三伏山・烏帽子岳（鳥倉林道コース）

2013年06月29日(土) [日帰り]

• GPS: 09:25
• 距離: 15.7km
• 登り: 1,398m
• 下り: 1,374m

コースタイム

○中央自動車道 松川IC 4:30 ===== 大鹿村役場 5:00 ===== 夕立神パノラマ公園 5:27 ===== 鳥倉林道ゲート 5:40
○鳥倉林道ゲート 5:48 ---- 鳥倉登山口 6:32 ---- 豊口山口 7:20 ---- 5合目 7:51 ---- 水場8:08 ---- 塩川コース分岐 8:38 ---- 三伏峠(小屋)9:00
○三伏峠(小屋)9:25 ---- お花畑 9:31/9:33---- 烏帽子岳 10:18/10:48 ---- お花畑 11:17/11:22 ---- 三伏山 11:38/12:47 ---- 三伏峠(小屋)12:02
○三伏峠(小屋)12:22 ---- 水場 13:00 ---- 豊口山口 13:31 ---- 鳥倉登山口 14:21 ===== 鳥倉林道ゲート 15:04

天候

曇　ガスのため殆ど視界無し

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中央自動車道 松川IC より　鳥倉林道ゲート（駐車場）まで約1時間40分

コース状況／危険箇所等

○買い物　大鹿村に入るとコンビニが無いので注意。事前に購入のこと。
　松川町役場とJR伊那大島駅の中間にコンビニ(7Eleven)ができました。
○登山ポスト 鳥倉林道ゲート、鳥倉登山口に有り。
○トイレ　新しく大鹿村役場構内に24hOKのトイレができました。夕立神パノラマ公園、鳥倉林道ゲートに有り。
○温泉　　赤石鉱泉、松川町「清流苑」

写真

6/29 5:00

大鹿村役場 5:00
24時間使用可能なトイレができました。
ご利用ください。

6/29 5:27

夕立神パノラマ公園 5:27
夕立神の緑色岩
約2億年前に、南の海からやってきた、ジュラ紀の海底火山噴火物

6/29 5:48

鳥倉林道ゲート 5:48発

6/29 6:13

林道か見える豊口山の屏風岩。
秩父帯の石灰岩でジュラ紀の付加帯です。

6/29 6:32

鳥倉登山口 6:32
いよいよ登山道を登ります。

6/29 6:41

ガスの中、シダが生える急坂を登る。

6/29 7:20

豊口山口 7:20
ガスで覆われていました。

6/29 7:47

毎年見るのを楽しみにしている、この季節しか咲いていないシナノコザクラ（信濃小桜）サクラソウ科。
長野県特別指定希少野生動植物に指定されています。富士見町、長谷村、大鹿村でしか見られません。

