初挑戦!! 北丹沢12時間山岳耐久レース


- GPS
- 08:07
- 距離
- 40.6km
- 登り
- 4,118m
- 下り
- 4,112m
コースタイム
距離…44.24km 時間…8時間7分
天候 | 晴れ 最高気温35.5℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
★アクセス ●車 東京方面…中央自動車道相模湖I.C、国道20号線右折1.7km、左折10km ●電車 シャトルバス有り(有料) (往路)中央線…相模湖駅 (復路)中央線…藤野駅 ※当日のみ運行 バス案内(当日) 相模湖駅〜大会会場約35分 相模湖駅発会場行 5:30発 6:00発 会場発藤野駅行 満員になり次第随時発車 ★駐車場 会場前泊者を優先します。当日早く到着した方から近くの駐車場へ誘導します。 (1)青根キャンプ場【徒歩・公衆トイレ】 (2)口の沢・東野自治会【徒歩・仮設トイレ】 (3)このま沢・遊魚場【バス5時から送迎予定・公衆トイレ】 (4)採石場【バス5時から送迎予定・仮設トイレ】 (5)荒丸会館【徒歩・トイレ無】 (6)馬渡管理道【徒歩・トイレ無】 (7)青根小学校【バス6時から送迎予定・トイレ無】 (8)青根中学校【バス6時から送迎予定・トイレ無】 ※スタート2時間前までに来場することをお勧めします。 ※青根キャンプ場駐車場は前日日中から利用の場合は有料となります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎大会概要 1.開催日時…平成25年7月7日(日)雨天決行(暴風雨以外) 2.会 場…相模原市緑区青根 青根緑の休暇村 3.受 付 青根緑の休暇村 前日13:00〜17:00 当日は 当日5:30〜 4.日 程 開会式 6:00〜(スタート地点) スタート 6:30(前回完走上位者及びフルマラソン記録上位者) 7:00(その他) 制限時間 18:30(6:30スタート・12時間) 19:00(7:00スタート・12時間) 5.参加料金…10,000円 6.種 目 (1)男子39歳以下 (2)男子40〜49歳 (3)50〜59歳 (4)60歳以上 (5)女子44歳以下 (6)女子45歳以上 7.制限時間 スタートから12時間以内。 8.関 門 第一関門:神ノ川ヒュッテ・スタート後4”30’ (6:30スタートは11:00、その他は11:30)とします。 第二関門:神ノ川園地・スタート後6”00’ (6:30スタートは12:30、その他は13:00)とします。 9.参加資格 大会当日において満16歳以上(高校生不可)。 全コースを迷うことなく、制限時間内に完走する自信のある健康な人。 10.定 員 先着順2,000名 ◎コース概要 1.ロード区間(3)…(1)青根緑の休暇村-平丸、(2)分岐-立石建設、(3)日陰沢源頭-神ノ川園地 2.急坂(2)…(1)鐘撞山-県境尾根分岐、(2)神ノ川園地-風巻ノ頭 ◎給水地点等 ※水浴びP…水浴びポイント 1.立石建設…水、水浴びP、トイレあり 2.神ノ川フュッテ…水、きゅうり、塩、バナナ、水浴びP、トイレ、救護所あり 3.神ノ川園地…水、水浴びP、あんぱん、レモン、トイレ、救護所あり 4.日陰沢源頭-広河原間…自然水あり(水浴びP、飲用できるか不明) 5.袖平山…コーラ(一人一杯/私設エイド) 6.姫次…水(一人一杯程度、ボトル等への給水不可) 7.平丸分岐…水浴びP ◎温泉 いやしの湯(休暇村内に併設) 1.入館料 大人 3時間600円・1日900円 ※12月〜2月末迄の間、17:00以降 大人400円 子供(小学生)・障害者 200円 2.営業時間:03月-11月 午前10時〜午後9時 12月-02月 午前10時〜午後8時 ※入館は、終了時間の30分前 3.休 館 日:毎週火曜日(火曜日が祝祭日の場合は翌日) ※シャンプーやボディーソープ備付、タオル、バスタオルは持参してください。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1 ペツル/ティカXP2
ボトル 1 キャメルパック/ポディウムチルジャケットボトル0.61
携帯電話 1 パナソニック/DMC-FT2
リザーバー 1 キャメルパック/アンチドートリザーバー2.0L
時計 1 Germin/Forerunner 910XT
サンバイザー 1 Arc'teryx/Neutro Visor
カメラ 1 パナソニック/DMC-FT2
ザック 1 TNF/TRコンボ
シューズ 1 inov8/TRAILROC255
ゲイター 1 inov8/DEBRISOC38
アンダーシャツ 1 finetrack/フラッドラッシュパワーメッシュ ノースリーブ
Tシャツ 1 haglofs
ショーツ 1 TNF/スワローテイルショーツ
ハーフタイツ 1 c3fit/インパクトハーフタイツ
パフォーマンスゲイター 1 c3fit
