大嵐山、帝釈山・田代山(シャトルタクシー利用)、夢の湯
- GPS
- 09:12
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,371m
- 下り
- 1,855m
コースタイム
登山口10:43-2回目の湯ノ倉山コース分岐11:58-大嵐山山頂12:45(昼食)13:05
-湯ノ倉山コース分岐13:50-湯ノ倉山山頂14:17-登山口15:15-湯ノ花温泉15:43
[帝釈山、田代山湿原]
馬坂峠登山口9:15-帝釈山山頂9:52(休憩)10:00-避難小屋11:23(昼食)12:00
-田代山湿原、小田代12:44-猿倉登山口13:38
(帝釈山〜田代山湿原間はのんびり歩いてます)
天候 | 1日目:雨時々曇(天気予報の嘘つき〜) 2日目:晴れました |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
〈往路〉会津高原尾瀬口9:50-(会津バス)-舘岩観光案内所10:21 950円/人 舘岩観光案内所10:24-(会津交通蝓▲織シー)-大嵐山登山口10:35 1,580円 〈復路〉下山口より徒歩で湯ノ花温泉 6/23(日): 〈往路〉湯ノ花温泉宿泊先7:40-(シャトルタクシー)-馬坂峠登山口9:20 1,500円/人 〈復路〉猿倉登山口13:55-(シャトルタクシー)-舘岩観光案内所14:35 1,000円/人 舘岩観光案内所15:32-(会津バス)-会津高原尾瀬口16:05 野岩鉄道 会津高原尾瀬口17:25発 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◇東武線・野岩鉄道、会津バス ・浅草6:20発の東武線快速、車両構成は以下の通りです。 6両編成:前2両-会津田島行、中2両-新藤原まで、後2両-下今市で切り離して東武日光行 よって、会津高原尾瀬口へ行くには前2両に乗車しましょう。 約3時間乗り換え無しです ・車両は6050系で1両目にトイレがあります!!長時間乗車も安心 ・シートはボックス席、折り畳みのテーブル付き ・春日部で席はほぼ満席となりました。その後、新藤原を過ぎるころは半分くらいに ・会津高原尾瀬口の「憩の家」売店で会津バスの乗車券買えます。 回数券の小口販売してくれて通常支払いより割安です。 往復分を買って一人150円お得でした。 事前に買っておくと降車時がとてもスムーズです ・憩の家は帰りにも利用し、売店でお土産はもちろん、酒類やおつまみ、冷しキュウリ(100円)、ゆで卵(50円)も売ってます。 [大嵐山、湯ノ倉山] ・舘岩観光案内所と同じ場所に会津交通蟯楷箟超判蠅あります ・事前に予約(0241-78-2017)したら、バス停で車両が待機しててくれてました ・湯ノ花温泉から林道「滝沢線」終点の駐車スペース(登山口)までタクシーは行ってくれます ◇〜大嵐山 ・オオアレヤマと読みます ・駐車場にはトイレありません ・駐車場、登山口からすぐにまた林道にでます。道標はないですが左方面そのまま沢の上流に向かいます。 帰りはこの駐車場への降り口が気を付けないと見過ごす可能性あります。 行きにしっかり場所をチェック ・前半は沢沿いを渡り返しながら緩やかに登ります ・道はしっかりしてます。ただ、雨だったので下草で濡れます。スパッツ必須 ・うっそうとした羊歯の群生がとても幻想的です ・後半は2回目の湯ノ倉山分岐辺りから登りがキツクなります ・ロープ補助が数ヶ所ありますが、注意して通れば大丈夫 ・一旦尾根にでて視界が開けますが、そこから頂上まで20分以上かかります ぬか喜びしないように。。我々がそうでした。。 ・頂上はさほど狭くなく、のんびり食事できるスペースがあります 。。晴天なら360度大絶景だそうです。。けど ◇〜湯ノ倉山、登山口、湯ノ花温泉 ・分岐まで戻って湯ノ倉山コースを進むとしばらく緩やかな道が続きます。 こちらも道はしっかりしています。 大嵐山コースよりとこちらのほうがとても歩きやすいです。 あちらこちらにギョリンソウが咲いてました ・山頂手前で15分ほどひと登り ・展望は今ひとつですが、大嵐山が良く見えます ・山頂からの下りが結構キツイです。雨に濡れた石やぬかるんだ土で滑りまくり ・登山口から林道を20分くらい歩くと湯ノ花温泉に到着します ・この日の入山者は恐らく我々だけ。熊さんと会わないか心配でした [帝釈山、田代山(湿原)] ・馬坂峠〜猿倉までの縦走を「舘岩観光センターのシャトルタクシー」で実現できます http://www.tateiwa-tic.jp/taxi/taxi.htm ・行きは今年から設定された舘岩地区宿泊者限定の往路3便「馬坂峠」を利用。 湯ノ花温泉から馬坂峠まで本来は1万円以上するタクシー利用がなんと一人1,500円。 少人数では物凄くお得です!! ・帰りは猿倉から復路1便を利用。14:00前には駐車場で待っていてくれました ・行き、帰りのシャトルタクシー共に同乗者は無し。 普通の小型タクシーで運転手さんの気遣い走行でとっても楽チン。我々2人で貸切でした〜 ◇〜帝釈山 ・馬坂峠は駐車場満車、下の林道路肩まで駐車が続いてました。 地元の方が駐車位置を指示してくれてます ・きれいなトイレがあります ・登り始めてすぐにあちらこちらでオサバ草が見られます ・道はぬかるんでおり、こちらもスパッツ推奨。靴は泥だらけです ・花を楽しみながら小1時間で頂上到着。 山頂は広くなく、10人もいればギューギューです。 でも展望はとても素晴らしい〜 燧岳や会津駒ヶ岳はもちろん、遠く日光方面の山々も良く見えます ◇〜田代山(湿原)、小田代、猿倉 ・帝釈山の山頂直下からしばらくは急な下りが続きます ・オサバ草は馬坂峠側の“登山道にパラパラ”と比べて、こちらは群生で見られます ・それ以上にびっくりしたのが「ヤマソテツ」が沢山生えてました ・途中、残雪箇所がありましたがアイゼン必要なし ・避難小屋、土足禁止のトイレ建物横にベンチがあり大勢の方がランチされてました ・田代湿原は木道が単線なので一方通行。 残念なことに我々のような縦走パターンだと半周しかできません。 時間的な都合で1周半するのはやめました(半周でも充分楽しめます) ・小田代、猿倉までやはり道がぬかるんでいて、靴はさらにドロドロになりました この道もあちらこちらにギョリンソウが目立ちました ・猿倉駐車場にもトイレあります [夢の湯] ・一人500円。源泉かけ流しです ・硫黄系の臭いが若干します。お湯の熱さは丁度良い感じ ・尾瀬口駅から歩いて2〜3分 ・洗い場は5人程度、シャンプー・リンス、石鹸はありました ・風呂場でなく、別の洗面所にドライヤーがあります ・16:00過ぎに利用しましたが男湯は私含めて3人でした 割引券印刷で一人100円引き http://www.yumenoyu.com/ |
写真
感想
昨年の会津駒ヶ岳下山後に相方から「山頂の湿原に行きたい」とご要望
「何それ?」とスルーしてたら、今年もまた言い出したので調べてみると。。
確かに田代山湿原って「天空の楽園」みたいな案内がネットでもあちらこちらで。
オサバ草まつりって何だろう。オサバ?オバマ?似てる?(相方に怒られた)
ふむふむ、しっかしここむちゃくちゃアクセス悪いのね。。
と自家用車選択などあり得ない(お酒飲めないので)我々は無理かな〜
諦めかけていたら「シャトルタクシー」なるものをネットで発見!!
