上山・南天山でアリジゴクに嵌る
- GPS
- 06:43
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,557m
- 下り
- 1,558m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
埼玉の山、南天山に行ってみた・・・みた。。。
バイクを停めたのは彩の国ふれあいの森駐車場。すごく立派な駐車場で、万一混むといけないから奥の方のスペース外に停めておく。
取付きは、大岩隧道脇から4月にタカウツ山から降りてきた尾根を登って行く。
最初の方は、直登がちょっと辛い位の急坂で、時々岩ゴロという感じで、古い杉林の脇尾根。
最後の方は、巻いて行く大岩が2カ所ほど、他の所も岩場的な所が増えてくる。
尾根上に出てから上山までは、大きなワイヤーが巻かれている所などが有り、行き先に困るほどではないが岩場が多い。
上山:境界線らしい古い石の杭が有るだけ。枝間からは、そこそこの眺めが見れそうだが今日は真っ白。
上山からの降りはちょっと迷うが、ワイヤー束の置いて有った木の無い岩ゴロな方を少し下ると、行くべき尾根が見えてくる。
上山からは岩場的な尾根のアップダウンという感じ。
で、直登が無理そうな巨大な岩場に行き当たる。
ここで、選択したのが東側に廻り込む。これが失敗の元だった。更に言うと、少しでも楽に廻り込もうとして降り過ぎたのが間違いだった。
降り過ぎたために尾根に戻るのが難しくなり、横に進むと谷っぽくなっている方に出てしまう。谷っぽくなっている所は超巨大な一枚岩のすり鉢と言うか滑り台のようになっており、更に今日は湿っぽく滑りやすいことも有り、ちょっとでも油断すると何十mも滑落して行きそうなので、上にも横にも進めずジリジリと落ち込んでいく。
まるでアリジゴクに落ち込んだアリのような状態。
最初の方は薄く土を被っていて気付かなかったけれど、ヤバい所だと気付いた時には既に嵌り込んだ後。
こんな、谷全体が一枚岩のすり鉢状の急坂になっている所は見たこと無い。
何とか引っ掛かりを見つけて横に進み、谷向こうにしがみつく。
ここで、木の根のたまり場で昼食をとり落ち着きを取り戻す。
下を見ると超急坂は延々と下に続くように見えて、廻り込むという考えは無理そうだし、もう必要十分なくらい廻り込んでいるはずなので、恐ろしい程の急坂だが登り切るしかないと決断し、足場と掴み所を探しながらジリジリと登り返して行く。
尾根上の境界線のお印が見えた時は、正直ホッとした。アリジゴクからの脱出成功。
この後、南天山までも岩場が連続する所が有ったり、普通だったら十分厳しい所なんだけど、さっきの地獄を体験した後なので感覚がマヒしていて、あまり印象に無い。
行ってみたら降りられずに、巻き直した大岩が有ったことは覚えているけれど。
何はともあれ、南天山に到着。ここでも、「通行止」の向こうから来てしまった。
南天山:大きな木の杭のようなお印。根元が岩で固められているところは高山の岩山みたいで宜しい。眺めは良さそうだけれど、ここでも今日は真っ白。
降りは尾根コースから。山肌をジグザグ降りて行く。
沢まで降りて沢コースと合流してからは、沢を何回も横切りながら。
滝のようになってる所や、滑り台みたいに流れ落ちる所など、沢沿いをユックリ散策するのも良さげだった。
登山口まで降りてきたら、あとは砂利道と舗装路を暫く戻ったらオシマイ。
時間が有ったら「たつまの吊橋」からのハイキングコースに寄ってみようかと思っていたが、アリジゴクに落ちて時間が押したので、また今度。
昼食をとっている時に、少し離れた所からガサゴソ枯れ葉を踏む音が聞こえて、逃げ場が無いのでちょっとビビったが、特に何事も無かった。(クマっぽい気がした)
キビシイ歩きが楽しめ過ぎて、ヒーヒー・・・ヒーヒー。。。
コメント
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初めまして。mame302と申します。
いつも楽しくレコを拝見させてもらってます。ありがとうございます。
写真13の岩場、自分は直登しましたが先は崖になってて降りられず、結局、鞍部まで戻りました。鞍部から岩場の左側を回り込んで何とか通過(もう少し下側を巻いた方が安全だった)しましたが、いやぁ〜、右側に行かなくてホント良かった ログの乱れ具合を見ても蟻地獄の大変さが想像され、ご無事で何よりでした。 と言いつつ、ついニヤニヤして見てしまいましたが・・・、すみません
これからのレコも楽しみにしていますが、お互い、とにかく無理せず、安全第一で
いつも拍手をありがとうございます。日記代わりに書いてるもので、訪問者はあまり気にしていませんが、励みになります。
あの岩場では、少し下がり過ぎたばかりに引っ掛かりの少ない大きな岩谷に嵌ってしまって、向こう側に這い上がって昼食とるまでは久しぶりにマジにヤバイ感じでした。
いつもはウヮーと思った時は安全第一で引き返すのですが、そうもいかなかったもので。
後で地図とかをよくよく見ると、左に下がった方が斜度が緩やかで過ごし易かったみたいですね。
これからも、安全第一で逃げ腰のChallengerで行きたいと思います
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