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Yamareco

記録ID: 315903
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東北

奥会津 6年ぶりの浅草岳 山開きに参加

2013年06月23日(日) [日帰り]
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yamayosi その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:23
距離
11.7km
登り
1,240m
下り
1,291m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

5:35 田子倉登山口
6:20 大久保沢
7:15 剣ヶ峰
8:50 浅草岳山頂
9:25 発
9:40 天狗の遊び場
10:20 すだれ岩
10:40 沼ノ平分岐
11:20 山神の杉
11:30 栃の木清水
12:00 入叶津登山口
天候 午前曇り、午後晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
歩き始めは沢沿いを歩く、ぬかるみに注意。
高度を上げるにつれ、痩せを尾根を歩くので注意が必要。

登りの水は、一か所 大久保沢にあるようだが、今回は使用せず。

この時期の山頂は、ぬれた下着には冷たい風が吹いていた。着替えがあるといいかも。

天狗の遊び場には残雪が残り、いつもは青々としている草原が全くの枯草で覆われていた。雪解けが遅かったようだ。残雪は標高1035mの平石山付近でも見られた。
平石山からの先のルートは、大雨の影響で斜面が崩れ、ルートが不明瞭な個所もある。踏み跡についていくとルートが消えているところもあった。十分注意が必要だ。
帰りの水場は山神の杉から10分ほど歩いて、栃の木清水がある。
2年ぶりの浅草岳の山開き。
只見尾根登山口から入叶津登山口へのコース
2年ぶりの浅草岳の山開き。
只見尾根登山口から入叶津登山口へのコース
只見駅前。
多くの登山者がバスに乗り込んでいる。
只見駅前。
多くの登山者がバスに乗り込んでいる。
登山口入り口。
険しい山肌の斜面が見える。
登山口入り口。
険しい山肌の斜面が見える。
登山カードを書き終え、登山口へ。
登山カードを書き終え、登山口へ。
幽の倉沢。
仮橋を渡る。
幽の倉沢。
仮橋を渡る。
まだ残雪が残る。
まだ残雪が残る。
大久保沢。
大きなブナの木が続く。
大きなブナの木が続く。
熊の爪痕
尾根に出た。低い雲が垂れ込めている。
尾根に出た。低い雲が垂れ込めている。
田子倉湖が見える。
田子倉湖が見える。
雲に頭を隠した鬼が面山の険しい斜面。
雲に頭を隠した鬼が面山の険しい斜面。
深く切り込んだ只見沢の斜面
深く切り込んだ只見沢の斜面
熊合わせ。
ヒメサユリ
剣ヶ峰と田子倉湖
剣ヶ峰と田子倉湖
急斜面を登っていく登山者の姿が見え隠れしている。
急斜面を登っていく登山者の姿が見え隠れしている。
イワカガミ
こちらは、白いイワカガミ
2
こちらは、白いイワカガミ
鬼が面眺めと剣ヶ峰
鬼が面眺めと剣ヶ峰
只見沢。
ゴゼンタチバナ
ヒメサユリ
浅草岳山頂
守門岳。
山頂から見た、登山口駐車場
山頂から見た、登山口駐車場
鬼が面山の尾根道
鬼が面山の尾根道
田子倉湖遠望
コバイケイソウ
只見町の街並み
雪渓が残る。
浅草岳山頂の大草原
浅草岳山頂の大草原
草原の芽吹きはまだ先のようだ。
草原の芽吹きはまだ先のようだ。
ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ
カタクリ
大雪渓を歩く。
すだれ岩付近
沼の平入り口
木洩れ日の中を行く。
木洩れ日の中を行く。
まだ雪が残っている。
まだ雪が残っている。
崩れた登山道。ロープが張られている。
崩れた登山道。ロープが張られている。
山神の杉。沼ノ平の分岐点
山神の杉。沼ノ平の分岐点
栃の木清水。
旧道のなごり?。
旧道のなごり?。
ここも崩れている。
ここも崩れている。
平石岳を見上げる。
平石岳を見上げる。
入叶津駐車場

感想

平成23年の豪雨災害後に入山禁止となっていた浅草岳が、2年ぶりの山開きとなり、職場の友人と2人で参加した。
6年ぶり、5度目の浅草岳登山である。

浅草岳 標高1585.5m。新潟県と福島県の境に接するこの山は、ブナの原生林が残り、山頂附近のでは、夏でも雪が残っている。高山植物の群落などを楽しみに、毎年多くの登山者が訪れる。

新潟県魚沼市、只見町にいくつもの登山口を持つが、今回は、豪快な岩場を見せる鬼ヶ面山を見ながらの登りとなる只見沢登山口から入叶津登山口までコースとなる。

今回の山開きは、地元観光協会などが、只見駅から只見沢登山口まで、無料のバスを運行してくれた、感謝。

早朝4時半の只見駅の駐車場にはすでに多くの車が止まっており、駅前には多くの人が並びバスへの乗車を待っていた。5時過ぎに満員の登山者を乗せた大型バスが2台が発車し、そのあとに数台の中型バスが続いた。5時半に登山口に到着すると、多くの人がテーブルに群がり、登山カードを記入した。登山カードと引き換えに記念のバッチをもらった。神事の後の6時から登山開始とのことであったが何人かは登山口から歩き始めていた。

5:30 登山開始。しばらくは沢沿いの道を歩いていく。朝露に濡れた草がズボンの裾を濡らすのを気にしながら歩いた。樹林帯の中を行くため、しばらくはやや暗い道を行く。30分ほど歩いて鉄パイプと板で作らた簡易の橋を渡る。ここでルートを外してしまった、先行者の踏み跡に続いていったためであるが、すぐ気づいて元のルートに戻ることができた。

