、黒戸尾根から大展望の甲斐駒ですね!
satoさん、奥様、こんにちは!
素晴らしいですね〜〜〜
気力十分!そしてめちゃめちゃ成長したであろう
奥様とsatoさんに大拍手です
これからも益々のパワーアップ山行楽しみにしています
fall
satoyamaさん、こんばんは。
奥様いつの間にか逞しくなられましたね
怠けているとそのうち奥様に 付いて行けなくなってしまうんじゃないですか
残雪も少なくなり新緑の東駒、いやっ甲斐駒いいですねぇ
確かUサギさんも甲斐駒狙っていましたよね
自分は一生東駒のままで終わりそうです
いよいよ○○○○が迫ってきましたね
みなさんで頑張って来て下さい
PS:そういえば に一眼レフは持って行かれないんですか ?
こんばんわ〜!
<私を黒戸に連れてって〜!>
ヤッホー!
うれしいですね(^o^)、satoさん!
奥様〜 今度お会いできるのが楽しみです。
黒戸の体験談をぜひ、聞かせてください
今年は東京マラソンもお二人で参加し完走されてますし、ご夫婦揃っての達成の数々、素晴らしいですね。
次は最高のお天気になりますように
お疲れ様でした
こんばんは satoyamaさん 奥さま
突然気力爆発の正真正銘の甲斐駒ヶ岳
お疲れ様でした
いつもながら、ご夫婦仲良く羨ましい〜〜
是非、秘訣を伝授していただきたく、お願いします
できれば、直接
皆さんの気力充実に圧倒され、ついて行けるかな??
1955さん、こんばんは。
月日が経つのは、早いものですね
今でも、あの時のお子さんの姿は鮮明に覚えてます
タイトルを突っ込まれるとは思いませんでした
分る人は相当な、、、
まだ、ビートル乗ってらっしゃるんですか?
私は初代シロッコに乗ってたことがありますが、
シロッコを知ってる人も少ないでしょうね
satoyamaさん、こんばんは。
『甲斐駒』とうキーワードがアチコチででていたので、
satoさん、登ったんだな〜とは思っていましたが…
まさか!
奥様と御一緒だったとは!
(そういえば、『奥さんと』というキーワードも誰かのレコででてましたね )
それにしても、奥様の得た自信の大きさが伺えますね〜
こーゆーのは、ホント、羨ましいです!
黒戸尾根で登ったとあらば、夫婦で行けない山は、もうほとんど無いんじゃないですか
fallさん、黒戸からカミサンも頑張りましたよ
fallさんのレコ、本当に参考になりました
ありがとうございます
ちょっとのところで、雪の状況は変わるようですね
まだ、人も少ない甲斐駒を満喫できました
これで、fallさんが行かれたときのような展望があれば 、
言うことなしなんですが
Maieさん、やっちゃいましたよ、カミサンも
仰るとおり、ずっと前から、カミサンに抜かれるときが
遠くないうちに来ると思ってます
一眼レフですか!
Maieさんは、どっぷりはまっているようですね
私は、 で、カミサンとのんびり歩ける
展望のいい山にしか持って行きませんよ
なにしろ、重いですから
私たちとmipoさんだけ、日曜日は だったんでしょうか
私は直前まで八ツへ行く予定だったんですよ
ところが、「ひとりで、黒戸へ行ってくる」って
さすがに、初のソロがこの時期の黒戸っていうわけにはいきませんから
ということで、一緒に行くことに
でも、いいトレーニングになりました
北のお山も、これで大丈夫でしょう
カミサン、突然の暴発には、驚きました
黒戸攻略で、カミサン、パワーアップが図れればいいのですが
一緒に行けたおかげで、いいトレーニングになりました。
気力充実ですか?
