テン泊練習第二弾は八ヶ岳キレット(編笠山・権現岳・赤岳)
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 2,187m
- 下り
- 2,185m
コースタイム
→9:55青年小屋(トイレ休憩)→11:30権現小屋(10分休憩)→11:45権現岳分岐→11:52権現岳山頂→
→12:05長いハシゴ→13:25キレット小屋(テント泊)
30日:4:40テント場出発→6:25赤岳山頂(1時間休憩)→8:41キレット小屋(テント撤収)→
→11:00権現岳分岐→11:50三ツ頭(10分休憩)→12:40木戸口公園→12:51へリポート跡→
→13:47八ヶ岳横断歩道出合→14:19観音平P
※ルート図は手書きです。コースタイムはまったくあてになりません
天候 | 29日:午前中曇り時々ちょっぴり日差し。午後はずっと雨 30日:午前中晴れ、午後曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
観音平Pまでの道は、しっかり舗装されてきれいです。車高短でも下をヒットすることは無いでしょう。駐車場は砂利敷きで、30台かそこらは止められそうな広さ。簡易水洗のきれいなチップトイレ在り。 駐車場→編笠山 基本的に樹林帯の中の静かな道を歩くコースです。危険箇所無し。編笠山直前は結構な急登です。山頂直前に励まし看板があり癒されます。 編笠山→青年小屋 そこそこの下り。特に危険箇所は無し。雨の後は少し滑るでしょう。青年小屋ではビール等の販売あります。テント場あり。また、簡易水洗のチップトイレ在り。 青年小屋→権現小屋 森林限界超えると、岩場の続く稜線歩きです。数箇所のクサリ場ありますが、特にクサリを使う必要は無いと思います。注意して歩けば特に問題なし。 権現小屋にもビールやコーヒー、ラーメン等の販売あり。トイレもありましたが使わなかったのでどんな感じか分かりません。 権現小屋→キレット小屋 権現小屋を出てじきに有名な長いハシゴがあります。前評判ほど長くないし、怖くも無い。少なくとも下りは問題ない。登りは途中で疲れて足が攣ったりするとかなり困ると思います。 岩場の歩きになるので、注意して歩く必要がありますが、ことさら難しいところは無し。 キレット小屋直前に登山道が崩落した部分があります。元の登山道のやや上を迂回する道がついており、クサリが掛かっています。注意して通行。 キレット小屋はまだ営業開始しておらず、無人でした。テント場は何張できるのかわかりませんが、この日はたぶん4〜5張り。私は張る場所がわからず、どうやら通路の真ん中に張ってしまったみたいです。 キレット小屋→赤岳 ガレた岩場の急斜面あり。クサリ・ハシゴあり。注意して通行する。結構高度感ある部分もあり、怖い。 慎重に通行すれば危ないことは無いと思います。 下りではよりいっそう注意して通行しないと滑る 権現→三ツ頭 特に問題なし。泥が出た斜面は滑るので注意 三ツ頭→八ヶ岳横断歩道 ややぬかるんだ泥の道とぬれた岩。やたらと滑る。下り坂でカカト加重にすると転ぶので注意。転倒しても滑落するようなところは無し(ただし泥だらけにはなると思います)。 途中に水場(延命水)ありますが飲用不可となっていました。 |
写真
感想
今週末は、事前の天気予報では雨でしたが、金曜日に再チェックすると、どうやら晴れそう…
ということで上司の魔の誘い(ビール)を振り切って、テン泊練習第二弾に繰り出すことに決定しました。行き先は6月2回目の八ヶ岳。キレット小屋のテン場にテントを張って赤岳ピストンです。
金曜日の夜中に移動しましたが、眠気に勝てず中央道藤野SAで朝5時近くまで熟睡してしまった…そこから慌てて移動、観音平の駐車場で朝ごはん食べて、出発できたのは6時過ぎ。ま、仕方ない。
雲だか霧だか判らないガスの中を歩きます。まあ雨が降らなければ問題は無い。
前回のテン泊練習のときも思いましたが、テントを担ぐとこんなに足が出ないとは…我ながら脚力の無さに無念が募ります。
これは訓練すれば何とかなるものでしょうか…?
