笠取山〜飛龍山(民宿みはらしより周回)
- GPS
- 30:45
- 距離
- 28.7km
- 登り
- 1,745m
- 下り
- 1,748m
コースタイム
- 山行
- 6:05
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 6:43
- 山行
- 7:09
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 7:55
天候 | 4/11 晴れ☀️のち曇り☁️時々雪❄️ 4/12 晴れ☀️のち曇り☁️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※ 一ノ瀬林道は東側は工事中で車両通行止めなので注意。民宿みはらしのある三ノ瀬には西側からアクセスする必要がある。 https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/03/23/documents/14.pdf ※民宿みはらし駐車料金 ¥500/日。1泊の場合は¥1000。宿主不在の場合は料金をポストに。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■民宿みはらし〜笠取山山頂 民宿みはらしから林道を道なりに遡り、中島川橋の次の橋を渡って標識な場所から登山道に入る。九十九折に緩やかに登り、黒えんじゅ分岐に至る。黒えんじゅ分岐からはトラバース気味に進み、シラベ尾根の分岐を右に入る。笹原の道を登り、水干尾根分岐を右に進み、すぐに標識のあるところを左に入る。坂を登り詰めると、一旦下って登り返し、シャクナゲの中を奥に進むとと笠取山山頂に達する。 ■笠取山山頂〜唐尾松山山頂 分岐まで戻って左に進み、笹原とカラマツ林を抜け、黒えんじゅを右に巻きながら登る。岩場を乗り越えながらアップダウンを繰り返して尾根筋を進む。唐尾松山の山頂部に取り付き、一旦肩まで登り、さらに一登りすると山頂に達する。 ■唐松尾山山頂〜将監小屋 唐松尾山山頂から少し戻り、V字にコースをとって下っていく。ピークを巻きながら笹原の中腹をトラバースしながらに進む。西御殿岩分岐は下の方に進む。何度かガレ場を越えながら山腹をトラバースしながら進む。山の神土では方向を間違えないように道をたどり、笹藪の道を抜けると将監峠に達する。ここを右に折れて坂を下ると将監小屋が見えてくる。 ■将監小屋〜飛龍山山頂 山腹の急坂を登り、将監峠からの道と合流する。山腹のトラバース道をひたすら進む。途中2ヶ所山道が崩れている場所があるので注意。飛竜山の山頂部は右に巻きながら、笹藪の道から苔生した道を登っていく。禿岩分岐からさらに進むと飛竜権現に出合う。飛龍権現からやや急な坂を登り、やがてシャクナゲとコメツガの森となり緩やかに登る。くの字型に折れてシラビソの森の中を奥まで進むと飛龍山山頂に達する。 ■将監小屋〜民宿みはらし 将監小屋から作業道を道なりに進む。作業道は現在工事中で工事現場には迂回路が設置されている。作業道はやがて一ノ瀬林道に出合い、右に進むと民宿みはらしに出る。 |
その他周辺情報 | 丹波山温泉のめこい湯 ¥900 |
写真
感想
しばらく温めていた笠取山〜飛龍山の山行を決行しました。飛龍山はどこから登っても遠く、どう登るか思案していましたが、以前和名倉山に登ったときにベースとした将監小屋から登るのが比較的難しくなさそうだったので、将監小屋から飛龍山に登ることとし、せっかくなので笠取山と組み合わせて周回することにしました。まだ最低気温が氷点下の予報だったので、寒すぎるかと思いましたが、3シーズンシュラフにインナーとSOLのエスケープヴィヴィを組み合わせて上下のダウンとホッカイロで臨むことにしました。
道の駅たばやまで前夜泊し、早朝に拠点となる民宿みはらしに向かいました。前回和名倉山に登ったときに停めるよう指示された第2駐車場に車を停め、まだ早朝なので1泊分の料金¥1000を入れた封筒に車のナンバーを記載して、指定のポストに入れて出発しました。
笠取山の登山口には一ノ瀬林道を遡る必要がありますが、意外とすぐに登山口に到達しました。今回は久しぶりのテント泊装備だったので、体力的にもやや不安だったのですが、幸いなことに登山口からは緩やかな歩きやすい道が続いたので、少しほっとしました。順調に歩みを進め、いよいよ笠取山の山頂部への登り。やはりザックがずっしりと重く感じ、山頂に到達したときには、山梨百名山の標柱がある見晴らしのよい西峰に行く気はなくなっていました。