確かにそうかもしれませんが、体力がまだまだ追いつきません
例のお山は、ナイトハイクが嫌いなので、明るくなってから歩きだしたいのですが、
ロング山行では、そうもいかないところが、悩みのタネです
カミサン、今でも甲斐駒の余韻に浸ってます
地図を見直したり、甲斐駒のビデオを見直したり、今まで見たことないですよ
黒戸を攻略できたことが、大きな自信になったことは確かのようです
> 黒戸尾根で登ったとあらば、夫婦で行けない山は、もうほとんど無いんじゃないですか
そう思う反面、そんなにとんとん拍子にはレベルアップはしない気もします
でも、いつかカミサンに抜かれるでしょうね
こんばんわ
レコアップ楽しみにしてましたよ〜〜
会社で見て、すぐコメント入れたかったのですが・・
遅くなりました。
早い時間で雪のある黒戸、登っていますね
登りにストックなしで・・これまたスゴイ!!
でもでも・・
このレコで、というかこの山行
一番素敵なのは、satoyamaさんが奥さまの行きたい気持ちに全面的に応援して、頂上でお二人で感動している姿が一番良いです!!
奥さまの頑張ってる姿はいつも私に元気くれます
おはようございます、satoyamaご夫婦。
参りました。全面降伏です
一人で黒戸行ってくる?(ワォー)
奥さん何か嫌な事でもあったのかな(笑)少し心配です
自然発火にしては、すごいエネルギー
誰かうちの嫁にも火を点けてくれないかな〜!
こりゃ私も黒戸行かなきゃダメっすね
pikaさん、こんにちは。
カミサン、山へ自分から行きたいなんて、言ったことないんですよ
この機会を逃すわけには、いきません
はじめて気合を感じました
ご存知の通り、根性とか努力とか無縁の人なので、これが続くとは思えませんが
くにやん、こんばんは。
未踏の北のお山を日帰りするには、このままでは無理だよと煽りすぎたようです
でも、そのおかげで、黒戸に行けて、ずいぶん自信になったようです
くにやんも奥様をぜひぜひ黒戸に連れてってください
きっと、奥様も心ではそう思ってますよ
奥様は、別の三大急登のブナダテ尾根で、なにせ1番早かったですから
奥様 偉業を成し遂げましたね
拍手どころか、涙を流してこちらも喜んでます
奥様の手を持つ左手が、サトさんの本当の優しさなんだな〜って しみじみ実感しちゃいましたよ
この意気込みと気力があれば、北の大地 もバッチリですね
東駒しか登った事の無い、私とmaieさんとクニやんに”火”が着きました(笑)
奥様 ○○○○の時はヨロシクです!
夫婦そろっての黒戸尾根日帰りってレコ少ないですよね お疲れ様でした。
奥様のパワー凄いですね
奥様から黒戸尾根行こうと自然に言わせてしまうsatoyamaさんも流石です
見事にエスコートされた感じが山頂写真にあふれ出ています
素晴らしいレコでした
sanpoさん、これも北のお山のプレッシャーがあったからこそです
さすがに下りの途中から、頭痛に苦しんでましたが、それでも
下りは歩きやすいので、何とか凌いだようです
東駒のsanpoさんに、火がつきましたか
爆発するのは、〇〇〇〇にとっておいて下さいね
ilbonさん、こんにちは。
夫婦で黒戸日帰りは少ないのですか
若い人たちは、結構いるんじゃないですか
でも、ふたりで100歳は、確かに少ないかもしれませんね
確かに、カミサンのコントロール、最近うまくなってきました
褒めて伸ばすことですかね
あと、忘れてはいけないのは、ニンジンでしょうか
やりましたねえ。
「甲斐駒ヶ岳」登頂おめでとうございます。
やっぱり甲斐の国から登ってこその甲斐駒ですよね。
もう、これからは会う人会う人吹聴しちゃってください。
私はお台場で一緒に走って奥様のランニングフォームを知っているので、潜在能力が相当なものであることは良く分かっています。
だから実はあまり驚いてもいないのですが、「黒戸をやっつけた」自信はこれから覚醒の予感がします。
これは8全もやっちゃいそうですね。
MATSUさん、こんばんは
北八ケ岳の残雪が、ハンパないので、見送って、さあ、どこへ行こうか!
燧ヶ岳も考えたのですが、日の長いこの時期に、この天気予報、レコは上がってないけど、思い切って、平ヶ岳、行っちゃいました!
トレースが薄く、ルートファインディングに手こずりましたが、なんとか、行けました。
でも、CTレベルですよ(汗)
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