【八ヶ岳横断】富士見峠-御小屋尾根-阿弥陀岳-赤岳-県界尾根-鉄道最高地点


- GPS
- 13:36
- 距離
- 31.9km
- 登り
- 2,178m
- 下り
- 1,796m
コースタイム
14:20 富士見駅
14:30 富士見峠
14:50 分水牧場
15:18 "三の沢"三角点
16:04 海洋センター
17:33 別荘の小径との合流点
17:52 舟山十字路
[b]【2日目】[/b]
03:45 舟山十字路
04:49 御小屋山
05:29 不動清水(10分休憩)
07:07 阿弥陀岳(10分休憩)
07:38 中岳のコル
07:48 中岳
08:25 赤岳(15分休憩)
10:02 大天狗
10:27 大ナギ頂
10:36 小天狗(10分休憩)
11:17 防火線の頭(5分休憩)
11:35 登山口
12:42 鉄道最高地点
天候 | 7/7 ![]() 7/8 ![]() ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:野辺山→小淵沢→高尾 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目の多くは農道歩き 立場大橋付近から丸山地区別荘地からの道と合流点まで道標のない轍状の道 舗装路を多いものの、一部は未舗装で分かりにくいところは少ない 2日目は全て一般登山道 阿弥陀岳や赤岳山頂直下は岩場 県界尾根もクサリとハシゴの連続 水場情報 阿弥陀聖水:舟山十字路から徒歩5分(水量は豊富) 不動清水:登山道から徒歩2分(水量は水汲みには十分な量) |
写真
感想
八ヶ岳を麓から歩いて登りたいと思ったので、今回は中央本線の富士見駅から歩いてみました。
[b]【1日目】[/b]
予定が色々と変わったために富士見駅に着いたのは午後2時になりました。
駅からスタート地点?の富士見峠へ向かいました。
峠は国道20号にあるので交通量は多かったです。
峠から北東の八ヶ岳方面へと進みました。
しばらく舗装路だったのでランニングシューズで歩きました。
この日は天候もよく、炎天下の舗装路はなかなかシンドかったです。
分水牧場を過ぎたところで中央自動車道をくぐりました。
1069.3三角点経由で立沢の集落にある目抜き通りを通りました。
道中には古そうな神社や馬頭観音などがありましたが、
通りすがりの住民に聞いたところ、詳しいことはわからないと言われてしまいました。
1151.6三角点も立ち寄ろうかと思いましたが、三角点のある道を外してしまったので確認しませんでした。
貯水池脇にも1234.5三角点があるはずでしたが見つけられませんでした。
そのまま舗装路を進み、突き当たったところから山道となりました。
ここで山靴に履き替えて進むことにしました。
道はスネ丈の笹が生えていて、轍を辿るような感じでした。
右手には時折、留山(止山)という看板があり、無断立入の場合は罰金50万円と書かれていました。
周囲は赤松林だったので余程いい物が採れるのかもしれません?
ダラダラと歩いて行くと再び舗装路と合流しました。
合流地点には"八ヶ岳森の小径"の標識がありました。
調べてみると原町が企画したものらしく、色々と情報が出ていました。
http://www.vill.hara.nagano.jp/www/info/detail3.jsp?id=2834&pan=null
舗装路ではイタチかテンのような体形の黄色い動物が横断しているのを見ましたが、すばしっこくカメラに収めることはできませんでした。
舟山十字路から少し歩いたところにある水場、阿弥陀聖水で水を補給しました。
舟山十字路まで戻り、その近辺で幕営しました。
夜は雨が降ったものの、眠りを妨げられるようなことはありませんでした。
[b]【2日目】[/b]
日の出前に出発しましたが、道筋は明瞭だったので特に問題ありませんでした。
御小屋山に到着したころで空が明るくなりだしました。
時折木々がまばらになり、後ろを振り返ると八ヶ岳の裾野が見えるようになってきました。
不動清水に立ち寄り、新しい水と換えました。
ここからの道筋は徐々に傾斜がキツくなりました。
標高が2500mを超えると森林限界を超え、周囲はハイマツとなりました。
高度を上げていくにつれてガスの中に入ってしまいましたが
ガスの切れ間からは南アルプスの鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳
中央アルプスや木曽御嶽山などを見ることが出来ました。
途中、新しく付けられた道を外してしまい、直登ルートで上がってしまいましたが、特に問題はありませんでした。
阿弥陀岳に到着するとガスガスでしたが、休憩をとっていると富士山と南アルプスの峰々が
ガスの切れ目から少しの間だけ顔を出してくれました。
岩場の道を下り、中岳のコルを通過しました。
この辺りは北からの風が強かったです。
中岳の頂上ではガスがだいぶ少なくなり、富士山を安定的に眺めることが出来ました。
ここでは休憩をとらずにそのまま赤岳へと登りました。
この日は平日だったこともあるのか分かりませんが、さほど登山者も多くなく、
岩場も渋滞していませんでした。