6:20 大久保の沢。水場があるが使用せず通過する。このあたりから大きなブナの木が目に入る。「熊の爪痕」と書かれた板がおかれた大きなブナの木があるが、傷は古くてはっきりしない。長い窪んだ線が見られるだけである。

7:00 尾根に出た。背後に田子倉湖が見下ろせる。15分ほど歩いて剣ヶ峰となる。ここで15分ほど休憩する。浅草岳の山頂は雲に隠れている。背後は背の低い山の間に水をたたえた田子倉湖が見える。その奥の山々は雲に頭を隠している。
尾根の道は細く、両側には樹木に隠れているが急な斜面が続く、注意が必要である。左に鬼ヶ面の険しく削られた斜面を見ながら登る、その山頂は雲に隠され見ることはできない。「熊合せ」の大きなブナの木をすぎると、きれいなピンクに咲いたヒメサユリが一本華麗に咲いているのを見つけた。
50分ほど登ると、剣ヶ峰を見下ろす見晴らしのいい場所に出る、「鬼ヶ面眺め」である、目の前に只見沢を挟んで鬼ヶ面の大きな斜面を見る。圧巻である。
見上げれば浅草岳の山頂は相変わらず雲に覆われているままだ。目の前に樹木に覆われた急な斜面がある、よく見ると木々の間を、ジグザグに登っていく登山者の姿が見え隠れしている。このあたりから、道端にはかわいいイワカガミなどの高山植物がところどころに咲いているのを見つけることができる。登りの辛さを紛らわすことができる瞬間でもある。

8:00 急斜面の登りに入る前に田子倉湖、剣ヶ峰、鬼が面眺めを見下ろすことができるところに出る、ここが「湖見峠」なのかもしれない。ここからは登山口の駐車場に多くの車が止まっているのが見えた。
ここから、険峻な只見沢の斜面を見下ろしながら、急な斜面をジグをきって登っていく。45分ほど登って、山頂まであと0.1kmの標柱があった。山頂は目前である、

8:50 山頂と入叶津への分岐を左へ曲がると、すぐ山頂に着いた。小さな岩稜の上に三角点の石柱があり、「浅草岳山頂 1585,5米」と書かれた標柱がたっている。すでに数多くの登山者がおり、賑わっている。記念の写真を同僚と撮りありしていると、他の参加者から言われ同僚との記念写真を撮ってもらった。お礼にお返しの写真を撮影した。
休憩するために前岳方向へ降り、草原の上にある木道、木製のスペースに座り休んだ。目の前の前岳の残雪はいつもより多いように感じた。守門岳の山頂にも雲がかかり全容を見ることはできなかった。山頂に吹く風は濡れた服には冷たく感じた。持参した下着を交換する。山開きなので多くの登山者が降りてきて休んでいる。前岳方向から登ってくる人もいた、声をかけるとネズモチから登ってきたという。

9:25 30分ほど休んで、山頂へ登り返し、入叶津へ降りはじめた。
このころになる、鬼が面のアップダウンを繰り返す尾根ルートも雲が切れ見えてきている。田子倉湖も一望でき、只見の街並みも見下ろすことができた。
10分ほど歩くと大きな雪渓が見えた。例年なら一面に青々とした草原が風に靡いているはずだが、今年は雪解けが遅く多くの雪が草原の上に残っているようだ。雪が解けたところでも枯草が倒れている状態が広がっている。道端にはショウジョウバカマやカタクリの花が咲いていた。
20分ほど降りてくると、一面に広がる雪渓の上を歩いて進むようになる。スキーがあれば気持ちよく滑れそうな広さである。しかし、波を打ってデコボコしている雪面は歩きにくい。
目印の赤い旗に従って、まだ葉をつけていない、雪で倒れたままになっている木々の中へ入っていく。残雪が残ってるルートがしばらく続いた。雪解けが進んでぬかるんでいる個所もある。

10:20 「すだれの上」と書かれた板がおかれていた。ここからは右側に開け遠望が利く。間もなく、沼ノ平への分岐となるがロープで塞がれていた。しばらくは木々の間からさす木洩れ日を浴びながらなだらかな道を進む。途中、大雨で崩れたルートにロープを張ってある個所がある。このあたりから大雨の被害からまだ復旧できていないところが続く。注意が必要。

11:20 「山神の杉」。沼ノ平からの合流地点でもあるが、ここにも沼ノ平方向へのルートにはロープが張られていた。この付近で下から登ってきた「山の案内人」の腕章を付けた登山者とすれ違う、近くに清水があると教えらた。すぐに「栃の木清水」と書かれた標柱があった。小さな流れだったが冷たくておいしい水だった。近くに大きな栃の木が立っていた。
「旧八十里跡」の標柱を過ぎ、崩れた登山道を過ぎると、背後に緑におおわれた平石山の高い斜面が見えた。やがて、眼下に青いテントが見えてきた。

12:00 入叶津登山口。テントでは地元の方たちから、冷たい甘酒と麦茶をいただいた。おいしかった。しばらく休んでいるとタクシーがやってきた。他の登山者と4人で乗り込み。只見駅へ向かう。途中只見線の話になった、会津川口駅から只見駅まで不通になっており、復旧には80億の予算がかかるらしい。早い復旧を祈りたい。
10分ほどで只見駅へ到着。タクシー代は4人で割り勘600円でした。

只見駅の近くの「まほろば」でざる蕎麦を食べ、12劼曚瀕イ譴拭崚鬚蚓ぁ廚撚浩瑤貌り、帰ってきた。






2013 06 23 浅草岳 山開きに参加

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