もう40歳目前なんだけど。今から訓練って…
我が身のふがいなさをかみ締めながら編笠直前の急登を登ると…「ほんとに後ちょっと!!」という青年小屋からの励ましの看板が。おお、宣伝もかねているとは言え、癒されるなあ。誘いに乗って青年小屋でビールを飲んでしまいそうだぞ。
ともかく看板からほんとにちょっとで編笠の山頂に到着。ガスガスで何も見えません。岩だらけの山頂は、もっとガスが濃くなったら道に迷いそうです。
ちょっとだけ小休止したら、青年小屋に向かいます。
青年小屋は赤ちょうちんを吊るしたシブい小屋。ビールの誘惑を振り切って次の権現へ向かいます。
途中、クサリ場も出てきますが、それほど急なところでもなく、岩角など十分なホールドがあるので、あえてクサリを使う必要も無いでしょう。
権現の手前ぐらいから雲が切れ、日が差してきました。が、遠くは全然見えない。
権現の山頂は錆びた鉄剣が立った狭い山頂です。休憩するようなところではないので、とっとと次のキレットへ向かいます。
すぐに有名な長いハシゴに差し掛かります。
ヤマレコの記事を読んでいて、私はてっきりこのハシゴは100mぐらいあるのかと勝手に妄想していたのですが、さすがにそんなに長くない。15mかそこらでしょうか。しっかりつかまって通れば、危険はありませんし、恐怖感も別に感じない。
でもハシゴの足がところどころ浮いているのはちょっぴり…
帰りに登りで通ったときは、途中でだんだん足が疲れてきて、もしこのまま途中で疲れすぎて足が上がらなくなったらどうしよう?とか思いましたが、さすがにそんなわけも無く無事通過しました。
途中で足でも攣ったらだいぶ困っちゃうでしょうね。
キレット小屋は無人ですが、テント張るには問題は無い。先に5人ぐらいのパーティが大きなテントを張ってました。
私はテントを張る場所がわからず、適当に張ってしまったのですが…翌朝見たら、どうやら通路の真ん中だったらしい。他の方々に迷惑掛けてしまったみたいです。申し訳ない。
テントを張る途中から雨が降りはじめ、午後から夜にかけてずっと雨。
雨の中トイレに行くのも面倒で、せっかく持ってきたビールも結局飲まず仕舞い。午後3時ぐらいから眠ってしまい、気づいたら朝でした…。
で、朝4時ぐらいに起床。どうせ帰りにもここを通るので、テントは置いて赤岳に向かいます。
先行する2パーティはどちらもとんでもない大荷物を担いだ団体。女の子もいるが、到底私には担げそうに無い大きなザックを背負っています。大学の山岳部かなにかなんでしょうか。
鍛錬ってすごい。若いってすばらしい…
とまれ、私は私の道を行くしかないので、黙々と赤岳に向かいます。赤岳手前の登りはガレ場なので、怖いというより石を落とさないように気を使います。クサリやハシゴも使いながら約2時間で赤岳山頂に到着。
2週間前に着たばかりですが、前回よりも空気が霞んでいて遠くは見えません。前回よりも朝早いんだけどな〜。
今回は足がだいぶガタガタなので、のんびり1時間ほど休憩して、下ります。
キレットでテントを回収したら、行きとは違うルートで三ツ頭経由で下山することに。ぬれた泥と岩でやたらと滑りやすいルートでしたが、慎重に下れば転倒まではしない。
ただ、二日目は暑かったのか、ハイドレーションの水をあっという間に飲み干してしまったのは誤算でした。というのもそんなことは想定していなかったので水筒に水を補給していなかったから。
仕方ないので、ヘリポート跡でわずかに300ccぐらい残った水をハイドレーション用の水筒に補給して、なんとか駐車場に帰り着くまでもたせることができました。
今回はテン泊練習の第二弾の山行でしたが、あらためて感じたのは自分の脚力の無さ。うーむ、まだまだ鍛錬が必要なようで。
筋トレなんか嫌だし、どうしたらテント担いでもっと楽にあるけるのかな〜
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