庄部谷山・黒谷左俣の尾根を周回🍀ブナ回廊を満喫
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- GPS
- 06:27
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 752m
- 下り
- 771m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
・黒谷右俣は巡視路が消失し荒れている。左股に誤進入しやすいので要注意。一般道ではない。 ・庄部谷南尾根は鉄塔までは巡視路、以降はマーキングないが尾根芯を辿る。ブナ回廊、カタクリ、イワウチワ、イワカガミ。 ・庄部谷山北尾根はマーキングなし。ブナ林、カタクリ、イワウチワ。 ・下りの南西尾根はマーキングがあるが広い尾根なので支尾根に注意する。ブナ回廊。上部のみカタクリ。※いづれもGPS必要。 |
写真
感想
3週間前に細尾根に密集した石楠花の激藪で撤退した庄部谷山の黒谷。捲土重来なんておこがましくて言えないが、今回は尾根を変えてのリベンジだ。(庄部谷山から芦谷山の尾根一帯には風力発電計画が進行中)
美浜町松屋から粟柄林道に入り、粟柄関所跡から黒谷支線林道に入る。林道の広い空地に駐車してスタートする。前回とは季節が進み新緑が始まっている。廃林道に入る所で関電の業者の車が2台止められていた。先行者がいるのかも知れない。
黒谷を渡渉して右岸を遡上するが右俣に入らず左俣を進んでしまう。前回もそうだった。高巻く所で岩影になって見逃してしまうのだ。修正して苔むした右俣を遡上していく。一応昔の巡視路があるのだが廃道状態だ。橋は朽ち落ちステップもなく薄い踏み跡があるやなしやである。
渓流はやがて平流となると地形図のピースサイン形の広大な平坦地に辿り着く。カツラやサワグルミの巨樹にはびっしりと苔が纏わりついている。前回は葉が出ていなかったが、今回は丸いハート形の葉なので桂の木と同定できる。20m先を1頭の猪が鼻先を地面に擦りながら通りすぎて行った。
少し引き返して庄部谷山の南尾根に取り付く。ブナの新緑が美しい。上段の鉄塔までは巡視路のプラ階段がある。以降はマーキングはないが高みを目指せばよい。尾根はブナ一色で偶にカエデやミズナラが混じっている。標高を上げると芽吹き間近のブナ林となる。カタクリとイワウチワも見られた。ca790mの広いピークはブナ一色の美林が続く。テーピングされた100屬曚匹琉豎僂枠穏里気譴討靴泙Δ里世蹐Δ。
Ca830ピークで南西尾根と出合い山頂へと向きを変える。カタクリがポツポツと花を咲かせている。この山域ではウズラ葉ばかりだ。誰も居ない山頂はそよ風が時折吹いてくる。ここでゆっくりランチタイムとした。食後はザックを置いて北尾根を下ってみる。この尾根もブナやミズナラが多い。イワウチワも心を和ませてくれる。Ca800mでは広い丘陵地となっている。起伏の微妙なアンジュレイションがおもしろい。端まで進むと端麗な野坂岳が望める。深追いはせずここで引き返して下山の途に就く。
南西尾根を下って行く。いつも時計回りに上りで使うので下るのは新鮮だ。太いブナ、細いブナ、密集したブナ、この広い尾根もブナ回廊を満喫できる。幹回り4mの威風堂々としたマザーツリーに触れ、長生きしろよと声をかけた。残念ながら花は無かったが、標高700m以下ではブナの鮮やかな新緑を愛でることが出来た。
黒谷山の前後は風衝地帯なので草木が育たない。禿山で殺風景かと思いきや何故か印象に残る山。自分と同類だからだろうかw。初めて歩く巡視路は案の定、橋が半分崩落していたが踏み台にして渡ることが出来た。林道に這いあがって歩いた尾根を見上げる。尾根に風車が並ぶ日が近いのだろうか‥。
※ヤマレコアプリでログを記録すると乱れます。以前は山旅ロガーでしたが滑らかに取れていました。どなたか対処方法をご存じありませんか?
コメント
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膝が少し良くなりました。いつかこのコース行ってみます。
谷間では捉えられる衛星の数が少ないからGPSが乱れますよ。
尾根でも乱れるなら問題ありですね。ちなみに、高精度の設定にしていますよね?
膝が快方に向かってよかったですね。また元気なレコを期待しています。
前回は天邪鬼、分不相応の尾根を登って敗退したのでリベンジしました。
南尾根は、yamanekoさんが言われる通りの素晴らしいブナの尾根でした。
今回のログは谷でも尾根でも飛んで乱れたので、ポイントを削除して修正しています。それでもまだ乱れているでしょう!?
ログは体の向きを変える度にクリティカルに反応しているので、逆に低精度にしてみましたが結果は変わりませんでした。
逆でしたか。今度は高精度にしてみます。ありがとうございました。
前回に比べて、黒谷右俣は新緑が始まり、谷相が綺麗になりましたね。
ca790mのあたりはとりわけ素晴らしいブナの樹林が広がっているところだと思います。庄部谷山から芦谷山までの稜線のブナが風力発電のために伐採されたとしてもこの南尾根のブナが残ることを願っていましたが、ここでもブナを伐採して風力発電器を建設するつもりなのでしょうかね。なんとも痛ましい話です。
黒谷右俣は季節を変えて再訪してみたいと思います。あの閑寂空間が堪りませんw。
仰る通り、広いca790ピークは見事なブナの森でした。平坦地に疎林が長く続き、隣の尾根に挟まれているので風もなく落ち着ける場所です。yamanekoさんもここでテント張られたのではないですか?。
南西尾根と出合うca830ピークの南側の木々にテーピングされていました。南側斜面なので風車ではなく付帯設備かもしれません。
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