熊野那智大社-妙法山-那智大滝

2021年04月26日(月) [日帰り]

• GPS: 05:27
• 距離: 12.0km
• 登り: 1,050m
• 下り: 906m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:04
• 休憩: 1:12
• 合計: 5:16

距離 12.0km 登り 1,053m 下り 906m

8:59 大門坂入口
9:20 9:26 那智山バス停
9:32 9:45 青岸渡寺
9:45 9:57 熊野那智大社
9:59 10:03 青岸渡寺
10:08 10:12 三丁の分岐
11:57 12:01 妙法山
12:34 12:48 那智高原公園
13:57 14:12 飛瀧神社
14:15 那智の滝前BS

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

紀伊勝浦からのバス時刻はこちら：
https://kumanogobobus.nankai-nanki.jp/localbus/pdf/time_nachisan.pdf

コース状況／危険箇所等

ルートの殆どが石段なので迷う心配はありません。あまり楽しくはありませんが……。
あと二の滝・三ノ滝へ向かう道は熊野那智大社の社務所に届けなければいけなかったそうです。ごめんなさい。

写真

4/26 8:50

大門坂BSからスタートです。

4/26 8:50

GWから少しずれた平日なので誰も居ません。まぁコロナのせいかもしれませんが。

4/26 8:52

駐車場の脇にあった なでしこジャパンの記念モニュメント。今となっては結構懐かしい。

4/26 8:57

さぁ、それでは いよいよ大門坂を歩きますよ！

4/26 9:00

天気も良いし、他に誰とも会わないし、最高のスタートです♪

4/26 9:01

参道らしく鳥居が出てきました。

4/26 9:02

案内図もありました。陰陽の滝の隣に立ってるのは謎の宇宙人？と思ったけど、よく見たらカラスでしたね。クチバシがよく見えなかったので...。

4/26 9:03

手前に木があるので よく分からないですが、道の両側に大きな木が2本立っています。これが夫婦杉ですね。

4/26 9:03

だって近づくと大きすぎてカメラに収まらないんだもん……。

4/26 9:03

これならなんとか……分かるかな？

4/26 9:04

そんなことをしていたら石段がでてきました。ここからようやく熊野古道らしくなってきますね。

4/26 9:05

良い雰囲気です。

4/26 9:08

途中に派手な案内版がありました。どうしてこんなところに？と思ったら、バス道路から見える場所にあるんですね（すぐ近くにバス停もある）。

4/26 9:12

石段をよく見ると字が彫られているものが結構ありました。落書きじゃないことを祈ろう……。

4/26 9:13

そういえば、道の脇にはこんな「〇町」と掘られた石碑が何本も立ってました。たぶん大門坂の入り口が1町目だと思うんですが、ゴールは何町目になるんでしょうね？

4/26 9:13

こっちの石碑は別の文面が彫られていましたけど、この意味はよく分かりません。

4/26 9:14

昔はここでお金を取られたそうです。現代で良かった。

4/26 9:18

石段が終わると急に開けた場所に出ました。えっ、大門坂ってもう終わり？

4/26 9:18

4/26 9:19

大門坂の後は道案内に従って熊野那智大社を目指します。

4/26 9:20

昔、安倍晴明が住んでいた庵の近くにあった橋の石材だそうです。

4/26 9:20

う〜ん、正直これを見せられてもなぁという気にならないでもないですが、安倍晴明ファンなら大喜びなのかな？

4/26 9:22

大きな道に出ました。車も走ってるので注意しましょう。

4/26 9:23

展望台がありました。あっという間に終わった気がしてましたが、こうしてみると結構登ってきましたね。

4/26 9:24

さぁ、それでは参道に向かいましょう。

4/26 9:26

正直、大門坂よりこっちの方がキツかったです。

4/26 9:29

4/26 9:30

途中にお土産屋さんも何軒か並んでましたが、少し時間が早かったようでまだ空いてない店が多かったですね。

4/26 9:32

途中にあった観音様のお堂。

4/26 9:32

参道だけでも結構色々と見応えがあります。

4/26 9:33

熊野那智大社の鳥居が見えてきましたよ！

4/26 9:33

ここで、道案内に「右：一番札所」と書かれてあったので何も考えず右に進んだんですが、後から考えたら左が正解だったんですね……。

4/26 9:34

4/26 9:34

4/26 9:36

はい、一番札所・青岸渡寺に到着です！

4/26 9:42

那智の滝も見えましたよ。おー、凄い！

4/26 9:47

しばらく青岸渡寺の境内をうろうろしていたんですが、熊野那智大社はその隣で、そのあと進む道は逆方向だったことに気付きました。つまり最初に熊野那智大社から行ってれば一方通行で済んだのに、先に青岸渡寺に行ったせいで行って戻ってこなきゃいけないのね...まぁ大した距離でもないんだけど。