「おお〜これだ!しかも縦走できるし」
「温泉も近くにあるよ〜」 めでたくB(Bus)&B(Bath)の条件は整いました!
湯ノ花温泉での1泊を挟んで、初日はまだまだマイナーだけど「展望の大嵐山、湯ノ倉山」、次の日は「オサバ草と湿原の帝釈山、田代山」で梅雨の時期に福島の山へ決行です。
温帯低気圧が抜けた土曜日の朝、都内は良い感じで晴れてます。
「いや〜バッチリのタイミングで抜けたな〜 さすが晴れ女」と相方をおだてて。
トイレも付いてる東武線からの野岩鉄道直通電車で揺られて3時間。
会津高原尾瀬口へ到着です。我々入れて4名ほど下車。
駅のトイレ借りて、憩の家売店でバスの切符を買うと「回数券利用だからお得よ」ととても親切な店員さん。
二人で300円節約。幸先良いスタートで良い感じです〜
9:50のバスに乗り舘岩観光案内センターで下車すると。。
「雨降ってる。。」
それも結構な強さで。
建物の庇で雨宿りしてると、サーっとタクシーが横付けで到着。
予約していたタクシーが待っていてくれました。なんともスムース。
でも運転手さん曰く「今日はこの辺りで冷たい空気と暖かい空気がぶつかって、帯状の雲が続き一日雨だって」
「マジですか。。」あんなに何回も天気予報確認して雨なんてどこも言ってなかったのに。が〜ん。
それでも希望捨てずに大嵐山登山口まで10分程度で到着。
「今日は誰もいないな」運転手さんがつぶやきます。。駐車場に車無し。。
ザァーザァー雨が降る中をレインウエアを必死になって着て、静かな薄暗い登山道を歩き始めます。
どこかの情報で大嵐山は「熊のアパートだ」と聞いていたので、二人でジャラジャラ熊鈴鳴らしながら進みます。
森の中は木々が雨を防いでくれて酷い濡れ方はしません。
沢沿いの道を歩いていくと。。
薄暗さと雨と、木々の間に沢山の大きなシダ。幻想的な雰囲気。
まるで「もののけ姫」のワンシーンのようで。。
「いいねぇ〜これ。しっとりとした雰囲気」
悔し紛れじゃなく、奥深い山中の雨とシダと苔。。すごくマッチしますね。
しばらくすると沢から離れて急登となります。
喘ぎながら向こうを見ると明るくなっています。「いよいよ頂上近いか!」
尾根に出てガスってますが視界が開けます。「もうちょっとだよ、頑張れー」
ひと岩超えて、ふた岩超えて。。んん?まだ着かない。。
相方の調子がみるみる不機嫌に。。やっ、ヤバイ
「あはは、もうちょっと?。。きっと」「さっきからもうちょっとだけど。。」
結局20分以上の時間がかかりました。そんなこんなで山頂へ
あいにく雲がとれずに展望は望めませんでしたが、時折の雲の切れ目で山々の綺麗な緑と共にこの山の高さ・奥深さを感じます。
軽く昼食とって次なる湯ノ倉山へ出発です。
湯ノ倉山までの道はとても歩きやすく、快調に飛ばしてひと登りで山頂へ
今登ってきた大嵐山が良く見えます。
でもここからの下りが急なのに加え、雨に濡れて滑る滑る。。
沢の音が聞こえてきたら周りがまた幻想的なシダだらけの雰囲気へ
ほどなく登山口へ到着しました。無事に戻れてよかった。熊さんに会わなくて良かったぁ〜
大嵐山はマイナーですが、晴れてれば360度展望も凄いらしく、幻想的な雰囲気も味わえるのでとってもお勧めです。
本日の宿泊先「湯ノ花温泉」まで林道を歩き念願のお風呂へ。
源泉かけ流し、熱め湯で身体もリフレッシュ!