サングラス 1 オークリー/Racing Jacket
グローブ 1
シェル haglofs/シールドジャケット
パワージェル 7 PowerBer/梅味
パワージェルブラスト 2 PowerBer
ピットインリキッド 1 ザバス/梅味
VESPAハイパー 3
VESPAプロ 1
柿の種 1 亀田/わさび
塩熱サプリ 1 ミドリ安全
電解フィルムサプリメント 1 エンライテン
アクエリアス 1 1.5l
ソルティライチ 1 500ml
どこでもアイスノン冷水スカーフ 1 白元
ポカリスエット 1 粉末タイプ(1l用)
ムサシ・リプニッシュ 1 粉末タイプ(500ml用)
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感想
今期の目標レース 北丹沢12時間山岳耐久レースに参加してきました。
■前日泊
初参加の私は、第2部の午前7時スタートです。朝早いので、会場である青根キャンプ場に前日入りしてテント泊です。
前日の午後15時過ぎに現地に到着。キャンプ場は、すでに満杯で、かろうじてスタート地点のすぐ近くにテントを設営することができました。
■スタート直前
次の日は、午前4時30分起床。すでに参加者の車が駐車場に続々と入りつつありました。
前日泊したので、余裕をもって、朝食やトイレを済ますことができ、スタート時間までゆっくりと過ごします。第1部のスタートは、6時半。こちらは、エリートランナーなど上位ランナーが含まれています。
天気は、晴れ、気温も上がってきており、過酷なレースになることを予感させます。徐々に自分も緊張してきました。脱水症状にならないために、水分をとっているせいか、トイレに行くこと数回。落ち着きません。
■第2部スタート
第1部がスタート後、いよいよ第2部スタートです。スタート15分前に配置完了、一人なので、時間がすぎるのが遅く感じられ、緊張します。
ふと見ると、トレラン仲間のKoさんがいたのて、あいさつがてら、話をしてスタート時間まで待ちます。おかげで、緊張がほぐれてきました。
午前7時、第2部のスタートです。エリートランナーがいる第1部に比べると、気持ちゆったりしています。
序盤のロードは、緩やかな上り。無理せず、Koさんについていきます。約2kmほど走って、トレイルの入口へ。渋滞は思ったほどの規模ではありません。傾斜も想定内でした。
■コース序盤
ここで、トレラン仲間のKuさんと偶然遭遇。しばらく、トレイル談義などしながら、進みました。
一山越して、下り基調、道も広くなり、いよいよロードが近くなってきたので、選手は次々と速度を上げていきます。ここで、Kuさんとは、お別れ、自分はマイペースで約11km地点の立石建設を目指します。
道中、ふと前方を見ると、片手に大きな物体を持った人が、走っています。変わったランナーがいるなぁと思い、近づくと、雑誌"RUN+TRAIL"の方が、一眼カメラを片手に持って走っていました。取材でしょうか? ご苦労様です。
■県境尾根分岐
ロードを延々と走って、やっとエイドのある立石建設に到着。ここでは、水がありました。熱中症対策で、水を頭からかけてくれます。これが気持ちよく、火照った体を冷やしてくれます。気分もリフレッシュ。第一の難関、鐘撞山への急登に挑みます。ここで、補給食のベスパハイパー(1個目)を投入します。
ここの上りは、シングルトラックなので、選手は一列になって進みます。たまにペースの遅いランナーがボトムネックになっている場合がありましたが、抜ける場所で、抜かせてもらいながら、徐々に進んで行きます。
鐘撞山までは、列の速度がいい自分に合うペースで進んでくれたため、余裕をもって進めましたが、県境尾根分岐が近づくにつれ、より傾斜が増してきたので、渋滞がひどくなりました。たびたび停止する場面もありまいした。
この区間は、一部、登るのにロープが設置されていたり、岩場があったりと、安全を確保しながら進むので、大変でした。
やっと登りきると今度は下りです。初めての大きな下りなので、選手たちは、スピードを上げて下って行きます。ここで、私も調子に乗って、飛ばしてしまったがゆえに、第1関門に到着する頃には、ふくらはぎに疲労が溜まってしまいました。
■第1関門(神ノ川ヒュッテ)〜日陰沢源頭
神ノ川ヒュッテに到着。 初めての大規模なエイドなので、水、バナナ、キュウリ、塩などの補給食があります。また、減ったボトルの水を補給しました。ハイドレーションの水は、温存します。
ここでは、トイレに寄っただけで、それほど休まず、先を急ぎました。
ここから先は、日陰沢までは、林道になっていますが、走っている人は、ほとんどいません。
一山超えて、下りでふくらはぎの筋肉が疲労したせいか、上りではバテバテです。後続選手のプレッシャーを受け、女子選手にも容赦なく抜かれました。でも、マイペースを堅持。我慢我慢です。
日陰沢源頭直前の登山道の分岐点では、ルート案内なのか、役員の方が、応援をしてくれていました。こういう辛いときは、応援の力は絶大です。