4/26 9:49

気を取り直して八咫烏をお参りしてきます。

4/26 9:54

熊野那智大社の展望台からの眺めです。さっき歩いてきた参道を一望できますね。

4/26 9:54

熊野那智大社の境内にある大楠。中が空洞になっていて通り抜けられるようになっています。

4/26 9:55

4/26 9:58

4/26 9:58

入ってきた道を通って青岸渡寺に戻ってきました。うん、やっぱりこれが正しいルートよね。

4/26 10:00

さて、それでは青岸渡寺の境内から熊野古道に戻りますよ。

4/26 10:01

いきなりの石段ですが、それほど急ではないので歩きやすいです。

4/26 10:02

案内図でルートを確認。目指すは左奥の阿弥陀寺です。

4/26 10:04

4/26 10:05

大門坂は「〇町」でしたが、こっちは「〇丁」なんですね。まぁこっちの方が見慣れた感じ。そして数字がリセットされてる。

4/26 10:10

三丁目が分岐点。地図を見ていた時は右から行くのかと思っていましたが、案内板図を見ると左から行くのが一般的なルートみたいですね。

4/26 10:12

ではそれに従って左から参りましょう。元々そんな意味があって右から行こうと思っていたわけでもないですし。

4/26 10:21

熊野那智大社や青岸渡寺には多くの観光客が居ましたが、さすがにこっちまで来る人は居ませんね。誰ともすれ違いません。う〜ん、ソーシャルディスタンス。

4/26 10:23

と思ったら行き止まり。そういえばさっきの案内図に「山崩れのため通行不可」と書かれていたなぁ。

4/26 10:23

ということで、右に曲がって迂回路を進みます。

4/26 10:26

石碑かと思ったけど、何も掘られていないので単なる岩？

4/26 10:26

上を見たら素焼きの人形が3体置かれていました。何これ？怖っ！

4/26 10:27

怖いのでさっさと先に進もうと思ったら……

4/26 10:28

瀧の見える展望台というのがあったみたいですよ。あれ？気付かなかったなと少し戻ってみました。

4/26 10:28

すると、反対側に標識がありましたよ。気付かなかったわ……。

4/26 10:28

ほほう、これがその展望台ですか。

4/26 10:29

「JCみどりの展望台」だそうです。JCって何だろう？女子ちゅ……いや、そんなわけないよな。うん。

4/26 10:29

……うん、確かに滝は見えるね。見えるけど、なんか思ってたんと違う。

4/26 10:32

ということで展望台を後にして先に進むことにしました。

4/26 10:39

なんか凄い所に出たぞ。これを登るの？

4/26 10:40

と思ったら、すぐに左へ曲がれという指示が出ました。

4/26 10:40

というわけですぐに普通の山道に復帰です。まぁあれはあれで楽しかったけどね。

4/26 10:42

通行止め区間を超えたようで石段が復活しました。熊野古道って、ほとんど石段なんですね。

4/26 10:45

十一丁目まで来ました。

4/26 10:48

4/26 10:48

十二丁目の石碑だけ形も違うし やたらと古かったです。ひょっとして他のは全部新しく立て直したのかな？

4/26 10:54

「〇丁目」の石碑じゃなく、立派な気の標識が出てきたと思ったら「熊野古道ではありません」だって。そういう道もあるのか。

4/26 10:54

じゃあ無視して熊野古道を歩き続けましょう。

4/26 10:54

「くだり妙法山」と書かれた石碑。その通り、ここからは下りになってました。あれ？妙法山ってもう通り過ぎちゃったの？

4/26 10:58

熊野古道の石段が結構雑になってきました。落ち葉も積もっているので気をつけて歩きましょう。

4/26 11:01

遂に石段が無くなりました。うん、やっぱり土の道の方が歩きやすくて好きだなぁ、僕は。

4/26 11:07

右手上方に建物が見えます。あれが阿弥陀寺かな？

4/26 11:08

前方が明るくなってきました。ゴールは近そうです。

4/26 11:09

案内図がありました。うん、やっぱりここが先端みたいですね。

4/26 11:10

おお、ここだけ開けてて海が一望できる。凄い！

4/26 11:13

うわ〜、雲一つない快晴でこの景色はヤバいですよ。今まで見た中でも一・二を争う眺望です！