6/29 7:51

五合目到着 7:51

6/29 7:53

ケシ科のオサバグサ（筬葉草）
五合目を過ぎた辺りからから見られます。

6/29 8:05

三伏峠までの登山道は良く整備されています。

6/29 8:08

水場 8:08
Mr.K「少し苦い水なのでアルカリ性だろう。」と言っています。

6/29 8:32

一瞬、晴れ間が見えヘリコプターの音も聞こえる。

6/29 8:24

晴れ間より見えた中央アルプス宝険岳と千畳敷方面。

6/29 8:38

塩川コース分岐 8:38

6/29 8:38

6/29 9:02

三伏峠(小屋)到着 9:00

6/29 9:01

7月1日よりオープン。
へりで荷上げの準備中でした。

6/29 9:02

小屋の受付。
昨年と料金は変わっていない様です。

6/29 9:03

缶ビール350cc 600円,
缶ビール500cc 800円等
へりで荷上げ中のため棚は空いています。

6/29 9:03

南アルプスジオパークの説明。

6/29 9:05

昨年と変わらないトイレ。
野外水洗トイレ使用料200円

6/29 9:39

三伏峠お花畑を過ぎ、烏帽子岳に向かう途中。
タカネザクラ（高嶺桜）バラ科サクラ属

6/29 9:51

コイワカカガミの群生。

6/29 9:51

コイワカカガミ（小岩鏡）イワウメ科。

6/29 9:55

危険なルートに入り込まないように看板を立て直すMr.K氏。

6/29 9:58

ガスで覆われた烏帽子岳方面。

6/29 9:58

カモシカの足跡発見。
昨年もありました。

6/29 10:11

少しガスが晴れ、烏帽子岳が見えます。

6/29 10:21

昨年も撮影したミヤマダイコンソウが咲く岩。
晴れていれば小河内岳が写ります。

6/29 10:20

烏帽子岳は粘板岩で構成されています。

6/29 10:20

ミヤマダイコンソウ（深山大根草）バラ科

6/29 10:40

烏帽子岳〈EL.2,726m〉 10:18/10:48
晴れていれば、バックに塩見岳が写ります。

6/29 10:40

ガスで何も見えません。

6/29 10:41

獣道を覗きライチョウを探すMr.K。
昨年より残雪が多く感じられます。

6/29 10:54

風が当たらない場所にはキバナシャクナゲ（黄花石楠花）咲いていました。

6/29 11:05

ナナカマドの白い花。

6/29 11:14

ガスに覆われた三伏峠お花畑 11:17/11:22

6/29 11:17

ハクサンイチゲ（白山一花）キンポウゲ科。

6/29 11:18

ハクサンチドリ(白山千鳥)はラン科。

6/29 11:18

ミヤマタンポポ（深山蒲公英）キク科 タンポポ属。

6/29 11:18

シナノキンバイ（信濃金梅）キンポウゲ科。

6/29 11:20

キバナコマノツメ（黄花駒の爪）スミレ科スミレ属

6/29 11:38

三伏山〈EL.2,615m〉 11:38/12:47
三伏山より見る烏帽子岳。

6/29 11:37

同じく三伏峠お花畑。
ここは風の通り道となっているため木が生えません。

6/29 11:37

ガスの切れ目から三伏小屋。
この様子では荷揚げ用のヘリコプターも飛びません。

6/29 11:39

三伏山の頂上は砂岩で構成されています。
塩見岳方面のガスが晴れることを待つMr.K。

6/29 11:46

塩見岳が少し見えました。
右の赤色の岩は赤チャートです。

6/29 12:36

三伏小屋で管理人の皆さんと雑談し帰路へ。

6/29 12:42

ガスの切れ間から大鹿村塩川方面の集落。

6/29 12:41

Mr.K氏の生家方面。

6/29 13:00

水場着 13:00
次回はPh計で水質を測定したいと思います。

6/29 13:31

豊口山口 13:31
看板では鳥倉林道まで30分と書いてありますが、50分程掛かりました。

6/29 14:21

鳥倉登山口 14:21

6/29 15:04

鳥倉林道ゲート着 15:04
気象予測とおり雷雨が降り始める。

撮影機器：

FinePix F600EXR 富士フイルム

感想

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●観察などのポイント　三波川帯の緑色岩（夕立神パノラマ公園）、秩父帯の石灰岩（豊口山付近）、四万十帯の粘板岩（水場、烏帽子岳）、四万十帯の砂岩（三伏山）、三伏峠お花畑、百間薙の谷頭浸食
　
　昨年9月の御岳山以来8ヶ月ぶりの山行です。小生もMr.K氏も自治会の役員をしており休日は行事でなかなか出かけることがでず、ようやく二人の日程が合いました。
　当日の気象予測では午後3時頃より雷雨のため塩見岳をあきらめ、烏帽子岳、三伏山までの簡単なコースの行程とするこで決定。
　天候は昨日の雨によりガスに覆われ視界は良くありませんでしたが、小鳥の囀りやシナノコザクラ（信濃小桜）サクラソウ科やタカネザクラ（高嶺桜）バラ科の今年最後のサクラの花見ができるなど高山植物を楽しむことができ、特にシナノコザクラは花冠が紅紫色で露に濡れると一段と美しく毎年見る価値があります。
　三伏小屋では開業準備の真っ最中。本日の予定はヘリコプターでの荷揚げ作業の予定とのこと。ヘリは有視界飛行のため雲の切れ目を待って何回か挑戦していましたが、私達がいる間は途中まで来て引き返していました。その間、山小屋の皆さんから色々なお話を伺うことができ、Mr.K氏を地元であり山での実績から「山岳遭難防止対策協会救助隊員」に是非との声もありました。
　体重は昨年と比べて不摂生のため8kg程増え、下りが辛かったですが昨年と同様な時間で行動できました。これを機に今シーズン夏山の日帰りを再開します。

　昨年、晴天での山行記録　http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-203044.html