針ノ木岳 登り楽しく滑りは。。。
- GPS
- 06:17
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,442m
- 下り
- 1,479m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山口〜最終堰堤】 ・シートラで登山道をテクテク。 ・1550辺りの九十九折れはショートカット。その先で雪が出るがツボで。 【最終堰堤〜マヤクボ沢出合】 ・最終堰堤を越えたらスキーへ換装。 ・1800くらいからデブリ帯。ボコボコで歩きにくいがクトー無しで出合まで。 【マヤクボ沢出合〜2540】 ・出合でクトー装着。2400くらいまで直登、2540まではジグる。 【2540〜針ノ木岳】 ・2540大岩から最低コル直下辺りまでトラバース気味に。上部からのスラフ警戒。 ・ジグりながら最低コルに乗り上げる。 ・山頂直下急斜面下でスキーを担ぐ。急斜面はツボで登れる。 ・山頂少し手前で雪が切れる。 【滑走】 ・山頂少し下でスキーに換装。 ・直下急斜面を右側から回り込んでコルまで滑る。 ・山頂直下はスラフがカールの下部まで流れることが多いので下部監視のうえ行動。 ・デブリ帯は右岸斜面をトラバース滑走。 ・最終堰堤あたりで滑走をやめた方が無難。その先は藪スキー。 ・1550までスキー滑走(最後は滑走していないが)。 |
写真
感想
急遽、休日出勤が無くなったので針ノ木岳へ。
1時30分に無料駐車場に到着し車中泊。駐車場は6割位埋まっていた。
5時30分に起きてサンドウィッチをパクついて元気よくシートラでスタート。
登山道をテクテクするが、出だしの藪にスキーが引っ掛かるのが毎度煩わしい。九十九折れをショートカットすると雪が繋がっているように見えるが、もう少し担ごう。案の定、雪はあるがシール登行にはむかない。でも帰りは滑って降りられそうだ。
最終堰堤を過ぎると皆スキーへ換装していた。
自分も日焼け止めを塗りスキーへ換装しシール登行スタート。先を見ると15名くらいが登行している。
風も殆どなく暑い。振り向くと爺ヶ岳が見える。
暫く進むとデブリの末端が現れ、雪面がボコボコで歩き難い。先行しているスキーヤーはクトーを装着しているようだ。右岸の斜面には延々と続くトラバースラインがあるので帰りはそこを滑る事になるのか。。。斜度が増してくるとクサレ雪でシールのグリップが悪く、水を吸ったシールが重い。マヤクボ出合でゆっくりとエネ補給をしたらクトーを装着してマヤクボ沢に取付く。例年マヤクボ沢の急斜面は足が止まったり、痙攣したりといい思い出が無い。今日は2400くらいまで直登、2500まではジグりながら足が止まる事もなく登れた。
2500の岩で休憩しているとマヤクボのコルから雪崩のようなスラフが流れてきた。カールのクライマーズライトの急斜面側だったので登行者はいなかったのは良かったが、末端はトラバースラインまで流れてきたので安心はできない。
今日は初めてマヤクボカールもスキーのまま登る。途中まで登ると今度は山頂ルンゼ方面で滑っていたボーダーのデロデロスラフが流れている。去年のレコにも書いたが、針ノ木山頂直下付近を落とすルンゼとその周辺は大量のスラフが流れる。下方の登行者等を警戒しながら落とさないといけない。
カールの雪質も腐れ雪でクトーを付けていてもズリズリする。慎重に進んで行きコルに乗り上げ、稜線を山頂直下急斜面手前まで行く。最後は担いで急斜面を登る。雪は緩んでいるのでアイゼンを付けるまでもなく先行者のステップを利用してツボで登って行く。山頂手前で少々雪は切れるが。。。
針ノ木岳登頂〜。
風もなく穏やかな山頂です。白馬、剱・立山、裏銀、槍穂も良く見える。写真をパシャパシャしたらマヤクボ沢にガスが出てきそうなので帰ろう。
急斜面手前の雪付きでスキーに換装する。スキーにワックスを十分塗り込んだら、先ずは山頂直下を右側に回り込みコルまで戻る。少々スラフが流れた。針ノ木峠寄りを落そうと思ったが、下方に登行者が2名いたのでスキーヤーズレフトまで戻りスラフで綺麗になった所を滑ろう。
GO〜。
雪おもっ。。。クサレ雪はスラフとして落ち切ったと思ったがダメ雪だ〜。カールの底からマヤクボ沢方面にトラバースして行くが完全なストップスノー。マヤクボ沢の急斜面もクサレ雪。斜度があるので滑走はそれなりに楽しめた。下部は針ノ木峠寄りにトラバースして行き斜度のある所を滑って行くが。。。何度も言いますクサレ雪です。適当にターンをしてデブリ帯になったら右岸の斜面をトラバースしながら滑って行く完全な消化試合。
最終堰堤まで滑ったらカニで堰堤の端を越え、そこからは物好きなスキーヤーは藪滑走をする(先行者ペアも物好きですね)のです。先行者は九十九折れ手前で滑走終了。自分は九十九折れ下部までスキーで行ったが1550で藪に阻まれ万事休す。まぁその先は直ぐに雪切れだけどね。
ドロドロのスキーを担ぎ登山道テクテク。大きく手を振って歩く。あれ?手を振る?ウィペットは?やばっ。。。ツボに換装した際にウィペットを置いてきちゃった。ザックを降ろしてウィペットを回収しに行く。気を取り直してあらためてテクテクして鳴沢出合下部の橋の袂から沢に降りてスキーを洗う。あとは登山口まで下り駐車場まで降りたら無事下山。
針ノ木岳方面にはガスが大分出てきている。これから雨が降るのだろう。駐車場で道具を干しながら最近定番のカップラをくう。明日以降は雨マークが続いているので来週の日曜日はスキーに行けるか微妙だ。針ノ木雪渓、白馬大雪渓もデブリだらけ。板納の儀はどこで行うか悩む。
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