4/26 11:15

ここで10分くらいボケーッと阿保みたいに口を開けながら景色を眺めてました。少し時間が早かったんですが、今思えば ここで昼飯にすべきだったなぁ……。

4/26 11:10

そういえば、この展望地の隣には立派な門がある公園らしき場所があったんですが、何の説明も無いんですよね。何なんでしょう、ここ？

4/26 11:11

中に入ってみると、ちゃんと人の手が入った庭園っぽいんですが……謎です。

4/26 11:21

さて、名残惜しいですが先に進みましょうか。

4/26 11:21

ちなみに、ここは23丁目でした。帰りはこの石碑を見掛けなかったので、これが終点かな？

4/26 11:22

おぉ〜、これが阿弥陀寺ですか。

4/26 11:23

入ってすぐに立派な鐘がありました。

4/26 11:23

説明書きを読んだら少し怖かったです。僕の滞在中に鐘が鳴らなくて良かった……。

4/26 11:35

境内に公衆トイレがあったので使わせていただいたんですが、こんな外見なのに（失礼）中はウォッシュレット完備のピカピカトイレでした。ありがとうございます！

4/26 11:38

さて、本堂を参拝した後は この大きな石碑の脇から妙法山の山頂に向かうんですが……。

4/26 11:38

せっかくなので境内の他の建物も散策しておきましょう。

4/26 11:40

ここは弘法大師を祀った弘法大師堂（まんまだな）。

4/26 11:40

お堂の前の木に鉄の錫杖が刺さっているのが凄いと思いました。

4/26 11:41

これは納骨堂。杖をついた足の不自由そうなお婆ちゃんの集団もいたので「えっ？」と思ったんだけど、そういえば このすぐ下まで車で来れるんでしたっけ。あの景色は歩いてきた人の特権だと思っていたので少し残念……。

4/26 11:42

そんなわけで、さっさと妙法山の山頂に向かいましょう。さすがにこの石段を登る人は僕以外に居ませんでした。

4/26 11:49

4/26 11:51

途中に木のベンチもありました。やっぱりここは山歩きをしない人も歩くのかな？

4/26 11:56

だって妙法山の山頂には阿弥陀寺の奥の院がありますからね。車で来てここだけ歩く人も多いか、そりゃ。

4/26 12:01

お堂の隣の木には山頂の標識が掲げられていました。しかも3枚も。そして、その標識に書かれた標高がそれぞれ 750m, 749.5m, 749m と全部微妙に違う。そこは統一してくれよ！

4/26 12:01

妙法山からの下りはかなり急な場所もあり、そこには石段が付けられていましたが他は殆ど土の道でした。「〇丁目」の石碑も無かったし、ひょっとしたらこの道は熊野古道じゃないかもしれませんね。今更ですが。

4/26 12:02

4/26 12:06

往路にあった「熊野古道ではありません」の道はここに繋がっていたんですね。

4/26 12:11

こんな標識がありました。「富士山が見える最遠の地」だそうです。ほほう、それはチャレンジしてみないといけませんね。

4/26 12:11

とおもったら展望台が立ち入り禁止。駄目じゃーん。

4/26 12:12

まぁ入ろうと思えば入れたけど、床が かなりボロくなってるようなので止めておきましょう。第一、空気が澄んだ冬の明け方じゃないと見えないらしいですし。

4/26 12:23

なんか随分と開けた場所に出ました。これが那智高原って奴ですかね？

4/26 12:25

案内図を見ると、この先に滝が見える展望台があるそうですから、そこで昼食ですかね？

4/26 12:25

と、公園内を歩くも全然見つからない。あれ？と思って地図を見直すと……あ、これって行く時に寄った展望台じゃん。あの迂回路ってこっちまで伸びてたのか！ということに気付きました...。

4/26 12:32

しょうがないので、公園内の東屋で飯にするか……と思ったらテーブルがひっくり返されてた。何があった？

4/26 12:35

これ以上探すのも面倒臭かったので、屋外のベンチで昼食です。ここで食べるといった、もちろん紀州南高梅のおにぎりですよね！

4/26 12:45

ここからは下に進んでいくので、あのローラースライダーを使えば楽なんじゃね？と思ったんですが、公園事務所に行ってマットを借りてこい（有料）と書かれていたので諦めて歩きました。