■日陰沢源頭〜第2関門(神ノ川園地)
日陰沢源頭まで登りきり、後は、第2関門に向け、下り基調の林道ランです。
この辺になると、人もまばらで、後続選手のプレッシャーもなく、気ままに進めます。また、随所に丹沢の山々がみえ、爽快な気持ちになれます。そのときは、眼前に見える山々が、これから登るであろう姫次とは思いもよりませんでした。
それにしても、急登→下り基調の林道×2回、最後に姫次の登り→あとはゴールまで下りのみ、よく考えられたコースだなぁなんて思いながら、淡々と走ります。
それほど、苦もなく進んだつもりですが、下りなのに関わらず、随所に歩いている人が、徐々に見受けられます。この林道で、爆走する救護車両を2台見ました。この林道は日陰がないので、途中で動けなくなった人がいたのかもしれません。
■第2関門(神ノ川園地)
第2関門には、12時前に到着。制限時間の約1時間前、無事関門に引っかからず、通過しました。
エイドでは、パワージェルをフラスクに移したり、ボトルへの水補給→ムサシリプニッシュを溶かすなど、姫次への登りの準備をしました。
ここまで、電解質フィルムサプリメント エンライテンを口内に計4枚貼付し、適時、塩熱サプリを服用しながら来たので、痙攣や熱中症にはならず無事来れました。
後は、ラスボスの姫次攻略です。1ピーク1ベスパ、ベスパハイパー2本目投入です。
■風ノ巻頭の急登
しかし、意気込んでみたものの、姫次への登り、序盤の風ノ巻頭までの急登がとても辛かったこと…。
まさに牛歩戦術のごとき、進み具合で登りましたが、気力だけは失せていなかったので、何とか登り来てたのかも。
この区間は、序盤の鐘撞山などの登りに比べると、周りの人たちは、みんなゾンビのような歩みに見え、所々で座り込む選手も数多く、これまで参加したトレイルレースに比べると明らかに過酷だということを感じました。
■袖平山の私設コーラエイド
急登を登り終え、風ノ巻頭に達すると標高1077m、本レースの最高峰姫次(1433m)までは、約400m弱、若干傾斜が緩やかになった気がしますが、それでも、登りは登り、大変です。
すると、噂の袖平山の私設コーラエイドの声が遠くから聞こえてきました。この声に励まされ、袖平山を目指しました。山の頂上でのコーラ、生き返りました。毎年、私設でやっているようですが、ほんとありがたいことです。麦酒倶楽部のみなさんには、この場をお借りして感謝したいと思います。
■姫次
袖平山までくれば、姫次はすぐ目の前。10分弱で姫次へ到着。ここでも公設の給水がありますが、1人1杯までです。こちらは、神奈川大学山岳部のみなさんの歩荷のおかげで、開設されているようです。
係員の方から、あとは、ほんとにゴールまで下りとの話を聞き、安心します。
■姫次からの極上の下り
さあ、ここからは、ゴールまでご褒美ゾーンの下りです。ここまで、脚の温存してきた甲斐がありました。
特に姫次から約2kmは、傾斜も緩やかで、存分に下りのスピード感を味わいました。ここが、本コースで一番楽しかったです。ホント、トレラン最高と思えるコースでした。
黍殻山(きびがらやま)から先は、下りの傾斜も急になり、ほぼ数珠つなぎで、5〜6人の集団の最後尾に位置し、スピードがでないよう制動をかけたため、大腿四頭筋の疲労や若干の足裏に靴ずれが生じましたが、何とか下まで持ちこたえることができました。
集団の先頭の選手が疲れるたびに、一人抜け、二人抜けと、最終的に集団は私を含め4人になっていました。
アスファルトの舗装路が見えたときは、ホッとしました。姫次からの下りの9kmなんて、あっと言う間と思っていましたが、意外や意外、長かったです。
■ゴールへ
姫次から下山して、平丸に到着。残り1km弱。ここでは、給水所というか、ほぼ水浴び場と化していましたが、一杯水を頭にかけて、先を急ぎます。
脚はまだ残っているので、あとロードで1kmは、嫌だなぁと思いながら、進むと途中からトレイルに入るではありませんか。このまま、ゴールまでトレイルを下る趣向のようです。後は惰性にまかせて、走るだけなので、楽しいことこの上もありません。
ハセツネ30kmでも、そうでしたが、ゴールの直前まで下り基調のコースはやっぱりいいですね。ゴールをくぐるまで、ホント楽しかったです。
■酷暑のレース
ゴール後、しばらくすると、救急車が会場に来ていました。この日の最高気温35℃の酷暑。3台くらい救急車が来たようです。そのうち一件は、熱中症になり、沢に落ちた選手がいたようです。
今思えば、装備を万全にして行ったおかげで、今回、無事に下山することができましたが、一歩間違えば、自分も、そのような状況になるかもしれないというを考えると、少しぞっとしました。
やはり、無理な計画はしない、遭難しないことを心掛け、今後も山に行きたいと思いました。
参加賞
Tシャツ、パワージェルブラスト、カロリーメイト、入浴券、アミノバリュー、うどん
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