聖岳・便ヶ島から
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- GPS
- 23:21
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 2,832m
- 下り
- 2,823m
コースタイム
便ヶ島(9:15)〜西沢渡(9:45)〜薊畑(12:45)〜聖岳(14:30)〜薊畑(15:45)〜聖平小屋(16:00)
<2日目>
聖平小屋(5:20)〜薊畑(5:50)〜西沢渡(7:45)〜便ヶ島(8:20)
天候 | 1日目:曇り、ガス。 2日目:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・152号から易老渡、便ヶ島に向かう、大野地区〜北又渡で崩落の危険性があるので夜間通行止め。8時30分〜17時のみ警備員による誘導で通行できます。 ※詳細は飯田市役所か観光協会などのHP参照 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・便ヶ島から西沢渡までは崩落箇所があります(6/9現在も) ・登山道に土砂が流れ出ているので、通行できる箇所が限られますし、滑落すると谷に落ちます。 ・ただし、必要以上に恐れる必要は無いと思います。すでに踏み跡がついているので、トレースに沿って1歩1歩足場を確認して進めばいけると思います。 ・もちろん、雨が降っていたり、雨が降った後は通行を止めた方が良いと思います。 ・どうしても1箇所だけ足場が崩れそうなところがありましたが、法面工事あとの針金に掴まればOK |
写真
感想
<聖平小屋>
・広いです。6/8(土)は、ソロが4人くらい。カップルが1組。団体さん4〜5人×2組。プラスアルファくらい居ましたが、広々使えました。
<聖平小屋・水場>
・沢の水しかありません。沸かして使うことをお勧めします。自分は沸かして利用(でも使っているの自分くらいしかいなかったような・・・)
<聖平小屋・防寒>
・夜はそこそこ冷えます。自分は長袖シャツ+フリース。下は登山用パンツ
・シェラフは、モンベルのU.L.スパイラルダウンハガー#3で寒さは感じませんでした
<感想>
先週、白山へ山スキーしに行ったが、ぼちぼち夏山かな、とシーズン1本目に聖岳へ行くことに。2年くらい前から何度も登ろうとしていたが、道路が崩落してアプローチできなかった。
本当は日帰りで登りたいが、道路崩落の危険性があるとのことで8時30〜17時しか通行できない。通行止め区間から登山口までの移動時間も考慮すると、実質的な行動時間が7時間しか確保できない。これで日帰りはちょっと難しい。
ということで、聖平小屋で1泊することを計画。まあ、日帰りするにしてもシーズン1本目で高低差2000mは辛いし、いつかの日帰り計画の下見も兼ねようと。
この時期、小屋は営業していないので、冬季開放小屋に自炊で泊まる。そのため、荷物が重い・・・景色が悪くて使わなかったけど、デジタル1眼+交換レンズが重かった。
ネットで下調べして、西沢渡までの崩落箇所が心配だった。正直、若干高所恐怖症、というかビビりなので(ナイフリッジとか怖い)。しかし、心配していたほどではないな、というのが感想。普通に山歩きしている人なら問題ないのでは。個人的には、山頂付近のガレ場の落石の方が怖かった。
西沢渡から薊畑までの急登はしんどかった。標高1000mから2300mまで一気に上がるが、荷物が重く、一回バテてしまった。おにぎりを食べて回復して何とか登りきった。
標高2000m、苔平の直前で「モドル」と書かれたテープと道をさえぎるように貼られたテープ。道間違いか?と戻るが、それらしいルートも無い。戻ってきて、先をみると登山道を示す、赤テープが見える。どう考えてもここだろ?と無視して突破。
すぐに「苔平」の標識もあり、正しいルートと思える。小屋に泊まっていた人も戸惑ったというし、なんだったのか?貼った人は責任を持って管理して欲しい。
13時前に薊畑まで到着。このまま小屋に行くか、山頂目指すか迷う。山頂までは2時間10分。戻りは1時間30分。最近、日が長いのでいけそう。なので、行くことに。
しかし、ガス。何も見えない。荷物は重い。失敗したかな?と思いつつ、我慢して進む。
途中2人くらいとすれ違う。が、登っている人少ないなぁ。
小聖岳まで到着したが、登るべき山頂が見えない。ここで、標高2600m、ガイドブック的には残り1時間10分。ここから400mも登るのか?と思うとかなりげんなり。というか、ガスって居てどこにそんな高い山あるんだよ?という感じだった。
最後の登り。やはり急登。しかもザレている。相変わらず荷物は重い・・・
登っているとときどきガスが晴れて、あたりを見渡せるときがある。山頂もやっと確認。しかし、遠い。
何とか最後まで登りきったが、景色は全く無い。5分ほど粘ったがダメ。諦めて下り始めると10分くらいして、雲が晴れる。・・・まあ、こういうときもあるさ。
せめて雷鳥さんに出会えないかな、と期待したが、こちらもダメ。
不完全燃焼気味に聖平小屋へ向かう。小屋、綺麗で広い。到着したのが16時だったので、先客でにぎわっていたが、二階奥の一画が手付かずで残っていたので、そこを占拠。さすがに自分が到着以降は登ってくる人がいなかった。
さっそく晩御飯の準備をして食べる。山で食べるご飯はうまい。
晴れたら星空を撮ろうとデジタル1眼やレンズを持ってきていたが、ガスって居てとても星空が望めそうにもない。月が出ない良いタイミングだったのに残念。・・・というか、デジタル1眼、出番なし。クソ重いのに何で持ってきたんだ。
18時すぎには周りの人たちが就寝し始めた。起きていて邪魔しても悪いので自分も寝ることに。
疲れたときって数時間深く寝ると目が覚める。今回もそんな感じで21時ごろ目覚める。でも、灯り付けるわけにもいかず、姿勢を変えて再度寝れないか試して1時間経過。でも、そのうち再度眠りにつけた。
朝は3時ごろから出発に向けて準備する人たちがいたので、目が覚める。
正直、自分はこの日は下るだけで、道路の通行止めもあるので6時ごろに出れば良いかな、くらいに考えていた。
4時くらいに起きて、ご飯をのんびり食べる。その後、5時過ぎに出発。
2日目は快晴、というわけではないが、昨日と違い、遠くの山々も見渡せ、十分快適な山行できそう。
・・・すごく後ろ髪引かれたが、月曜日に会社で廃人と化すわけにも行かないので、おとなしく下山することに。特に夏山シーズン1本目なので、下りで足がダメになるのは分かっていたし。
ゆっくりゆっくり下って行ったが、やはり最後は足が棒のように。これから足を鍛えていかなければと痛感。
聖岳から赤石方面の展望は見えなかったが、南側の展望は十分堪能できた。
あと赤石方面は、去年登っていて、何となく想像が付くのでよしとしよう。
まあ、家からそう遠くない場所なので、また登れば良いし。
コメント
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真下で寝ていたソロの若い男です
下山中の10時ごろに通ったときには「モドル」は無くなってました
今日は雷鳥4匹くらいいましたよ(^○^)
>o-chanさん
コメントありがとうございます。
自分が7時ごろ通過したときには「モドル」の文字はまだありました。
朝早くから2組ほど登られていたので、剥がされたのかな?
雷鳥との遭遇おめでとうございます。
自分も見たかったなぁ・・・次回のお楽しみにしておきます。
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