蕎麦粒山(そむぎやま)
- GPS
- 10:50
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,259m
- 下り
- 1,244m
コースタイム
ー12:07小ピークー13:50渡渉点ー15:22林道分岐点ー16:05駐車場
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
「駐車場〜渡渉ポイント」 現在、土木工事中でスキー場から林道を車で上がることはできない。通行止め になっている。舗装された林道を途中まで歩く。 地形図でヘアピンカーブの所は林道工事で少し先まで延長されていて、 蕎麦粒山へ行くには、ヘアピンカーブを曲がっていく。 ただし、地形図では林道表記されているが、実際は廃道になっていて、 かなり自然化されていて林道の面影はない。踏み跡があるだけ。 入口は工事業者の看板があるので分かりやすい。 途中、崩壊地の高巻きがある。足元が不安定だが、ロープが張ってある。 川に浸食された部分があり、その際を踏み跡が続いているので、足元が崩れて 落ちる危険がある。 踏み跡を最終まで歩くと川が二分する手前に出る。そこが渡渉ポイント。 「渡渉ポイント〜小ピーク」 川の渡渉は増水していなければ、飛び石づたいに渡れる。 ここは、蕎麦粒山と五蛇池山の分岐点でもあり、左の踏み跡を登っていく。 小さなプレートがある。 尾根を右に巻きながら登って行き、急な不安定な坂を登ってやせ尾根に取りつく。 ここはロープが張ってある。 尾根はとても急で、木の根っこを手掛かり、足掛かりにして這い上がっていく感じだが、途中、平らな部分も何カ所かあるので、一息つけられる。 道はしっかりしていて登りやすいが、木の枝や葉っぱが登山道の上に覆い被さっていて、かき分けながらの登りとなる。下りは足元が見えないので、慎重に下りなければならない。 小ピークはちょっとした展望台になっていて、回りが見渡せて気持ちが良い所だ。 「小ピーク〜蕎麦粒山頂上」 一度下って、小コブを超えて、鞍部から頂上へ続く尾根を登っていくが、この区間は、ネマガリタケのやぶがひどく、やぶをかき分けながらの登りとなる。 赤テープは少ないが、下道はしっかりしているので、一応ルーファイしなくても歩くことが出来る。 頂上はやぶから解放され、とても見晴らしが良い場所。気持ちが良いところだ。 |
写真
感想
梅雨の晴れ間を利用して、5月に登ろうと思っていた蕎麦粒山に登ってきた。
案の定、やぶが少々うるさく登るのに手間取ったが、下道がしっかりしているので
安心して歩ける。アプローチの林道も廃道になって久しいのか、完全に自然な状態に戻っている。この時期、草をかき分けながらの歩きとなる。前日に雨が降ったため、露で全身びしょ濡れ。登る前からカッパを着ておくべきだった。
渡渉ポイントで休息していると、ヒルが二匹、靴とズボンの裾にいつの間にか取りついていた。梅雨期はどこの沢筋にもいるが、ここも普通にいる。
小ピークまでの尾根は非常に急で、一部、木の根っこをつかんで登ったりと
登攀的な登りをする箇所がある。登りはまだいいが下りは滑りやすいので、慎重に
下りたほうが良い。上に登るに従ってやぶがうるさくなってくる。ここも下りは
足元が見えないので慎重に下りる。そのためか、登りと下りのタイムはあまり
変わらなかった。
小ピークは一旦やぶから解放され、景色を見渡せる。快晴の中、新緑がまぶしい。ただ、ハエなどの飛虫が非常に多く、あまり長居は出来なかった。
ここから一旦下りになるが、この辺りから背丈を超えるネマガリタケが行手を
阻んでくる。踏み跡がなかったら激やぶである。赤テープは少ない。シャクナゲをかき分けて登るようになると頂上は近い。
頂上はやぶ山にしては開けていて、二等三角点が設置されている。飛虫を気にしなければ、開放的で気持ちが良い場所だ。登った山を同定しながら、眺望を楽しむ。坂内集落が下方に見下ろせる。
下りは一部道を失いかけたが、尾根の曲がりでコンパスをセットしておいたので、方向を間違えずに済んだ。コンパスは頼りになる存在である。
渡渉ポイントで一息いれたが、地面が乾いていたためか、ヒルはでてこなかった。
蒸し暑さの中、旧林道の踏み跡をたどって下る。
時期を選んで登れば、山深く秘境的な味わいのある山行を楽しめると思う。
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