雨飾山 残雪期登山は難ルート 百名山59座目


- GPS
- 06:42
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 1,139m
- 下り
- 1,138m
コースタイム
5:09 400m地点
5:16 800m地点
5:30 1200m地点
5:47 1600m地点?
6:53 荒菅沢
7:46 3200m地点
8:07 3600m地点
8:17 笹平
8:25 4000m地点
8:42 雨飾山山頂 8:57
9:09 4000m地点
9:16 笹平
9:20 3600m地点
9:34 3200m地点
10:06 荒菅沢
10:38 1600m地点
10:54 1200m地点
11:03 800m地点
11:09 400m地点
11:15 雨飾山キャンプ場登山口
登山 3時間40分
下山 2時間18分
往復 6時間13分
天候 | ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪期はアイゼン・ピッケルは必須 とくにこの時期クサッた雪が多く踏み貫きスリップに細心の注意が必要 道標不鮮明な箇所が多数存在 ルートファインティング必須 |
写真
ストックを雪に10センチ以上突き刺してデポしたのですが、下山するとその雪は解けて刺し跡は無くなっていました
つまりホンの数時間で10センチ以上雪が解けたということになります
感想
鳳凰三山で知り合いになったyamaga氏と一緒に登山
世田谷を23時前に出発
殆どyamaga氏に運転してもらい雨飾山キャンプ場へ
連日登山の僕は車中で完全熟睡
<雨飾山キャンプ場登山口〜荒菅沢>
予定より少々遅れて5:02登山開始
キャンプ場から一旦沢へ降りて沢沿いを歩く
沢といっても湿原のような場所で、水芭蕉がたくさん生えている
足元の悪いところはキチンと木道が整備されている
残雪が木道を覆っている箇所がある。踏み貫きに要注意です
雨飾山4400mの登山道中には400mごとに道標が立っておりとても参考になる
湿原地帯を800m歩いていよいよ本格的な登山道へ
最初は樹林帯歩きでグサグサの雪の中を歩く
踏み跡は不鮮明
木の根本から高さ2mくらいの場所に記されたペンキマークを目印にして歩く
しかしペンキマークが完全に整備されているわけでもなく数回道を外れルートファインティングが必要になる
1600m地点から荒菅沢までは直登はなく基本的に雨飾山を巻き道のように横に歩かねばならない
荒菅沢の大雪渓が本日一番の難所
アイゼンを装着しピッケルを刺して一歩一歩確実に雪渓を横断する
ここから先ストックは必要ないと考え、雪渓を横断してから雪にストックを刺しデポして前に進む
<荒菅沢〜雨飾山山頂>
荒菅沢から先は荒菅沢横の稜線を直登するルートになる
この区間の登山道の殆どは雪に覆われており、とにかく登れるところを直登する
踏み貫きがちな雪を一歩一歩前に進む
中途半端にクサッタ雪は歩き難い
背後から直射日光がジリジリと照りつけトテモ暑い
雪を相手に苦労しているのに暑さでダウンしそう
途中で雪の溶けた登山道を発見
暫し歩いてこの先登山道に雪が無いことを確認してアイゼンを外す
雪のない登山道は歩きやすい
3200m地点まで歩くと登山道上の雪も無くなる
勾配はいっそうキツクなるのだが、雪の斜面を登るよりは楽チン
二段の梯子場を登り3600m地点
そしてここから少し歩くと笹平
日本海側の視界が一気に広がる
笹平から先は雨飾山直前まで穏やかな稜線歩きとなる
眺めがとても良く気持ちよい
雨飾山最後の急登直前の広場でリュックをデポ
一気に岩場を登り雨飾山に到着
登山口表記の標準コースタイム3時間30分のところ3時間40分と10分オーバー
標高差と登山コースからして3時弱で登れると想定していたが1時間近く余分に時間がかかってしまった。舐めてかかっていました・・・
<雨飾山山頂〜雨飾山キャンプ場登山口>
頂上で15分ほど休憩したのち下山開始
デポしたリュックを回収し一気に笹平そして荒菅沢へむけて急登を下る
登山時と違い道に迷うことは無い
途中でアイゼンを装着 一部区間ではグリセードで降りる
荒菅沢でデポしたストックを回収したのだが、雪に刺してデポしたストックが土の上に倒れている
つまり3時間10分の間に10センチ以上も雪が溶けているのだ
荒菅沢雪渓横断も登山時につけたトレースが消えている
下山時も一歩一歩確実にピッケルを刺して雪渓を通過
荒菅沢先の下山もトレースは無いものの道に迷うことはない
1600m地点を過ぎたところでアイゼンを外す
行きと比較してかなり雪が少ない
800m地点を越して湿原地帯に入るが、雪解け水のためだろう登山口と比較して水が増水しており登山道が水浸しになっている
田植え状態の泥濘もある
400m地点付近で雨飾山キャンプ場が見えてくる
登山口まであと僅か足取りも軽くなる
キャンプ場は沢から坂を登り返し到着
下山は2時間13分と登りの3分の2の時間で到着しました
<感想>
標高1963mとさほど高くない雨飾山
ここ6日間毎日のように山に登り、その経験から残雪もなくきっと楽に登れるだろうと予想してアタックしました
ところがその予想を見事に裏切り、残雪たっぷりの険しい道中であった
特に荒菅沢の大雪渓を通過するのにはとても神経を使いました
6月初旬の雨飾山ナメてかかったらいけない山でした
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