昼食を頬張って山頂を後にして、次の目的地の唐松尾山を目指しました。アップダウンの続く道で体力をそがれ、ようやく唐松尾山に到着。一瞬ロープで通せんぼしている方角が将監小屋方面かと思ってしまいましたが、先行者に聞き、元に戻りながら左に向かう道だと教えていただきました。しかし、その後も、西御殿岩が将監小屋に行く途中にあると誤解してしまい、気が付くと西御殿岩山頂部に取り付くところまではずれていました。登りが続いたのでおかしいなと思い、地図を確認し、気が付きました。そこまで来れば西御殿岩に登るという選択肢もありましたが、その頃には少しでも早く将監小屋にたどり着いて寝たいという気持ちが勝ってしまい、そのまま分岐点まで戻り、将監小屋へと先を急ぎました。
予定より1時間近く遅れて将監小屋にたどり着いたときには疲労困憊。雪もちらつき始めたので急いでテントの設営にとりかかりました。でも去年の夏の笊ヶ岳のとき以来だったので、要領を思い出すのに少し時間がかかってしまいました。寒くなったのでラーメンを食べてそのまま気を失うように夕方までテントの中で寝ていました。暗くなるまで雪がちらついていたので寒くなることを覚悟しましたが、持ってきた装備で朝まで問題なく過ごせました。ホッカイロは結構威力がありました。朝起きるとテントには霜が張り付き、冷凍庫から取り出したようになっていました。
翌朝は飛龍山に向けて出発。いきなり出だしは急坂から始まりましたが、トラバース道に合流してからは大きなアップダウンはなく、飛龍山の山頂部までたどり着くことができました。途中2か所崩落地があるので、注意が必要ですが、うち1か所は高巻きの道もできており、慎重に通過すれば問題ありません。飛龍山の山頂部を右に迂回しながら進みますが、それに結構時間がかかりました。飛龍権現の手前の禿岩からは疲れが吹き飛ぶような素晴らしい景色を堪能することができました。
飛龍権現からは少し急な登りがありますが、すぐにシャクナゲとコメツガの平坦な尾根道となります。シャクナゲが濃いので下山時に迷ってしまったので注意が必要です。シャクナゲを抜けてくの字に右に曲がり、奥に進むと山頂に達しました。シラビソに囲まれた山頂は展望がないので、展望を楽しみたい人は禿岩で時間を過ごすのがよいでしょう。
将監小屋に戻る道は長く感じました。トラバース道から将監小屋の標識に従って下る道はガレ場のところで道が不明瞭になるので注意が必要です。下方に進むべきところ気が付くと踏み跡を追って上に登っていました。将監小屋に戻ると私のテントだけが残っていました。これを撤収して作業道を下りました。途中行動食を食べるときに手袋の片方を落としてしまい、後で気が付いた時には探しに戻る元気はありませんでした。
民宿みはらしまで戻ると店主が手招きして「お茶を飲んでいき」と誘い、ドーナツと漬物を出してくれました。民宿には犬が2頭いて、見かけない客に興味津々の犬と警戒する犬といて性格が違うようでした。店主から「駐車料金は¥1000になります」と言われたので、前日にポストに入れたことを説明したところ、ようやく第2駐車場に停めた車と封筒の¥1000が結びつき、事なきを得ることができました。
今回の反省は何度も道を間違えてしまったことです。そのたび毎に気が付き、スマホのGPSで位置を確認し、元の場所まで戻り、正規の道を発見し、事なきを得ました。奥秩父の道は登山道が不明瞭な箇所があるので注意が必要ですね。やはりGPSは頼りになりますね。また久しぶりのテント泊装備だったのですが、登りでは息が切れました。途中で出会った方々はみなさんパワフルに歩いておられたので、差は歴然としていました。やはり緊急事態宣言で山登りから遠ざかっていたのが原因と思われます。再び鍛えるには山に戻るしかないのですが。
将監小屋が懐かしいです。形は50年前と同じようです。3月初旬に雲取山から将監小屋へのあの斜めの近道に入ったら腰まで雪に埋もれてしまい死ぬかと思いました。コロナが収まったら歩いてみたいです。
borav64mさん、こちらにもコメントいただきありがとうございます😊将監小屋は昔ながらの佇まいがありますよね。今回は雪もなく、まだ小屋開き前だったので静まりかえっていました。トイレは使えませんが、水はジャブジャブ出ていてありがたかったです。また訪れたくなる場所です。
こんにちは。将監小屋でのツェルト泊の者です。
あいさつ出来ずに出てしまいました。
雪が降った時は驚きましたね。
昼間は天気が良くいい山旅でしたね。
bochihikerさん、こんにちは😃
こちらこそ挨拶もできなくてすみませんでした。当日は到着時に雪がパラパラ降り始めていたので、急いでテントを張り、そのままバタンキューだったので失礼いたしました。ツェルト泊の強者の方がいらっしゃると思っていましたが、bochihikerさんだったのですね。七ッ石から笠取の縦走だったのですね。一段上に張られていた方は逆コースで笠取→七ッ石とおっしゃっていました。翌日の昼は晴れてくれて良かったです。お疲れ様でした。
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