その後はしこたまビールと日本酒で汗出た分を取り戻したことは言うまでもありません。
翌日の朝、宿の前に7:40頃シャトルタクシーが迎えに来てくれました。
相乗りかと思いきや、我々二人だけ。直行でいざ馬坂峠へ
約1時間半、ダートの林道をシャトルタクシーのドライバーの方がとても丁寧な運転をして頂きとっても快適。
馬坂峠に登山者の方々から羨望の目で見られてる??自分勝手な優越感で到着。
ちなみに料金メータみたら15,000円を超えてました。何か凄くお得気分。
運転手さんから「14:00に猿倉でお待ちしてます」さらにとってもVIPになった気分です〜
「よろしくお願いします」と挨拶してトイレ借りてさあ出発。
ここで先着12,000名の記念バッチもらいました。
馬坂峠から登山道に入るとすぐに可憐なオサバ草がちらほら出てきます。
「きゃ〜、かわいい〜」相方ご満悦。
ぬかるみ気味の道をオサバ草に癒されながらほどなく帝釈山に到着です。
大展望ぉ〜 残雪の残る燧ケ岳や会津駒ケ岳がとても美しい
小1時間でこんな絶景みれるところはなかなか無いですね。晴れて良かった。
大勢の方が休憩され山頂はちょっと渋滞状態。先に進みます。
山頂直下の急な下りにはシャクナゲやツツジ、そして残雪が残る場所を過ぎた比較的緩やかな場所にはオサバ草の群生。
写真撮りまくりの相方と超ゆっくりペースで花々を楽しませてもらいました。
それと。。ヤマソテツがびっくりするぐらい沢山生えていて。
皆さん、マナーを守って持ち帰る人いないんですね。とっても良いことです。
避難小屋の近くで昼食のカップラーメン食べて、いよいよ田代山湿原へ。
避難小屋から木道を進むと一気に視界が開けて。。
「おお!すごい。。」
秘密の場所のように突然開け放たれた湿原が青空と木道と花々と静かな世界を作っています。
う〜ん、ここを最初に発見した人は凄いなぁ〜
タテヤマリンドウやワタスゲ、チングルマ、イワカガミなどもう花だらけ〜
標準コースタイム20分を倍の40分かかって写真ばっかり撮ってました。
会津駒ケ岳も良く見えて、ホントにここは天空の楽園かもしれません。。
もっともっとゆっくりしたかったけど偽VIPの我々は14:00までに降りないと。
物凄く後ろ髪引かれて下山路を進みました。
小田代を経由したこの道も、所々急斜でぬかるみに滑らないように気をつけて歩く必要があります。
気分良くした相方はこの道でやたらめったらにギョリンソウを見つけます。
「あっ、ギョリン」「こっちもギョリン」「またギョリン」 あ〜うるさい!
はいはい、もう沢山です。お腹一杯、ギョリンソウ。
(こいつ大丈夫か?と心配になります)
水場で顔洗って、猿倉に到着。2日間の山行は終了です。
すでにシャトルタクシーは待機していてくれました。
舘岩観光案内所でタクシー下車。お土産買ってトイレ借りて40分くらいノンビリとバス待ち。
時間ピッタリに会津バスが到着です。7〜8人くらいが乗車されてました。
尾瀬口駅で降りて徒歩2分の「夢の湯」に向かい身体もサッパリ。
やっぱり帰りもB(Bath)は欠かせません。
風呂上りで小腹が空いたので近くの食堂「山の王様」で会津ラーメンを食べて。。
さらにさらに憩の家売店でビールとつまみを仕入れ、野岩鉄道に乗り込みました。
17:25の電車に尾瀬口駅からの乗ったのは我々だけでした。。
初日の天気には裏切られましたが、それでも幻想的な大嵐山とお花一杯の田代山湿原、湯ノ花温泉と会津の地酒、帰りの電車で飲むビールと。。
とても充実した2日間でした。
シャトルタクシーを使った田代山湿原、かなり良いかも。。
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