北岳(肩ノ小屋・テン泊)
- GPS
- 30:40
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,896m
- 下り
- 1,892m
コースタイム
6:15広河原 - 7:00白根御池分岐 - 8:45白根御池小屋9:10 - 10:55草すべり分岐 - 11:15小太郎尾根分岐 - 11:45北岳肩ノ小屋(テント泊)
【2日目】
7:50北岳肩ノ小屋 - 8:30北岳山頂 - 8:55吊尾根分岐 - <少しトラバース道へ寄り道> - 9:45八本歯のコル - 10:10大樺沢雪渓 - 11:10二俣 - 12:30白根御池分岐 - 12:45広河原
天候 | 1日目:曇り〜ガス・雨・強風 2日目:ガス・雨・強風〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
・乗合タクシーの始発は5:30頃だが、4:30の時点で既に列が出来ていた。 ・下山時にはかなり下の駐車場まで車が一杯になっていた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■コース状況 【広河原〜白根御池小屋〜小太郎尾根分岐〜北岳肩ノ小屋】 ・危険個所なし ・1か所のみ残雪を歩く場所があるがアイゼン不要。 ・この日はガスと強風の中を稜線歩き。 【北岳肩ノ小屋】 ・肩ノ小屋の下にある水場はまだ雪の中で使えないため水は購入する必要がある。 ・テン場は11:45の時点で5張ほどだったが、夕方にはほぼ一杯になった。 ・テン場も終始ガスと雨と強風だったが、大きい石がたくさんあるのでテントは固定しやすい。 【北岳肩ノ小屋〜北岳山頂〜吊尾根分岐〜八本歯のコル】 ・危険個所なし。 ・稜線は相変わらずガスと雨と強風で、体感温度はかなり低いので低体温症などに注意。 【八本歯のコル〜大樺沢〜二俣】 ・八本歯のコル〜大樺沢は岩や木の梯子が多く濡れていると滑りやすいので注意。 ・大樺沢からは雪渓歩きだが、雪がそこそこ固いためアイゼンはあった方がいい。(白馬大雪渓を歩く感じ) 【二俣〜広河原】 ・危険個所なし。 ・夏道を歩くが、所々沢を渡渉する箇所がある。 ■ドコモ電波状況 ・白根御池小屋 ・・・ × ・北岳肩ノ小屋 ・・・ ○ ■芦安−広河原間の乗合タクシー ・片道1100円。 ・時刻表はあってないようなもの。 |
写真
感想
一度はキタダケソウを生で見てみたい、ということで今週は北岳に行くことにした。
天気予報もそこそこ良さそうだったので、ここはのんびりテン泊することに。
【1日目】
前日のうちに石川から山梨に向かい、八ヶ岳PAでいつものように車中泊。
少し早すぎかな、と思いつつ朝4:30前には芦安駐車場に着いてしまった。
なんと既に乗合タクシーが待っていて、列までついているではないか。
・・・早起きしてよかった。
しかし、それから出発までの待ち時間が長く、結局5:30になってようやく出発。
結局南アルプス林道のゲート待ちだったらしい。
今回は広河原から白根御池小屋、草すべり経由で肩ノ小屋を目指すことにした。
途中、見慣れない葉っぱが目に入る。
大きめの葉の表面に鋭いトゲが。
後で調べたら「ハリブキ」という植物だということがわかったが、この時はよくわからなかったので「トゲトゲソウ」と勝手に名付けていた。
後にも先にもこの場所でしか見ることができなかったので、ある意味キタダケソウより貴重かもしれない?
白根御池小屋では南アルプスの天然水(飲み放題)をいただきつつ白桃ソフトクリーム(500円)を食べる。
体を動かした後のソフトクリームは本当にうまい。
すっかりリフレッシュして、草すべりへと向かう。
小太郎尾根分岐まで行くと、稜線はガスで覆われ、風も強く重い荷物で体があおられる。
それでも何とか肩ノ小屋に着くと、雨が降る前にテントを設営する。
大事な帽子が飛んでしまいそうなくらい強い風が吹きつけていた。
元々天気がよかったら間ノ岳方面に足を伸ばそうと思っていたが、さっさと断念し、昼食にラーメンを食べた後テントの中でゆっくり過ごすことにした。
あわよくば夕焼けでも・・・と期待していたが、その思いはあっさり裏切られ夜中まで天気は回復することはなかった。
【2日目】
朝3時に起きて外の様子を確認する。
・・・全く天気は回復していない。
相変わらずのガスと雨と風。
ご来光が望めないとわかるとすかさず二度寝(笑)
次に起きた時には5時を過ぎていた。
そこから朝食を採り、テント撤収。
雨が止んでいたのがせめてもの救いだった。
肩ノ小屋の脇にキタダケソウがあることを知り、少し手抜きだが素直に喜んで写真撮影する(笑)
そして、そのまま北岳山頂へと向かう。
風雨は更に強まり行く手を阻んでいるようだ。
山頂に到着するも眺望は全くなく、さっさと八本歯方面に下山する。
眺望がない代わりといってはなんだが、ハクサンイチゲの大群落はすばらしかった。
八本歯のコルに向かう途中、キタダケソウを探しに少しだけトラバースルートへ寄り道。
残念ながらキタダケソウは見つけられなかったが、ここでもハクサンイチゲの大群落を見ることができた。
八本歯のコルから大樺沢までは濡れた岩と木の梯子に滑らないように注意しながら降りていく。
大樺沢に着くと白馬大雪渓にも劣らない規模の雪渓が待っていた。
久しぶりにアイゼンを装着し下山開始。
もう少し時期が早ければスキーで楽しめるかも・・などと妄想しながら足早に下る。
その頃にはガスも晴れ、鳳凰三山も見えてきていた。
二俣からは再度夏道を歩く。
沢を渡渉する箇所が数か所あるが、連日の雨の影響か水量は多かった。
広河原まで下山し、行きと同じく乗合タクシーで芦安まで戻る。
天気は予想に反して悪かったが、キタダケソウも見れたしテン泊も楽しめたのでよしとしよう。
今度は仙丈ヶ岳〜両俣経由で北岳リベンジしたいと思う。
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