荒島岳・小荒島岳（勝原コース）

2013年07月02日(火) [日帰り]

• GPS: 06:24
• 距離: 11.1km
• 登り: 1,335m
• 下り: 1,329m

コースタイム

06:28　駐車場（勝原スキー場跡　350m）
07:03　登山口（スキー場リフト終点跡　665m）
07:23　トトロの木（820m）
07:41　白山ベンチ（935m）
07:48　深谷ノ頭（1015m）
07:56　山頂まで2km地点
08:15　シャクナゲ平（山頂まで1.5km　1204m）
08:29　もちがかべ（1190m）
08:46　前荒島（1415m）
09:02　荒島岳山頂（1523.5m　小休止〜09:18）
10:02　シャクナゲ平（中出コースへ）
10:21　小荒島岳（1186m　昼食〜10:50）
11:12　シャクナゲ平
12:11　登山口（スキー場上部）
12:52　駐車場

天候

曇り時々晴れ
山頂は雲の中・強風・気温15度前後，体感気温低い

アクセス

利用交通機関：

自家用車

名古屋4時出発，6時20分着，白鳥ICから1時間弱
駐車場は広い，トイレ有り

コース状況／危険箇所等

（駐車場〜登山口）：勝原スキー場跡を上がる。初心者コース跡はコンクリートの一本道。意外と傾斜がある。上級者コース跡は浮き石の多い急登。歩きにくい。特に下りは注意。

（登山口〜シャクナゲ平）：全体的にかなり登っているが，ブナ林の中の気持ちの良い歩き易い道。深谷ノ頭からシャクナゲ平までは，標高差100m以上の木の階段有り。登山道は，とてもしっかりと整備されていた。

（シャクナゲ平〜荒島岳）：もちがかべは，やせ尾根の急登。階段・岩場多い。鎖・ロープ有り。前荒島から山頂は，展望の良い尾根道。今日は風が強く寒く感じた。

（シャクナゲ平〜小荒島岳）：非常に気持ちの良いブナ林の中の道。標高差もあまりない。小荒島岳分岐には標識有り。

写真

7/2 6:28

旧勝原スキー場跡。平日なので駐車場は最初2台のみでした。トイレ有り。帰りは10台くらい停まっていました。

7/2 6:46

スキー場跡の上部は，草地の中の，浮き石の多い歩きにくい道。日当たりが良いので，花が咲いていました。

7/2 12:18

アザミです。

7/2 12:11

スキー場リフト終点跡の広場。右上に小荒島岳，左上にシャクナゲ平が臨めます。

7/2 7:03

リフト終点跡地が，本当の「荒島岳登山口」。

7/2 7:18

すぐに気持ちの良いブナ林の中の道になります。ひたすら急登ですが，気持が良いので，どんどん登れます。

7/2 7:27

『ここは，「トトロの木」，標高約820m，新緑や紅葉時は見事なブナ林』の黄色標識有り。巨大なブナの根元に穴があいています。サツキやメイのお父さんになったつもりで，くぐりました。

7/2 7:43

『ここは，「白山ベンチ」，標高約935m，白山連峰の素晴らしい展望』の黄色標識。「白山」と矢印つきの切り株とその後ろにベンチがあります。座ってみましたが，白山方面に雲が多いのと，木の葉が茂っていて，良く見えませんでした。

7/2 7:49

『ここは，「深谷ノ頭」，標高約1015m，ガス発生時は道迷いに注意』の黄色標識。ここから先は，登山道を示す赤テープや赤ペンキが木に多数つけられていました。細かい心配りに感謝です。

7/2 7:57

ここから急階段が始まります。段差も大きく，長く感じました。

7/2 8:05

段差の大きな木の階段が，シャクナゲ平まで延々続きます。およそ標高差100m以上登ります。

7/2 8:15

シャクナゲ平に到着。ちょっとした広場になっています。左：荒島岳，右：小荒島岳（中出コース）。白山方面の眺望が良い。ようやく白山見えました。

7/2 8:29

「もちがかべ」が始まります。ここは階段に加えて，岩場や鎖場もある，やせ尾根です。「滑落注意！」の看板がありました。

7/2 8:35

もちがかべを抜けると，『ここは，「前荒島」，標高約1415m，モチガ壁の下降は転倒や滑落に注意』の黄色標識有り。ここからは，展望の良い尾根になります。大野市街と小荒島岳。

7/2 8:35

九頭竜川方面。

7/2 8:48

荒島岳への最後の登り。残念ながら山頂方面はガスの中。

7/2 8:52

ようやく白山が見えてきました。

7/2 9:17

荒島岳山頂。標高1523.5m。南東からどんどんガスが吹き上がって来て，眺望なし。残念。

7/2 9:16

山頂神社にお参りしましたが，ガスは晴れず。

7/2 9:25

少し降りると，もうガスはありません。前荒島に向けて下降。その先の見えないところが，もちがかべの急斜面。

7/2 11:01

シャクナゲ平から，今度は小荒島岳に向かいます。こちらは，一段と気持の良いブナ林。

7/2 11:03

ギンリョウソウが随所に咲いています。

7/2 10:19

小荒島分岐。

7/2 10:34

小荒島岳山頂から，前荒島を臨む。

7/2 10:35

ここも明るく花が多い。

7/2 11:01

ササユリが咲いていました。

7/2 12:41

オオムラサキ。日本の国蝶。とても美しく素敵な蝶です。

7/2 13:23

下山後，白鳥方面へ車で5分くらいで，「仏御前の滝」に着きます。荒島岳から流れ出て，落差は約100mあるそうです。

撮影機器：

DMC-FX60 Panasonic

装備

個人装備

ヘッドランプ

予備電池

10

1/25,000地形図

ガイド地図

コンパス

笛

保険証

飲料

2L

ティッシュ

5

バンドエイド

タオル

携帯電話

雨具

防寒着

ストック

時計

非常食

感想

totok

人の多い山は苦手なのですが，3日前に登った平家岳から良く見えていたのと，珍しく平日に休みがとれたので，日本百名山の荒島岳に行ってきました。

さすがに，平日なので朝の駐車場は2台だけ。しかし，次から次へと登山者が来ます。それも，神奈川や埼玉や大阪の方たちです。さすが，百名山です。

山自体は，ブナ林の気持ちの良い，とても素敵な山でした。途中に「トトロの木」「白山ベンチ」などもあり，急登も気にならず，どんどん登れてしまった感じです。ただ，出だしのスキー場跡だけは，上部で浮き石が多く，歩きにくく長く感じました。

途中の尾根からの眺めも良く，大野市街や白山，越美山地が良く見えました。しかし，山頂だけは，ガスがどんどん反対側（南東方面）から上がってきます。標高1500m以上だけガスと言った感じで，残念ながら山頂からの眺望はありませんでした。おまけに強風で，大変寒く，すぐに降りてきてしまいました。

小荒島岳は日差しに恵まれ，暖か。むしろ暑かったです。前荒島をはじめ360度良く見えました。ゆっくり昼食にしました。

全体的に，明るいブナ林が多く，山頂以外は日差しに恵まれ，たくさんの花を見ることもできました。特に，下山時のスキー場跡で，国蝶のオオムラサキを見ることができ，感激しました。

ここから白鳥方面に車で5分くらい走ると「仏御前の滝」の看板と駐車場があります。遊歩道を10分くらい上がりますが，立派な滝で，見応えがありました。