ペテカリ岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 32.6km
- 登り
- 2,396m
- 下り
- 2,395m
コースタイム
21日:4:30ペテカリ山荘−6:00渡渉地点
天候 | 20日 曇り 21日 小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
最初の渡渉地点は水量多く石伝いは無理。裸足になって渡りましょう。他の渡渉や沢登りは登山靴でOK。 峠越えでは藪漕ぎ必須なので、GPSやコンパスがあると心強い。1050M峰近辺はダニだらけなので長袖長ズボンで露出を少なく。熊が多そうなところなので、鈴と笛を携行のこと。 忠類温泉ナウマンの湯を利用。午前11時開業なので時間に注意。帯広市内の食事はインデアンのカツカレーで決まり。 |
写真
感想
今年も来てしまった北海道。登り残しの200名山ペテカリとカムエクを一気に片づけるつもり。どちらの山もアプローチの長さは半端でなく日帰りはとても無理。3日かけて2山なら登れなくもないかと日程を組んだ。まずはペテカリ。
昨夕、帯広に着いた私は市内でガスの買い出しをしてそのまま236号でペテカリの登山口と化している神威山荘近くまでやってきた。山荘で一休みできるかと期待していたが、1Kmほど手前で通行止めになっており、車中泊となった。翌朝4時に起きて出発。今日1日でペテカリ山頂を踏破して、ペテカリ山荘まで降りる予定。天気はさえない。最初の渡渉でいきなり転び、乾いていたくつがあっというまにぐずぐずにした。大したことはないだろうと高をくくっていた峠越えが以外とハードだった。本州で「道のない山」といってもたいてい杣道っぽいものがあるのだが、北海道では本当に道がない。行きも帰りも峠の前後で道がどこが正規ルートだかわからなくなり、藪漕ぎの洗礼を受けた。それでもGPSもあるので何とかはなるのだけれども、ところどころ道標があるのに道がないというアンバランスさに腹が立つ。ベッピリガイ沢に降りてきたら普通の林道歩きを2時間弱でペテカリ山荘到着。山荘は良く整備された清潔な山荘だった。人はいなかった(結局2日間誰にも会わなかった)。置いていく荷物を下ろすとほとんど休む間もなく出発だ。山荘から登山道は心配したほど荒れてはいなくてごく普通であった。覚悟はしていたが、1つ1つの小ピークを巻くことなく通過していくのでアップダウンは結構ある。しかしそんなことよりもうざかったのがダニで、1050峰近辺だと10歩進むたびに2、3匹のダニがズボンに飛び移っているのでダニ払いで神経がすり減った。安心して腰を下ろして休めるのはたまに現れる雪田の真ん中くらいしかない。
1301峰からペテカリ山頂までの最後の登りも結構きつい。なぜだかこのあたりが一番笹がきつくて藪漕ぎ度が高いせいもある。
苦労して予定通りの時間で山頂に到達したものの、視界は無くて残念であった。
この山の私にとっての印象は昨年の二ペソツが100点満点とすると10点くらいしかあげられない。南アルプス深南部が好きなような人なら気に入るかもしれないが。
ところでカムエクは今年札内川ダムまでしか入れないことは承知でいたが、登山センターに寄ったところ徒歩でも通行禁止を聞かされ、計画はあえなく頓挫してしまった。来年以降なら七の沢近くまで車で入れるようになるだろうしまた北海道に行く理由ができたと前向きにとらえるしかないだろう。
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