テントって最高♪三股〜常念〜蝶ヶ岳〜三股
- GPS
- 31:29
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,981m
- 下り
- 1,963m
コースタイム
三股ゲート 7:04
三股登山口 7:23
9:53 たぶん3:30地点
12:15 石室(昼食) 12:37
13:56 常念岳・小屋分岐14:15
14:25 常念岳 14:49
15:25 テント場物色 16:00設営完了
20:00 就寝
22:00 満点の星空満喫
6/9(日)
4:00 起床
テント場 5:22
9:00 蝶槍 9:05
9:53 蝶ヶ岳ヒュッテ 10:40
10:45 蝶ヶ岳 10:50
13:12 まめうち平 13:31
14:23 三股登山口
14:33 三股ゲート
天候 | 6/8(土)曇り 14:00頃よりだんだん晴れて快晴に 6/9(日)快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰路:三股駐車場14:50→安曇野IC→(中央道・長野道)→20:00 調布IC→自宅 20:40 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・三股の駐車場・登山口にトイレあり ・三股登山口に、登山届の記入用紙・ポストあり ・三股〜3時間半地点 とくに危険箇所なし 雪なし ・3時間半地点〜前常念 なだらかなアップダウン 後半は岩稜地帯 ・前常念〜常念岳 岩稜地帯(岩の種類は前常念とは違う)。黄色いペイントを見逃さなければ迷うことはない。雪のトラバースがあるがアイゼンを使うことはありませんでした。 ・常念岳と常念小屋の分岐 晴れると眺めがいい。槍がバッチリ ・常念岳山頂はあまり広くないので 大勢でのお昼には向かないかな ・常念岳〜2512 岩稜地帯 赤いペイントなので 見落とすことはない ・蝶ヶ岳ヒュッテ 生ビールはない ビール350→500えん 500→700円で自販機 ・蝶ヶ岳山頂 広々として雪なし ・蝶ヶ岳〜まめうち平 歩き始めてすぐに雪。結構な厚みがあり踏み抜くと濡れる ・トラバースの際、ぼけ〜っとしていたら滑落しました。アイゼンあってもなくても気をつけてください ・一箇所 長いトラバースがあり、そこを抜けたら安全地帯と言われましたが そこから30ほどでまめうち平に着くようだったのでアイゼンはつけたままにしました ・まめうち平からはぬかるんでいるところが多い 沢沿いを歩いているときに濡れた岩に足を滑らし尻餅をついた。 結構 脚に疲れがくるので、最後まで慎重に〜 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
必ずと言っていいほど、グループの誰かしらがザックに下げている「常念坊」の木札。
山を始めた頃からず〜っと気になっていたのに、なぜか常念にはいったことがなかった。
…山スキーも終わったし、次の休みは夏山に向けてテントでどこか行こう♪
じゃ〜、常念! みたいに トントン拍子に決まった。
が、トレランの人々は日帰りで周遊するようだし、常念小屋に予約の電話をしたら三股コースはやめて一の沢にするように強く言われた…など、ヤマレコの記録を見ていたらだんだん混乱してきてしまった…
結果、三股から入り、常念岳まで行き、ヤバそうなら常念小屋でテント泊してピストン、行けそうならば蝶ヶ岳まで行こう とプランとなった。
調子がよければ常念小屋にはよらずに進むため2人で水7ℓ、酒1ℓを含め食料を詰め込んでいたので いつになくザックがズシリと肩に食い込んだ。登山口から入るとすぐに急登。
いつもは スタスタと軽やかに進んでいく相方もため息混じりに一歩一歩噛みしめるように登って行く。このゆるやかのスピードのおかげで 私はいつもより疲れずにすんだが、相方はへとへとになった。
二人だけなので、休み休み進む。
曇っているので、動けば汗だくだが休むと上着を着ずにはいられないほど寒かった。
石室で2人連れの男性と話をした。
地元なので しょっちゅう来るとのこと。いつもピストンで蝶ヶ岳には行ったことがないとも。それだけ 常念は魅力的なのだろう。
あと、1時間ほど登るれば、その常念に行けるんだ!
