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記録ID: 306672
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無雪期ピークハント/縦走
大雪山

大雪山(旭岳)

2006年09月16日(土) [日帰り]
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子連れ登山 montedio
GPS
03:05
距離
5.8km
登り
715m
下り
715m

コースタイム

日帰り
山行
2:25
休憩
0:25
合計
2:50
7:40
10
姿見駅
7:50
8:00
60
姿見池
9:00
9:15
75
旭岳山頂
10:30
姿見駅
※[旭岳ロープウェイ]利用
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2006年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
かっこいいロープW
かっこいいロープW
ロープWからの紅葉
ロープWからの紅葉
「姿見駅」
「姿見駅」から「旭岳」
「姿見駅」から「旭岳」
「比布岳(2197m)」
「比布岳(2197m)」
紅葉の「旭岳」
「姿見池」
サクサク登ります
サクサク登ります
「八合目」で水分補給
「八合目」で水分補給
「トムラウシ(2141m)」
「トムラウシ(2141m)」
「間宮岳」から「黒岳」
「間宮岳」から「黒岳」
北海道最高点
三角点タッチ
「北鎮岳(2244m)」
「北鎮岳(2244m)」
広い山頂部です
北欧風の森
「裾合平」の紅葉
「裾合平」の紅葉
「姿見池」
エゾリスと遭った所
エゾリスと遭った所
「御田ノ原」の紅葉
「御田ノ原」の紅葉

感想

 北海道で初めて登る山は「絶対にこの山」と前から決めていました。しかも、日本一早い紅葉彩るこの時期でなければ意味がないという固い信念もあって、今回そのチャンスを逃さず、小学3年生の息子とトライしました。
 濃霧注意報の旭川を午前6時に出発し、忠別川を遡る。ロープウェイ乗り場のある「旭岳温泉」までは約60劼任垢、1時間で到着。途中、キタキツネが道路にヒョッコリ出てきました。息子に会いにきてくれたのかもしれません。
 無料駐車場はすでに満車で、有料駐車場(500円)も8割ぐらい埋っていました。「大雪の紅葉は朝早く行かないとロープウェイにも乗れない」という情報は納得です。
 運よく7時15分発に乗れて、「姿見駅」まで10分のスカイウォーク。満員の乗客からため息がもれる眼下の景色でした。「姿見駅」の展望台に立つと、本やネットで見た風景が目の前にあり、周囲の紅葉が「旭岳」をより引き立て、北海道最高峰に恥じない貫禄で堂々と聳えていました。
 色褪せたオヤマリンドウがそれこそチューリップ畑のように咲く登山道を、まずは「姿見池」まで足慣らし。夏は埋め尽くすほどに咲いていたハズのチングルマの綿毛が見事でした。一般観光客最終ポイントの「姿見池」は名の通り「旭岳」を逆さに映す。この絶景見たさに全国から老若男女が集うのです。息子ここで一服。青空に目指すピークは限りなく高く見えました。
 標高差600mを一気に駆け上がる傾斜はすごいもので、すぐそこにあるのに2時間のコースタイムは「なるほど」という急な登山道。息子は初めて体験する斜度に足を取られつつも、簡単に前を追い抜いて行きますが、私は噴煙の硫黄の匂いにまいって、7合目あたりからついて行くのが精いっぱいでした。
 8合目と9合目でアクエリタイムの休憩を取り、眼下に広がる紅葉の森の果てに、いつか踏みたい「トムラウシ(2141m)」の姿がありました。9合目からはいよいよ傾斜がひどくなり、安全ロープも張られて結構危険。私の足が痙攣一歩手前で山頂に立つことができました。わずか1時間で登れたのは息子のおかげ。彼にはコースタイムはもう通用しないみたいです。丈夫に育ってくれたました。
 山頂は広く、「間宮岳」から「黒岳」に続く縦走路が伸び、秋霞の下、かすかに旭川の街が広がっていました。そして、四方の風景を見ながら、今こそ北の大地のテッペンにいることに感無量でした。
 下りは次々と上を目指す登山者たちに道を譲らなければならず案外時間を要しましたが、途中、前日に「旭山動物園」で見たエゾシマリスがハイマツの中をウロチョロする滑稽な姿に息子はうれしそうでした。
 ロープウェイを降りたら、上り線を待つ長蛇の列にビックリ。さすがに「日本一早い紅葉」の威力はすごいものでした。気の毒にも駐車場の空きを待つ車が1勸幣紊眤海、おそらくあの時間からでは登れなかったかもしれません。
 北海道最高峰は噂以上のすばらしさでした。本州にはない北欧風の森が裾野を固め、その頂点に「旭岳」があります。すべてのものが「旭岳」を際立たせるために存在すると言って良いかもしれません。今度は大量の雪を残す盛夏に再訪したいものです。

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