赤岳の山頂で休憩をとり、頂上小屋で阿弥陀岳のバッチを買いました。
小屋からは県界尾根への標識があったので、それを目安にくだりました。
序盤からクサリやハシゴの連続でした。
途中、クサリに頼らざる負えない箇所もあり、なかなか面白かったです。
鎖場が終わったあたりで一回休憩をとりました。
休憩した場所は展望がよく、富士山周辺の山域や、奥秩父から西上州方面の山を望むことができました。
大天狗は通過し、小天狗でも休憩をとりました。
ここから防火線の頭までは笹ヤブがありましたが、こまめにリボンが付けてありました。
防火線の頭は薄暗く展望の無いピークでしたが、さらに下っていくと
その名の通り防火線があり、それに沿って下っていくかたちでした。
登山口からは砂利道で、八ヶ岳牧場の中の道でした。
ここでランニングシューズに履き替えました。
途中から舗装路となり、振り返ると雲のとれた八ヶ岳が見えました。
山がよく見える代わりに、暑さに耐えながら鉄道最高地点まで歩きました。
ここからは野辺山駅まで歩き、小淵沢経由で帰京しました。
[b]【まとめ】[/b]
今回の山行で奥秩父の最西端から八ヶ岳を接続できました。
赤岳は10年前に初めて登り、昨年も登りましたが、
やっぱりいい山だな〜と思わせてくれる山でした。
御小屋尾根は長大なので登りで使う登山者は少ないということでしたが、
単調な登りということもなく個人的には楽しめました。
舟山十字路から阿弥陀岳まで休憩込みで3時間20分で登ってしまいましたが、
地図のコースタイムでは5時間になっていました。
今回は早朝で気温が低く、体力を削られずに済んだお陰かもしれません。
下りの県界尾根は傾斜のキツイところにクサリが設置されているので、なかなかスリリングな下りでした。
テント泊装備でくだるようなルートではなかったような気がします。
総合的に見ると自分の技量にあったコース取りで、樹林帯も奥秩父に似た雰囲気だったので楽しめました。
今回つながった奥秩父最西端への縦走の記録も合わせて読むと面白いかもしれません
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-248070.html
コメント
この記録に関連する登山ルート
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涼しいというレベルではないでしょうが、酷暑日の東京で読むとうらやましい。
阿弥陀岳は単独で登ることは少ないでしょうね。縦走する人も赤岳まで来て安心して権現とかに行ってしまうでしょう。
赤岳から見た阿弥陀岳はハイマツの緑がきれいでなかなか好きですね。
県界尾根上部から見た62番は、カシミール3Dで確認したところ、左から赤久縄山、その奥の双耳峰が西御荷鉾山と東御荷鉾山、右の斜面は御座山ですね。
山の上は涼しかったです〜
双耳峰は御荷鉾山なんですね
調べていただきありがとうございます!
調べてみたら御荷鉾山ってミカボって読むんですね
それから以前、オススメしてくださった赤久縄山の近くの山なんですね。
そそられる山なので涼しくなったら登ってみようかな?と思います。
私は、富士見町の分水牧場の近くに住むものです。
富士見駅から、富士見峠、分水牧場、立沢、海洋センター、よく見る光景です(この辺、散歩がてら自転車でうろつく場所です)。
富士見駅から船山十字まで徒歩で行ったのですね! 3時間半ですか。お疲れさま。
八ヶ岳、楽しめたようでなによりです。
いいところに住んでらっしゃいますね
富士見峠から舟山十字路まで交通量も少なく、快適に歩けました!
山とは関係ないことなのですが、海洋センターと言うのはマグロなどの海の生き物の養殖をしているのでしょうか?
ちょっと気になったもので…
私も、なぜ、あそこが海洋センターなのかはわかりません。ただ、これは田んぼ用の溜池というのが、メインの目的です。立場川から水を引き込み貯め、このため池から用水路がでているのは、一度確認しました。私は用水路マニアなので。この辺、森に隠れていますが、このような溜池がいくつもあります。昔、この溜池を使い、魚を放流して釣りをしたり、ボードでも出したのかもしれません。
田んぼ用の溜池でしたか。
魚の放流はありそうですね。
回答して頂きありがとうございました!
はじめましてCCR-54と申します。
八ヶ岳横断楽しそうですね、参考にさせて頂きます!
実はGipfelさんの11月23〜25日山行、小川山〜信州峠〜飯盛山もかなり参考にさせて頂きました。この辺りは情報も少なく大変参考になりました。
結局、小川山〜信州峠間は当日天気も悪かったので松平林道を通ってしまったんですけどね(笑)
いずれは小川山〜信州峠も県境尾根通しで行ってみたいと思っています。
八ヶ岳横断、お疲れ様でした!
山越えするのはとても楽しいです!
今回は高原あり、樹林帯あり、岩場ありで楽しかったです!
私の山行記録を参考にしていただきありがとうございます。
これからもユニークな?山歩きをしていこうと思います
関係ないことなのですがCCR-54のアイコンインパクトありますね
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