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Yamareco

記録ID: 3125309
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

★感電注意★ 大岳山: バリエーションルート 〜矢越沢川右岸尾根〜

2021年05月01日(土) [日帰り]
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tententeketen その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:51
距離
9.7km
登り
1,104m
下り
1,101m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:47
休憩
0:03
合計
5:50
距離 9.7km 登り 1,104m 下り 1,114m
9:20
204
スタート地点
12:45
12:45
10
12:55
12:55
2
12:58
12:58
22
13:20
13:21
88
14:49
14:52
21
15:12
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
<駐車場情報>

・檜原村では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、緊急事態宣言期間中のほぼ全ての公共駐車場を閉鎖しています。(神戸岩駐車場もトイレ利用以外は閉鎖されています。)

・北秋川から神戸川方面へ右折して100m程の左側路肩に駐車しました。
(地元の方、釣り、クライマー、ボルダラー皆さん利用されるようで混んでいることもあります。整然と駐車する必要あり。)
コース状況/
危険箇所等
【重要注意事項】

矢越沢川右岸尾根 取り付き点付近の獣避け<電柵>

※ 感電の危険性あり
※ 路肩崩壊 神戸川への転落の危険性あり

本当に恐かったです。
感電します。
これまでにも電柵には多少触れたことがあり、「ピリピリくるだろうな〜」 程度に軽く思っていたのですが、とんでもなかったです!

先に通過した相方は、路肩の崩落を飛び越えようとした瞬間、ネットを握ってしまい 「ギャー!」 という大声を上げました。(手から顎にかけて強烈な電気の刺激が走ったとのこと)それでも(大したことないだろう、ネットを握らなきゃいいんだよね)と、タカをくくっていた2番目通過の私は、やはり崩壊地通過の瞬間に肘がネットに触れてしまったのでしょう。肘から腰にかけて強烈な電気の刺激が走り、同じく 「ギャー!」 大声を上げてしまいました。
同時に足がバタついたのたと思います。路肩が多少崩れて小石が川へと落ちていきました。

結局、先に通過した相方に荷物を手渡しし、身軽になって電柵に触れないよう恐る恐る通過しましたが、二人ともしばらくはショックで心臓バクバクで、緊張が続きました。

確かに 「キケン」 「感電注意」 と表示がされています。
タカをくくってはいけないことを身をもって知りました。

下山後、色々インターネットで調べてみると、この電柵ゾーンはデンジャラスゾーンであることが分かりました。草で覆われていて分かりませんでしたが、転落すると15mもの高さから川に激突してしまう危険があるそうです。

感電したという情報は見ていませんが、本当に危険です。
無事に通過している記録もあることから、今回は草や地面が湿っていたことにも関係しているのでしょうか。(電気に詳しくないので分かりません)

矢越沢川右岸尾根に行かれる方は、別ルートから迂回されることを強くオススメします。
(ヤマレコの「みんなの足跡」もあることから心配しています…)

