安達太良山(奥岳登山口より周回コース)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 769m
- 下り
- 763m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り、最後に小雪がちらちらと。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場はスキー場の広大なヤツがあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■道の状況(危険箇所など) スキー場の上、積雪期はテープが分かりづらいです。 道迷いに注意。 山頂と直下の尾根道には積雪なし。 途中の道は割と雪が積もっていましたが、軽アイゼンは使用せず。 ■登山ポスト 登山口にあります。 ■温泉 下山途中でくろがね小屋に立ち寄り |
写真
感想
季節はずれの雪予報が出ている東北でしたが、残雪の安達太良山へ。
GWに光岳へ登る前に、一度雪のある山を歩いておきたいと思いまして。
過去に一度歩いたことのあるこの山を選びました。
二本松市は岳温泉の奥、奥岳登山口(あだたら高原スキー場)駐車場へ到着時の天気は薄曇り。
まぁ、悪くはないというレベルです。
支度をした後、入山届を出して出発。
ロープウェイ運休期間中のため、下から歩かないといけません。
途中まではスキー場ルートもくろがね小屋ルートも同じ道。
分岐を左へそれてスキー場内へ。
スキー場の雪はすっかりとけていて、夏モード。
草色のスキー場を登っていくわけですが、滑るために整備されたそこ。
下から歩いて登るには歩きにくい。。。
ようやく、一番上のリフトのあたりまできたら、今度は道が分からない。。。
すぐ上にそれらしきものが見えたので登ってみたら、正解。
テープに沿って歩いていきます。
ところが、途中から踏み跡はあるもののテープが見当たらない。
踏み跡を追いかけていたらどんどん藪の中へ。
これは違うぞ…と判断、戻ることにします。
が。
360度同じ景色で、歩いてきた道がこれまた不明瞭。
残雪期で雪が腐っていることもあり、自分の踏み跡がしっかりつかない。
一瞬、サーッと血の気が引きましたが、スキー場のすぐ上なだけあって展望はあり、現在地の把握は難しくない感じです。
焦ってはいけない、と落ち着いて地図と睨めっこ。
薄い踏み跡を辿って戻ると少し外れた場所にテープを発見。
どうやらそれを見落としていたようです。
無事に正しい道に戻ると、前の方から休憩がてら談笑している男性パーティーの声。
どうやら正解ルートに出たようで安心。
その後、もう1組ご夫婦の方にも会い、確信しました^^;
ロープウェイ山頂駅から先は印も分かりやすく見通しも利いていて、迷う心配はない感じ。
天気も回復方向で、調子に乗ってサクサク歩いていきます。
でも調子に乗りすぎて途中から膝に謎の痛み(汗
しかも、両膝…。
まぁ、恐らく迷ったときのコース復帰で足に負担をかけすぎたんだろうなぁ…という感じ。
鉄山まで行こうと思ったけど、とてもそんな感じではないのでそれは無し。
断念して引き返すにしてもスキー場のアレを下りでもう一度通るのはそれはそれで微妙。
目の前に山頂が見えていたので、とりあえず馬の背までは何とか歩いて、そこから鉄山へは向かわず下山することにします。
安達太良山山頂で少し休んだら断続的な痛みはなくなってきたけれど、実際どんなもんかを確認する意味も込めて乳首の上に登ってみた。
歩けない…ということもなく、普通に登頂できた!
(雪道じゃないので単純比較もできないけど)
この様子ならストックのフル活用で、下山まで何とかなりそうです。
馬の背を歩いて、沼ノ平火口。
相変わらず荒々しい。。。
実は、前回安達太良に来たとき、火口を覗いてる時に地震に遭いまして(汗
しかも震度4とか結構大きなヤツ(!)
ガレと一緒に落ちるんじゃないかと思った思い出があったりしましたが、今回はそんなハプニングもなくあの独特な雰囲気を楽しめました。
馬の背からは下り。
基本的に雪の上を歩き続けるコースで、割とあっという間に峰の辻。
ここで昼メシにします。
前を歩いていたご夫婦に追いつきまして、少しだけお話させていただきました。
岐阜から遠征してきて百名山は残りわずかとのこと。
今年中には全部歩けるといいですね!
ご夫婦は先に出てしまい、一気に下るということでしたのでここでお話したのが最後。
自分はというと、だらだらとメシを食って、くろがね小屋で休憩。
はい、今回の目的の1つ『くろがね小屋で温泉に入る』というのをやりたかったんです。
麓の二本松では桜が満開でお花見シーズン。
山の上は午後から天気があまり芳しくない。
そんなこともあり、登山者自体が少なかったんですね。
終始貸切の温泉をたっぷりと楽しませて頂きました。
…って、まだこの後結構歩くんですけどね。
温まったおかげか、足の痛みも和らいでいました。
くろがね小屋を出たら駐車場へ向けて歩いていきます。
でもいきなり行き止まりにぶつかる(汗
困っていたら、少し離れたところにソロの女性が歩いていたので奥岳から歩いてきたかを確認したら、そうだという返答。
どうやら、スタート地点から道を間違えていたようです(><)
元の位置に戻り、再出発。
今度は正しいルートで緩い下りの雪道を歩きながら下山。
途中の勢至平はまだまだ冬モード。
レンゲツツジの季節になるまでは無理に入らなくてもいいかなー、という感じ。
その後、馬車道(林道)とぶつかります。
直線に取り付けられた徒歩用の旧道の方が所要時間も全然短いのでそちらを使いましたが…激しいぬかるみ(!)
何度も足を取られてかえって時間が掛かってしまっているような気分。
素直に遠回りでも林道を使えばよかった…。
そんなことをしているうちに、スキー場ルートと合流。
やっとゴールだ!と思ったら。
ヤバい、雪が降ってきた!!!
マイカーはノーマルタイヤ(ナメすぎです、ごめんなさい)。
ここで本降りになってしまったら帰れなくなってしまう。
いそいで車に戻り、逃げるように麓へ。
買い物して、急いで福島から脱出。
那須高原あたりまでは油断ならないので、宇都宮までノンストップで走り抜けてようやく休憩できました^^;
最後の車移動が一番慌ただしいという、何だかよく分からない展開でしたが。
それは置いといても、冬山の厳しさと美しさ、両方を存分に見せつけられた安達太良山でした。
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