記録ID: 3104643
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
残雪の常念岳東尾根にひとりぽっち
2021年04月24日(土) [日帰り]
体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 11:27
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 2,266m
- 下り
- 2,280m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
東尾根下部は快適な送電線巡視路。だがしかし、藪は深くなり難儀した。 1900あたりから残雪。2000でアイゼン装着。 2400あたりの岩稜は岩が露出、アイゼンしたまま登るのに苦労する。越えらない大岩は雪の斜面をトラバース。前常念から快適な雪稜。 三股への下りは前常念の岩稜からアイゼン外す。樹林帯は堅い残雪だが踏み抜きもあり。九十九折の急な下りは注意。1800あたりから登山道が出てきて快適に歩けるようになる。 |
その他周辺情報 | ほりでーゆー四季の郷、入浴550円。登山口からすぐで嬉しい。 |
写真
撮影機器:
感想
もう一度雪山に登りたくて、常念岳東尾根へ一人で出かける。
序盤からアクシデント。進む先に大きな熊がいて、目が合った。幸運に彼が道を譲ってくれた。ここで敗退するわけにはいかない。ホイッスルを鳴らし、与作を歌いながら歩く。
徐々に藪は深くなり、一歩進むにも藪を掻き分け、足下の笹を折らないと先に進めない。満身創痍で息が上がる。
1900mあたりから雪になり2000mでアイゼンをつける。2400で岩が出てきて、アイゼンをつけたまま岩を攀じるのも苦労した。越えられない大岩は斜面をトラバースして弱点を探る。雪面にトレースはなく、東尾根には自分だけだ。
前常念まで6時間半かかり、予定時間をかなり過ぎていたが、ここから快適な雪稜なのに、下山はない!ザックをデポして、ペースアップ。槍ヶ岳が見えた瞬間は嬉しかった。
山頂に着くと素晴らしき北アルプスの山々が迎えてくれた。残雪の山々は華やかな美しさだ。
復路は予定を変更して、三股に下山することにした。前常念の岩稜が歩きにくいのでアイゼンを外す。九十九折の急な下りもまだ登山道は露出していない。雪は堅いのに、踏み抜きがあり、何度か転倒する。
1800mになると登山道を快適に歩けるようになり、三股への下山は3時間だった。ここから林道が長かったが、なんとか日没前に車に戻れた。
この日は猿、熊、雷鳥、カモシカとたくさんの野生動物と合った。自然と戯れ幸せな一日だった。
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