三峰山→高見山 〜なんとか繋げた最難関区間〜 [奈良県 御杖村]
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- GPS
- 10:02
- 距離
- 35.6km
- 登り
- 2,846m
- 下り
- 2,926m
コースタイム
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 9:59
天候 | 曇のち晴れ 高見山では暴風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
終バスの時間(15時)に間に合わず、タクシーを呼ぼうとするも、高見山の登山道で会った人に青少年旅行村まで乗せてもらいました。 感謝です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は無いが、三峰山から高見山までは標高を落とされながらの小ピークのアップダウンが続くのでキツいですよ。 |
その他周辺情報 | 姫石の湯が道の駅『みつえ』にあります。 |
写真
感想
GW後の週末。
あんなに登ったのに、また更にビッグな日帰り縦走を行うべく御杖村にやってきた。
高見山地の三峰山〜高見山を繋ぐもので、バス停の遠さ、本数の少なさからかなりリスクがある縦走なので、中々実行に移せなかった。
そのバスは15時と17時台にあると確認し、それに間に合わせるために5時半に青少年旅行村からアタック開始。
いつもの尾根を伝って三峰山山頂に着いたのは7時と1時間半で登りきり八丁平に寄りながら三畝峠に戻り縦走開始。
新道峠までは非常にゆったりとした気持ちの良い区間。
そして新道峠を越えてからも緩やかに下っていくので、これがずっと続く感覚にも陥る。
白髪峠を越えて白髪山の登り返しも緩やかなので、もはや楽勝かと感じていた。
暫く歩くと突如かなりキツい登り返しが始まった。
100mを一気に登るのでかなり堪える。
それを登りきり、少し行くと大滝山、奥船山と小ピークが何箇所も出てくる。
しかもアップダウンをしながら標高も落ちていくので溜まったものじゃない。
奥船山からは奈落に落とされるかのような急坂下りで見る見るうちに標高が落ちていき、請取峠に下りきった時には標高700mと三峰山の最初にある避難小屋と同じ標高まで落とされるという現実。
そして三峰山から500mも落とされた無情さに心折れかけるが、これで完全に三峰山エリアから抜けて高見山エリアに入る場所でもある。
キツい登り返しから、また細かい小ピークのアップダウンがあり、奥の山から下った辺りからまるで壁の様な登り返しが始まる。
これはトクマ山の登りでなんと300mの急坂登りだ。
疲れきっている身体に容赦ない登り返しでかなりしんどいものの、木々は再びヒメシャラになり、なんとかトクマ山の尾根に乗った。
尾根の雰囲気も変わり、岩っぽくなってる箇所もあり、小ピークはあるものの序盤よりは遥かに楽に感じる様になっている。
何故ならサイメ谷山からは目の前に高見山が見えているからだ。
そして遂に横に長かった尾根も分岐で終わり、高見山への登りになる。
大ガレの迫力を楽しむも如何せん風が強すぎる!
高見山手前の偽ピークは暴風ながらも絶景を見る事ができ、特に今まで歩いてきた三峰山からの経路を確認する事で満足に浸れる。
そして遂に本日2つ目の日本三百名山『高見山』の頂きに立てました。
高見山は初登頂な訳だけど、こんな登り方での初登頂は恐らく俺だけだろう。
ここからスタートする台高山地を眺めながら暴風を避けれる場所で中休止する。
バスの時間が非常に気になるので足早に来た道を戻り、桃谷へと向かいます。
途中にまた邪魔な小ピークの天狗山で体力と時間を絞り取られてからは、尾根から外れていき長い支尾根を徐々に下り麓へ。
完全に下りきるも持っている水分がほぼ尽きてしまった。
この先集落になるが、万が一の事を考えて沢の水を補給し、それが今後の命綱となった。
桃谷の集落に売店は愚か自販機すらない。
そんな中で桃谷登山口から桃谷バス停までは6キロあり、バス発車までの残り40分を歩いてでは到底間に合わないので限界の体力を振り絞って走っては歩いたりと繰り返すも、やはり1時間を超えてしまいバス停に着いた時には手遅れだった。
17時のバスをアテにしていたのだが、なんと青少年旅行村に行くものではなかったのだ。
なので完全に終バスを逃した形となってしまった。
因みに姫石の湯まで10キロと書いており、青少年旅行村までは恐らく12キロはあるだろう。
どのみちもう歩く事は不可能なのでタクシーを呼ぼうとしたその時に、なんと高見山の登山道で会話をした人達がバス停にいる俺を見つけてくれて、青少年旅行村まで乗せてくれたのだ。
感謝の気持ちでいっぱいだ。
このレポートを見てくれているかもしれないので改めてお礼を言います。
『ありがとうございます!』
そしてこの縦走をお考えの方への注意点としても参考にしてもらえたら幸いです。
単独行でやるにはそれなりの覚悟と体力を必要とします。
形はどうあれこの縦走を完歩出来て良かった。
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