4/26 12:49

まぁ歩いても大した距離じゃないですしね。

4/26 12:53

下り切りました。やっぱりローラースライダーで来たかったなぁ。

4/26 12:53

あ、やっぱりここも熊野古道だったんだ。

4/26 12:55

さて、それでは帰りますか。

4/26 12:57

と思ったら、途中に二の滝・三の滝への標識が出てきました。まだ少し時間には余裕があるし、2km程度なら行っちゃう？と曲がったのが大失敗でした……。

4/26 13:02

この標識を最後に、滝への案内は一切無くなりました。

4/26 13:07

途中にあった大きな木。なにか謂れがあるんじゃないかと思えるくらい堂々とした風貌でした。

4/26 13:03

まぁでも道はしっかりしているし、坂も緩やかで不安はありませんでした。ここまでは。

4/26 13:08

道を進んだ先に現れたのはこの標識。「ここから先に進みたかったら神社に届け出ろや。ゴルァ！」……そんなの今更言われても……あの標識の所に書いといてよ！

4/26 13:12

結構進んじゃったし、今更戻るのも嫌なので、心の中でゴメンなさいと言いながら先に進みました。

4/26 13:14

4/26 13:15

4/26 13:15

……川にぶつかってしまいました。他に間違いそうな道も無かったので正しいんだろうと岩を飛び移りながら向こう岸まで進んでみたんですが、その先には別の川が出てきて（2本の川の合流地点だった）そこからどう進んだらいいのか全く分からなくなったので引き返すことにしました。後から地図を見なおしたら正しいルートだったようですが、ここに道案内を書かないのはおかしいだろう、常識的に考えて。

4/26 13:23

来るときは右の道から降りてきたんですが、また登って帰るのも嫌だったし、直進すればそのまま青岸渡寺に戻れそうなので先に進みました。

4/26 13:32

道はしっかりしてますし問題ありません。

4/26 13:33

と思ったら、出口に こんなことが書かれてました。さっきの標識から先じゃなく、この道全体が届け出必要だったのか。だったら余計にあの最初の標識の所に警告文を出してくれよ！

4/26 13:37

無断で入山したろと怒られるのが怖かったので、人目を避けながら青岸渡寺の三重塔まで戻ってきました。なんで僕がこんな目に……。

4/26 13:42

ここまでくると観光客も沢山いたので、もう大丈夫だろうと安心して那智大滝に向かいます。

4/26 13:45

4/26 13:51

4/26 13:51

4/26 13:53

4/26 13:55

4/26 13:57

おーーー、やっぱり滝は遠くから見るより近くから見た方が迫力があるね！（当たり前）

4/26 14:02

ならもっと近くから見よう！と、入場料を払って お滝拝所舞台に行くことにしました。入ってすぐに滝壺の水を飲むための盃が売られていたので購入。商売上手！

4/26 14:03

4/26 14:03

瀧を見ながら飲む滝壺の蜜は最高だね！
なんでもこのお水には延命長寿の御利益があるそうですよ。
そんな長生きはしなくて良いから、コロナには感染しないようにお願いします。

4/26 14:06

4/26 14:07

これが一番近くから見た大滝です。うん、やっぱり一番迫力あるな。お金を出した価値は十分にあったぜ！

4/26 14:21

満喫したのでバスで帰ります。この近くの店でビールの一本でも飲もうかと思ったけれど、すぐにバスが来る時間だったので諦めました。タイミングが良いのか悪いのか……。

4/26 19:14

なので、ホテルに戻ってから熊野古道ビールで乾杯です。お疲れさまでした！

撮影機器：

DSC-RX100 SONY

SH-M12 SHARP

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル カメラ

感想

jey

今年もコロナのせいでどこにも行けないけれど、せめてGWくらいは旅行したい！
けど人混みはさすがに避けたいなぁ……ということで1週間早めに休みを取りました。

どこに行こうか悩んだけれど、一度歩いてみたかった熊野古道をチョイス。
地図を見たら熊野那智大社の裏にある妙法山がちょっとしたハイキングコースになってるらしく、それと合わせて歩くことにしました。

コースは石段だらけで足が疲れましたが、一人っきりの楽しい山歩きができました。
そして、やっぱり山から見る海の景色は最高ですね！
天気も良かったですし、短いながらも非常に満足できる山歩きでした。

ただ、二の滝・三の滝への道はなぁ……届け出が必要なら あんな標識は出さないで欲しかったわ。


ちなみに、この後は大阪に移動して大和葛城山・金剛山を縦走する予定だったんですが、大雨でそれどころじゃなくなったため、この山行が今回の旅行のピークでした...。

この世にはコロナ以外にも敵が多すぎる（泣）