<備考> 電柵通過部分はGPSが大きく乱れていますが、神戸川左岸に沿って歩いています。


※その他コース状況

全体に急峻ですが、大岳山南西面の特徴である稜線直下の岩のバンドは拍子抜けする程全くなく、危険はありませんでした。

本日一番の危険箇所は、どう考えても電柵でした。
その他周辺情報 神戸岩
春日神社
ヒノハラテラス
神戸国際マス釣り場
路肩の駐車スペース。障子岩に向かうクライマーや神戸川のボルダラーが多いみたいでした。
2021年05月01日 09:21撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 9:21
路肩の駐車スペース。障子岩に向かうクライマーや神戸川のボルダラーが多いみたいでした。
春日神社を過ぎると目指す矢越沢川右岸尾根が見えてきました。神戸大橋の手前を右に入っていきます。
2021年05月01日 09:32撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 9:32
春日神社を過ぎると目指す矢越沢川右岸尾根が見えてきました。神戸大橋の手前を右に入っていきます。
お墓の前を通過させて頂きます。
2021年05月01日 09:33撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 9:33
お墓の前を通過させて頂きます。
問題のデンジャラスゾーン。
右側の電柵のネットに絶対触れてはいけません!左側は神戸川。電柵横は路肩が非常に脆く、崩れている箇所があります。
(荷物を受け渡して通過中)
2021年05月01日 09:38撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 9:38
問題のデンジャラスゾーン。
右側の電柵のネットに絶対触れてはいけません!左側は神戸川。電柵横は路肩が非常に脆く、崩れている箇所があります。
(荷物を受け渡して通過中)
デンジャラスゾーンを振り返った図。綺麗に手入れの行き届いた畑。だからこその電柵なんですよね。のどかな風景にも危険あり!
2021年05月01日 09:40撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 9:40
デンジャラスゾーンを振り返った図。綺麗に手入れの行き届いた畑。だからこその電柵なんですよね。のどかな風景にも危険あり!
尾根末端。いきなり急傾斜ですが、先程の電撃ショックで妙にハイテンション。ガンガン登ります。
2021年05月01日 09:44撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 9:44
尾根末端。いきなり急傾斜ですが、先程の電撃ショックで妙にハイテンション。ガンガン登ります。
何の動物の糞?ギンナンを食べてます。(この辺の里山ではよく見かけます)
2021年05月01日 10:01撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 10:01
何の動物の糞?ギンナンを食べてます。(この辺の里山ではよく見かけます)
目印のテープは割りと頻繁にあります。
2021年05月01日 10:10撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 10:10
目印のテープは割りと頻繁にあります。
標高630m付近。尾根が合わさる地点に祠がありました。地域の守り神です。
2021年05月01日 10:11撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 10:11
標高630m付近。尾根が合わさる地点に祠がありました。地域の守り神です。
スギ、ヒノキ林の歩きやすい作業道。
2021年05月01日 10:21撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 10:21
スギ、ヒノキ林の歩きやすい作業道。
徐々に岩混じりになってきました。
2021年05月01日 10:27撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 10:27
徐々に岩混じりになってきました。
露岩帯
もしかしてこれで終わってしまうの???
(大岳山南西面の岩ハンド、簡単な岩稜があればいいな?と、ロープも持って、期待して来たのですが…)
2021年05月01日 10:44撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 10:44
露岩帯
もしかしてこれで終わってしまうの???
(大岳山南西面の岩ハンド、簡単な岩稜があればいいな?と、ロープも持って、期待して来たのですが…)
露岩帯、本当にこれで終わりました。あとは稜線までひたすら急傾斜の登り。立木を掴みながらよじ登っていく感じです。
2021年05月01日 11:02撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 11:02
露岩帯、本当にこれで終わりました。あとは稜線までひたすら急傾斜の登り。立木を掴みながらよじ登っていく感じです。
左方向にスベリ沢右岸尾根が合流してきます。早めに左へトラバースして尾根に乗った方が得策です。
2021年05月01日 11:33撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 11:33
左方向にスベリ沢右岸尾根が合流してきます。早めに左へトラバースして尾根に乗った方が得策です。
スベリ沢右岸尾根に乗りました。いきなり別世界。広葉樹の明るいたおやかな尾根が、馬頭刈尾根に延びています。
2021年05月01日 11:34撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 11:34
スベリ沢右岸尾根に乗りました。いきなり別世界。広葉樹の明るいたおやかな尾根が、馬頭刈尾根に延びています。
くくりつけられた謎の黒黄ポール。もう馬頭刈尾根は間近です。
2021年05月01日 11:38撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 11:38
くくりつけられた謎の黒黄ポール。もう馬頭刈尾根は間近です。
大岳山への一般縦走路、馬頭刈尾根の祠付近に出ました。
2021年05月01日 12:28撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 12:28
大岳山への一般縦走路、馬頭刈尾根の祠付近に出ました。
大岳山 (標高1,266.4m)
2021年05月01日 12:43撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 12:43
大岳山 (標高1,266.4m)
山頂には今日も大勢の登山者が集います。足早に景色を楽しみ、下山に向かいます。
2021年05月01日 13:17撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 13:17
山頂には今日も大勢の登山者が集います。足早に景色を楽しみ、下山に向かいます。
馬頭刈尾根の白倉分岐。
ここから右方向に下山します。
2021年05月01日 13:19撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 13:19
馬頭刈尾根の白倉分岐。
ここから右方向に下山します。
白倉分岐付近、馬頭刈尾根の左側はシカの食害で下草がありません。大規模なシカネットが張られています。
2021年05月01日 13:19撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 13:19
白倉分岐付近、馬頭刈尾根の左側はシカの食害で下草がありません。大規模なシカネットが張られています。
白倉への下山は明るい尾根です。標高790m付近のベンチからの眺望は素晴らしく、いつまでも居たくなるランチタイムに絶好の場所です。
2021年05月01日 13:49撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 13:49
白倉への下山は明るい尾根です。標高790m付近のベンチからの眺望は素晴らしく、いつまでも居たくなるランチタイムに絶好の場所です。
お地蔵様
2021年05月01日 14:26撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 14:26
お地蔵様
林道に出ました。ここを横断してあと少し山道を下り、鳥居をくぐります。
2021年05月01日 14:29撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 14:29
林道に出ました。ここを横断してあと少し山道を下り、鳥居をくぐります。
八割沢を渡り、再び林道に出ました。
2021年05月01日 14:35撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 14:35
八割沢を渡り、再び林道に出ました。
大嶽神社
今日も無事に下山できました。
有り難うございます。
二礼二拍手一礼でお礼を伝えます。
2021年05月01日 14:40撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 14:40
大嶽神社
今日も無事に下山できました。
有り難うございます。
二礼二拍手一礼でお礼を伝えます。
シバザクラ
大きな面積ではありませんが、皆に喜んでもらうことを楽しみに、地元の方が一生懸命手入れをされてるそうです。(地域情報紙「西の風新聞」で読んだことがありました)
2021年05月01日 14:51撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 14:51
シバザクラ
大きな面積ではありませんが、皆に喜んでもらうことを楽しみに、地元の方が一生懸命手入れをされてるそうです。(地域情報紙「西の風新聞」で読んだことがありました)
あったかい手作り看板。シバザクラのお庭、拝見させて頂きました。
2021年05月01日 14:52撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 14:52
あったかい手作り看板。シバザクラのお庭、拝見させて頂きました。
お疲れ様です。バス通りを歩いて朝の出発地点まで一周してきました。
2021年05月01日 15:12撮影 by  KYV42, KYOCERA
5/1 15:12
お疲れ様です。バス通りを歩いて朝の出発地点まで一周してきました。
撮影機器:

感想

山よりも電撃ショックがあまりにも強烈過ぎて…。

電柵は山村にとって、大切に育ててきた作物を獣害から守るための重要な設備です。遊びに来た我々がルールを守って気を付けなければいけないのだと、つくづく感じました。

特にバリエーションでは、道ではないところを通らせて頂いてるんですものね。今後は肝に命じます。

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