前常念からは、雷鳥との出会いがあり、一瞬「あれ?天気崩れるんだっけ?」と心配になったが、常念小屋との分岐に着く頃からどんどん天気が良くなり、常念岳ではのんびりと景色を眺めることができた(強風だったけど…)
常念岳から蝶ヶ岳側を見やる。
どの辺ならテントが張れそうか物色。
樹林帯が先に見える。積雪があるので平らで風も来ないだろうという読みだ。
多分2時間ほどかかるだろう。
蝶ヶ岳からやってきた2人連れの人と話をした。
前日、蝶ヶ岳ヒュッテでテント泊し、これから常念小屋でテント泊とのこと。
途中 どこかテントが張れそうなところありませんでした?
樹林帯の出口あたりが唯一かな〜 との回答。
その回答で 2時間進むことが確定された。
進めば進むほど 翌日はラクになるので頑張んべ!
ところが進んでも進んでも、なかなか樹林帯には近づかない。
あとひと山超えないとダメだ。
その上、樹林帯は暗く寒そう。ここはこんなに景色がいいのに〜
などキョロキョロすると、どうにかテント張れそう(4〜5人用)じゃないか?
と、しばし周囲を確認。
翌日の天気は晴れなので 風もこれ以上強くならないだろう という読み。
相方の了解を得て、この見晴らしのいい尾根上にテントを張ることになった。
ホントにサイコ〜な眺めだった。
夕暮れも満天の星空も朝焼けも。
翌日、蝶ヶ岳に行くまでは常念とはまったく違う大変さがあった。
雪の積もる冬道と雪のところどころある夏道がよくわからず、木々を押し分けかき分け、蝶槍に着くまでにだいぶ時間をロスした。
ただ、快晴だったので眺めはずっと素晴らしく、励みになった。
蝶槍から蝶ヶ岳はテントを張れそうなところがいくつかあった。
でもここまでくるなら蝶ヶ岳ヒュッテに張るよな… など話したり去年とおった長谷川ピークあたりを眺めたり… (あの時はそのすぐ下が雪渓だったなんて記憶がない…)とか話しながら歩ける 快適な尾根だった。
そうこうしているあいだに辿りついた 蝶ヶ岳ヒュッテの屋根には色とりどりの布団が干してあった。
もうお客さんも発ってしまったらしく、若いお兄さんがせっせとほうきで掃き掃除をしていた。
三股までの道の状態を確認すると、アイゼンはあったほうがいいとのこと。
前日であった女性もアイゼン着けていたのにプチ滑落した と言っていたが、常念側は全然そういう感じではなかったので、「ふ〜ん、そうなんだ〜」程度に聞いていた。
ビールを飲み、だいぶまったりしたあと、山頂経由で下山開始。
いままでの快適な尾根道が嘘のように、雪がモサっと積もっていた。
アイゼン(軽)だし、ストックあるし、凍ってないし… なんてタカをくくってズンズン進んで行った。 トラバース中に谷側の足が雪を捉えずに表面をサ〜っとなでるように着いてしまい、「やばい」と思った瞬間横向きに滑落した。
ピッケルないし…木に手を伸ばしたが止まらず、倒れた木に両足の裏を当てたが止まらず、跳ね返るように今度は頭から滑落した。土と雪との堺のコケむした倒木におでこをぶつけて止まった…。
手に握ったままのストックは見事に折れていた。
恐る恐る頭を上げてみて、座ってみて、立ってみた。
とりあえず大きな怪我はないようだ。
道にも戻れた。
そのあとは、ちょっと慎重に…ピンクリボンがたくさんついており、木にも赤いペイントがついていたので迷うことはなかったが、まめうち平まではずいぶん遠く感じられた。
常念〜蝶ヶ岳で眺め続けたあの素晴らしい時間が随分前のことに感じるくらい、
下りは長く感じた。
そして、お決まりの中央道の渋滞にも見事にはまり(6キロ+25キロ)、ますます楽しかった記憶が薄れそうになったが、撮って来た写真を見ながら晩酌を始めたら
また一気に現地に戻ったような気になった。
そして しみじみ思う。
やっぱり、テントっていいよな〜
6/7 25591歩
6/8 31132歩
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